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悟空vsマジュニアif小説

1ムッチョさん:2020/10/24(土) 20:14:34
悟空vsマジュニアのif小説を皆さんで考えませんか?

一人で長い文章を考えるのも手間がかかるので、1投稿ごとに交代する感じで書けば気軽に出来ると思います。

文章の最後に※で交代。他に投稿する人がいなければ続けて同じ人が書いても良し。

2ムッチョさん:2020/10/24(土) 20:21:15
マジュニアの最後の賭けを見事に耐え切った悟空はマジュニアを圧倒する。
とどめに放ったかめはめ波が地面に倒れているマジュニアに直撃!
大きなクレーターが出来上がり底にはピクリとも動かないマジュニアの姿があった。


3ムッチョさん:2020/10/24(土) 22:16:49
「ふうっ…。」
ほっと一息つく悟空。だがまだ闘いはこれで終了ではない。10カウントを取ってはじめて悟空の優勝が決まるのだ。
「審判のおっちゃん! カウント!!」

「あ、は はいっ」
審判が悟空の元に駆けつける。


4ムッチョさん:2020/10/24(土) 22:35:51
「こっ これは し し 死んでいるのでは…。」
地面に埋もれピクリとも動かないマジュニアに驚愕する審判。

「死んじゃいねえけど、もうマジュニアに力はほとんど残ってねえ。これ以上は闘うことはできねえよ。」
「オラの優勝は決まった! 優勝いただき!!」

「ご 悟空さの勝ちだー!!!」
「いいぞー!悟空!!!」
歓喜するチチと仲間たち。


5ムッチョさん:2020/10/27(火) 01:33:51
神様も「ワシが生きておるということは、ヤツもかろうじて生きておる」と言い、審判もそれを聞いてカウントを始める。

「ワン! ツー! スリー!・・・」

カウントが進んでいくにつれ悟空の勝利が近づいていく。

「これで悟空さと結婚式あげて一緒に暮らせるだ・・・」

あまりにも激しい戦いで結婚したばかりの悟空が殺されてしまうという最悪のシナリオを描かずにいられなかったチチ。
やっとその恐怖から解放されるという安心感から目にはうっすらと涙を浮かべていた

「・・・セブン!エイト!」

10カウントが近づき、仲間たちもカウントをコールし始める。
悟空にとって念願の天下一武闘会初優勝の瞬間が目前に迫っていた。


6ムッチョさん:2020/10/27(火) 03:31:36
カウント後半に差し掛かったがマジュニアに動く気配は感じられない。
最後の賭けで島を1つ吹き飛ばす程の攻撃をし、力を使い果たした上に悟空の猛反撃を喰らったのだから無理もない。誰もが悟空の勝利を信じていた。

そして勝利を確信した悟空は親指を立ててガッツポーズを取り仲間たちの方へ振り向いた。
「いぇい!!」
その表情は嬉しさのあまり蔓延の笑みが浮かんでいる。
悟空の視線の先には婚約者のチチの姿があり、互いに2人は見つめ合った。


7ムッチョさん:2020/10/27(火) 03:34:36
チチの目にはピッコロ大魔王を打ち倒し、今まさに天下一武道会の優勝者となる男の姿が写っている。その姿は試合の序盤で服が破れ、たくましく美しい肉体美があらわになっていたのだった。
チチは1秒でも早くその男の元に駆け寄って、たくましい胸に抱かれたい気持ちを抑えられないでいた。

「ナイン!!!」
ついに10カウントが!!
悟空の優勝が間近に迫った!!!


8ムッチョさん:2020/10/28(水) 02:31:20
「バカめ!くらえぇぇっ!!」
審判がカウント10をコールしようとした瞬間、一筋の鋭いエネルギー波がクレーターの底から悟空に向かって放たれた!!
実はマジュニアは気絶しておらず、口内に気を溜めて悟空が隙を見せるのを待っていたのだ。

「えっ!?」
仲間に目を向けていた悟空がマジュニアの方へと振り返った瞬間、マジュニアの口から放たれたエネルギー波が悟空の右胸を直撃した!!

ズボォォッ!!!
「うわあああああぁぁぁ!!!!」
悟空の右胸に当たったエネルギー波は身体を貫通していき大空のかなたにまで飛び出していく。
あまりの衝撃とエネルギー波の貫通力に、右胸を貫かれた悟空の身体は空中へ飛ばされたまま静止していた。


9ムッチョさん:2020/10/28(水) 02:57:40
仲間たちがカウント10をコールしようとした時に目に映ったのは悟空の喜ぶ姿ではなかった。
一瞬の激しい光が視界を襲い、気がつくと右胸を貫かれて空中に飛ばされている悟空の姿があった。

「きゃあああーーー!悟空さーーーーー!!」「悟空ーーーーー!!」
勝利の瞬間を迎えるはずが衝撃の光景を目にしたチチやクリリンたち。

飛ばされた悟空の周辺には貫かれた背中から飛び出た血や細かい肉片などが飛び散っていた。
「あああ・・・」
その光景を間近で見た審判は立ちすくんでしまい、動けないまま恐怖に震えていた。

10ムッチョさん:2020/10/28(水) 02:58:44
※(打ち込みミスで抜けてました。すいません)

11ムッチョさん:2020/10/28(水) 04:26:29
この時、悟空の頭の中にはまだ優勝の事しかなく、マジュニアが突然起き上がって口から怪光線を吐き出してる状況が理解出来ないでいた。
ガッツポーズを決めていた右手の親指もまだ立てたままだった。
(あれ? 何でオラ…? 右胸が… なんか変だぞ…。)

一瞬の出来事に驚きの表情を浮かべる悟空だったが、怪光線に貫かれている自身の右胸からは痛みと言うより違和感の様な感覚を感じていた。

そして怪光線が消え貫かれた右胸から出血しだすと同時に悟空の体は地面へと落下していった…。


12ムッチョさん:2020/10/28(水) 04:44:04
「うわぁ!」

地面に倒れた悟空は慌てて上体を起こす。
悟空の右乳首の上には大きな穴があけられ、自慢の右胸が背中側まで完全に貫通されていた。


13ムッチョさん:2020/10/28(水) 08:13:40
上体を起こした悟空の右腕が地面に触れた瞬間、感じていた違和感が痛みへと変わり悟空の右腕を襲った!

(ズキッ!)
「いっ…痛てぇ!オ、オラの右胸が…!」
右胸が貫通されたことで右腕を動かすための筋肉が破壊され、衝撃が右胸の穴に伝わったのだ。
怪光線で身体を貫かれた事をようやく理解した悟空は左腕で傷口を抑え痛みに耐えようとしている。

「うわあああ!血が、血が止まらねえ!ううう…」
右胸の穴からは大量の血が流れ続け、悟空の身体と左手を染めていった。


14ムッチョさん:2020/10/28(水) 19:43:51
遠目だったため激しい光の怪光線と飛ばされた悟空の姿しか確認できなかった仲間たち。
地面に倒れ込み、右胸を赤く染めて痛みに悶える悟空を見て状況を理解した。

「ご、悟空の右胸に穴が…!」
「ウソ……ご、悟空さが…大丈夫だべが……」
クリリンやチチは一瞬で変わった状況に衝撃を受けつつ、悟空の負ったダメージが軽いことを願うしかなかった。


15ムッチョさん:2020/10/29(木) 05:35:14
右胸の痛みに耐える悟空の喉の奥に熱いものが込み上げてくる。
「な、なんだ?うっ…や、やべぇ!」
とっさに耐えようとする意思に反し、息苦しさからそれを吐き出した!

「ごほっ!ごほぉっ!!」
貫通されたことで肺が破壊され、流れ込んだ血が気道を逆流してきていたのだ。
咳き込むように血を吐き出すのと同時に右胸の穴に激痛が走った!

