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悟空vsマジュニアif小説

1ムッチョさん:2020/10/24(土) 20:14:34
悟空vsマジュニアのif小説を皆さんで考えませんか?

一人で長い文章を考えるのも手間がかかるので、1投稿ごとに交代する感じで書けば気軽に出来ると思います。

文章の最後に※で交代。他に投稿する人がいなければ続けて同じ人が書いても良し。

51ムッチョさん:2020/11/27(金) 02:50:07
チチの悲鳴を聞き、倒れていた悟空が意識を取り戻した。

「チ、チチ!なんで…おめぇが…!」

恋人がマジュニアに掴まれているのを見て、痛みをこらえながら再び起き上がる悟空。

「ん?まだ起き上がれるのか」
「やめろ…!チチは…関係ねぇ…だろ…!」
「割り込んできたのはこいつだ。知ったことか」

「ご…悟空…さ…」
「チチ…今…助けっからな…」

マジュニアは笑みを浮かべながら片手でチチの身体を釣り上げ、そのまま悟空をにらみつけた。



52ムッチョさん:2020/11/28(土) 09:22:05
マジュニアはそのままチチの腹を殴りつけた!

(バキィ!!)
「ああああああっ!!」

「や、やめろぉっ!うぐぅっ、ごふっ!!うあああああっ…」

悟空は思わず叫んでしまい、口から血を吹き出しながら痛みに苦しんでいる。

「そらそらっ!助けにきてみろっ!死んでしまってもいいのか!?」
(ボムッ!!バキッ!!)
「ああああっ!!ぎゃあ!!」

右胸の痛みで動けない悟空はチチが無残に殴られる姿を見ていることしかできない。
「くううっ!!チ、チチっ!くそっ…」



53ムッチョさん:2020/11/30(月) 02:04:10
マジュニアは最後にチチの腹に膝蹴りを思いっきり放って吹き飛ばした!

(ドムッ!)
「ああああああああっ!!」

悟空の横を猛烈な勢いでチチはすり抜けていき、地面へと倒れこんだ。

(ドサッ!)
「ぎゃあああああああっ!!…あああっ…お、お腹がぁ…いたいっ!!」

自身の腹を両手で抑え込みながら悶えるチチ。

「て、てめぇ…!」

悟空は再び立ち上がりマジュニアをにらみつける!



54ムッチョさん:2020/12/05(土) 18:27:07
「ふっふっふっ…どうだ目の前で恋人がボロボロにされた気分は」
「チ、チチッ!ハァ…ハァッ…」

チチを傷つけられ怒りがこみ上げている悟空。
しかし、悟空の右胸の痛みは治まることがなく、激しさを増していく。

(ズキズキッ!ドクッ!ドクッ!ボタボタッ!)

右胸の穴を抑え込む左手をつたって血が流れて続け、地面に血だまりができている。
踏みつけなどで痛めつけられたせいか穴の周囲の皮膚が変色し始めていた。

「くっくっくっ…痛そうだな」
「まだ…倒れるわけには…いかねぇ…チチを…助けねぇと…」



55ムッチョさん:2020/12/05(土) 18:28:18
「ハァ…ハァ…うぐっ!…くっ…ハァ」
(やっぱりまだ…右胸がいてぇ…喉が…熱い…)

右胸の痛みと呼吸と共にこみ上げてくる出血が悟空を苦しめ続けている。
痛みにより絶えず気絶しそうになっている内にマジュニアを見る悟空の視界がぼやけ始めた。

「えっ!くっ!くうう…!」
(や、やべぇ…ま…前が見えねぇ…)

ぼやける視界と共に悟空はふらついてしまい、気絶しないよう頭を振って正気を保っている。

「目がかすんできたな…それだけの痛みと出血だ、無理もあるまい」

悟空はもはや立っているのがやっとの状態で、もはや勝機は完全に無くなってしまった。



56ムッチョさん:2020/12/06(日) 00:41:53
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
悟空は痛みに耐え呼吸を整えながら立つ事しか出来なくなっている。

激しい激痛と出血のせいで何度意識を失いかけたことか。
それだけではなくマジュニアは執拗に悟空の右胸の傷口を痛めつけてきた。
これで死なないのが不思議なくらいだった。
刻一刻と悟空は最後の時が訪れるのを実感してきた。
急所は外れたと強がりを言って闘うも最初から勝ち目はなかったのだ。


