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日経225-2022年9月〜

1パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/02(金) 07:58:29
続落 金利警戒で日米売り止まず

1日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、建設のみ上昇。海運、卸売、鉱業、石油石炭、保険など32業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも4日続落。序盤は火曜終値を挟んでもみ合いましたが、終盤に売られ、ほぼ安値で終了しました。クリーブランド連銀のメスター総裁が来年中の利下げを否定し、売り材料になったようです。
東京市場は日経平均が294円安でスタート。香港、台湾、韓国などアジアが軟調で、東京も終始底這いでした。個別銘柄では、三井物産、住友商事など商社株が冴えず。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も売られました。半面、長谷工、タマホームなど建設株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27661円47銭(▲430円06銭=1.53%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1935.49(▲27.67=1.41%)

●ラクーンHD[3031]
1298円(▲99)
3日ぶり反落で東証プライムの下落率3位。8月31日に22年5月〜7月期の連結業績を発表。営業利益3億1400万円(前年同期比21.4%増)、純利益1億9900万円(同18.0%増)と2ケタ増益で着地したが、織り込み済みで好材料出尽くしに。

●日本製鉄[5401]
2236.5円(△28)
商いを伴い逆行高。トヨタ自動車(7203)との交渉で22年度下期の車用鋼材の価格を上期よりも1トンあたり約4万円引き上げることで合意したと報じられ、好感買いが増えた。値上げは3四半期連続で2〜3割の上昇率になる。トヨタは続落。

●セルソース[4880]
5030円(△305)
大幅続伸。8月31日引け後に発表した2022年10月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の11億1800万円から13億3600万円(34.7%増)に増額。提携医療機関数の拡大に加え、再生医療に対する社会的認知度の高まりや効率的な事業活動の結果により、加工受託件数が大幅に増加したという。化粧品販売も計画上回る進捗。

66パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/20(木) 09:34:26
続伸 米国株がしっかり

19日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、倉庫、不動産、情報通信、紙パルプなど24業種が上昇。鉱業、その他製品、薬品、海運、その他金融など9業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。ゴールドマンサックスやロッキードマーティンなどの決算が市場予想を上回り、強気ムードでした。
東京市場は日経平均が69円高でスタート。アジア市場は冴えませんでしたが、東京は買いが優勢でした。個別銘柄では、東電、九電など電力株が堅調。三菱地所、東京建物など不動産株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27257円38銭(△101円24銭=0.37%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1905.06(△3.62=0.19%)

●九州電力[9508]
725円(△25)
反発。18日に玄海原発3号機(佐賀県玄海町)について、「特定重大事故等対処施設」の設置工事が進み、その使用開始時期を23年1月から22年12月へ前倒しすると発表。発電再開の時期も早まることになり、収益改善に寄与すると期待された。

●シマノ[7309]
2万1395円(▲1320)
大幅反落。ゴールドマン・サックス証券が18日付のリポートで当社株の投資判断を「中立」から「売り」に格下げし、目標株価も2万3500円から2万円に引き下げたことが嫌気された。「欧州経済失速に伴う自転車販売減の可能性」など指摘。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
3735円(△700)
ストップ高。18日にスマートフォン・PC向け新作RPG「メメントモリ」の世界同時配信を開始。同日は材料出尽くしとして売りが広がったが、本日は買い直される動きに。ゲーム内外でリリース記念キャンペーンを開催する。約5年ぶりの新作で、当社史上最も多くのコンテンツを盛り込んだという。

67パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/20(木) 09:38:21
『200日線回復。あと54円で戻り新値』

日経平均は続伸。10月6日に一時突っかけたものの終値では維持できなかった200日線(2万7247円)を本日、回復した。約1か月ぶりのこと。ただ、この200日線接近や6日高値への接近が利食い売りを促したか、後場の日経平均は完全に伸び悩み。後場の安値圏で終わっていた。それでも、マイナス水準を見ることなく終わったあたりに、地合いの変化が感じられるところ。TOPIXは25日線を回復したものの、200日線(1915ポイント)まではかなり距離があり、ここでの戻りは日経平均(それも先物取引)主導の動き。

18日の米国株は続伸したが、ダウ平均が10月4日の3万315ドルを上抜いて終わっており、戻り高値更新。この3日・4日の反騰と13日の1500ドル幅での急騰によって底値圏に2本の柱が立つ形となった。市場では、リリーフ・ラリー(極端な弱気の後退による一時的な反発)との見方がコンセンサスのようだが、これほどの形状が現れると、しばらくは崩れないもの。さらに大きな戻りはないにしても、11月FOMC頃までこの水準で値を固める展開を期待していいのではないか。

となれば、次は日経平均。10月6日終値2万7311円(取引時間中の高値は2万7399円を上抜いて米ダウ平均と同様に戻り新値に顔を出せるか、が次の焦点。あと54円(ザラバ高値なら21円)である。機関投資家からは弱気の声ばかりだが、個人投資家はそうでもないようだ。<10月19日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は99.99ドル安の30423.81ドル、ナスダックは91.89ポイント安の10680.51で取引を終了した。企業決算を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇で警戒感が再燃し、下落に転じた。引けにかけて金利が一段と上昇すると、主要株式指数も一段安となり終了。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円61銭から149円90銭まで上昇し、149円87銭で引けた。米9月住宅着工件数は予想を下回ったものの住宅建設許可件数が予想外に前月から増加したほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言や各国のインフレ指標で物価の伸びが一段と拡大したことが影響しFRBの大幅利上げ観測も強まり、10年債利回りが2008年来の高水準となるとドル買いに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の27035円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まるとジリ安商状。午前2時頃には27000円を割り込み、26900円をつける場面も。
その後は少し持ち直し、27000円は奪回して引けました。

68パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/21(金) 09:16:02
反落 後場は底堅い

20日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、空運、銀行、ゴム、保険など7業種が上昇。精密、ガラス土石、海運、金属、非鉄など26業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。10年債利回りが4.14%とリーマン前の2008年7月以来の水準に上昇。市場心理が悪化したようです。
東京市場は日経平均が276円安でスタート。前場は下値を模索しましたが、中国がコロナ入国規制の緩和を発表し、上海指数がプラス浮上。東京も後場は戻しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が軟調。住友鉱山、DOWAなど非鉄株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株がしっかり

Market Data
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【日経平均】
27006円96銭(▲250円42銭=0.92%)
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【TOPIX】
1895.41(▲9.65=0.51%)

●レオパレス21[8848]
274円(▲80)
午後に急落。ストップ安で取引を終え、多くの売り注文を残す。一部週刊誌のニュースサイトで「同社の経営陣が主導して入居率を不適切に操作していた」と伝えられ、嫌気売りが膨らんだ。好業績期待で買い付いていた個人などが処分売りを急ぐ。

●新生銀行[8303]
2321円(△175)
4月21日以来の本年高値。SBIが当社の株式上場を取りやめる非上場化の本格検討に入ったと報じられ、材料視された。新生銀は「様々な取り組みを検討していることは事実だが非上場化に向けて具体的な検討を行っている事実はない」とコメント。

●ビリングシステム[3623]
1089円(△150)
ストップ高。20日、厚生労働省が公募入札していた国民年金保険料のスマートフォン決済サービスによる納付業務を落札し、2023年2月から取扱いを開始することになったと発表。これが材料視された。保険料の納付書に印字されたコンビニ収納用のバーコードを当社のスマホ決済サービス「PayB」のカメラ機能で読み取り、登録したクレジットカードや金融機関の預貯金口座から即時に支払いができるサービスなどを提供するという。

69パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/21(金) 09:25:54
『3日ぶり反落。円は150円』

NTTが5月27日以来、5か月ぶりで年初来高値を更新した。しかも、この銘柄の終値4000円台というのは2000年3月31日以来のこと。ITバブル崩壊以来、ということになる。先端技術絡みで何か切り口があるのかどうか、背景材料はよく分からない。ただ、不透明な相場環境のなか、なんとなく頼りがいのありそうな銘柄、というところがいい。この日もプライム市場で年初来高値更新は52銘柄。新安値(20銘柄)に比べて優位な状況が14日以来続いている。ただ、空運・陸運・百貨店の旅行モノを除くと、大氣社、朝日工業、マニー、松風、日駐、イワキポンプ、平和、日本信号など地味な出遅れ銘柄に買いがシフトしているような気がする。これも、警戒感の現われかもしれない。ま、一気に強気に振れないところが健全だ。

それはそうだろう。米10年債は19日が4.137%。これでは、株価も上がりようがない。そこらあたりを覚悟しつつの戻り相場、あるいは値固め相場ということ。この日は米国株、日本株ともに3日ぶり反落。大きく崩れているわけではないが、下を向き始めるとまたぞろ気になってしまうのが弱気相場に慣れてしまった市場心理の弱みか。中国が入国者の検疫期間を短縮するそうである。党大会後の強権政治を気にする声は多いが、内政面での手当にも気を配った方がいいのではないか。少しずつ環境が解れてきそうだ。

大引け後の夕方、ドル円は150円台を見ていた。明日はもう一回、為替が焦点になるかもしれない。<10月20日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は90.22ドル安の30333.59ドル、ナスダックは65.66ポイント安の10614.84で取引を終了した。週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまり、9月中古住宅販売件数もほぼ予想に一致したため、成長減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。コンピューター・ソリューションのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)や通信のAT&T(T)の好決算を好感した買いも手伝い一段高となった。その後、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ観測がさらに強まると、長期金利の上昇を警戒した売りに押され、下落に転じ、主要株式指数は結局、下落で終了。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円56銭へ弱含んだのち150円29銭まで上昇し、150円15銭で引けた。対ポンドでのドル売りや英国債相場の上昇に連れ長期金利が一時低下したことに伴うドル売りが先行した。そののち、先週分新規失業保険申請件数が予想外に前週から減少したほか、中古住宅販売件数もほぼ予想に一致、さらに、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受け米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測がさらに強まると、長期金利が大幅上昇に転じドル買いが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の27020円。
ナイトセッションは方向感のない動き。序盤は27000円を挟んで推移。
米市場がオープンするとにわかに上値を追い、27290円まで上伸。
しかしすぐに値を消し、以降は再び27000円を挟んだ揉み合いとなり、そのまま引けました。

70パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/24(月) 08:06:30
続落 材料なく買えず

 21日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、石油、海運、鉱業、銀行、電機の5業種が上昇。陸運、空運、倉庫、非鉄、不動産など28業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。10年債利回りが4.24%まで上昇し、市場心理が悪化したようです。
 東京市場は日経平均が103円安でスタート。買い材料がなく、終始2万7000円を下回って推移しました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が冴えず。JR東、小田急など電鉄株も売られました。半面、東京エレク、ディスコなど半導体株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26890円58銭(▲116円38銭=0.43%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1881.98(▲13.43=0.71%)

●ツガミ[6101]
1082円(▲82)
後場に下げ幅を拡大。本日の午後1時に22年4〜9月期連結業績予想の下方修正を発表し、直後から嫌気売りが増えた。純利益は48億円から42億5000万円(前年同期比21.9%減)に減額。中国市場の売上が下振れ、為替の円安も逆風になった。

●ディスコ[6146]
3万3450円(△2450)
反発。20日に発表した22年4〜9月期連結決算が上振れ。22年4〜12月期予想でも売上高2066億円(前年同期比14.6%増)、純利益584億円(同28.3%増)と大幅増収増益を見込んでいることが好感された。パワー半導体向けの強い需要が継続。

●新家工業[7305]
1903円(△42)
連日で年初来高値を更新。割安・好業績で好利回り銘柄として物色が継続しているようだ。
2023年3月期の営業利益は44億円(前期比30.0%増)と1991年3月期(40億5300万円)以来、実に32年ぶりに過去最高益を更新する見通し。

71パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/24(月) 08:25:36
『10か月ぶり小浮動。米株安と底堅さ』

日経平均の日中値幅は116円。細かなことを調べるのが趣味な人がいるらしく、この日中値幅116円というのは21年12月24日(96円だった)以来という。なんと、10か月ぶりの水準となる。あの日は金曜日のクリスイブだったから、売買高も7億7700万株(本日は10億4400万株)と大納会に次ぐ低水準だった。本日はちょっと違うだろう、と思いたいところだが、市場ムードが何となく気乗り薄なのは似ているかもしれない。
それに、日経平均の日足チャートを見ると、今週の5日間は上下にヒゲが連発した。先週金曜日の大陽線の後に寄せ線が現れて、その後は上がっても下がっても実体の薄いコマ足ばかり。下値は底堅いけど、米国株の軟調が上値を抑える―そんなことが実情なのかもしれない。まぁ、下値は切り上がっているけど、果たしてそれに乗っていいのかどうか…なかなか迷ってしまう局面である。
来週は決算発表が幕開け。それがこの先の相場の方向を決めることは間違いない。それを待っていたのが今週の相場だったのかもしれない。最初の試金石は東京製鉄。ただ、いくら数字は良くてもなかなか評価してもらえない銘柄である。その後をひとつひとつ見ていこう。<10月21日記>


ダウ平均は748.97ドル高の31,082.56ドル、ナスダックは244.87ポイント高の10,859.71で取引を終了した。10年債利回りが2007年来の高水準を更新するなど長期金利の上昇を警戒し序盤は下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の伝達手段の一つとしても知られるウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBが11月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ptの利上げを行った後、利上げペース減速を協議する可能性を報じたため、12月FOMCでの利上げ幅縮小の思惑が強まり、金利が低下に転じるに伴い主要株価指数は上昇に転じた。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁の「より小幅な利上げを計画し始めるべき」との発言も手伝い、引けにかけて上げ幅を拡大して終了した。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、151円95銭まで上昇後、一時146円23銭まで反落し、147円27銭で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が23年に政策金利を5%まで引き上げることを織り込み10年債利回りが15年ぶり高水準となるなど長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後、日本銀行が円安是正の介入を実施したとの報道で円の買戻しが加速した。加えて、ウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBが11月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げ後、利上げペース減速させる可能性などを報じ、さらに、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁も「より小幅な利上げを計画し始めるべき」と、発言しため長期金利が低下に転じドル売り戻しも加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の27110円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。米市場オープン前は26800円どころでの推移。
22時頃から上昇に転じ300円ほど上げるも、0時頃には上げた分の大半を吐き出す格好に。
そこから切り返し、高値を更新して引けました。27150円の高値引け。

72パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/25(火) 08:41:35
反発 利上げ鈍化観測

24日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、非鉄、ゴム、機械、電機など17業種が上昇。不動産、陸運、小売、紙パルプ、食品など16業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発。ウォールストリート・ジャーナルが12月FOMCでの利上げペース鈍化を報じ、買い意欲が高まりました。
週明けの東京市場は日経平均が343円高でスタート。香港市場が崩れると東京も心理が悪化し、安値引けでした。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。三菱マテ、住友鉱山など非鉄株も買われました。半面、三井不動産、三菱地所など不動産株が冴えず。

Market Data
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【日経平均】
26974円90銭(△84円32銭=0.31%)
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【TOPIX】
1887.19(△5.21=0.28%)

●ナブテスコ[6268]
3055円(△65)
3営業日ぶりに反発。モルガン・スタンレーMUFG証券が当社株の投資判断を中立の「イコールウエート」から強気の「オーバーウエート」に格上げ、目標株価も3000円から3600円に引き上げたことが手掛かり。「業績は今後2年間堅調に推移」と。

●大東建託[1878]
1万3880円(▲370)
3営業日続落。21日に22年4月〜9月期の連結業績予想を増額修正したが、好材料出尽くしに。純利益は従来の350億円から360億円(前年同期比17.3%減)に上振れた。建設工事の進捗が想定よりも進んで従来予想を上回る見通しとなった。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
6140円(△1000)
怒涛の4日連続ストップ高。前週に配信開始した新作ゲーム「メメントモリ」の出足が好調なことに加え、21日にマッチングアプリ「恋庭」の月次データを公表したのも買いを誘ったもよう。恋庭の9月課金高は前月比2%増の1億4000万円だった。

73パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/25(火) 08:48:02
『400円高後はジリ貧。追随できぬ米株急伸』

13日の日中1500ドル高には及ばないが、朝方の安値から終値近くの高値まで900ドル以上の値上がりとなった21日の米ダウ平均。”FEDウォッチャー”として知られる著名記者による署名記事だから大いに有難いご託宣、ということらしい。「12月FOMCで利上げ幅縮小が議論される」との観測。内部からのリークでないとここまでは書けない。しかも、ブラックアウト期間に入ったから、FED高官は表立って反論できない絶妙なタイミングであった。では、リークした人の意図は何があったのか。株価が戻り始めたタイミングでこんな話をすれば、株価上昇に弾みがついてしまう事は明らか。「藪から蛇」になってしまうだろうに、といらぬ心配までしてしまう。1500ドル高の時よりもミステリアスな900ドル高であった。

だから、持続力はあるのか、と考えると、本日の後半尻すぼみになった日本株の方が冷静に見ているのかもしれない。うっかり一緒について行ってしまうと梯子を外されるかも、と考えたのか…情けないことに日経平均は安値引けとなってしまった。「放れた方につけ」と勇んでみたが、上ヒゲ陰線では乗り切れない。まだ膠着状態が継続中のようである。

WSJの記事に便乗した(根回ししていたかも?)わが当局の円買い再介入(本日朝方もあったらしい)、中国で習近平3期目就任、英保守党の党首選締め切り(今晩10時)など、いろいろな材料があって消化不良気味。それにしても、1時間足らずの間で4円以上も動いてしまう為替の方が躍動感があって面白そう、と思うのは本音である。<10月24日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は417.06ドル高の31499.62ドル、ナスダックは92.90ポイント高の10952.61で取引を終了した。国内経済が深刻な景気後退を回避できるとの期待感に寄り付き後、上昇。さらに、今週控えている主要ハイテク企業決算の順調な結果を期待した買いも加わり、終日堅調に推移した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が今後、利上げペースを減速するとの思惑も根強く、引けにかけては上げ幅を一段と拡大し終了。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円23銭へ強含んだのち148円66銭まで下落し、148円98銭で引けた。9月シカゴ連銀全米活動指数が予想を上回りドル買いが優勢となったが、米10月製造業PMI速報値が予想外に活動の縮小に落ち込みFRBの利上げ減速見通しにドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の27145円。
ナイトセッションは、中盤までは27000円を挟んだ揉み合い。
米市場オープン直後は27100円どころで推移していたのが、一時はマイナス圏に転落する場面も。
すぐに切り返すと引けにかけては上げ幅を拡大しました。

74パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/26(水) 08:35:46
続伸 中国落ち着く

25日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、海運、ゴム、石油、電機、情報通信など。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。英国の政局がスナク後継で収束しつつあるうえ、ウクライナで停戦合意の可能性が指摘され、心理が好転しました。
東京市場は日経平均が139円高でスタート。前日弱かった香港が持ち直し、東京も買いが先行しました。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。決算が好感された日本電産も買われました。半面、セブン&アイ、ビックカメラなど小売株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27250円28銭(△275円38銭=1.02%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1907.14(△19.95=1.06%)