(ズキズキィィイッ!!)
「うあああああ!右胸がいてぇ!いてえええぇぇぇ!!」
あまりの激痛に地面をのたうち回る悟空。
「ごほぉっ!がはああぁっ!ぎゃああああああああ!!」
悟空は口から血を吐き続け、襲いかかり続ける激痛に悲鳴を上げてのたうち回るしかなかった。


16ムッチョさん:2020/10/29(木) 19:58:55
「うあ!ぐっ!ぐあ!あっ!あっ!あっ!」
のたうち回っていた悟空は気が狂いそうになるほどの激痛に耐えながらも必死に正気を保ちじっと動かないで耐えようとする。しかし。

(ズキッ!!!)
さらに激痛が悟空の右胸を襲う!
「ごほっっ!!!!」


17ムッチョさん:2020/10/29(木) 20:02:14
激痛に我慢できずまた悟空はもがき苦しみ、のたうち回った。

血を吐き、のたうち回るごとに右胸の激痛はさらに痛みを増していく。
激痛から逃れるかの様に左右に激しくのたうち回り、裸足の足をばたつかせる。逆にこの行為が傷口に障り、激痛、血を吐く、のたうち回る、そしてさらに激痛が増すという残虐なスパイラルが形成されていくのだった。
「うぎゃああああっっ!!ぐあああっ!わあああああああ! ごほっ!ごほっ! ぎゃああああああああああああ!!!右胸がああ!!右胸があああああああ!」

天下一武道会の舞台に優勝者となるはずだった悟空の悲鳴が大きく響き渡っている。


18ムッチョさん:2020/10/29(木) 20:09:06
傷穴を抑える左手の爪は右胸に深く食い込んでおり、悟空の想像を絶する苦しみを表していた。
傷口をかきむしっては傷口が悪化してしまう。激しい激痛に気が狂いそうになりながらも悟空は右胸の穴をかきむしらないように必死に耐えている。


19ムッチョさん:2020/10/31(土) 10:07:48
「孫くんっ!!」「悟空ーーーっ!!」
笑顔で勝利の瞬間を迎えるはずだった悟空が、一瞬にして瀕死の重傷を負って血を吐きもがき苦しむ姿に衝撃を受ける仲間たち。

「うあああああ!!ごほぉっ!げはぁぁぁぁっ!!」

「ご、悟空さがあんなに血を吐いて・・・悟空さぁぁーーーー!!いやぁぁぁぁぁぁ!!」
中でも凄惨な恋人の姿を見せられたチチの衝撃は計り知れなかった。

「だ、誰かぁ!!悟空さを助けてけろぉ!!」
チチは助けを求めるがマジュニアの強大さと悟空の負ったダメージが衝撃的過ぎて、誰も動くことができない。


20ムッチョさん:2020/10/31(土) 10:12:28
「このままじゃ悟空さが、悟空さがぁぁぁ!!ぐうっ・・・うげえええぇぇぇぇ」
悟空のあまりにも壮絶な姿を見た衝撃と号泣によりチチは胃液を吐いてしまった。

「うぎゃあああああ!!ぐほぉっ!ぐはぁぁあああああっ!!」
吐きながら倒れこむチチの耳には悟空の絶叫が飛び込み続け、彼女の絶望感をさらに誘った。


21ムッチョさん:2020/10/31(土) 18:00:03
「あわわわわ、ひいいいいいいい!!」
(じょぼじょぼじょぼ じょぼ〜)

悟空が右胸を貫かれ、もがき苦しむ様を一番間近で見ているのは審判のおっちゃんだった。

マジュニアがピッコロ大魔王の生まれ変わりである事が観客達にバレた時、
マジュニアが巨大化した時や最後の賭けを悟空にくらわせた時など、
みんなが逃げ出したり慌てたり驚愕する様な時でも冷静に実況を続けていた審判のおっちゃんであったが、
この凄惨な悟空の状況を見て腰を抜かし失禁し、とても試合の様子を実況できる様な状況ではなかった。


22ムッチョさん:2020/11/02(月) 17:23:42
クレーターの底では息を整えていたマジュニアが立ち上がろうとしていた。

「ふうぐぅっ!!ぐあぁぁ!!うああああああああああああああ!!」
「ふはははっ・・・防ぐこともできずまともに喰らいおったわ!」
悟空の姿は見えていないが、絶叫を聞くだけで状態は想像できた。

「俺の怪光線はどんなものも貫くからな・・・さすがのヤツも無事では済むまい…」
かめはめ波で傷ついた身体を引きずりながら、クレーターをゆっくりと上がっていくマジュニア。
上がった先には今だ治まらない痛みに苦しみ続ける悟空の姿があった。


23ムッチョさん:2020/11/03(火) 05:52:51
「あうううっ! うううっ! うっ!」
(ビクンッ!ビクンッ!)
激しい激痛と出血のせいか悟空の体は仰け反りながら痙攣を起こしはじめていた。

ズキッ!!ズキっ!!ズキッ!!
「ぎゃうっ!!うあぎゃっ!!あぎゃあっ!!」
激痛の波が右胸に襲いかかるたびに大きく体を仰け反らせ、もんどり打つ悟空。


24ムッチョさん:2020/11/03(火) 05:56:41
(ドサッ)
そしてしばらくした後、悟空の体は動かなくなってしまった。

「うあああぁぁ……。うぎぎぎぎ…。」
激痛に耐えるかの様に歯を食いしばり必死に右胸の穴を左手で抑える悟空。
(ドクッ!ドクッ!ドクッ!)
だが穴からの出血は止まる気配がない。

(ピクピク…ピクピク… ビクッ ビクッ ピクピク…。)
悟空の手足の指が痙攣している。右胸を貫通した事によって、悟空の体に起こった異常を全身で表現していた。


25ムッチョさん:2020/11/03(火) 05:58:18
「悟空ーーーっ!!!立ってくれーーー!!!」
「ごっ悟空さーーーーーー!!!!逃げてけろーーー!!!!」
仲間達は必死に声をかけるが悟空は倒れたまま動く事ができない。
こうしてる間にもマジュニアは悟空に近づいていく。


26ムッチョさん:2020/11/04(水) 07:34:06
「あっ、あああ・・・うううううううっ!ぐうううっ!!」
(血を吐いたり叫んじまうといてぇ!こらえねぇとやべぇ!)
長く続く激痛に慣れてきたのか、悟空は痛みに多少耐えられるようになってきた。

(やっぱり右胸を貫かれちまったみてぇだ・・・血がとまらねぇし、さっきから右腕もうごかねぇ・・・!)
右胸の違和感が激痛へと変わり、自分の身体に生じたダメージを認識し始めた悟空。
右腕は悟空の意思に従わずただ垂れ下がり切断されたも同然の状態だった。

「ぐうっ!あぁぁっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
(いっ・・・いてえぇぇ!ちょっとでも気を抜くと気絶しちまいそうだ・・・)
激痛に耐える悟空の視界には近づいてくるマジュニアの姿が映っていた。


27ムッチョさん:2020/11/04(水) 07:53:47
クレーターを登ってきたマジュニアは右胸から大量に血を流して倒れる悟空の姿を確認した。
周囲には右胸の穴から出た血溜まりと、悟空が口から吐き出した血塊が飛び散っている。
それは打倒悟空を掲げていたマジュニアにとって待ちこがれていた光景だった。

「くっくっく・・・油断しおって・・・オレ様がそう簡単にくたばると思ったか!」
「父を倒した右腕を潰してやったぞ・・・同じように身体を貫いてな!ふはははははっ!!」
マジュニアは脳裏に残る父が倒された際の記憶を思い起こし高笑う。

「ぐっ・・・ううううっ・・・ち、ちきしょう・・・!あの時、目を離しちまったからこんなことに・・・」
カウント9で勝利を確信し仲間に目を向けてしまったことに対する後悔の念が押し寄せてくる。
もはや悟空の中に戦いを楽しむ余裕は消え失せてしまっていた。


28ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:02:06
「あううう… くっ くううぅぅぅ… はあっ はあっ うっ!」
右胸の穴を左手で抑える悟空は必死に呼吸を整えようとしている。
右肺が破壊されたせいで血を吐きそうになるが必死にこらえている。
「しぶとい奴め…。右胸を貫かれてまだ生きていやがる。」


29ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:03:53
「悟空のやつ… 一体どんな修行を。」
「あやつ あれほどの凄まじいかめはめ波を放ったにも関わらず 体力がおとろえておらんとは…。」

「いいぞ!!悟空!!!」
「あいつ あれほどの爆発をまともに食らってピンピンしてやがる!!」

厳しい修行によってたくましい肉体を手に入れた悟空は巨大なかめはめ波を放ったり、マジュニアの最後の賭けを耐え切るほどのタフさを身につけていた。
だが、強靭な生命力を手に入れたが為に右胸を貫かれ肺が破壊されるほどの深傷を負っても死にきれず苦しみ続ける事になってしまったのだ。


30ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:05:56
>>29
すみません、29の投稿誤字がありました。
訂正します。

31ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:07:06
話はマジュニアが巨大化した時とマジュニアの最後の賭けを耐え切った時にさかのぼる。

「悟空のやつ… 一体どんな修行を。」
「あやつ あれほどの凄まじいかめはめ波を放ったにも関わらず 体力がおとろえておらんとは…。」

「いいぞ!!悟空!!!」
「あいつ あれほどの爆発をまともに食らってピンピンしてやがる!!」

厳しい修行によってたくましい肉体を手に入れた悟空は巨大なかめはめ波を放ったり、マジュニアの最後の賭けを耐え切るほどのタフさを身につけていた。
だが、強靭な生命力を手に入れたが為に右胸を貫かれ肺が破壊されるほどの深傷を負っても死にきれず苦しみ続ける事になってしまったのだ。



誤字すみませんでしたm(_ _)m

32ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:19:00
「さっきはよくもやってくれたな。流石の俺も死ぬかと思ったぞ。」
「放っておいても死にそうだが、まだすぐには死にそうにないな。安心しろ、すぐには殺しはせん。恐怖と苦痛を与えながらたっぷりといたぶってやる。」

「オ… オラは… 絶対に… おめえ… なんかに… 負けねえ…。」
今の悟空が使えるのは左腕しかない。だが深傷を負ってもなおマジュニアと闘う意思を見せた。
右胸の穴から左腕を離し地面に手をつき上体を起こそうとしている。
手を離した悟空の右胸に黒い乳首が見えた。
その乳首のすぐ上には大きな穴が開いており、穴からは怪光線で抉られた筋肉、肺、骨がのぞいていた。
右胸の穴からは血が出続けて穴の下にある乳首を血が伝っていく。
「ほう、いい感じに穴が開いているじゃないか。どうだ孫悟空、自慢の胸に穴を開けられた気分は?」


33ムッチョさん:2020/11/04(水) 22:34:44
マジュニアはかがみ込むと悟空の右乳首をつねりながら言い続けた。
「敵ながらさすがだったぞ。この魔族である俺様をここまでてこずらせるとはな…。だが、残念ながらここまでだ…。」
「これからどのようにいたぶってやろうか」


34ムッチョさん:2020/11/05(木) 10:07:45
マジュニアはまず起き上がろうとしていた悟空の左腕を足で払いのけた。

ドサッ(ズキッ!)
「うああっ!!」
倒れこんだ背中側からの穴からの衝撃で強烈な痛みが走り、悟空が苦痛の表情を浮かべる。

「痛いか?じゃあ、これに耐えられるか!?」
マジュニアは悟空の右胸の穴に向かって思いっきり左足で踏みつけた!!

ドスッ!!(ズキィィィッ!!)
「うっぎゃああああああああぁぁぁっ!!ぐはぁぁっ!!」
傷口を踏みつけられた衝撃で再び激痛が悟空を襲う。
悟空はあまりの痛みに叫んでしまい肺から逆流してきた血を吐き出してしまった。

「はっはっはっ!!ピッコロ大魔王のかたきはピッコロ大魔王が討つっ!」
マジュニアは怒りをこめて悟空の右胸の穴を何度も踏み続けた。
踏みつけられる度に穴からは噴き出した血と肉片が飛び散り、背中側の穴からも血が流れつづけ地面が赤く染まっていった。


35ムッチョさん:2020/11/05(木) 10:12:00
バキィッ!ドスッ!グシャア!(ズキィッ!ズキィッ!ズキィッ!)
「うわああああああ! ぎゃあああああ! がほぉっ!!」
踏みつけられる度に激痛が走り、血を吐き出すことでさらに痛みが増していく。
悟空はようやく抜け出した激痛の連鎖に再び苦しみ、左手で地面を掻きむしった。

悟空は攻撃から少しでも身を守るため、マジュニアの足が上がった隙に身をよじり穴を左手で抑え込んだ。
「いっ、いてぇっ!! くっ、ぐううううううっ!!」
(ビクッ! ピクピクッ!)
悟空は痙攣を起こしながらも痛みに耐えている。

「ほう、まだそんな体力が残っていたか。だがな!」
マジュニアは悟空の左肩を蹴って強引に仰向けにすると、悟空の左手ごと穴を踏みつけた!!

バキィッ!(ズキィッ!)
「ぐあああああああああっ!!」
左手にも痛みが走るが、右胸の激痛がそれをかき消した。
マジュニアは悟空の左手を蹴りあげて再び穴に向かって左足を振り下ろし続けた。


36ムッチョさん:2020/11/10(火) 12:34:58
右胸の傷口を容赦なく狙うマジュニアと傷口を狙われないように地面の上で必死に足掻く悟空。
右胸の穴の周りにはマジュニアの靴の跡が痛々しくついていく。
だが、それ以上に悟空の右胸の穴が痛々しい。


37ムッチョさん:2020/11/12(木) 01:00:30
「ええいっ!じたばたしおって!!」
業を煮やしたマジュニアが悟空の右胸の穴に足を当てて押さえつけた。

(グリグリッ!メキッ!)
「ぐああああああっ!!あっ・・・あああ・・・」
傷口を押さえつけられ周囲の骨がきしむ音が悟空の身体に響く!

「やめろー!」「それ以上好きにさせるかー!」
このままでは悟空が死んでしまうと感じ、クリリン、ヤムチャ、天津飯が助けに向かう!
飛び掛る声を聞いて振り向いたマジュニアはすぐに攻撃を放った!

「ジャマだーーーーーーー!!」
「うわあああああああああ!!」

エネルギー波によって武舞台が大きく削り取られ、クリリンたちは吹き飛ばされてしまった。

「あとでじっくり始末してやる。そこでおとなしく孫悟空が死ぬのを見ているんだな」
「く・・・くそっ!まだあんなにパワーを残してたとは・・・!」



38ムッチョさん:2020/11/12(木) 02:40:59
マジュニアがクリリンたちに気を取られている隙をついて、悟空はゆっくり立ち上がろうとしていた。
「いつつつつっ!ぐうっ・・・!はぁっ!はぁ・・・」

その悟空の姿に驚くマジュニア。
「な、なんだとっ!まだそんな力がっ!」

(ズキッ!ピクッ!ズキッ!ピクピクッ!)
身体を動かす度に衝撃が右胸に伝わり痛みに変わる。
痛みが走るたびに痙攣が襲い掛かりバランスを崩しそうになるが、悟空は必死に立ち上がった。

「ハァ・・・ハァ・・・み、右胸がいてぇけど・・・・まだ戦えっぞ・・・!」
「きさま・・・心臓は外れたとはいえその出血量で肺も無事ではないはずなのになぜ立ち上がれる・・・!」

悟空とマジュニアはお互いボロボロの身体でにらみ合った。



39ムッチョさん:2020/11/13(金) 13:47:47
「へへへ… 急所は外れてたみてえだ… まだ試合は終わっちゃいねえぞ…。」
「チチ… みんな… うっ… はあ… はあ… オラ… 勝ってみせるから…」
右胸を貫かれるほどの深傷を負いながらも必死の力で立ち上がった悟空。
悟空に待ち受けているのは勝利か それとも死か…。