57ムッチョさん:2020/12/06(日) 00:44:01
「なかなか貴様の胸はいたぶりがいがあったぞ…。」
「ここまで痛めつけてもなお立ち上がったそのしぶとさは褒めてやる。」
「あと、どれくらいピッコロ大魔王様の責めに耐えられるかな?」
「苦しいとは思うがもう少し堪えてもらうぞ。まだ楽しみ足りないのでな。」

「くっ ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
マジュニアが悟空の右胸に攻撃を加えようとしているのは明確だった。
悟空は怯えた表情を見せながら右胸を庇う様に半身の姿勢を取る。


58ムッチョさん:2020/12/09(水) 03:19:02
マジュニアは悟空の右腕に向かって執拗に蹴りを放ってきた!

(ガキッ!バキッ!!)
「ぐあっ!あぎゃっ!」
「はははっ!右腕が動かない以上、そちら側はがら空きだっ!」

右腕が動かず、左腕は右胸の穴を塞ぐのがやっとで悟空は攻撃に転じることができない。



59ムッチョさん:2020/12/10(木) 03:27:05
蹴りを続ける中で一瞬マジュニアの体制が崩れる。
それを見た悟空は素早く反撃しようと左腕でパンチを繰り出すが、マジュニアにつかまれてしまった!
「フッ・・・かかったな。孫悟空」

バランスを崩したように見せて、悟空の左腕をつかむ事がマジュニアの作戦だった。
「これでさすがのお前もおしまいだ!!」

マジュニアはつかんだ左腕を引っ張って悟空に近づき、自らの肘を悟空の右腕の穴に押しこんだ!

「うぎゃああああああああああああああああっ!!」
悟空の右胸の穴にマジュニアのひじがめり込み、穴の周囲からは血が噴出している。



60ムッチョさん:2020/12/10(木) 03:28:53
(ズブッ!ビシャッ!グシャ!)
「ああっ!ぐうっ!ぐあああっ!!」

マジュニアが肘にさらに突き立てて、どんどん穴の中へと入り込んでいく。
その体制のままマジュニアは体重をかけて悟空を地面へと倒しこんだ!

(ドサァ!バキボキッ!!)
「ぎゃぃあああああああああああああああっ!・・・ごほぉっ!!」

地面に背中から叩きつけられた衝撃と共にこれまでにない激痛が走り、右胸と口からは大量の血が吹き出す!
倒れこんでいたチチは目の前でその光景を目撃し、
顔にかかった鮮血の生暖かさに悟空のダメージの大きさと危機を感じ取って泣き叫んだ。

「あああっ・・・!ご、悟空さ・・・悟空さぁぁ!・・・いやぁぁぁ!!」



61ムッチョさん:2020/12/11(金) 04:15:48
マジュニアは悟空を倒し込んでもなお右胸に突き立てた肘を抜こうとせず、グリグリと肘を動かし悟空の右胸の傷口を抉るように痛めつけていく。
悟空はマジュニアを押し退けようとするが、凄まじい激痛と出血によるダメージでもはや抵抗する力は無くなっていた。


62ムッチョさん:2020/12/11(金) 04:49:41
悟空の自慢の右胸がこれでもかと言うほどめちゃくちゃにされていく。
右胸の穴はマジュニアの肘によって押し広げられるように大きくなっていく。


63ムッチョさん:2020/12/11(金) 21:25:26
(グシャァ!ブシュッ!メリメリッ)
「うああっ…あいいっ……あ…あああ……」

悟空の悲鳴が段々とか細くなっていく。
激しい出血が続いたことで悟空は意識を保てなくなり、痛みに抵抗する気力も奪われていた。

(痛てぇのかどうかもわからねぇ…目が霞んで…見えねぇ…)

痛みに耐えながら意識を保ち戦う姿勢を曲げなかった悟空の心が折れようとしていた。



64ムッチョさん:2020/12/11(金) 21:37:40
右胸をいたぶり続けるマジュニアの背中に何かがのしかかる。

「き、きさま!?」
「もう…やめて……悟空さが…死んじまうだ……」

倒れていたチチがお腹の痛みを堪えてマジュニアに飛びかかっていたのだ。
マジュニアは悟空の右胸から腕を引き抜き、チチに肘打ちして吹っ飛ばした!