●円谷フィールズHD[2767]
2176円(△310)
1週間ぶりの年初来高値更新。東証プライム市場の上昇率首位。24日に22年4〜9月期連結業績を発表。同時に通期予想を上方修正し、好感された。営業利益は40億円から60億円(前期比74.2%増)に増額。コンテンツ&デジタル事業が伸びる。

●中外製薬[4519]
3396円(▲123)
5営業日続落。24日に2022年1〜9月期連結決算を発表。直近の7〜9月期に限ると営業利益968億8800万円(前年同期比20.7%減)と減益だったことを嫌気した。
血友病剤「へムライブラ」の初期出荷分に関するロイヤルティ収入が大幅減少した。

●プレシジョン・システム・サイエンス[7707]
563円(△80)
ストップ高。24日引け後、フェローテックHD[6890]とナノ磁性体を利用した生体物質測定の研究開発および製品販売を行う合弁会社を設立すると発表し、買い材料視された。今回の合弁事業は、当社が有する磁性体反応制御、PCR検査などに関する技術・製品と、フェローテックの磁性流体・ペルチェ素子などの技術を融合させ、生体物質測定分野でのより高度、精密なシステムの研究開発を行うのが目的。感染症はもとより、がん、アルツハイマーなど難易度の高い確定診断に活用できる技術確立を目指すとしている。

75パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/26(水) 08:41:00
『今月2度目の200日線乗せ。意欲も回復中』

日経平均は続伸して終値で2万7000円台乗せ。10月6日の戻り高値に対しザラバ高値、終値ともに届かず。ただ、200日線(2万7211円)は回復した。これで20日線回復は19日に次いで今月2回目。ただ、この200日線は少しずつ低下中であり、戻りのフシとして堅牢度も低下中ということ。10月6日には届かずに終わっておやから、結局は6日終値2万7311円を上抜かなければ相場が変わったとはいえないようである。
ただ、昨日は「内需を売って外需を買う」という跛行色が目立ったが、本日は内需でも強い銘柄があって業種別の騰落は海運から小売まで33業種がすべてプラス。幅広く買い戻し、ということか。プライム市場では74%の銘柄が値上がり。日経平均採用銘柄では200超がプラスだった。プライムの売買代金は2兆7990億円と、昨日比7.5%増。若干ながら意欲も回復中。

引け後に業績見通しの増額修正を発表したシマノ(海外比率90%)やエンプラス(同73%)のように、海外比率が高く円安の恩恵を受ける銘柄は収益状況がいい。その意味で、円安を手掛かりに外需企業を買うというここでの流れは間違っていない。ただ、半導体関連の主力銘柄となると、需給関係や先行き見通しなど相場要件はちょっと複雑。個別銘柄の選り分けはなかなか難しい。

大引け後に21日現在の信用残状況が明らかになったが、売り残の前週比増加トップ銘柄は神戸物産。その売り残高は前週比253万株増加の790万株。買い残が160万株に過ぎないから、貸借倍率0.2倍。確かに、月次はやや足踏みだが、ここまで売りが溜まってくると、どこかで一気に担がれることも考えておかなければ…。経営者だって手を拱いているわけではないだろう。<10月25日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は337.12ドル高の31836.74ドル、ナスダックは246.51ポイント高の11199.12で取引を終了した。予想を下回った住宅関連指標を受け景気後退懸念が強まり、寄り付き後、下落。その後発表された10月消費者信頼感指数も悪化したため長期金利が大幅に低下すると買いが強まり、上昇に転じた。金利低下に加えてドル安、さらに、決算への期待を受けてハイテク株も強く、相場全体を押し上げ、引けにかけて上げ幅を拡大し、終了。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円93銭から147円52銭まで下落し、147円93銭で引けた。米8月の住宅価格指数や10月リッチモンド連銀製造業指数、10月消費者信頼感指数が軒並み予想を下回る結果を受けて、FRBの利上げペース減速の思惑が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、2年債入札の低調な結果を受けて長期金利が下げ止まるとドル売りも一段落した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の27555円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。27200円を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上値を追う動き。午前1時頃に27500円台に乗せるとこの水準で推移し、そのまま引けました。

76パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/27(木) 08:28:36
続伸 内需株買われる

26日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、薬品、サービス、その他金融、精密、その他製品など21業種が上昇。海運、陸運、石油、鉄鋼、ゴムなど12業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。10年債利回り4.10%台に低下したうえ、コカコーラ、ゼネラルモーターズの決算が予想を上回り、強気ムードが続きました。
東京市場は日経平均が160円高でスタート。アジア市場も落ち着いた動きをみせ、東京も買いが先行しました。個別銘柄では、武田、アステラスなど薬品株がしっかり。NTT、KDDIなど通信株も強含みでした。半面、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27431円84銭(△181円56銭=0.67%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1918.21(△11.07=0.58%)

●シマノ[7309]
2万2690円(△1110)
3日続伸。25日に発表した22年1〜9月期連結決算が好調で22年12月期通期予想を再増額。好感された。通期の当期純利益は1284億円から1363億円(前期比17.6%増)に増額。欧米や中国等で自転車需要が底堅く、アジア通貨安も寄与する。

●大末建設[1814]
1217円(▲245)
急反落で東証プライムの下落率首位。25日に22年4〜月期と23年3月期通期の業績と配当の予想を下方修正し、嫌気された。通期の純利益は19億9000万円から10億2000万円(前期比43.8%減)に引き下げ。着工の遅れに加え、資材高騰も響く。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
1万320円(△3180)
新作ゲーム「メメントモリ」の配信開始・出足好調を背景に人気化し、前日まで5営業日連続のストップ高。本日は制限値幅の上限を拡大する措置が取られ、3営業日ぶりに売買成立。値幅取りを狙った売買が活発化し、高値1万2820円、安値8100円の荒い値動きとなった。売買代金は543億円とグロース市場でダントツ。26日午後零時、メメントモリのリリースから6日間のデータを公表。課金高は18億円、ダウンロード数は100万という。

77パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/27(木) 08:35:28
『ケガ用心の戻り新値。後場は失速』

日経平均は3日続伸。9月安値以降の戻り高値だった10月6日2万7311円(取引時間中の高値は2万7399円)を上抜いた。これで短期底入れ確認ということ。米国株は先週ダウ工業株30種、S&P500種と相次いで10月初旬の戻り高値を抜いていたが、遅れていたNASDAQ総合指数も25日に上抜いており、3指数ともに戻りを試す新しい展開に入っている。ようやく日経平均も、ということだが、TOPIXはまだ10月6日高値に届いていないし、日経平均も後場になって失速しているように、それほど勢いがあるわけではない。

この日の日足をみると、実体わずか21円の極小陽線。上値に150円近い幅での上ヒゲが立っており、形は褒められたものではない。いわば「上値に抵抗あり」という形である。それはそうだろう、採用225銘柄のうち上昇に寄与した10銘柄はソフトバンクG、エムスリー、テルモ、第一三共、リクルート、エーザイ、オリンパス、信越化学、中外薬、塩野義―の順。SBG、リクルート、信越化を除くと、ディフェンシブ系の銘柄ばかり。
(1)グロース・ハイテクがひと息入った、(2)全般に出遅れ循環が続いている…といった背景はあるにはあるが、さて、どんなグループがけん引してフシを払ったのかと考えると、これではちょっと寂しい限り。要は、買い方もまだ本気じゃない、ということか。ここで強気になって梯子を外されることを警戒して薬品株、ということでは、ちょっと用心し過ぎだろう。<10月26日記>


ダウ平均は2.37ドル高の31839.11ドル、ナスダックは228.12ポイント安の10970.99で取引を終了した。9月の卸売在庫の伸びの鈍化や新築住宅販売件数の減少を受け景気減速を懸念した売りに、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速見通しが強まり、長期金利がさらに低下したほか、クレジットカード会社、ビザ(V)の好決算を好感した買いが下値を支えダウは上昇に転じた。ナスダック総合指数は昨日引け後に発表された検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)やソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)の弱い決算に失望した売りに押され大幅安。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円35銭から146円23銭まで下落し、146円37銭で引けた。米9月新築住宅販売件数が8月から減少したほか前渡商品貿易赤字拡大で景気への見通しが悪化。さらに、カナダ中銀が金融政策決定会合で成長見通しを引き下げ予想外の小幅利上げを決定するハト派利上げを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速懸念が強まり長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。米5年債入札も好調で米国債相場が続伸。長期金利の一段の低下でドル売りにさらに拍車をかけた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の27380円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値付近での小動き。
米市場がオープンすると上値を追い、27630円をつける場面も。
しかし午前1時頃から下落に転じ、上げた分を全部吐き出す展開に。
下値を売り叩く動きにはなりませんでしたが、再び日中終値付近での揉み合いとなり、日中比変わらずで引けました。

78パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/28(金) 08:30:18
反落 手掛かりなく買えず

27日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、電力ガス、石油、機械、薬品の5業種が上昇。銀行、海運、繊維、紙パルプ、その他金融など28業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまちでした。決算が嫌気されたアルファベット、マイクロソフトが大幅安し、ハイテク株は売られました。
東京市場は日経平均が24円安でスタート。強い売買材料がなく、じり安でした。個別銘柄では、みずほ、三菱UFJなど銀行株が軟調。郵船、商船三井など海運株も売られました。半面、INPEX、ENEOSなど原油株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27345円24銭(▲86円60銭=0.32%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1905.56(▲12.65=0.66%)

●キヤノン[7751]
3136円(▲208)
大幅続落。26日に22年12月期通期の純利益予想を下方修正し、嫌気された。同利益予想は2620億円から2500億円(同16.4%増)に減額した。本業は堅調だが、外貨建て借入金で為替差損が発生することなどが響く。本日の円高進行も売り材料。