「悟空さ…」
立ち上がった悟空の背中を心配そうに見つめるチチ。
悟空の右肩甲骨には穴が空いており血が流れ続けている。悟空の右胸が凄まじい威力の怪光線で貫かれた事を意味していた。それがチチの視界に嫌でも目に入った。
婚約者が殺される恐怖と絶望に押し潰されまいとチチは気丈にも悟空を見続けた。
勝ち目はまだある!希望を捨てず必ずマジュニアを倒して悟空と結婚生活を送る事を信じ続けた。


40ムッチョさん:2020/11/14(土) 07:31:12
マジュニアは悟空に向かって正拳を放つが、悟空は身体を沈めてかわしマジュニアのみぞおちに左手で攻撃を当てる!
お互いに距離をとって再びにらみ合うが、なぜか攻撃を当てた悟空の顔が苦痛にゆがんでいた。

「ぐっ!うううっ・・・ごほぉっ!!ああああっ!!」
悟空は膝をつけてしゃがみこみ、再び左手で右胸の穴を押さえながら苦しみだした。

「ふっ、どうやら自ら放った攻撃の衝撃にも耐えられないようだな」
マジュニアが痛みに苦しむ悟空の様子を見てほくそ笑む。

「がはっ!ち、ちきしょう・・・ハァッ・・・ハァ・・・」
肺が破壊されて呼吸が乱れている上に激しい動きをすると肺に溜まった血が逆流してくる。
血を吐くと激痛が襲うため、悟空は身体を動かすことの恐怖を覚えていた。


41ムッチョさん:2020/11/16(月) 00:35:57
右胸を押さえる悟空の左手にザラザラとした砂の感触が伝わる。
どれくらい右胸の穴を踏まれたのかは分からないが傷口に泥や砂が入り込んだに違いない。
一刻も早く傷口を洗って消毒をしなければ化膿してしまう。
マジュニアの踏みつけは間違いなく悟空の右胸の傷口を悪化させていた。


42ムッチョさん:2020/11/16(月) 00:46:32
傷口の化膿、悪化だけではない。出血も止めなければ悟空の生命を維持することは出来なくなるだろう。
この様な絶望的な状態で悟空はマジュニアと闘い、そして勝利しなければならない。
一刻また一刻と死に迫りつつある恐怖と苦痛に耐えながら悟空はマジュニアにジリジリと向かっていった。

「ほう まだこの俺様に向かっていく気力があるみたいだな」


43ムッチョさん:2020/11/16(月) 02:34:20
悟空はマジュニア目掛けてパンチを放つがあっさりとかわされ、その拍子に右腕をつかまれてしまった。

「ぐあああああああっ!!」
貫通された直後の吐血による激痛の連鎖とマジュニアによる踏みつけにより、右胸の傷は重症度が増していた。
もはや右腕を触られた程度の衝撃で右胸の痛みにつながるほどになっていたのである。

「ほう・・・もうこの程度で痛みが走るか。そのまま攻撃してみるか?ん?」
「がああああっ!くっ!うぐっ!!」
悟空がどれだけ右腕を動かそうとしても、意思に反して右腕は反応しなかった。
右胸を貫通される直前に勝利を確信して仲間たちに向けて立てていた右手の親指。
その形がわずかに残る形で右手は硬直し、もはや痛みを誘発するだけの存在になってしまったのだ。



44ムッチョさん:2020/11/16(月) 02:45:43
「ふっ、それならこちら側からの攻撃は防げまい!」
マジュニアは悟空の右腕を放し、そのまま右腕に向かって回し蹴りを放った!

「うあああああああああっ!」(ドサッ!)
強烈な蹴りに悟空は飛ばされて再び倒れこんでしまった。

(ズキズキッ!ピクピクッ!)
「ぐああああああっ!!あっ、うあああああああっ!!」

(ゴボ・・・ゴボゴボッ)
「あぐっ、ぐっ、や、やべぇ・・・!ぐはぁっ!がはぁっ!!いぎゃああああああああ!!」

右腕への攻撃と倒れこんだ衝撃で再び右胸の穴に痛みが走り、悟空は再び激痛と吐血の連鎖に苦しみだした。

「ふははははははっ!まだまだだぞ」
マジュニアは笑みを浮かべながら悟空に近づいていく。


45ムッチョさん:2020/11/19(木) 16:26:41
「あ…あうう…くっ ごほっ!ごほっ!」
「ぐああああ!!!」
激痛と出血が収まる気配はない。地面でもがき苦しむ悟空にマジュニアは煽る様に言った。
「孫悟空!もう一度立って俺様と闘ってみろ!」
「この程度で終わりでは面白くない!」

「お…おめえなんかに負けねえ…。」
「ぐっ…いつつ…ぐうううっ…。」
再び立ち上がる意思を見せる悟空。
左腕と腹筋の力を使って状態を起こそうとする。

「この深傷でどう闘えって言うんだよ!! 早く助けないと!!」
「待て!クリリン!!俺たちが助けに行ってもまたさっきの様に阻止されるだけだ!」
「下手したら俺らまで殺されるぞ!!」
仲間内でも悟空を助けるのか、どうするのか揉め出した。
思ったより力を残していたマジュニアに対し誰もどうすることも出来ないでいる。


46ムッチョさん:2020/11/20(金) 20:28:05
誤字失礼しました。
「状態を起こそうとする」ではなく「上体を起こそうとする」でした。

47ムッチョさん:2020/11/23(月) 08:16:35
立ち上がった悟空にマジュニアがパンチを放とうとしたその時、悟空はわずかに身体を沈めてかわしマジュニアの身体に蹴りを入れた!

(バキッ!)「ぐわぁ!」

思わぬ反撃を受けうろたえるマジュニア。

「へへへ・・・おめぇも元気ってわけじゃねぇようだな・・・さっきまでに比べたら・・・動きが鈍くなってっぞ・・・」
「き、きさま・・・!」

怒ったマジュニアは悟空に向かって思いっきり身体ごとぶつかり、再び悟空を吹き飛ばした!

「うわあああああああっ!!」(ドサッ!)
「そんな減らず口を叩けなくしてやるっ!!」



48ムッチョさん:2020/11/23(月) 08:18:15
倒れこんだ悟空に向かってマジュニアが片ひざを突き立てて飛び込んできた!

(グシャァ!メリメリッ、バキッ!!)

マジュニアのひざが悟空の右胸の穴にめり込み、これまでにない激痛が悟空を襲う!!

「ぎゃあああああああああああーーーーーーーーーーっ!!!」

大絶叫が会場に響き渡り、悟空の口からは噴水のように大量の血が吐き出された!

「くっくっくっ・・・どうだ!死にぞこないのくせに強がりおって・・・」
「ご、ごはぁ・・・あ・・・あああ・・・」

あまりの激痛に悟空は意識を失いそうになっている。



49ムッチョさん:2020/11/26(木) 02:25:08
「も、もういやだぁ…見てられねぇだよ…」

瀕死の重傷から悟空が立ちあがったことでわずかな希望を抱いていたチチ。
再び悟空が甚振られる展開にその希望は打ち砕かれてしまった。

「悟空さぁーーーーーーー!!」

意を決してチチは武舞台へと駆け上がりマジュニアへ向かっていった。
助けに入るかどうか揉めていた仲間たちは気づくのが遅れて止めることができない!



50ムッチョさん:2020/11/26(木) 02:27:20
「はああああああっ!!」
(バシッ!)

背後からマジュニアを殴ろうとした拳はあっさりと受け止められてしまった。

「ほう…貴様、孫悟空よりも早く死にたいようだな」
「ひぃっ!」

遠目からはさほど感じなかったが、近づいてみてわかる予想以上の威圧感にチチはひるんでしまった。
そのままマジュニアは両手でチチの首をつかみ、締め上げた!