(バキィッ!)「きゃあああっ!」

マジュニアは倒れ込んだチチに駆け寄りチチのお腹を踏みつける!

「あああああああああぁぁぁっ!」
「貴様、孫悟空よりも先に死にたいようだな…!」



65ムッチョさん:2020/12/12(土) 01:30:34
「ふはははっ!どうだ、旦那と同じように痛めつけられる気分は?」
(ギリギリッ…ドスッ!ボムッ!)
「くうううっ!ああぁ!あああっ!」

マジュニアは悟空の右胸にやったように、チチのお腹を足で踏みつけ、グリグリと押さえつけた。

「……めろ…」
「ふははははっ……ん?」
「やめ……てっ…く……れっ……」

マジュニアの耳に微かに聞こえてきた悟空の声。
悟空は身体が痙攣を起こしながらも必死に声を絞り出していた。

「チチは…関係っ……ね…え……オラは…まだ…戦えっ……ぞっ……」
「ほぉ、まだ強がりを言える元気があったか」

マジュニアは悟空の元へ再び近づいて行く。

66ムッチョさん:2020/12/12(土) 01:31:19
※が抜けてました。すいません。

67ムッチョさん:2020/12/14(月) 01:08:50
「はあ… はあ… はあ… オラ… か…勝って…見せるから……」
何度倒されては立ち上がったことか。よろよろと立ち上がった悟空の目は虚ろでもはや笑う気力さえもない。

(ビチャッ)
流れ出た血の中に砕けた悟空の肋骨が混ざっていた。
執拗に右胸をいたぶられた際に折れた骨が穴から血と共に出てきたのだ。
悟空が凄まじい右胸責めを受けた事を物語っている。

何度も踏まれたり蹴られたりしてさらに悪化した傷口。
見るのも耐え難いくらい悟空の右胸は無残な形となっていた。


68ムッチョさん:2020/12/15(火) 03:25:03
悟空の右胸の傷口は限界を超えていた。
目に映るマジュニアの姿は完全にぼやけてしまい表情は全く見えない。
それでも立ち上がったのはチチを危険にさらせないという意地だけだった。

「よくここまで耐えたな。だが・・・これでもう抵抗できないようにしてやる。くらえぇっ!」

マジュニアの両目から光線が放たれたが、目が霞んでいる悟空は全く反応できない!

(バチッ!ジュウ・・・!)「あああっ!」

光線は悟空の左足に当たり悟空は膝から崩れ落ちた。


69ムッチョさん:2020/12/15(火) 03:26:31

残った右足で必死に立ち上がろうとする悟空にマジュニアが近づく。
マジュニアは屈んだ悟空の右胸を目掛けて強烈な蹴りを放った!

(バキィッ!!)「ぐわあああああああっ!」

悟空は再び吹き飛ばされ地面を転げまわりながら倒れる。

「うあああ・・・あ・・・あう・・・」
「どうした?もう激痛に耐える気力もなく気絶したか?」

倒れた悟空の目に力はなく、意識が無くなる寸前の状態だった。

「まだ苦しむ姿を見たいからな・・・もう少しいたぶって目を覚まさせるか。」
「右胸以外も痛めつけてやれば、もう意識を失うことすらできまい。くっくっくっ・・・」


70ムッチョさん:2020/12/19(土) 02:52:47
マジュニアは悟空の胸の真ん中に足を乗せ思いっきり体重をかけた!

(バキィッ!!)「うぐぅっ!!」

悟空のあばら骨の折れる音が周囲に響き渡る。

(ズキッ!ズキッ!ズキッ!ズキッ!!)
「ああっ!ぐあっ!いぎっ!ふぐぅっ!!」

呼吸する度に折れた骨が内臓を傷つける。
この適度な痛みが悟空の意識を強制的に呼び起こしていた。

「ふははははっ。これで気絶することもできまい!」



71ムッチョさん:2020/12/19(土) 02:56:47
「いぎゃあ!がはっ!・・・うげええぇぇぇぇ・・・」

悟空の口から血の混じった胃液が吐き出される。
意識が戻ったことで鈍くなっていた右胸の痛みがぶり返し、あばらと左足の痛みまで加わって悟空はさらなる激痛の連鎖を味わっていた。

「あああっ・・・うああ・・・ぐううっ・・・」

悟空は片足を潰されてしまいもがくことができず、左手で地面を掻きむしっている。
あまりの力に左手の爪が剥がれていた。
右胸からの出血を抑えるために血まみれとなった左腕がさらに赤く染まっていく。

「どうやら目が覚めてきたようだな・・・まだ貴様の苦しむ姿と叫びを聞かせてくれ」
「俺の父が殺された時の苦しみをまだまだ味わうがいい・・・」



72ムッチョさん:2020/12/23(水) 03:21:24
「これ以上暴れられるとうっとおしいのでな。まずは動けなくしてやるか」

そう言うとマジュニアは悟空の右足めがけて目から光線を放った!

