北の国から　遊び人の金さん情報統合スレッド

256：ま：2003/09/28(日) 06:54: 政府、国政調整能力を喪失

　放射性廃棄物処理場をめぐる「扶安（プアン）郡事態」が２カ月間続いている中、ついに住民が郡守を集団で暴行するまでに事態が発展したのは、政府の放射性廃棄物事業全般に渡る対応と国政調整能力に深刻な問題があることを露呈していると指摘されている。

　政府は今年７月末、蝟（ウィ）島の住民に対する現金補償推進の約束を覆すなど、既に信頼を失っている上、先月下旬以降に行われた住民との対話の推進過程でも準備性や一貫性のない対応をしている。

　また、行政自治部は部処（日本の省庁にあたる）間の意見が整理されていない状態で、対話機構として「共同調査委員会」の構成を予め発表したかと思えば、国民対策委員会は対策委員会で特別交付税支援の中断など約束を守らなかったとしながら対話を破棄するなど、政府と住民の対話が空回りを続けている。

　大統領府と政府は９日、核廃棄物処理場を扶安郡・蝟島に建設するという計画に変化はないということを再確認する一方、前日、金宗奎（キム・ジョンギュ）扶安郡守への集団暴力に加担した関連者を全員探し出し、厳しく処罰することにした。

　しかし「核廃棄物処理場白紙化扶安郡民対策委員会」は「物理的摩擦が続いていることに対する責任は政府と扶安郡守にある」とし、集会を続ける方針を明らかにした。

　盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領はこの日、国務会議で「暴力は絶対に許されない」とし、「暴力に加担した者を徹底的に見つけ出し、厳重に処罰せよ」と指示した。盧大統領は「民主主義社会では様々な意見が尊重されなければならないが、暴力は許されない。対話と妥協を尊重することと、名分のない暴力は別のこと」とし、このように指示した。

　この日、崔圻文（チェ・キムン）警察庁長と共に扶安現地を訪れた金斗官（キム・ドゥグァン）行政部長官も、「一連の扶安デモは平和を偽った暴力デモ」とし、「忍耐強く柔軟に対応してきたが、これ以上放置することはできない」と話した。

　これを受け、郡民対策委員会は「盧武鉉（ノ・ムヒョン）政府が、これからも扶安（ブアン）郡民を力で押し込もうとすれば、扶安郡民は“決死抗戦”の決意で長期戦に備える」とし、「キャンドルデモなどの集会を予定通り行う」とした。

　ハンナラ党の金映宣（キム・ヨンソン）スポークスマンは「いかなる理由であれ、暴力行使は正当化できないが、事態がここに至るまで、治安を担当する主務長官の行政自治部長官はいったい何をしていたのか」とし、「治安不在の度を越して“無政府状況”にまで及んだ根本的な責任は、盧大統領と金斗官（キム・ドゥグァン）行政自治部長官など、執権勢力にある」と批判した。

　一方、金郡守は全北（チョンブク）大学病院から、右肋骨の骨折による肺損傷と鼻骨が折れるなどの重傷を負い、全治６週間の診断を受けた。

　同病院のク・ザホン胸部外科教授は「肺損傷による出血で、肋膜にチューブを差し入れて血を取り出しており、左目は眼球周辺の骨折などで開けられない状態」とし、「金郡守は精神的なショックを受け、脳神経外科の治療も併せて受けており、９日昼から食事を取っている」とした。

　ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/09/09/20030909000069.html

「扶安郡守暴力事態は盧大統領にも責任」

　扶安（プアン）を地域区とする新千年民主党（民主党）の鄭均桓（チョン・ギュンファン）総務は９日、扶安郡守への暴行事件に対し「誠に残念なこと」と遺憾の意を表し、「このような事態を根本的に防ぐためには、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領が扶安問題から手を引かねばならない」と主張した。

　鄭総務は「今回の激しい衝突は、盧大統領によって触発された側面もなくない」とし、「盧大統領が住民とは敵対関係にある一介の郡守に電話をかけ激励し、放射性廃棄物処理場の設置を強行する意向を何度も示すなど、扶安郡民を刺激した」とした。

　また、「今回の衝突は大統領と国民の感情対立が生んだものとも言える」とし、「扶安郡民の怒りを刺激し、さらなる不祥事が発生しないよう、盧大統領は扶安問題に絶対介入してはならない」と強く呼びかけた。

　ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/09/09/20030909000052.html

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