「ああっ…!あ…きゃあぁぁぁ…」



51ムッチョさん:2020/11/27(金) 02:50:07
チチの悲鳴を聞き、倒れていた悟空が意識を取り戻した。

「チ、チチ!なんで…おめぇが…!」

恋人がマジュニアに掴まれているのを見て、痛みをこらえながら再び起き上がる悟空。

「ん?まだ起き上がれるのか」
「やめろ…!チチは…関係ねぇ…だろ…!」
「割り込んできたのはこいつだ。知ったことか」

「ご…悟空…さ…」
「チチ…今…助けっからな…」

マジュニアは笑みを浮かべながら片手でチチの身体を釣り上げ、そのまま悟空をにらみつけた。



52ムッチョさん:2020/11/28(土) 09:22:05
マジュニアはそのままチチの腹を殴りつけた!

(バキィ!!)
「ああああああっ!!」

「や、やめろぉっ!うぐぅっ、ごふっ!!うあああああっ…」

悟空は思わず叫んでしまい、口から血を吹き出しながら痛みに苦しんでいる。

「そらそらっ!助けにきてみろっ!死んでしまってもいいのか!?」
(ボムッ!!バキッ!!)
「ああああっ!!ぎゃあ!!」

右胸の痛みで動けない悟空はチチが無残に殴られる姿を見ていることしかできない。
「くううっ!!チ、チチっ!くそっ…」



53ムッチョさん:2020/11/30(月) 02:04:10
マジュニアは最後にチチの腹に膝蹴りを思いっきり放って吹き飛ばした!

(ドムッ!)
「ああああああああっ!!」

悟空の横を猛烈な勢いでチチはすり抜けていき、地面へと倒れこんだ。

(ドサッ!)
「ぎゃあああああああっ!!…あああっ…お、お腹がぁ…いたいっ!!」

自身の腹を両手で抑え込みながら悶えるチチ。

「て、てめぇ…!」

悟空は再び立ち上がりマジュニアをにらみつける!



54ムッチョさん:2020/12/05(土) 18:27:07
「ふっふっふっ…どうだ目の前で恋人がボロボロにされた気分は」
「チ、チチッ!ハァ…ハァッ…」

チチを傷つけられ怒りがこみ上げている悟空。
しかし、悟空の右胸の痛みは治まることがなく、激しさを増していく。

(ズキズキッ!ドクッ!ドクッ!ボタボタッ!)

右胸の穴を抑え込む左手をつたって血が流れて続け、地面に血だまりができている。
踏みつけなどで痛めつけられたせいか穴の周囲の皮膚が変色し始めていた。

「くっくっくっ…痛そうだな」
「まだ…倒れるわけには…いかねぇ…チチを…助けねぇと…」



55ムッチョさん:2020/12/05(土) 18:28:18
「ハァ…ハァ…うぐっ!…くっ…ハァ」
(やっぱりまだ…右胸がいてぇ…喉が…熱い…)

右胸の痛みと呼吸と共にこみ上げてくる出血が悟空を苦しめ続けている。
痛みにより絶えず気絶しそうになっている内にマジュニアを見る悟空の視界がぼやけ始めた。

「えっ!くっ!くうう…!」
(や、やべぇ…ま…前が見えねぇ…)

ぼやける視界と共に悟空はふらついてしまい、気絶しないよう頭を振って正気を保っている。

「目がかすんできたな…それだけの痛みと出血だ、無理もあるまい」

悟空はもはや立っているのがやっとの状態で、もはや勝機は完全に無くなってしまった。



56ムッチョさん:2020/12/06(日) 00:41:53
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
悟空は痛みに耐え呼吸を整えながら立つ事しか出来なくなっている。

激しい激痛と出血のせいで何度意識を失いかけたことか。
それだけではなくマジュニアは執拗に悟空の右胸の傷口を痛めつけてきた。
これで死なないのが不思議なくらいだった。
刻一刻と悟空は最後の時が訪れるのを実感してきた。
急所は外れたと強がりを言って闘うも最初から勝ち目はなかったのだ。


57ムッチョさん:2020/12/06(日) 00:44:01
「なかなか貴様の胸はいたぶりがいがあったぞ…。」
「ここまで痛めつけてもなお立ち上がったそのしぶとさは褒めてやる。」
「あと、どれくらいピッコロ大魔王様の責めに耐えられるかな?」
「苦しいとは思うがもう少し堪えてもらうぞ。まだ楽しみ足りないのでな。」

「くっ ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
マジュニアが悟空の右胸に攻撃を加えようとしているのは明確だった。
悟空は怯えた表情を見せながら右胸を庇う様に半身の姿勢を取る。


58ムッチョさん:2020/12/09(水) 03:19:02
マジュニアは悟空の右腕に向かって執拗に蹴りを放ってきた!

(ガキッ!バキッ!!)
「ぐあっ!あぎゃっ!」
「はははっ!右腕が動かない以上、そちら側はがら空きだっ!」

右腕が動かず、左腕は右胸の穴を塞ぐのがやっとで悟空は攻撃に転じることができない。



59ムッチョさん:2020/12/10(木) 03:27:05
蹴りを続ける中で一瞬マジュニアの体制が崩れる。
それを見た悟空は素早く反撃しようと左腕でパンチを繰り出すが、マジュニアにつかまれてしまった!
「フッ・・・かかったな。孫悟空」

バランスを崩したように見せて、悟空の左腕をつかむ事がマジュニアの作戦だった。
「これでさすがのお前もおしまいだ!!」

マジュニアはつかんだ左腕を引っ張って悟空に近づき、自らの肘を悟空の右腕の穴に押しこんだ!

「うぎゃああああああああああああああああっ!!」
悟空の右胸の穴にマジュニアのひじがめり込み、穴の周囲からは血が噴出している。



60ムッチョさん:2020/12/10(木) 03:28:53
(ズブッ!ビシャッ!グシャ!)
「ああっ!ぐうっ!ぐあああっ!!」

マジュニアが肘にさらに突き立てて、どんどん穴の中へと入り込んでいく。
その体制のままマジュニアは体重をかけて悟空を地面へと倒しこんだ!

(ドサァ!バキボキッ!!)
「ぎゃぃあああああああああああああああっ!・・・ごほぉっ!!」

地面に背中から叩きつけられた衝撃と共にこれまでにない激痛が走り、右胸と口からは大量の血が吹き出す!
倒れこんでいたチチは目の前でその光景を目撃し、
顔にかかった鮮血の生暖かさに悟空のダメージの大きさと危機を感じ取って泣き叫んだ。

「あああっ・・・!ご、悟空さ・・・悟空さぁぁ!・・・いやぁぁぁ!!」



61ムッチョさん:2020/12/11(金) 04:15:48
マジュニアは悟空を倒し込んでもなお右胸に突き立てた肘を抜こうとせず、グリグリと肘を動かし悟空の右胸の傷口を抉るように痛めつけていく。
悟空はマジュニアを押し退けようとするが、凄まじい激痛と出血によるダメージでもはや抵抗する力は無くなっていた。


62ムッチョさん:2020/12/11(金) 04:49:41
悟空の自慢の右胸がこれでもかと言うほどめちゃくちゃにされていく。
右胸の穴はマジュニアの肘によって押し広げられるように大きくなっていく。


63ムッチョさん:2020/12/11(金) 21:25:26
(グシャァ!ブシュッ!メリメリッ)
「うああっ…あいいっ……あ…あああ……」

悟空の悲鳴が段々とか細くなっていく。
激しい出血が続いたことで悟空は意識を保てなくなり、痛みに抵抗する気力も奪われていた。

(痛てぇのかどうかもわからねぇ…目が霞んで…見えねぇ…)

痛みに耐えながら意識を保ち戦う姿勢を曲げなかった悟空の心が折れようとしていた。



64ムッチョさん:2020/12/11(金) 21:37:40
右胸をいたぶり続けるマジュニアの背中に何かがのしかかる。

「き、きさま!?」
「もう…やめて……悟空さが…死んじまうだ……」

倒れていたチチがお腹の痛みを堪えてマジュニアに飛びかかっていたのだ。
マジュニアは悟空の右胸から腕を引き抜き、チチに肘打ちして吹っ飛ばした!