(ジュウッ!)「あぎゃっ!!」

悟空の右足が破壊されてしまい、もう立ち上がることができなくなってしまった。
痛がっている悟空に対してマジュニアはさらに悟空の腹に足を乗せて押さえつける!

(グググ…)「ああっ!ぐうっ!!」
「貴様にはさらなる地獄を見せてやる!」



73ムッチョさん:2020/12/23(水) 03:22:08
そう言うとマジュニアは足を上げて悟空の腹を思いっきり踏みつけた!

(ドムッ!)「げぼぉっ!」

腹を踏みつけられた衝撃で胃液と肺からの血が同時に逆流し、大量の赤い液体が悟空の口からあふれ出した!

「ハッハッハッ!どうだ」
(ドムッ!ボムッ!バキィッ!!)
「あああっ、ぎゃうっ、ごはぁっ!」

マジュニアは悟空の腹を何度も踏みつけ、腹には無数のアザが浮かびあがっていた。



74匿名希望:2020/12/23(水) 08:26:30
もっと痛めつけてください。悟空を。

75ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:05:18
「うあああ・・・あっ・・・あぐぅっ!」
あばらを折られ、両足と腹も傷つけられた悟空。
身体をわずかに動かすだけで痛みが走ってしまうほどの状態になってしまった。

マジュニアはすかさず悟空の右胸に足を乗せて押さえつける。

「ぐぎぃっ!」
「どうだ、まだ痛いか?この傷が」
「身体を貫かれたんだ。普通なら直後の激痛で死んでもおかしくないはず・・・なぜ貴様は意識を失わずに立ち上がれるんだ?」

修行によって培われたこともあったが、悟空にはサイヤ人の秘められた生命力も持ち合わせていた。
サイヤ人には瀕死の状態から復活することで力が高まる特性がある。
そのため通常であれば即死するダメージを受けても、持ちこたえることができるのだ。



76ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:06:24
「まぁいい・・・どっちにしろ貴様はもう立ち上がることはできまい。ここまでの重傷を治せるとも思えんからな」

マジュニアは徐々に体重を足にかけていく。

(グググ・・・)「ぐあああっ!」
「さっきまで勝ち誇っていた男が無様だな・・・一瞬の油断がこんな事態を招くとは思ってなかっただろう」
「俺様の怪光線をくらった時点で貴様の命運は尽きていたのだ!」



77ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:13:13
マジュニアに痛めつけられ倒れたチチはさっきまでの光景を思い浮かべていた。

かめはめ波を受けて動かなくなったマジュニアとそれを見つめる悟空。
夢見ていた悟空との結婚式と二人の生活が始まることに対する期待。

「オラの優勝は決まった! 優勝いただき!!」
「ご 悟空さの勝ちだー!!これで悟空さと結婚式あげて一緒に暮らせるだーーー!!」
「いぇい!!」

ほんの数分前の出来事だったのだ。

(ズボォォッ!!!)「うわあああああぁぁぁ!!!!」
「きゃあああーーー!悟空さーーーーー!!」

マジュニアの怪光線が悟空の右胸を貫いた時、チチは思い描き続けた理想を一瞬にして破壊されてしまった。
そしていつの間にか自分も悟空も動くことができないほどに痛めつけられている。

(グリグリッ!ブシュウ!)「ごほっ!ぐはぁっ!」
「痛いだろう!?もっと叫べぇ!!苦しめぇ!!」

悟空が甚振られる姿を見せつけられているチチは心身ともに崩壊しており、悟空を助けに行くこともできない。

「ご、悟空さぁ!・・・悟空さぁぁぁぁ!!ぐふぅ!ごほぉっ!」
「はぁ・・・はぁ・・・さっきまであんな元気で勝てそうだった悟空さがなんで・・・なんで・・・」
「オラ・・・まだ悟空さとキスもしてねぇし、子作りだってしてねぇだよ・・・」
「やっと悟空さと再会できたのに・・・やりたいことまだまだたくさんあるのに・・・こんな形で終わるなんて・・・あんまりだよぉ・・・」

チチは横たわりながら涙を流し、腹の痛みに苦しみながら絶望を声に出すしかなかった。



78ムッチョさん:2020/12/27(日) 08:11:55
「最初に比べたら絶叫が少ないな。やはり痛くないのか?」

マジュニアはそういうと悟空の右胸の穴に目掛けて腕を突っ込んだ!