●カプコン[9697]
4105円(△300)
株式分割考慮の実質で8月19日以来の上場来高値更新。26日に23年3月期通期予想を上方修正し、好感された。純利益は345億円から365億円(前期比12.1%増)に増額。6月発売の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が人気化。

●ANYCOLOR[5032]
1万2530円(△460)
一時は14%高の1万3790円まで買われ、上場来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が26日に投資判断「オーバーウエイト」、目標株価2万0600円で新規に調査を開始したのが買い材料視された。同証券アナリストは当社について、世界的なVTuberの人気拡大により、中期的に高い収益成長が続くと想定。2025年4月期の営業利益予想を363億円としているもよう。

79パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/28(金) 08:35:30
『4日ぶり反落。なお膠着状態』

ドル円は東証の大引け少し前に145円10銭台まで円高が加速。先週金曜日に152円手前まで伸びたところで介入があったから、1週間足らずで7円近い円高。この日は株式よりも為替市場の方が動きは激しかった。

日経平均は4日ぶり反落。この3日間で541円しか上がってないから、本日の86円安は定石の範囲内だろう。ただ、日経平均の膠着状態は相変わらずで、日中値幅(高値と安値の値ザヤ)は119円と、年初来最低を記録した先週金曜日(116円)に迫る小浮動となった。前場は3回ほど前日比プラスに顔を出す場面があったが、一番高いところでも前日比18円高だから、上値にはフタをされたも同然。円為替の反転高への警戒か、米国株の意外な強調ぶりに対する戸惑いなのか、終値だけを見ていると分からないような葛藤が市場にはあるようだ。

カナダ中央銀行の利上げ幅縮小が意外性とともに米FRBへの利上げベース鈍化への連想を呼んで米10年債金利が一時4%割れ。本来はグロース系銘柄への支援材料となるはずだが、IT大手の決算不調が相殺する結果となり、26日のNADAQは大幅な反落場面。このNASDAQ総合指数もまだ心許ない動きである。

大引け後に発表された信越化学の決算が素晴らしい。中間期の上振れ、通期見通しの増額修正。それも市場コンセンサスを大幅に上回るものだった。これで、配当見通しも修正されていれば文句がないのだが、それでも明日は見直されるだろう。<10月27日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。7-9月期国内総生産(GDP)速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラー(CAT)など良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)の低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円93銭まで上昇後、145円67銭まで反落し146円18銭で引けた。米7-9月期GDP速報値が3四半期ぶりのプラス成長に改善したほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを正当化するとの見方にドル買いが再開した。しかし、米7-9月期価格指数が予想以上に4-6月期から鈍化したほか、欧州中央銀行(ECB)のハト派的利上げを受けた欧州債相場の上昇に連れ、米国債相場も上昇。FRBの利上げ減速の思惑も根強く、長期金利低下に伴いドル買いが後退。しかし、低調な7年債入札を受けて金利が下げ止まると、ドルが底堅く推移した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の27075円。
ナイトセッションは軟調推移。序盤は日中終値付近での揉み合い。
23時過ぎから下落に転じ、時間が経過するごとに下げ幅を拡大する弱い動き。
米市場クローズ直後には安値26930円をつけました。引けにかけては少し戻し、27000円台は維持して引けました。

80パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/31(月) 10:09:39
続落 日銀は「維持」

28日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、自動車、サービス、陸運、ゴム、保険など10業種が上昇。海運、精密、鉱業、非鉄、電機など23業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまち。決算が市場予想を下回ったメタプラットホームズが大幅安し、アップル、アマゾンなども連れ安しました。
東京市場は日経平均が248円安でスタート。日銀は金融政策の維持を決定しましたが、アジア市場が軟調に推移したこともあり、東京は売りが先行しました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど資源株が冴えず。決算が嫌気されたファナックも売られました。半面、NTT、KDDIなど通信株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27105円20銭(▲240円04銭=0.88%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1899.05(▲6.51=0.34%)

●三井松島HD[1518]
2370円(▲700)
ストップ安で引け、なお売り注文を残す。当社が資源大手グレンコアと運営するオーストラリアのリデル炭鉱について、鉱区を隣接地に広げる「鉱区延長」に係る環境許認可申請を、ニューサウスウェールズ州当局が否決したと発表し、嫌気された。

●イビデン[4062]
5090円(△560)
続伸。27日に22年4月〜9月期連結決算と通期予想の増額修正を発表し、好感された。通期の営業利益は670億円から730億円(前期比3.1%増)に増額。サーバー向け需要が順調に推移した。納入先のインテルの時間外での株価上昇も追い風。

●pluszero[5132]
本日、東証グロース市場に新規上場。終日買い気配が続き、売買が成立しなかった。人工知能(AI)とITを軸に各種テクノロジーを活用したソリューション提供事業を展開。第3世代AIの課題を克服する次世代の「第4世代AI」カンパニーを標榜。人気化しやすいAI関連のIPOであることに加え、2022年10月期に増収・黒字転換を見込んでおり、セカンダリー市場での値上がりに期待した買いが先行した。

81パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/31(月) 10:15:05
『上値重いが底堅い。十字線が出現』

日経平均は続落。27日の米国市場はダウ平均こそ小幅続伸したものの、S&PとNASDAQが続落。特に、決算発表を終えたGAFAMが総崩れといっていい株価の反応。「好感できる内容ではないが、まあまあ想定内の数字。それが、極端に売られている…」(みずほ証券・倉持マーケットストラテジスト)と首をかしげる状態。それでは、こちらも手が出るものではない。朝方から売り優勢で始まり、一時は2万7000円割れ。そこを下値に下げ渋るのだから、底堅いことは確か。しかし、その底堅さが相場の動きを縛っていることも確か。
プライム市場の売買代金は5兆7000億円台に膨らんだが、TOPIXの銘柄入れ替えに伴うリバランス商いが大引けにかけて執行されたため。それがあったこともディーラーの動きを制約したか。
膠着の極みといっていいのが、日経平均の寄り引け値幅。この日の寄り引け値幅は7円82銭。これは先週金曜日(17日)の9円23銭よりも少ない。この寄り引けの価格差はローソク足チャートの実体部分に相当する。つまり、日足は実体が極小な十字線になった。十字足は「転機」の象徴。さて、来週はちょっと変わってくるか…。<10月28日記>


ダウ平均は828.52ドル高の32,861.80ドル、ナスダックは309.78ポイント高の11,102.45で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の金利がピークに接近したとの見方などから買いが先行。銀行株の上昇や石油会社の決算が史上最高益を記録するなど好調で一段と相場を押し上げた。また、金利の上昇が一段落し大きく下落していたハイテク株にも押し目からの買い戻しが見られ、ナスダック総合指数も上昇に転じた。主要株価指数は終日堅調に推移し引けにかけては上げ幅を拡大して終了した。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円15銭から147円84銭まで上昇し、147円42銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたPCEコア価格指数の9月分が8月から伸びが拡大し3月来で最大の伸びを記録、インフレ期待として注視の米10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値も高止まりとなったため11月FOMCでの追加大幅利上げを正当化するとの見方に長期金利上昇に伴うドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円高の27505円。
ナイトセッションは強い動き。日中終値変わらずでスタートすると一貫して上値を追う値動きに。
21時30分の指標で多少上下に振れた以外は一晩中上げ続け、27530円の高値引けでした。

82パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/01(火) 08:33:54
反発 2万7500円を回復

 31日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電機、機械、海運、ゴム、その他製品など31業種が上昇。ガラス土石、石油の2業種が下落。
 前週末の米国株式市場は3指数とも上昇。9月個人消費支出PCEやミシガン大指数が市場予想を下回り、インフレ警戒感がやや後退したようです。
 週明けの東京市場は日経平均が299円高でスタート。終始買いが先行し、2万7500円の節目を突破。その後も高止まりしました。個別銘柄では、パナソニック、ソニーなど電機株がしっかり。商船三井、郵船など海運株も買われました。半面、TOTO、ガイシなどガラス土石の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27587円46銭(△482円26銭=1.78%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1929.43(△30.38=1.60%)

●キーエンス[6861]
5万6320円(△4610)
反発。28日に発表した22年4〜9月期決算が好調で23年3月期通期の配当予想を増額し、好感された。決算は純利益が1806億4100万円(前年同期比27.4%増)と過去最高。センサーや計測器の販売が伸びた。年間配当は100円増の300円に。

●アンリツ[6754]
1499円(▲120)
続落して5月26日に付けた年初来安値に迫る。28日に23年3月期通期予想を下方修正し、嫌気された。営業利益は190億円から175億円(前期比6.1%増)に引き下げた。主力の通信計測事業で原材料価格の高騰や世界的なインフレが重荷に。

●M&A総合研究所[9552]
7080円(△1000)
ストップ高まで買われ、上場来高値更新。28日引け後に2022年9月期決算を発表。営業利益は前々期比3.7倍の21億0300万円に拡大。今2023年9月期営業利益予想は前期比49.7%増の31億5000万円とアナリスト予想の平均28億円を上回る見通しを公表し、業績成長を評価した買いが先行した。今期もアドバイザー数を急拡大させつつ、成約単価・成約期間は現状を維持することにより、業績を伸長させる計画という。

83パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/01(火) 08:38:41
『10月は6.4%高。11月に期待』