(バキィッ!)「きゃあああっ!」

マジュニアは倒れ込んだチチに駆け寄りチチのお腹を踏みつける!

「あああああああああぁぁぁっ!」
「貴様、孫悟空よりも先に死にたいようだな…!」



65ムッチョさん:2020/12/12(土) 01:30:34
「ふはははっ!どうだ、旦那と同じように痛めつけられる気分は?」
(ギリギリッ…ドスッ!ボムッ!)
「くうううっ!ああぁ!あああっ!」

マジュニアは悟空の右胸にやったように、チチのお腹を足で踏みつけ、グリグリと押さえつけた。

「……めろ…」
「ふははははっ……ん?」
「やめ……てっ…く……れっ……」

マジュニアの耳に微かに聞こえてきた悟空の声。
悟空は身体が痙攣を起こしながらも必死に声を絞り出していた。

「チチは…関係っ……ね…え……オラは…まだ…戦えっ……ぞっ……」
「ほぉ、まだ強がりを言える元気があったか」

マジュニアは悟空の元へ再び近づいて行く。

66ムッチョさん:2020/12/12(土) 01:31:19
※が抜けてました。すいません。

67ムッチョさん:2020/12/14(月) 01:08:50
「はあ… はあ… はあ… オラ… か…勝って…見せるから……」
何度倒されては立ち上がったことか。よろよろと立ち上がった悟空の目は虚ろでもはや笑う気力さえもない。

(ビチャッ)
流れ出た血の中に砕けた悟空の肋骨が混ざっていた。
執拗に右胸をいたぶられた際に折れた骨が穴から血と共に出てきたのだ。
悟空が凄まじい右胸責めを受けた事を物語っている。

何度も踏まれたり蹴られたりしてさらに悪化した傷口。
見るのも耐え難いくらい悟空の右胸は無残な形となっていた。


68ムッチョさん:2020/12/15(火) 03:25:03
悟空の右胸の傷口は限界を超えていた。
目に映るマジュニアの姿は完全にぼやけてしまい表情は全く見えない。
それでも立ち上がったのはチチを危険にさらせないという意地だけだった。

「よくここまで耐えたな。だが・・・これでもう抵抗できないようにしてやる。くらえぇっ!」

マジュニアの両目から光線が放たれたが、目が霞んでいる悟空は全く反応できない!

(バチッ!ジュウ・・・!)「あああっ!」

光線は悟空の左足に当たり悟空は膝から崩れ落ちた。


69ムッチョさん:2020/12/15(火) 03:26:31

残った右足で必死に立ち上がろうとする悟空にマジュニアが近づく。
マジュニアは屈んだ悟空の右胸を目掛けて強烈な蹴りを放った!

(バキィッ!!)「ぐわあああああああっ!」

悟空は再び吹き飛ばされ地面を転げまわりながら倒れる。

「うあああ・・・あ・・・あう・・・」
「どうした?もう激痛に耐える気力もなく気絶したか?」

倒れた悟空の目に力はなく、意識が無くなる寸前の状態だった。

「まだ苦しむ姿を見たいからな・・・もう少しいたぶって目を覚まさせるか。」
「右胸以外も痛めつけてやれば、もう意識を失うことすらできまい。くっくっくっ・・・」


70ムッチョさん:2020/12/19(土) 02:52:47
マジュニアは悟空の胸の真ん中に足を乗せ思いっきり体重をかけた!

(バキィッ!!)「うぐぅっ!!」

悟空のあばら骨の折れる音が周囲に響き渡る。

(ズキッ!ズキッ!ズキッ!ズキッ!!)
「ああっ!ぐあっ!いぎっ!ふぐぅっ!!」

呼吸する度に折れた骨が内臓を傷つける。
この適度な痛みが悟空の意識を強制的に呼び起こしていた。

「ふははははっ。これで気絶することもできまい!」



71ムッチョさん:2020/12/19(土) 02:56:47
「いぎゃあ!がはっ!・・・うげええぇぇぇぇ・・・」

悟空の口から血の混じった胃液が吐き出される。
意識が戻ったことで鈍くなっていた右胸の痛みがぶり返し、あばらと左足の痛みまで加わって悟空はさらなる激痛の連鎖を味わっていた。

「あああっ・・・うああ・・・ぐううっ・・・」

悟空は片足を潰されてしまいもがくことができず、左手で地面を掻きむしっている。
あまりの力に左手の爪が剥がれていた。
右胸からの出血を抑えるために血まみれとなった左腕がさらに赤く染まっていく。

「どうやら目が覚めてきたようだな・・・まだ貴様の苦しむ姿と叫びを聞かせてくれ」
「俺の父が殺された時の苦しみをまだまだ味わうがいい・・・」



72ムッチョさん:2020/12/23(水) 03:21:24
「これ以上暴れられるとうっとおしいのでな。まずは動けなくしてやるか」

そう言うとマジュニアは悟空の右足めがけて目から光線を放った!

(ジュウッ!)「あぎゃっ!!」

悟空の右足が破壊されてしまい、もう立ち上がることができなくなってしまった。
痛がっている悟空に対してマジュニアはさらに悟空の腹に足を乗せて押さえつける!

(グググ…)「ああっ!ぐうっ!!」
「貴様にはさらなる地獄を見せてやる!」



73ムッチョさん:2020/12/23(水) 03:22:08
そう言うとマジュニアは足を上げて悟空の腹を思いっきり踏みつけた!

(ドムッ!)「げぼぉっ!」

腹を踏みつけられた衝撃で胃液と肺からの血が同時に逆流し、大量の赤い液体が悟空の口からあふれ出した!

「ハッハッハッ!どうだ」
(ドムッ!ボムッ!バキィッ!!)
「あああっ、ぎゃうっ、ごはぁっ!」

マジュニアは悟空の腹を何度も踏みつけ、腹には無数のアザが浮かびあがっていた。



74匿名希望:2020/12/23(水) 08:26:30
もっと痛めつけてください。悟空を。

75ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:05:18
「うあああ・・・あっ・・・あぐぅっ!」
あばらを折られ、両足と腹も傷つけられた悟空。
身体をわずかに動かすだけで痛みが走ってしまうほどの状態になってしまった。

マジュニアはすかさず悟空の右胸に足を乗せて押さえつける。

「ぐぎぃっ!」
「どうだ、まだ痛いか?この傷が」
「身体を貫かれたんだ。普通なら直後の激痛で死んでもおかしくないはず・・・なぜ貴様は意識を失わずに立ち上がれるんだ?」

修行によって培われたこともあったが、悟空にはサイヤ人の秘められた生命力も持ち合わせていた。
サイヤ人には瀕死の状態から復活することで力が高まる特性がある。
そのため通常であれば即死するダメージを受けても、持ちこたえることができるのだ。



76ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:06:24
「まぁいい・・・どっちにしろ貴様はもう立ち上がることはできまい。ここまでの重傷を治せるとも思えんからな」

マジュニアは徐々に体重を足にかけていく。

(グググ・・・)「ぐあああっ!」
「さっきまで勝ち誇っていた男が無様だな・・・一瞬の油断がこんな事態を招くとは思ってなかっただろう」
「俺様の怪光線をくらった時点で貴様の命運は尽きていたのだ!」