(ズボッ!)「うっぎゃあああああああああああぁぁぁぁ!!」
(グリ!グリグリッ!)「あああっ!ぐうっ!いてぇぇぇ!!」
「ハッハッハ!これは耐えられんかったか!」

貫かれた悟空の右胸の焼きついた皮膚に生ぬるい体温と砕けた骨の感触がマジュニアの腕に伝わる。
興奮したマジュニアは突っ込んだ腕ごと悟空の上半身を引っ張りあげて、顔を見つめながら呟いた。

「さすがにそろそろ限界のようだな。何か言い残すことはあるか?」



79ムッチョさん:2020/12/27(日) 08:14:35
(ビィッ!)「!?」

その時突然マジュニアの腕に衝撃が走った!

「オ・・・オラは・・・負・・・け・・・ねぇ・・・ぞ・・・」

悟空が最後の力を振り絞り左手でエネルギー波を放っていたのだ。
しかしあまりにも小さな威力でマジュニアの腕を少し傷つけた程度だった。

「き、きさま〜〜!死にぞこないのくせに調子に乗りおって!!」

この抵抗に激高したマジュニアは右胸に刺さった腕を引き抜き、悟空の左腕を足で押さえつけた!

「ぐぎぃっ!」
「父の敗因は腕を残しておいたことだったな・・・これだけ痛めつけたのに油断ならん男だ!」

マジュニアは全力で悟空の左腕を踏みつけた!!

(ボキィッ!!)「あっぎゃあああああああああああ!!」

悟空の絶叫と左腕の折れる音が周囲に響き渡る。

「ぐはぁっ・・・あ、あう・・・」
「これでもう身動きはできん。抵抗できない身体で苦しみを味わうがいい・・・!」



80匿名希望:2020/12/28(月) 15:51:43
もっと痛めつけてください。悟空を。

81ムッチョさん:2021/01/04(月) 04:02:03
マジュニアは周囲を見渡し大きめの石を拾い、それを悟空の右胸の穴に向かって落とした。

(ズンッ!)「ふぐっ!」

石は悟空の右胸の穴を少し覆い隠す程度の大きさで乗り上げ、さらにマジュニアは石の上に足を乗せて穴へ押し込むように踏みつけていく。

(グ…ググッ…グリッ…)
「ぎ…ぎぃあああっ!ぐああああっ!」

悟空は抵抗しようと身体を動かそうとするが、意思に反して破壊された両手両足は動かず、首を左右に振ることぐらいしかできない。
もはや悟空に首から下の感覚は無く、傷つけられることで発する痛みだけが悟空を苦しめ続けていた。



82ムッチョさん:2021/01/04(月) 04:04:41
マジュニアはどんどん石に体重をかけていき、足を左右にねじって石を穴にめり込ませていった。

(グリグリッ!メキッ!!)
「ぐぎぃ!うああああっ!!」
「くっくっくっ…どうだ、抵抗できない身体で痛みに悶える気分は?」
「あぎゃあああああっ!あっ…あうううっ!!」

そして最後に全体重をかけて石に向かって足を振り下ろした!

(ドムッ!グシャア!!)
「うああああああああああああっ!!が…がはぁっ!」

石は砕け散り、破片が悟空の右胸の周囲や傷口の中へと入りこんでいく。
右胸は見るも無残な状態へと変わり果ててしまった。



83ムッチョさん:2021/01/07(木) 03:07:20
「もうこれぐらいでいいだろう。意識がある内にコナゴナにしてやらなければ気がすまん…」

マジュニアは悟空の身体を下から思いっきり蹴り上げた!

(バキッ!)