10月相場の最終日。日経平均は反発して482円高となり、月間のパフォーマンスは1650円(6.36%)高となった。9月末安値から10月末高値。思いのほか長い月間足陽線となった。この上昇幅・率は2020年11月(3456円・15%高)以来の記録。米大統領選でのバイデン勝利を受けた米国株高の余波で急伸した月以来となる。もっとも、今月の米ダウ平均の成績は飛びぬけて良く、28日現在での月間上昇率は14.39%と、1976円1月(14.41%)以来の上昇率らしい。今晩の月末NY株が高ければ、この記録を抜いてしまうかもしれない。日経平均の6%ぐらいの上昇率では威張れたものではない。

2年前がそうだったように、11月相場は日米ともに株価上昇のジンクスがある。ダウ平均は2013年から20年まで8年間、日経平均も2012年から20年まで9年間、この11月に高かった記録が残っている。特に、近年は大統領選と中間選挙の年の月後半の上昇アノマリーが顕著。取引所再開以来まで記録を引き延ばしてみると、42勝31負(勝率57.5%)の勝率は中庸なものだから、むしろバブル崩壊以降に出来上がったジンクスとみていいだろう(95年から02年にかけて8年連続高という記録もある)。月間の推移も月末にかけてジリ高を辿るのが最近の基本パターン。目下、米国株を取り巻く環境は不透明だが、そこで大きな波乱さえなければ、今度は日本株が存在感を発揮し、年末高につなぐ、ということがあるかもしれない。

そのためには企業業績が拠りどころ。日立に続いてコマツが好決算を発表した。こうした地味な実力派銘柄がしっかりしてくれば、市場全体にも安心感が広がるはずだ。<10月31日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は128.85ドル安の32732.95ドル、ナスダックは114.31ポイント安の10988.14で取引を終了した。明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒した売りが先行し、寄り付き後、下落。月末の調整や利上げ減速期待を受けた買いにダウは一時プラス圏を回復したが、戻り売りに押され、再び下落した。長期金利の上昇でハイテクも弱く、主要株式指数は終日軟調に推移し終了。

10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円44銭まで弱含んだのち148円85銭まで上昇し、148円71銭で引けた。予想を下回った米国経済指標を受けて一時ドル買いが後退したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が明日から開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%利上げを実施することを織り込み長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの27550円。
ナイトセッションは小動き。27450〜27580円の狭いレンジで推移し、マイナス圏に位置する時間が長かったものの、終盤は買いがやや優勢となり、20円高の27570円で引けました。

84パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/02(水) 08:32:32
続伸 トヨタは売られる

1日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、卸売、鉄鋼、食品、空運、鉱業など21業種が上昇。金属、海運、電力ガス、自動車、建設など12業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。10年債利回りが一時4.11%台まで上昇したうえ、FOMCを控えた様子見ムードも重なり、売りが先行しました。
東京市場は日経平均が27円高でスタート。マイナス転落する場面もあったものの、後半は買われ、ほぼ一日の高値圏で引けました。個別銘柄では、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株がしっかり。三井金属、三菱マテなど非鉄株も買われました。半面、中間決算が減益だったトヨタが冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27678円92銭(△91円46銭=0.33%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1938.50(△9.07=0.47%)

●JT[2914]
2698円(△234)
連日の新高値。10月31日に発表した22年1〜9月期決算(IFRS)が好調で22年12月期通期の業績・配当予想を上方修正し、好感された。通期の純利益は3610億円から4450億円(前期比31.5%増)、年間配当も150円から188円に引き上げた。

●トヨタ自動車[7203]
2019.5円(▲40)
午後1時25分の22年4〜9月期決算発表後に下げ幅拡大。純利益は1兆1710億円(前年同期比23.2%減)。円安効果はあったが半導体不足などで生産台数が伸び悩み、資材費の高騰も響く。23年3月期通期の利益予想を据え置き、失望された。

●SBIインシュアランスグループ[7326]
898円(△105)
一時はストップ高の943円まで上昇。10月31日引け後に発表した4-9月期の決算速報が買い材料視された。売上高は前年同期比9.3%増の478億9700万円、経常利益は同25.6%増の41億5400万円になったもよう。保有契約件数が堅調に増加したとしている。

85パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/02(水) 08:40:51
『先物にお朔日商い。高値引け』

ダウ平均の7日ぶり反落をはじめ米国株式は軟化して戻ってきたが、こちらは日経平均がプラスでスタート。その後、マイナス水準に沈む時間帯もあったが、先物への断続的な買い物に押し上げられて前引け高値。後場も水面上を維持してほぼ高値引け。「いつもの月初めの先物買い注文。終日買い物が続いたことから見ると、外国人買いも入っているのかもしれない」(ブライトンリサーチ・堀川さん)との観測も。香港、上海の中国株が急反発に転じ、グローベックス米国株先物夜間取引が反発地合いだったことも追い風。
ただ、先物は高いが、市場全般が強地合いだったかというと、そうでもない。プライム市場の個別株騰落をみると、値下がり銘柄が5割に近く、値上がり銘柄は46%ほどしかない。規模別でみると、小型より中型、中型より大型株が強かった。小型株の地合いはまだ温まっていない。

主力株でも、トヨタ自動車がガッカリの決算発表。通期見通しで売上高を増額修正したものの、利益は据え置き。午後の取引時間中に発表したことで、株価が急落した。7〜9月期下振れ着地の京セラ、通期減益見通しに修正した村田製作所など決算悪銘柄は大胆に売られていた。その意味では高安区々の地合いといっていい。
問題は、この先物買いがまだ続くのか、だが、「米FOMCや文化の日休日など先の日程がギクシャク。この日1日の動きと見ておくのが無難」(堀川さん)かもしれない。筆者も本日、兜神社にお参りしたが、お朔日参りはどこにでもあること。1日だけでは、地合いに大きな変化を起こすことはできそうにない。ウォール街にも「11月1日は高い」というアノマリーがあるそうだ。<11月1日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は79.75ドル安の32653.20ドル、ナスダックは97.30ポイント安の10890.85で取引を終了した。中国が経済封鎖を解除、ゼロ・コロナ政策を緩和するとの思惑で上昇したアジア、欧州市場の流れを継いだ買いに寄り付き後、上昇。その後、10月ISM製造業景況指数やJOLT求人件数などの経済指標が予想を上回ったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)開始にともない大幅追加利上げを織り込み長期金利が上昇に転じると警戒感が強まり、主要株式指数も下落に転じた。その後も軟調推移を続け、終了。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円00銭まで弱含んだのち148円35銭まで上昇し、148円19銭で引けた。欧州通貨に対してドルが売られたほか、中国ゼロコロナ政策緩和の思惑で安全通貨としてのドル買いが後退。金利低下に伴うドル売りが先行。その後、米10月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたほか、10月ISM製造業景況指数や9月JOLT求人件数などが予想を上回り米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑が緩和、また、連邦公開市場委員会(FOMC)開催で追加大幅利上げを織り込み長期金利が上昇に転じると再びドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の27590円。
ナイトセッションは、序盤は堅調推移。27700円台と、小高く推移しました。
しかし23時の指標を受けて米市場が下落に転じるとツレ安し、27500円まで下押ししました。
27500円を割り込むことはなく、そのまま小安い水準で揉み合って引けました。
昨日は日中といいナイトといい、FOMC待ちで様子見ムードといった按配です。

86パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/03(木) 10:33:04
まちまち FOMC待ち

 2日の東京市場はまちまち。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、鉄鋼、農林水産、石油石炭、食品など19業種が上昇。精密、サービス、化学、電力ガス、陸運など14業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。FOMC前の手控えムードに加え、10月ISM製造業PMIが50.2と予想の50.0を上回り、引き締めへの警戒感が高まりました。
 東京市場は日経平均が116円安でスタート。休日とFOMCを控え、日経平均、TOPIXとも小動きでした。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が軟調。東電、東北電など電力株も売られました。半面、INPEX、出光など資源株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27663円39銭(▲15円53銭=0.06%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1940.46(△1.96=0.10%)

●住友化学[4005]
468円(▲26)
3月8日に付けた年初来安値を更新。1日に発表した22年4〜9月期連結決算が低調で23年3月期通期の利益予想を下方修正し、嫌気された。純利益は1250億円から1050億円(前期比35.2%減)に減額。原材料高や情報電子化学の出荷減が響く。

●三井物産[8031]
3579円(△100)
3連騰で6月9日以来の上場来高値更新。1日午後2時に23年3月期通期の利益と配当を上方修正。自己株買いも発表し、本日も好感買いが続く。純利益は従来の8000億円から9800億円(前期比7.1%増)に増額。NY市場でも資源株高が鮮明。

●マイクロ波化学[9227]
1358円(△67)
3週間ぶりに上場来高値更新。業績や値動きの良好さで直近のIPO銘柄を選別する流れに乗っているほか、1日にマイクロ波を用いたケミカルリサイクル技術の大型汎用実証設備を完成させたと発表したのも買いを誘ったもよう。今年度中にこの実証設備を本格稼働し、汎用樹脂を中心に実証試験を行う予定。2025年までに化学メーカーなどと共同で社会実装を目指すとしている。

87パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/03(木) 10:42:57
『指数は区々。FOMC待ち』

TOPIXとJPX400は3日続伸ながら日経平均が安く、株価3指数は区々。特に、今晩(日本時間3日午前3時)発表されるFOMCの政策決定と記者会見での議長発言、それらに対する株価の反応を見極めようとする気分から、後場は完全に見送り商状となった。
日経平均は15円安だから、ほとんど成果のない1日という感じだが、前場はそれでも動きにうねりがあった。安寄り後に押し目買いされ、少しずつ水準を切り上げて午前11時少し前には昨日のザラバ高値(2万7682円)を瞬間上抜く場面があったほど。日足をみると陽線になり、今週になって3日間は3陽連。それも緩やかに上昇を続ける75日線より上位置で終わっており、この3日間は75日線上を維持している。
上下にヒゲの長い十字足が出現した先週金曜日28日を転機に、明らかに上値指向の強い動きになってきた。心理的なフシとなる2万8000円台まで340円ほどだから、飛び休明けの金曜日には案外とアッサリ、ということも考えられなくはない。もっとも、それも今晩のNY次第である。

