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ルネサンス早稲田

195名無しさん:2003/12/06(土) 15:25
次の日、頭の片隅にそのご婦人への複雑な思いを抱えたままランニングは始まった。
えっちらほっちらと走っていると、おお、向こうから来るのは正しく彼女ではないか。
どんどん近づくにつれてなぜかドキドキするのを感じた。
顔が確認できるほどまで近づくと私は昨日逃げてしまった反省も込めて

「おはよーございます。」

と懲りずに挨拶した。すると彼女の顔がパッと変わったのが確認できた。まっ、まずいっ。瞬時にそう予感した。

「あらららら?昨日の子リスチャン?ボインでいいスタイルね。」

といきなり手でボインというジェスチャーをした。

「ねぇ、ねぇ、彼氏はいるのぉーーー?子リスチャンっーーー。」

もう、疑う余地は無い。
たった今、私の中で彼女は「ご婦人」から「変なオバサン」へとスイッチしたのだ。
それにしてもいきなりボインはなかろう。ご親切にジェスチャーまでつけて・・・。
私が昨日と同じようにスタコラサッサと逃げ出したことは、言うまでもない。

それからオバサンに会うたびに憂鬱にさせられた。
あるときなど、私の反対方向から歩いてきたくせに、私が走っている方にクルリと向きを変えてついてきたのだ。そして、「自分は痩せているが、糖尿病だ」ということやら「体内脂肪が多く医者に歩くのを進められている」やらと、どう考えても私の人生に無縁と思われる話を延々として放さない。しまいにゃあ「自分は神田うのとおんなじだ」とか「ブラジル語を教えている」とかどう考えても首をひねってしまうようなことを誠しやかに語り出した。ブラジル語を人に教えるより、あんたが常識習ってくれ。私は心の中で絶叫していた。
散々関係ない話を聞かされて30メートルも付きまとわれた私は、隙を見てまた逃げ出た。
そうだこんなこともあった。いつぞや彼女は私を待ち伏せして妖艶とも思われる笑みを浮かべて「子リスチャン、ステージがあるから一緒に踊りを踊ろう」と言うではないか。わたしゃあ、首を振ってまた逃げたね。

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