77ムッチョさん:2020/12/26(土) 08:13:13
マジュニアに痛めつけられ倒れたチチはさっきまでの光景を思い浮かべていた。

かめはめ波を受けて動かなくなったマジュニアとそれを見つめる悟空。
夢見ていた悟空との結婚式と二人の生活が始まることに対する期待。

「オラの優勝は決まった! 優勝いただき!!」
「ご 悟空さの勝ちだー!!これで悟空さと結婚式あげて一緒に暮らせるだーーー!!」
「いぇい!!」

ほんの数分前の出来事だったのだ。

(ズボォォッ!!!)「うわあああああぁぁぁ!!!!」
「きゃあああーーー!悟空さーーーーー!!」

マジュニアの怪光線が悟空の右胸を貫いた時、チチは思い描き続けた理想を一瞬にして破壊されてしまった。
そしていつの間にか自分も悟空も動くことができないほどに痛めつけられている。

(グリグリッ!ブシュウ!)「ごほっ!ぐはぁっ!」
「痛いだろう!?もっと叫べぇ!!苦しめぇ!!」

悟空が甚振られる姿を見せつけられているチチは心身ともに崩壊しており、悟空を助けに行くこともできない。

「ご、悟空さぁ!・・・悟空さぁぁぁぁ!!ぐふぅ!ごほぉっ!」
「はぁ・・・はぁ・・・さっきまであんな元気で勝てそうだった悟空さがなんで・・・なんで・・・」
「オラ・・・まだ悟空さとキスもしてねぇし、子作りだってしてねぇだよ・・・」
「やっと悟空さと再会できたのに・・・やりたいことまだまだたくさんあるのに・・・こんな形で終わるなんて・・・あんまりだよぉ・・・」

チチは横たわりながら涙を流し、腹の痛みに苦しみながら絶望を声に出すしかなかった。



78ムッチョさん:2020/12/27(日) 08:11:55
「最初に比べたら絶叫が少ないな。やはり痛くないのか?」

マジュニアはそういうと悟空の右胸の穴に目掛けて腕を突っ込んだ!

(ズボッ!)「うっぎゃあああああああああああぁぁぁぁ!!」
(グリ!グリグリッ!)「あああっ!ぐうっ!いてぇぇぇ!!」
「ハッハッハ!これは耐えられんかったか!」

貫かれた悟空の右胸の焼きついた皮膚に生ぬるい体温と砕けた骨の感触がマジュニアの腕に伝わる。
興奮したマジュニアは突っ込んだ腕ごと悟空の上半身を引っ張りあげて、顔を見つめながら呟いた。

「さすがにそろそろ限界のようだな。何か言い残すことはあるか?」



79ムッチョさん:2020/12/27(日) 08:14:35
(ビィッ!)「!?」

その時突然マジュニアの腕に衝撃が走った!

「オ・・・オラは・・・負・・・け・・・ねぇ・・・ぞ・・・」

悟空が最後の力を振り絞り左手でエネルギー波を放っていたのだ。
しかしあまりにも小さな威力でマジュニアの腕を少し傷つけた程度だった。

「き、きさま〜〜!死にぞこないのくせに調子に乗りおって!!」

この抵抗に激高したマジュニアは右胸に刺さった腕を引き抜き、悟空の左腕を足で押さえつけた!

「ぐぎぃっ!」
「父の敗因は腕を残しておいたことだったな・・・これだけ痛めつけたのに油断ならん男だ!」

マジュニアは全力で悟空の左腕を踏みつけた!!

(ボキィッ!!)「あっぎゃあああああああああああ!!」

悟空の絶叫と左腕の折れる音が周囲に響き渡る。

「ぐはぁっ・・・あ、あう・・・」
「これでもう身動きはできん。抵抗できない身体で苦しみを味わうがいい・・・!」



80匿名希望:2020/12/28(月) 15:51:43
もっと痛めつけてください。悟空を。

81ムッチョさん:2021/01/04(月) 04:02:03
マジュニアは周囲を見渡し大きめの石を拾い、それを悟空の右胸の穴に向かって落とした。

(ズンッ!)「ふぐっ!」

石は悟空の右胸の穴を少し覆い隠す程度の大きさで乗り上げ、さらにマジュニアは石の上に足を乗せて穴へ押し込むように踏みつけていく。

(グ…ググッ…グリッ…)
「ぎ…ぎぃあああっ!ぐああああっ!」

悟空は抵抗しようと身体を動かそうとするが、意思に反して破壊された両手両足は動かず、首を左右に振ることぐらいしかできない。
もはや悟空に首から下の感覚は無く、傷つけられることで発する痛みだけが悟空を苦しめ続けていた。



82ムッチョさん:2021/01/04(月) 04:04:41
マジュニアはどんどん石に体重をかけていき、足を左右にねじって石を穴にめり込ませていった。

(グリグリッ!メキッ!!)
「ぐぎぃ!うああああっ!!」
「くっくっくっ…どうだ、抵抗できない身体で痛みに悶える気分は?」
「あぎゃあああああっ!あっ…あうううっ!!」

そして最後に全体重をかけて石に向かって足を振り下ろした!

(ドムッ!グシャア!!)
「うああああああああああああっ!!が…がはぁっ!」

石は砕け散り、破片が悟空の右胸の周囲や傷口の中へと入りこんでいく。
右胸は見るも無残な状態へと変わり果ててしまった。



83ムッチョさん:2021/01/07(木) 03:07:20
「もうこれぐらいでいいだろう。意識がある内にコナゴナにしてやらなければ気がすまん…」

マジュニアは悟空の身体を下から思いっきり蹴り上げた!

(バキッ!)

悟空の身体は空中へ舞い上がり、かめはめ波でできたクレーターへと落ちていく。

(ドムッ!ズズズ…)
「うあっ!ぐぐっ…ああ…」

クレーターへと落下した悟空は滑り落ちていき、底についたところで止まった。
そこはほんの数分前まで巨大なかめはめ波を喰らったマジュニアが倒れこんでいた場所だった。

「さっきはここから見下されていたが、立場が完全に逆転したな…ハッハッハ!」
「最後の一撃でトドメをさしてやろう…」

そう言うとマジュニアは舞空術ではるか上空へと昇っていった。


84ムッチョさん:2021/01/07(木) 03:10:19
クレーターの底に仰向けに倒れこんだ悟空。
右胸を貫通された傷穴は度重なる攻撃でズタズタとなり、今もなお出血が続いていた。
大量の出血と吐血を繰り返したことで視力は無くなり、もはや耳もほとんど聞こえない。
両腕と両足も破壊されたことに加えて、あばらや腹にもダメージを負ったため、全身に痛みが襲って気絶することすらできない。
正に生ける屍とも言える状態となってしまった。

「くうっ…ダメだ…身体がバラバラになったみてぇで……動かねぇ……やべぇ…もう…痛みも…感じなくなってきた……」

これまで痛みに耐えて戦う意思を見せた悟空の心は完全に折れてしまっていた。


85匿名希望:2021/01/08(金) 23:54:41
もっと悟空を痛めつけてください。

86ムッチョさん:2021/01/09(土) 05:31:03
「孫くんっ!!」
「やばいぞっ!このままじゃ悟空が…殺される…!!」

悟空の危機に対して仲間たちは恐怖を振り切れず見ていることしかできない。

「悟空さが…殺されちまう…!いやだ…いやだぁぁ!!」

倒れこむチチの叫びがむなしく響いていた。



87ムッチョさん:2021/01/09(土) 05:32:39
「しぶとかったが、いよいよこれで最後だ。跡形もなく消し去ってやる…!くらえぇぇっ!!」

マジュニアの両手から大きなエネルギー波がクレーターへと放たれる。
悟空の霞んだ眼にも大きな巨大な光が迫ってくるのが見えていた。

「あああっ!くぅっ…ぐぐっ!」

自らの危機に対してとっさに身体を動かしてかわそうとするが、苦し紛れに首しか動かすことができない。

「うわあああああああああああああっ!!」

(ズドーーーーーーーーーーン!!)