個別銘柄ではソニーGが殊勲賞。市場予想を上回る水準への通期見通し増額修正を好感して上放れ、一時は12%を上回る上昇率。1銘柄で24円、日経平均を押し上げていた。<11月2日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は505.44ドル安の32147.76ドル、ナスダックは366.05ポイント安の10524.80で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を警戒した売りに寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り4会合連続で0.75%の利上げを決定すると同時に声明ではペース減速の可能性が示唆されたため長期金利が低下し、主要株式指数は一時急上昇した。その後、パウエル議長が会見でインフレ抑制の道のりが長く、最終的な金利も従来の予想を上回ると言及すると、利上げ継続を警戒した売りに拍車がかかり、大きく下落に転じ終了した。セクター別では、小売り、ソフトウェア・サービスが下落。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円68銭まで下落したのち147円97銭まで上昇し、147円92銭で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り4会合連続で0.75%の利上げを決定した。声明を受けて、今後の利上げ減速やピークに近づいたとの思惑に米国債相場が上昇し、金利低下に伴いドル売りが加速。しかし、その後の会見で、パウエル議長は、インフレ抑制の道のりはまだ長く、利上げ停止検討がかなり時期尚早と言及し、最終的な金利が従来想定されていた水準を上回るとしたため、当面利上げが継続するとの見方に来年の利上げ見通しが一段と強まり、長期金利が上昇に転じ、ドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の27315円。
ナイトセッションは大幅下落。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると弱含み、FOMCの直前は27600円どころでの推移。
発表を受け、一瞬27750円をつけたものの垂直落下し、安値圏で引けました。

88パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/04(金) 08:27:50
米国株式市場は続落。ダウ平均は146.51ドル安の32001.25ドル、ナスダックは181.86ポイント安の10342.94で取引を終了した。週次失業保険申請件数が依然低水準で労働市場の健全性を証明したため金利高を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは押し目買いや一部企業の予想を上回った決算を好感した買いに一時プラス圏を回復したものの、FRBのタカ派姿勢を懸念した売りやハイテクの売りに押され上昇は限定的となった。さらに、雇用統計の発表を控えた警戒感に主要株式指数は引けにかけて下げ幅を拡大し、終了。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円45銭まで上昇後147円61銭まで反落し、148円26銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が市場予想を小幅下回り、引き続き歴史的にも低水準で推移したため米連邦準備制度理事会(FRB)が来年、政策金利を従来より高い5.2%近くまで引き上げることを織り込み、長期金利の上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、米10月ISM非製造業景況指数が予想を下回りパンデミックによる経済封鎖直後の低水準に悪化したためドル買いが一時後退したものの底堅く推移。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の27255円。
日本が休場の3日、225先物は小動き。ほとんどの時間帯は27300円を挟んだもみ合いでした。引けは昨日の朝とほぼ変わらぬ水準。

89パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/07(月) 08:18:18
日経続落 主力株冴えず

4日の東京市場は下落。TOPIX業種別騰落率は、空運、非鉄、卸売、銀行の4業種が上昇。ガラス土石、農林水産、精密、海運、金属など28業種が下落。鉱業は変わらず。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。FOMCで利上げ長期化が示唆されたうえ、雇用統計前とあって買えませんでした。
東京市場は日経平均が292円安でスタート。前日までの米国株の下げを織り込み、終始軟調でした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGなど主力株が下落。川崎汽船、郵船など海運株も売られました。半面、伊藤忠、三井物産など商社株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27199円74銭(▲463円65銭=1.68%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1915.40(▲25.06=1.29%)

●Zホールディングス[4689]
340円(▲56.2)
急落して20年4月以来の安値。2日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が不振で嫌気売りに押された。純利益は403億0700万円(前年同期比25.7%減)だった。デジタル広告を含むメディア事業の成長鈍化が響き、減益率が拡大した。

●大阪チタニウムテクノロジーズ[5726]
4545円(△695)
一時ストップ高で上値追い。2日に22年4月〜9月期連結決算の上振れ着地と23年3月期通期予想の増額を発表し、好感された。通期の営業利益は18億円から30億円(前期は19億1400万円の赤字)に修正。東邦チタニウム(5727)もツレ高。

●ジャパンワランティサポート[7386]
1811円(△112)
上場来高値更新。2日引け後に発表した2022年9月期決算が材料視された。営業利益は前期比14.5%増の5億5500万円となり、従来予想5億1200万円を上振れした。2023年9月期営業利益予想は前期比8.5%増の6億0300万円と連続最高益更新を見込む。住宅設備機器の延長保証サービスを展開。住宅メーカー、エンドユーザーともに同サービスのニーズが高まっており、今後ますますスタンダードなサービスとして定着すると想定しているという。

90パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/07(月) 08:25:54
「米国株に連動安。週末調整の日」

東京市場が「文化の日」休場だった2日間。米ダウ平均は合計651ドル値下がりしていた。それに対し、休み明け本日の日経平均の下落幅は633円(前場のザラ場安値での比較。大引けは463円安)だから、まぁ相応の下落幅というところか。休み前までの3日間が戻り高値圏で強かったから、この日の動きがどうにもガッカリだが、そういえば、10月28日も、10月21日も金曜日は「週末調整」っぽい動きだったから、最近のパターンはこんあものと考えればいいかも知れない。

ただ、アップルとアマゾンの「採用凍結」など頼りのIT大手から、いかにも不ザエなニュースが相次いでムードを暗くしているらしい米国株市場。その株価指数への直接的なインパクトも含め、先行きへの展開が見通しにくい。そのため、NADAQ総合指数は3日の終値が1万342ポイント。10月14日の安値1万321ポイントまで、あと20ポイントと迫ってきた。先週までで結局戻り切れなかったこの指数。今度はもう一段安を覚悟しなければいけないか。それに比べるとダウ平均はしごく順当な調整。3日の日足は十字線に近く、もしかすると今日は反発するかもしれない。NASDAQには目をつむって「悪いニュースはいいニュース」風な雰囲気が戻るようなら地合いも変化する。ま、それも無理な話か。

来週月曜日の7日は立冬。いよいよ冬の気候である。そして、この日は大安、万倍日。気学運勢暦には、なんと「変化日にして大動きする。波動につけ」とある。「大動き」に備えた本日の463円安であったのなら、分かりやすい。果たして…。<11月4日記>


ダウ平均は401.97ドル高の32,403.22ドル、ナスダックは132.31ポイント高の10,475.25で取引を終了した。中国当局の「ゼロコロナ」政策緩和期待を背景に大幅上昇でスタート。10月雇用統計では依然健全な労働市場が証明されたものの同時に失業率が上昇するなど一部弱まる兆候も見られた。また、連邦準備制度理事会(FRB)の一部高官の発言を受けて利上げ減速観測が再燃し長期金利が一時低下すると一段高に。ただ、その後、長期金利が再び上昇すると相場は失速。引けにかけては振れ幅の激しい展開となった。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円20銭まで上昇後146円56銭まで反落し、146円63銭で引けた。10月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びとなったためドル買い優勢となった。その後、失業率が予想以上に上昇したほか、他の世論調査では雇用が減少、失業者数が増えたことがわかり強弱まちまちとの見方に加えて、ボストン連銀のコリンズ総裁やエバンス・シカゴ連銀総裁などの発言を受けFRBの利上げ減速の思惑も強まり長期金利も一時低下に転じたためドル売りが強まった。ただ、FRBの利上げは継続するとの見方が根強く下値も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円高の27505円。
ナイトセッションは堅調推移。雇用統計の前は27300円どころでの推移。
雇用統計を受けて一瞬日中終値付近まで押し戻されましたが、すぐに切り返し、27530円をつける場面も。
その後200円ほど押し戻されましたが、終盤に強含み、高値圏で引けました。
ただし、8時20分現在の気配およびCFDを見ると27400円どころなので、ナイト終値からはやや上げ幅を縮小して始まる見込みです。

91パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/08(火) 08:28:42
反発 米株堅調

7日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、鉄鋼、海運、金属、その他製品、精密など28業種が上昇。空運、繊維、電力ガス、銀行、薬品の5業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発。10月雇用統計は失業率が悪化した一方、非農業部門雇用者数が市場予想を上振れ。株価は上下に揉み合いましたが、シカゴ連銀総裁が利上げ停止に言及し、後半は買われました。
東京市場は日経平均が207円高でスタート。外部環境も邪魔をせず、前場は上値追い。後場も高値安定でした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGなど主力株が強含み。川崎汽船、郵船など海運株も反発しました。半面、みずほ、第一生命など金融株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27527円64銭(△327円90銭=1.21%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1934.09(△18.69=0.98%)

●アイスタイル[3660]
559円(△80)
ストップ高で引け、なお買い注文を残す。4日に発表した22年7〜9月期連結決算が純利益1億0100万円(前年同期は5200万円の赤字)と好調だったことを評価した買いが増えた。実店舗事業が全体を牽引し、EC事業も2ケタ成長を維持した。

●帝人[3401]
1229円(▲126)
後場に急落して3月9日以来の新安値。昼休み時間中に22年4〜9月連結決算と23年3月期通期予想の減額修正を発表し、嫌気された。通期の営業利益は500億円から250億円(前期比43.4%減)、期末配当も27.5円から12.5円に減額した。