悟空の身体は空中へ舞い上がり、かめはめ波でできたクレーターへと落ちていく。

(ドムッ!ズズズ…)
「うあっ!ぐぐっ…ああ…」

クレーターへと落下した悟空は滑り落ちていき、底についたところで止まった。
そこはほんの数分前まで巨大なかめはめ波を喰らったマジュニアが倒れこんでいた場所だった。

「さっきはここから見下されていたが、立場が完全に逆転したな…ハッハッハ!」
「最後の一撃でトドメをさしてやろう…」

そう言うとマジュニアは舞空術ではるか上空へと昇っていった。


84ムッチョさん:2021/01/07(木) 03:10:19
クレーターの底に仰向けに倒れこんだ悟空。
右胸を貫通された傷穴は度重なる攻撃でズタズタとなり、今もなお出血が続いていた。
大量の出血と吐血を繰り返したことで視力は無くなり、もはや耳もほとんど聞こえない。
両腕と両足も破壊されたことに加えて、あばらや腹にもダメージを負ったため、全身に痛みが襲って気絶することすらできない。
正に生ける屍とも言える状態となってしまった。

「くうっ…ダメだ…身体がバラバラになったみてぇで……動かねぇ……やべぇ…もう…痛みも…感じなくなってきた……」

これまで痛みに耐えて戦う意思を見せた悟空の心は完全に折れてしまっていた。


85匿名希望:2021/01/08(金) 23:54:41
もっと悟空を痛めつけてください。

86ムッチョさん:2021/01/09(土) 05:31:03
「孫くんっ!!」
「やばいぞっ!このままじゃ悟空が…殺される…!!」

悟空の危機に対して仲間たちは恐怖を振り切れず見ていることしかできない。

「悟空さが…殺されちまう…!いやだ…いやだぁぁ!!」

倒れこむチチの叫びがむなしく響いていた。



87ムッチョさん:2021/01/09(土) 05:32:39
「しぶとかったが、いよいよこれで最後だ。跡形もなく消し去ってやる…!くらえぇぇっ!!」

マジュニアの両手から大きなエネルギー波がクレーターへと放たれる。
悟空の霞んだ眼にも大きな巨大な光が迫ってくるのが見えていた。

「あああっ!くぅっ…ぐぐっ!」

自らの危機に対してとっさに身体を動かしてかわそうとするが、苦し紛れに首しか動かすことができない。

「うわあああああああああああああっ!!」

(ズドーーーーーーーーーーン!!)

「悟空ーーーーーーーーーーーーーー!!」
「悟空さぁぁぁーーーーーーーーーー!!」

悟空の叫びと共にクレーターから大きな爆発が響いた…。



88ムッチョさん:2021/01/13(水) 03:17:51
大きな土煙が風に流されマジュニアが地上へと降りてくる。
クレーターはエネルギー波の直撃でさらに巨大化し、底に悟空の姿はなかった。

「ははは…やったぞ…ふはははははっ!!勝ったぞーーーーー!!」

「ウ、ウソだろ…悟空が…消えた…」
「ご、悟空さが…悟空さがコナゴナに…ウソだぁぁーーーーー!!」

仲間は絶望したまま立ち尽くし、チチは目の前に見えるクレーターに向かって泣き叫んだ。



89ムッチョさん:2021/01/13(水) 03:19:05
そのチチの前にマジュニアが立ちはだかる。

「ひぃっ!」
「くっくっくっ…安心しろ。貴様も孫悟空のところに行かせてやる!」

そう言うとチチの腹を思いっきり蹴り上げた!

(ドムッ!)
「ああああああああっ!!」

そして再び倒れたチチの頭を踏みつけた。

(ググググ…)
「あああっ!あっ…ああっ…」
「ほぉ…良い声で泣くじゃないか。貴様も孫悟空と同じくらい楽しめそうだ」

マジュニアは笑みを浮かべながらチチの頭を踏みつけ続ける。



90ムッチョさん:2021/01/16(土) 02:54:14
マジュニアは少しずつ足に体重をかけていった。

「ぎゃあああっ…ごっ…悟空さ…助け…て…」
「はっはっはっ!ムダだ、ムダだ!やつは粉みじんになって死んだ!!」

「オイッ!このままじゃチチさんまで殺されるぞっ!」
「しかし、オレたちが束になってもアイツに勝てるか…」
「そんなこと言ってる場合じゃない!もう行くしかないぞっ!」