「悟空ーーーーーーーーーーーーーー!!」
「悟空さぁぁぁーーーーーーーーーー!!」

悟空の叫びと共にクレーターから大きな爆発が響いた…。



88ムッチョさん:2021/01/13(水) 03:17:51
大きな土煙が風に流されマジュニアが地上へと降りてくる。
クレーターはエネルギー波の直撃でさらに巨大化し、底に悟空の姿はなかった。

「ははは…やったぞ…ふはははははっ!!勝ったぞーーーーー!!」

「ウ、ウソだろ…悟空が…消えた…」
「ご、悟空さが…悟空さがコナゴナに…ウソだぁぁーーーーー!!」

仲間は絶望したまま立ち尽くし、チチは目の前に見えるクレーターに向かって泣き叫んだ。



89ムッチョさん:2021/01/13(水) 03:19:05
そのチチの前にマジュニアが立ちはだかる。

「ひぃっ!」
「くっくっくっ…安心しろ。貴様も孫悟空のところに行かせてやる!」

そう言うとチチの腹を思いっきり蹴り上げた!

(ドムッ!)
「ああああああああっ!!」

そして再び倒れたチチの頭を踏みつけた。

(ググググ…)
「あああっ!あっ…ああっ…」
「ほぉ…良い声で泣くじゃないか。貴様も孫悟空と同じくらい楽しめそうだ」

マジュニアは笑みを浮かべながらチチの頭を踏みつけ続ける。



90ムッチョさん:2021/01/16(土) 02:54:14
マジュニアは少しずつ足に体重をかけていった。

「ぎゃあああっ…ごっ…悟空さ…助け…て…」
「はっはっはっ!ムダだ、ムダだ!やつは粉みじんになって死んだ!!」

「オイッ!このままじゃチチさんまで殺されるぞっ!」
「しかし、オレたちが束になってもアイツに勝てるか…」
「そんなこと言ってる場合じゃない!もう行くしかないぞっ!」

チチが甚振られる様子を黙って見ていられなかったクリリンたちがマジュニアに立ち向かおうと決意したその時!!
上空から何かがこちらに向かってくるのが見えた。

「あ。あれは…まさか…!」
「やっぱり悟空だーーーーー!!」



91ムッチョさん:2021/01/16(土) 02:55:22
マジュニアからの最後の一撃が直撃する直前、悟空は自らひっそりと会得していた舞空術によりクレーターからの脱出に成功していたのだ。
そして大きく迂回してスピードをつけて、マジュニアに突っ込んでいこうとしていた。

(もうオラの気も意識ももたねぇ…これで決めねぇと…!)
「やめろーーーーーー!!お前の、負けだーーーーーーーー!!」
「な、なにぃ!!」

マジュニアが接近してきた悟空に気づいた瞬間に両者は激突した!!

(ドムゥッ!!)
「うわあああああああああああっ!!」

マジュニアの身体は大きく弾き飛ばされ、悟空は激突した地点にそれぞれ落下して倒れこんだ。



92ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:43:28
ふっ飛ばされたマジュニアは完全に気を失い動けなくなった。
そして地面に倒れこんだ悟空が審判のおっちゃんに話しかける。

「し、審判のおっちゃん…あいつ…場外に…うっ…ごほっ!ぐぐぅっ…落ちた…だろ」
「えっ??」

確かにマジュニアはかすかに残った武舞台の土台から外へと飛び出していた。

「た、確かに……そ、孫悟空選手の優勝ですーーーーーー!!」
「や、やった…オ、オラ優勝したぞ…」

歓喜に沸く仲間たちが悟空の元へと駆け寄っていく。


93ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:45:37
「悟空やったな!おまえ、すげぇよ!!」

クリリンたち仲間があっという間に悟空を取り囲む。

「へへ…オラ…やっと…うぐぅ!ごほぉっ!!ぐああああああっ!!」
「悟空、どうしたっ!!」
「ま…また…右胸が…いてぇ!」

マジュニアに激突した衝撃のためか、戦いに勝利して安心したか、いずれにせよ感覚を失っていた全身の痛みが再び悟空を襲った!

「そ、そうか。勝ったとはいえ悟空は身体を貫かれて全身痛めつけられてたんだった!」
「病院につれていかなきゃね。孫くん、少しだけ身体を動かすわよ。みんなも手伝って!!」

悟空はうつむせの状態なので身体のダメージがわからない。
ブルマはとっさに悟空の身体を仰向けにするように指示して、全員でゆっくりと慎重に悟空の身体を起こした。


94ムッチョさん:2021/01/18(月) 02:48:35
「うっ…!」
「ひ、ひどいわ…」

悟空の身体を見たブルマを初め仲間たちは言葉を失った。
右胸に空けられた穴の中は肉や骨がグチャグチャになり直視できない状態に。
穴の周囲は化膿によって変色し皮膚が腐り始めていた。
そして大きくはれ上がった腹や足と、折れ曲がった左腕。
とてもではないが生きているのが不思議で、治療でどうにかなるとは思えなかった。

「早く右胸の傷を止血しないと、孫くんが死んじゃう!」
「こんな大きい傷どうやってふさぐんだ!!おまけに背中まで貫かれてるのにどうやるんだよ!!」
「医者じゃない私にもわかんないわよ!!少しはあなたたちも考えて!!」

あまりの惨状に混乱した仲間たちが言い争いを始める。
もはや悟空が優勝した喜びは忘れ去られていた。


95ムッチョさん:2021/01/22(金) 21:23:31
「これ以上、治療もせずにいるのは危険よ!病院まで運びましょう!」
「けど、病院とか島の施設は全部吹き飛んじまってるぞ!」

マジュニアが最後の賭けと言って放った巨大な爆発破によって、武道会場のあった島は荒地と化していた。

「私が飛行船を用意するから、ちょっと待ってて!」

ブルマは自らが持つポイポイカプセルを使って飛行船を出した。
すぐに発進できるように中へ飛び込み準備を進めている。

クリリンたちは倒れた悟空に寄り添うが、身体に触れると痛みを誘発してしまいかねない恐怖から何もすることができない。

「ハァ…ハァ…うっ!…ぐぐっ!!」
「悟空、しっかりしろっ!!」
「ああああっ!…ぐっ…息…するだけで…いてぇ……もう…目が…見えねぇ…」

悟空の意識がどんどんと薄れていく中、お腹を押さえフラフラになったチチが悟空へと近づいてきた。


96ムッチョさん:2021/01/22(金) 21:26:02
「悟空さ…」
「その…声は…チチ…か……でぇ…じょうぶ…か…」
「大丈夫だ。おっ父に鍛えられてるから、これぐらいじゃ死なねぇだ」
「よか…った……」
「悟空さ…せっかく優勝したのになんて姿になってんだよぉ」
「すま…ねぇ…うっ…ぶふっ!!ごほっ!!ごほっ!!」

悟空の口からまたしても血が噴き出した!

「悟空さっ!!」

突然チチが悟空の口に自らの口を当てた。

「う…うぐっ…うっ…」
「悟空さ、今助けるだ……ぶぅっ!!」

チチは数秒間口を当て続け、離した瞬間に大量の血を吹き出した。
悟空の口の中の血を吸いだしていたのだ。
チチの口元も悟空の血で真っ赤に染まる。

「ハァ…ハァ…あり…が…とう…」
「けほっ!けほっ!!悟空さと…やっとキスできただ…」

悟空は若干ではあるが楽に呼吸ができるようになり、少しだけ意識を取り戻していた。

97ムッチョさん:2021/01/24(日) 03:37:14
「準備できたわ!早く孫くんを運んで!!」
「悟空、がんばれっ!今から病院へ連れて行くからな!」

仲間たちが慎重に悟空を飛行船の中に運び込もうとする中、神様はずっと倒れこんでいるマジュニアを見つめていた。
それに気づいた天津飯が声をかける。

「神様、あなたはどうされますか?」
「うむ…ピッコロとわたしだけにしてくれぬか。ケリをつける」
「…わかりました」

意を決した様子を感じた天津飯はこれ以上神様に声をかけられず、飛行船へと走っていく。
荒地となった会場にはマジュニアと神様だけが残り、飛行船が飛び立っていった。



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