●Aiming[3911]
385円(△16)
5日続伸。4日引け後にLiTMUS(東京都港区)と共同開発した最新ゲーム「脱獄ごっこ PRO」の提供開始を11月17日に決定したと発表した。前週にはテレビアニメの完全新作RPG「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」の事前登録開始と、全世界165カ国を対象に同ゲームを同時期配信することを公表。新作の話題が相次ぎ、買いを誘ったもよう。

92パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/08(火) 08:35:21
『買い戻し一巡後も踏張る。関心は個別株へ』

「大動き」と騒ぐほどの上昇幅ではない。4日の下落幅463円に比べると327円高では買い戻しの域を出ず物足りない。5日線すら回復できずに終わって伸力を欠く動き―と、足りないところばかり気になるが、それでも、一応は3日ぶり反発。米国株高に追随する展開となった。ザラバ高値は後場寄り後の2万7578円。午前中で一杯になってしまって、後半はダレてしまうのではないかと思われたが、高値圏で踏張ったことは確か。それなりの意地は見せていたようである。

「ガツンと相場が変わるにはまだ環境が熟していない。上にせよ、下にせよ、いったん振れば相場にウネリもが戻るものだが、それには不透明感が強すぎる」(岩井コスの証券・有沢投資調査部長)の声が市場の多数派か。なら、日経平均でアレコレ語るより、上昇率10%以上が11銘柄も現れているピライム市場の個別株状況を見ることで、ここで何が大事かは自ずと分かるはず。しかし、「森より木」と言うは易く…なのである。
それにしても人気の基準がなかなか分かりにくい。同じように好材料が表面化しても、高をくくっていた銘柄がストップ高になり、コレナラと思った銘柄が下落率ランキング上位とは…。銘柄選別は案外と難しい。<11月7日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は423.78ドル高の32827.00ドル、ナスダックは89.26ポイント高の10564.52で取引を終了した。中間選挙を控え下院で共和党優勢の思惑で景気減速懸念が後退、さらに不透明感払しょく期待に寄り付き後、上昇。ドル高が一段落したことも支援しダウは終日堅調に推移。長期金利上昇でナスダック総合指数は朝方、伸び悩んだものの引けにかけ主要株式指数は上げ幅を拡大し、終了した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円09銭まで下落後146円73銭まで上昇し、146円65銭で引けた。FRBの利上げ減速観測根強くさらに、対欧州通貨でのドル売りに押されたのち、長期金利の上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の27615円。
ナイトセッションは強含み。小安く始まったもののすぐにプラス圏に浮上。27600円を挟んだ揉み合いが午前3時過ぎまで続きました。
終盤に上値を追い、午前5時過ぎに高値27720円をつけました。が、引け間際に失速し上げ幅を縮小。

93パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/09(水) 08:40:27
続伸 2万8000円に近接

8日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、鉱業、保険、不動産、化学など30業種が上昇。空運、その他金融、陸運の3業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。今週は火曜の中間選挙、木曜に消費者物価指数の発表を控えていますが、週初から買いが先行しました。
東京市場は日経平均が191円高でスタート。終始強気でしたが、2万8000円に近接すると上値が重くなりました。個別銘柄では、商船三井、郵船など海運株がしっかり。第一生命、東京海上など保険株も買われました。半面、京急、JR東など電鉄株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27872円11銭(△344円47銭=1.25%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1957.56(△23.47=1.21%)

●ヤマハ発動機[7272]
3565円(△405)
上値追いで18年2月以来、約4年9カ月ぶりの高値。7日に発表した22年1〜9月期連結決算が好調で12月期通期予想を再上方修正し、好感された。純利益は1450億円から1630億円(前期比4.8%増)に増額。2輪車が堅調でマリンも伸びる。

●レノバ[9519]
2781円(▲419)
急反落。7日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が低調という見方から、個人などの見切り売りが増えた。純利益は48億2000万円(前年同期比33.4%減)。7〜9月期に限った同利益は1億8300万円と低水準で、通期予想は据え置いた。

●ポート[7047]
1035円(▲86)
急反落。就職活動やリフォームなどの分野でネットメディアを運営。7日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を発表した。だが、すでに10月26日に就職領域の好調を公表しており、これを好感して株価が大きく上昇していたため、いったん材料出尽くしとして売りが先行したもよう。営業利益予想を従来の12億円から14億5000万円(前期比2.4倍)に増額。第3四半期以降も就職領域の順調な業績拡大を見込む。

94パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/09(水) 08:52:06
『続伸。2万8000円意識の場面も』

日経平均は344円高と続伸。昨日と似たような値幅での上昇だが、プライム市場の売買代金が3兆3000億円台に膨らんだように相場の地合いはさらに好転しているように見える。プライム市場の値上がり銘柄数は78%に膨らみ、日経平均採用銘柄の86%がプラス。何よりもソフトバンクグループの株価が年初来高値更新へと買い進まれ、日経平均を押し上げたのが好印象。日経平均は前場高値2万7943円と2万8000円を意識する場面もあった。

11月8日の米国では議会上下院の中間選挙。共和党優勢が伝えられ、それをウォール街も歓迎するムードになっている模様。政権と議会の間で”ねじれ”が発生すれば、財政拡張的な政策が引っ込み、インフレ収束を見据えたFRBの金融政策にも好影響…との期待。果たして、そんなにうまくいくものか、どうか。いずれにしても明日の市場はこの話題に集中しそう。

こちらは相変わらずの決算プレイ相場。三信電気は上放れたものの、1か月半ぶりのフシどころに差し掛かって上値は伸びきれず(この銘柄にとってはここからが正念場となる)。味の素は反落こそしなかったものの、明らかに人気化以前の株価推移だった。
逆に、不思議なのは太陽誘電。大幅減額修正を発表してどうなることかと思ったが、安寄りした後すぐにプラス圏に浮上。結局は115円高。「すでに織り込み済み」とは、情報ベンダーの解説だが、そんなことで片付けてしまっていいものか。いづれにしても、株価位置と株価習性と織り込み度合いについては慎重に吟味した方がいい。<11月8日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は333.83ドル高の33160.83ドル、ナスダックは51.68ポイント高の10616.20で取引を終了した。中間選挙で特に下院での共和党躍進でねじれ議会により、政府の過激な政策への傾斜が回避できるとの期待感が買い材料となり寄り付き後、上昇。さらに、ドル安や長期金利の低下が投資家の安心感に繋がり下値を支え終日堅調に推移した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円45銭から145円31銭まで下落し、145円69銭で引けた。長期金利の低下でドル売りが優勢となったほか、安全資産としてのドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の27880円。
ナイトセッションは乱高下。小安く始まり、開始直後は少し売られましたがすぐに切り返し日中終値付近での揉み合いに。
日付けが替わる頃から上値を追い、28000円にタッチする場面も。
しかし午前3時過ぎに米市場が一時マイナス転落するとツレ安し、27750円まで下押ししました。
その後28000円手前まで値を戻しましたが、終盤に押し戻され、終わってみれば日中終値比10円安でした。
本日は午後に米中間選挙の大勢が判明する見通しですが、材料になるかどうか。

95パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/10(木) 09:30:15
反落 中間選挙にらみ

9日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運、紙パルプ、金属、化学、卸売など15業種が上昇。その他製品、鉱業、石油石炭、空運、陸運など18業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。中間選挙が共和党優位と伝わり、財政支出抑制による債券高・金利低下が連想され、10年債利回りが4.12%まで下落。株の追い風となりました。
東京市場は日経平均が12円高でスタート。ほどなくマイナス転落し、じわじわと売られました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど原油株が軟調。決算が失望された任天堂も売られました。半面、住友商事、丸紅など商社株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27716円43銭(▲155円68銭=0.56%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1949.49(▲8.07=0.41%)

●ジャムコ[7408]
1501円(▲276)
4日ぶり反落。8日に23年3月期通期の利益を上方修正。株価は先読みして前日に年初来高値に買われており、本日は材料出尽くしで利益確定売りが増えた。当期純利益は8億7000万円から21億6000万円(前期比40億8000万円の赤字)に増額。

●ディスコ[6146]
3万8500円(△1800)
4連騰で21年1月15日以来の上場来高値更新。FRBによる利上げの到達点が見えつつあるという見方から外国人がリスク選好姿勢を取り戻し、当社を含む好業績の半導体関連に資金が還流。足元でパワー半導体向け製造装置の受注が伸びている。

●サンウェルズ[9229]
7660円(△1000)
上場来高値。パーキンソン病専門の老人ホーム「PDハウス」を展開。8日引け後に発表した2023年3月期上期決算の大幅増収増益が好感された。営業利益は前年同期比3.5倍の4億9200万円に拡大。既存施設、新規開設施設ともに稼働率が順調に推移し、計画を上回る着地となった。通期予想は据え置き。

96パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/10(木) 09:42:25
『2万8000円手前で一息。個別株は上昇優勢』

2万8000円回復には尚、早し。朝方、寄り直後の高値が2万7926円と昨日のザラ場高値(2万7943円)まで届かずに止まってしまったあたりに、上値への抵抗感が感じられる。こういうものは一気に取りに行かないといけない。下手をすると拗れてしまうものである。利食い売り優勢とか、為替が円高、CPI控えとか、あれこれ理由を探せば切りがない。8日の米国株が上昇の勢いを維持したのに比べて冷静な日本株。なんとも解せない展開だった。