チチが甚振られる様子を黙って見ていられなかったクリリンたちがマジュニアに立ち向かおうと決意したその時!!
上空から何かがこちらに向かってくるのが見えた。

「あ。あれは…まさか…!」
「やっぱり悟空だーーーーー!!」



91ムッチョさん:2021/01/16(土) 02:55:22
マジュニアからの最後の一撃が直撃する直前、悟空は自らひっそりと会得していた舞空術によりクレーターからの脱出に成功していたのだ。
そして大きく迂回してスピードをつけて、マジュニアに突っ込んでいこうとしていた。

(もうオラの気も意識ももたねぇ…これで決めねぇと…!)
「やめろーーーーーー!!お前の、負けだーーーーーーーー!!」
「な、なにぃ!!」

マジュニアが接近してきた悟空に気づいた瞬間に両者は激突した!!

(ドムゥッ!!)
「うわあああああああああああっ!!」

マジュニアの身体は大きく弾き飛ばされ、悟空は激突した地点にそれぞれ落下して倒れこんだ。



92ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:43:28
ふっ飛ばされたマジュニアは完全に気を失い動けなくなった。
そして地面に倒れこんだ悟空が審判のおっちゃんに話しかける。

「し、審判のおっちゃん…あいつ…場外に…うっ…ごほっ!ぐぐぅっ…落ちた…だろ」
「えっ??」

確かにマジュニアはかすかに残った武舞台の土台から外へと飛び出していた。

「た、確かに……そ、孫悟空選手の優勝ですーーーーーー!!」
「や、やった…オ、オラ優勝したぞ…」

歓喜に沸く仲間たちが悟空の元へと駆け寄っていく。


93ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:45:37
「悟空やったな!おまえ、すげぇよ!!」

クリリンたち仲間があっという間に悟空を取り囲む。

「へへ…オラ…やっと…うぐぅ!ごほぉっ!!ぐああああああっ!!」
「悟空、どうしたっ!!」
「ま…また…右胸が…いてぇ!」

マジュニアに激突した衝撃のためか、戦いに勝利して安心したか、いずれにせよ感覚を失っていた全身の痛みが再び悟空を襲った!

「そ、そうか。勝ったとはいえ悟空は身体を貫かれて全身痛めつけられてたんだった!」
「病院につれていかなきゃね。孫くん、少しだけ身体を動かすわよ。みんなも手伝って!!」

悟空はうつむせの状態なので身体のダメージがわからない。
ブルマはとっさに悟空の身体を仰向けにするように指示して、全員でゆっくりと慎重に悟空の身体を起こした。


94ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:48:35
「うっ…!」
「ひ、ひどいわ…」

悟空の身体を見たブルマを初め仲間たちは言葉を失った。
右胸に空けられた穴の中は肉や骨がグチャグチャになり直視できない状態に。
穴の周囲は化膿によって変色し皮膚が腐り始めていた。
そして大きくはれ上がった腹や足と、折れ曲がった左腕。
とてもではないが生きているのが不思議で、治療でどうにかなるとは思えなかった。

「早く右胸の傷を止血しないと、孫くんが死んじゃう!」
「こんな大きい傷どうやってふさぐんだ!!おまけに背中まで貫かれてるのにどうやるんだよ!!」
「医者じゃない私にもわかんないわよ!!少しはあなたたちも考えて!!」

あまりの惨状に混乱した仲間たちが言い争いを始める。
もはや悟空が優勝した喜びは忘れ去られていた。


95ムッチョさん:2021/01/22(金) 21:23:31
「これ以上、治療もせずにいるのは危険よ!病院まで運びましょう!」
「けど、病院とか島の施設は全部吹き飛んじまってるぞ!」

マジュニアが最後の賭けと言って放った巨大な爆発破によって、武道会場のあった島は荒地と化していた。

「私が飛行船を用意するから、ちょっと待ってて!」

ブルマは自らが持つポイポイカプセルを使って飛行船を出した。
すぐに発進できるように中へ飛び込み準備を進めている。

クリリンたちは倒れた悟空に寄り添うが、身体に触れると痛みを誘発してしまいかねない恐怖から何もすることができない。

「ハァ…ハァ…うっ!…ぐぐっ!!」
「悟空、しっかりしろっ!!」
「ああああっ!…ぐっ…息…するだけで…いてぇ……もう…目が…見えねぇ…」

悟空の意識がどんどんと薄れていく中、お腹を押さえフラフラになったチチが悟空へと近づいてきた。


96ムッチョさん:2021/01/22(金) 21:26:02
「悟空さ…」
「その…声は…チチ…か……でぇ…じょうぶ…か…」
「大丈夫だ。おっ父に鍛えられてるから、これぐらいじゃ死なねぇだ」
「よか…った……」
「悟空さ…せっかく優勝したのになんて姿になってんだよぉ」
「すま…ねぇ…うっ…ぶふっ!!ごほっ!!ごほっ!!」

悟空の口からまたしても血が噴き出した!

