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上海雑伎団スレ【第六幕】

7NASA局長:2009/10/14(水) 06:27:33 ID:6qaLjB1YO
さて、ここからはDAZEww氏や>>988さんそれから観られた方に私なりの映画「空気人形」の考察を書いてみたいと思います。
これから観に行かれる方はかなりネタバレになりますから読まない方がいいと思われます。
まあ、この作品は、ネタバレして観ても美しさと感動にはあまり関係がないパワーをもっていますが‥


【空気人形NASA考察FILE】


http://imepita.jp/20091014/135730
ビニィル製の空っぽの身体、そこに宿った赤ん坊のように純粋無垢な心。
彼女の一挙手一投足は人形そのものなのに、他のどの登場人物より表情豊かなんです。
一見、孤独感に埋め尽くされたかのようなこの世界が、のぞみ(空気人形)のガラスのように大きな瞳には、いかに「キレイ」に見えていたんでしょうか?
幼子のように興味津々で、街中を歩くぎこちない仕草に始まって、恋にときめく笑顔、
初めての恥じらい、愛する人とともにいる喜び、悲哀、迷い、とまどい、切なさ‥とめまぐるしく変わる表情は、
まるで幼女〜少女、少女〜大人の女性へと成長する人生の縮図みたいですわ。


空気人形の“のぞみ”は、性欲処理の代用品のためだけにこの世界に生まれ、純一(ARATA)との恋が発展するにつれ
彼女は秀雄(板尾)のことをいとわしくなり、彼を避けるようになる。
が、それでもそこがのみの帰る場所であり、決定的な別れにはならないんです。
別れが決定的になるのは、秀雄が別の人形“もう一人ののぞみ”を連れて帰ってきたからです。
のぞみはそこで初めて自分が“代用品”であることに気づき、激しく傷つく。
彼女は秀雄に「元の人形に戻ってくれ」と言われショックを受けるが、それはある意味当然かもしれない。
なぜならそれは本来の空気人形の居場所だし、秀雄にとっての、のぞみは代用品としての空気人形だからです。
DAZEww氏が言ったように、別の側面から見ると、彼女は空気人形という器に産まれた、人間と変わらなぬ心をもっているんですわ。


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