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タルパについて語るスレ

712711:2013/07/03(水) 21:58:22 ID:GfFuOpJk0
↓はあるブログに書かれてるレヴィの書の抜粋。社会勉強だと思って読んでくれ
誰かの何かの参考になれば幸いだ


19世紀から20世紀初頭は多くの魔術大家がこぞって魔法の研究を世の中に
公開した期間である。その先駆けとなったフランスのエリファス・レヴィ
(本名:アルフォンス・ルイ)は、カバラの元老院からそれまで秘伝で
あったカバラおよび魔法について世の中に周知するため著書を書くよう
指示を受けた。以下は彼の「高等魔術の教理と祭儀(上)」184ページ
からの抜粋である。

*******************

1854年の春(レヴィ44歳)、家庭内のいざこざから逃れ、学問に、気を散らすことなく、
没頭せんがために、私はロンドンに赴いた。超自然界の啓示に興味をいだいている著名人
たちに宛てた紹介状を携えていた。しかしその中の幾人かと出会ってみた結果は、
すこぶる丁重な応待とは裏腹の無関心か、それとも単なる興味本位の地金を見せつけられる
だけに終わった。まるでペテン師でもあしらうみたいに、その場でいきなり私にむかって
奇跡を要求するのである。少々がっかりさせられた。正直言って、「魔術の儀式」を他人に
手ほどきしようなどという気持ちはさらさらなく、私自身としては、それに伴う幻覚と
疲労にたえず怯え続けていた。それにこうした儀式は高価で集めにくい材料を必要とする
ものである。そんな次第で私は深遠なカバラの研究に閉じこもり、イギリスの魔術研究家
たちのことはもはや気にもとめないでいた。

ところがある日のこと、宿舎へ戻ると、私宛ての一通の封書が目に入った。その封筒には
一枚の骨牌(カード)の斜めに切断した半分が収められており、カードの表面にはソロモン
の封印の徴が描かれ、そして鉛筆で次のような言葉を記した紙切れが同封されていた。
「明日、三時、ウェストミンスター寺院の前で、このカードのもう半分をお見せします」。
この奇妙な待合せへ私は出かけて行った。その場所には一台の馬車が止まっていた。私は、
さりげなく、カードの断片を手に入れていた。召使い風の一人の男が私に近づき、
手招きして、私のために馬車の扉を開いた。車中には一人の黒衣の婦人が居て、その帽子
はたいそう分厚いヴェールで蔽われていた。彼女は私が受け取っていたカードのもう半分
を私に示して、隣りの席へ坐るよう手招きするのだった。扉が閉まり、馬車は動き出した。
そして、婦人はヴェールをもたげたので、灰色の眉の下に極めて生き生きとした異様に鋭い
黒い眼をそなえた、かなりな年輩の人物と相対しているのがわかった。


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