「悟空さっ!!」

突然チチが悟空の口に自らの口を当てた。

「う…うぐっ…うっ…」
「悟空さ、今助けるだ……ぶぅっ!!」

チチは数秒間口を当て続け、離した瞬間に大量の血を吹き出した。
悟空の口の中の血を吸いだしていたのだ。
チチの口元も悟空の血で真っ赤に染まる。

「ハァ…ハァ…あり…が…とう…」
「けほっ!けほっ!!悟空さと…やっとキスできただ…」

悟空は若干ではあるが楽に呼吸ができるようになり、少しだけ意識を取り戻していた。

97ムッチョさん:2021/01/24(日) 03:37:14
「準備できたわ!早く孫くんを運んで!!」
「悟空、がんばれっ!今から病院へ連れて行くからな!」

仲間たちが慎重に悟空を飛行船の中に運び込もうとする中、神様はずっと倒れこんでいるマジュニアを見つめていた。
それに気づいた天津飯が声をかける。

「神様、あなたはどうされますか?」
「うむ…ピッコロとわたしだけにしてくれぬか。ケリをつける」
「…わかりました」

意を決した様子を感じた天津飯はこれ以上神様に声をかけられず、飛行船へと走っていく。
荒地となった会場にはマジュニアと神様だけが残り、飛行船が飛び立っていった。


98ムッチョさん:2021/01/24(日) 03:45:12
悟空は飛行船内の部屋に用意されたベッドへと運ばれていた。
悟空の横にはマジュニアから受けたダメージが回復していないチチだけがいる。
ブルマやクリリンたちは何も言わず二人っきりの状態にしてくれたのだ。

「ハァ、ハァ…ぐっ…ううっ…!」
「悟空さ!」

チチはとっさに悟空の手をつかもうとするが、痛みが誘発して悟空がさらに苦しむ恐怖からとっさに手を引っ込めた。

「こんな時に悟空さの手をつかむこともできねぇだなんて…」
「や、やべぇ…もう…気が…遠くなって…きやがった…」
「しっかりするだ!悟空さが簡単に死ぬわけねぇ!!」
「チチ…すぐに…助けてやれなくて…すまねぇ…」
「あの時…アイツから目を離して…おめぇに…カッコつけたから…こんなことに…なっち…まった…」
「そんなのいいだっ!悟空さが生きて勝ってくれたから…結婚するだっ!絶対に!!」
「オラ…もう身体中がボロボロで…動けねぇ…ぞ…」
「悟空さがどんな体になっても、オラは悟空さと一緒に暮らすだ!」


99ムッチョさん:2021/01/24(日) 03:48:01
「あ…り…が…とう…ぐうっ!!ぶほっ!!ごはぁ!!」
「ご、悟空さっ!!」

突然、悟空の口から血が噴き出し全身が痙攣を起こした!!

「うあああっ!あ…う…」

痙攣がおさまると同時に悟空の身体は全く動かなくなった…

「悟空さ…ウソ…死ぬわけねぇ!!悟空さが死ぬわけねぇ!!」
「悟空さぁぁぁ!悟空さぁぁぁぁぁ!!目を開けてくれぇぇぇ!!悟空さぁぁぁぁぁぁ!!」

飛行船内にチチの鳴き声が響き、仲間たちは悟空の死を悟った。
一方、神様はマジュニアを殺し、ドラゴンボールの消失と引き換えに世界の平和は守られた。

地球上の最強の戦士がいなくなったまま、数年後サイヤ人の襲来を迎えたのだった…

(おわり)

100ムッチョさん:2021/01/24(日) 03:48:51
最後は駆け足気味になってしまいましたが、構想通りの結末で終了となりました。
執筆にご協力いただいた方や読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

次回はまた違う感じで書きたいですね。


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