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東スレ避難所 part9
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無限メタ構造と宙吊り美学の限界 ――C・ノーラン『インセプション』 藤田直哉1世
http://www.flowerwild.net/2010/08/2010-08-10_150239.php
以上確認したように、彼が祝福された、すなわち作家性と観客の志向が一致した幸福な状態にて映画制作を行うことができたのは、
9・11によってである。だが、それは本来、祝福されてはいけないものである。不吉なものによって祝福されてしまったという
両義性が彼には存在する。そしてその作家性の底にあるトラウマの露呈という形で「第五層」を見るならば、そこにある倒壊した
ビルの群は、むしろコブのトラウマというよりは、ノーラン映画の基層にあるトラウマとしての9・11の光景を描いているように見える。
そう考えるならば、コブの悪夢的なトラウマは「列車」ではないのだ。(・・・)
コブにとってのトラウマは、本当は「列車」ではなく、筒状の、窓がたくさんあるものなのだ。つまり、「飛行機」と「ビル」である。
何度もそれが反復想起される。重力が狂い、回転するホテルの廊下もまたそうであろう。そこには崩壊と回転による混乱が生じている。
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