ただ、指数は弱いがプライム市場の個別株騰落は880対865と上昇銘柄が優勢。佳境を迎えている決算発表を手掛かりに中小型株への物色意欲が極めて旺盛で、足して引いてみるとプラス銘柄が多いという状況だ。決算数字の相場的読み込みはなかなか難解で、上昇銘柄が多いから企業業績も上振れ、というわけでは決してないところがミソ。指数と個別株騰落の“ねじれ”は現在の日本株が置かれた状況の厳しさを表しているのかもしれない。明日も384、11日には648銘柄の発表が予定されている。

米国政治もどうやら政権と議会との“ねじれ”が戻ってくるらしい。よその国の議会選挙に日本の市場が一喜一憂というのも不思議な光景だが、これはこれで年末高へ向けた瀬踏みということらしいから、ご同慶の至りである。明日10日は米10月CPI発表。ユーフォリアが覚めないか、ちょっと心配ではある。<11月9日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は646.89ドル安の32513.94ドル、ナスダックは263.02ポイント安の10353.18で取引を終了した。中間選挙で下院での共和党勝利の勢いが期待された程ではなく依然不透明感が続き、景気減速への懸念も強まり失望感から売られ、寄り付き後、下落。さらに、10日に発表予定の10月消費者物価指数(CPI)を警戒した売りも強まり、終日軟調に推移した。引けにかけて主要暗号資産取引所の破綻リスク上昇で金融市場への影響を警戒した売りが加速し下げ幅を拡大。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円80銭から146円80銭まで上昇し、146円55銭で引けた。重要なインフレ指標である10月消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感や低調な10年債入札結果を受けた長期金利上昇に伴いドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の27520円。
ナイトセッションは軟調推移。中盤までは日中終値を挟んだ値動き。
0時過ぎには27780円をつける場面もありましたが、すぐに日中終値付近まで押し戻され、終盤は下げ幅を拡大しました。安値圏で引け。

97パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/11(金) 08:30:32
続落 日本は材料難

10日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、紙パルプ、食品、銀行、建設、電力ガスなど10業種が上昇。ゴム、石油、自動車、鉄鋼、鉱業など23業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも4日ぶりに反落。上院選ジョージア州の接戦で政局の不透明感が高まったうえ、消費者物価指数の発表を控えた様子見ムードもあり、買えませんでした。
東京市場は日経平均が257円安でスタート。材料がなく、終始底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、ホンダなど自動車株が軟調。日本製鉄、JFEなど鉄鋼株も売られました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27446円10銭(▲270円33銭=0.98%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1936.66(▲12.83=0.66%)

●ベネッセコーポレーション[9783]
1971円(▲227)
急反落で6月14日以来の本年安値。9日に22年4〜9月期連結決算発表と合わせて23年3月期通期予想を下方修正し、嫌気された。当期純利益は135億円から115億円(前期比11倍)に減額。野村証券は評価を「買い」から「中立」に引き下げ。

●石油資源開発[1662]
4190円(△165)
午後に買われ15年5月以来の高値。午後2時に23年3月期通期予想を上方修正。配当も引き上げ、好感された。当期純利益は400億円から530億円(前期は309億8800万円の赤字)、年間配当も220円から300円に増額。配当利回りは7%超に。

●サイバー・バズ[7069]
1850円(△297)
年初来高値更新。一時はストップ高となる1953円まで上昇。9日引け後に2023年9月期営業利益が前期比2.8倍の4億円に拡大する見通しを示し、買い材料視された。アナリスト予想の平均2億8000万円を大きく上回る見通しとなり、ポジティブサプライズと捉えられたもよう。SMM(ソーシャルメディアマーケティング)事業でSNS広告の需要増やインフルエンサーサービスの伸長による売上高の増加を見込む。事業拡大のための人件費や、WithLIVE社の子会社化に伴うのれん償却費の増加を吸収し、利益も拡大する計画。

98パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/11(金) 08:40:08
米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は1201.43ドル高の33715.37ドル、ナスダックは760.97ポイント高の11114.15で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退し、投資家心理改善で寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの思惑も強まり長期金利が大幅低下したためハイテク株の買戻しも加速した。また、ドル安が国内企業の収益回復に繋がるとの期待も強まり相場を一段を押し上げ、引けにかけ主要株式指数は上げ幅を拡大し終了。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円00銭から140円21銭まで下落し、140円96銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化しインフレがピークに達したとの見方が強まった。また、先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速観測が強まり、長期金利の大幅低下に伴いドル売りが加速。一部FRB高官も利上げ減速を示唆したことも支援し、一段のドル安となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円高の27975円。
ナイトセッションは大幅高。序盤は小安い水準での揉み合い。27400円を挟んだ値動きで、CPI待ちといった様相。
発表を受けて27800円前後まで急上昇。以降は揉み合いながらジリ高となり、27970円の高値引け。ミニも27975円で高値引け。
本日はSQ算出日。現在の気配とCFDを見ると28000円をやや上回っており、28000円の攻防といった様相。
昨日、11月限のコールを売った向きは軽く死ねますなあ・・・。

99パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/14(月) 08:29:15
反発 CPI下振れで日米株高

11日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電機、サービス、化学、ゴム、精密など25業種が上昇。空運、農林水産、食品、陸運、銀行など8業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも大幅反発。消費者物価指数が市場予想を下回り、金融引き締めペースの鈍化が連想されたのか、ダウは3.7%、SP500は5.5%、ナスダックは7.3%の急伸でした。
東京市場は日経平均が422円高でスタート。じりじりと上値を追い、終値で9月13日以来2か月ぶりに2万8000円台を回復しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が強い動き。DHCの買収が伝わったオリックスも買われました。半面、JAL、ANAなど空運株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28263円57銭(△817円47銭=2.98%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1977.76(△41.10=2.12%)

●レーザーテック[6920]
2万7210円(△3760)
大活況で5連騰。1月4日に付けた上場来高値3万6090円から10月3日の直近安値1万4320円までの下げ幅に対する半値戻しを達成。米フィラデルフィア半導体指数(SOX)の急騰に加え、国内での次世代半導体量産への期待感も手掛かりに。

●トリドールHD[3397]
2611円(▲207)
後場に下げ幅拡大。午後1時10分に22年4〜9月期連結決算(IFRS)と同時に23年3月期通期予想の上方修正を発表したが、市場予想を30%ほど下回る水準だったため失望された。通期純利益は13億円から40億円(前期比55.5%減)に増額。

●アライドアーキテクツ[6081]
1248円(△207)
約5年ぶりの水準に浮上。10日引け後に発表した2022年12月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の8億5000万円から10億2000万円(前期比31.8%増)に増額。もともと連続最高益見通しだったのをさらに上乗せした格好。コロナ禍をきっかけとしたマーケティングDXの需要増が追い風になり、海外SaaS事業がけん引する堅調な推移が続いているという。

100パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/14(月) 08:33:58
ダウ平均は32.49ドル高の33,747.86ドル、ナスダックは209.19ポイント高の11,323.33で取引を終了した。中国のコロナ規制緩和を好感し寄り付きから買いが先行。一方、11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことや、暗号資産取引所FTXが国内で破産法適用申請を明らかにし同資産市場が下落したことが警戒され一時下落に転じた。ただ、利上げペース減速の思惑が根強く、金利先高観の後退でハイテク株の続伸が市場を支え、ダウ平均は再び上昇。また、ドル安による企業の収益改善を期待する買いも根強く、主要株価指数は引けにかけ一段高となり終了した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円45銭から138円47銭まで下落し、138円54銭で引けた。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速観測が一段と強まりドル売りが優勢となった。同時に、FRBがインフレ期待として注目している同指数の中長期期待インフレ率速報値が予想外に上昇ことがドルの下値を支えた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の28120円。
ナイトセッションは弱もちあい。基本的には28000〜28200円のレンジで推移。
28000円を割り込む場面も見られましたが、その水準では買いが入り、レンジの中間で引けました。

101パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/15(火) 08:14:03
反落 SBG崩れる

14日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、化学、ガラス土石の2業種が上昇。倉庫、情報通信、紙パルプ、非鉄、空運など31業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも続伸。FTX破綻を受けて暗号資産は売られましたが、ハイテク株は買われました。
東京市場は日経平均が14円安でスタート。指数寄与の大きいソフトバンクGが決算を受けて急落し、日経も下げ幅を拡大。安値引けしました。個別銘柄では、KDDI、NTTなど通信株が軟調。東京エレク、レーザーテックなど半導体株も売られました。半面、旭化成、信越化学など化学株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27963円47銭(▲300円10銭=1.06%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1956.90(▲20.86=1.05%)

●オリンパス[7733]
2758.5円(▲334.5)
大幅反落。11日に23年3月期通期の営業利益予想を下方修正し、嫌気された。2310億円から2120億円に減額。生物顕微鏡等を手がける科学事業の売却益を計上して純利益は増えるが、原材料価格の上昇や費用の増加などで本業は苦戦している。

●アシックス[7936]
2887円(△385)
3連騰で8月18日以来の本年高値。11日に22年12月期通期予想を8月に続き再び上方修正。好感された。純利益は180億円から210億円(前期比2.2倍)に増額。為替前提は1米ドル=125円を132円、1ユーロも132円から138円に変更。

●イーディーピー[7794]
2万2370円(△4000)
上場来高値更新。11日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を発表。8月に続き2度目の上方修正となり、業績拡大を評価した買いが広がった。人工ダイヤモンド宝石(LGD)の原料である種結晶を製造販売。営業利益予想を前回の9億4000万円から13億6500万円(前期比2.6倍)に大きく引き上げた。LGD市場の拡大が続き、新規のLGD製造企業も世界各地で誕生。旺盛な需要に応えるべく、生産技術の改善に取り組んだ結果、大幅に生産量が拡大して売上高が増加した。

102パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/15(火) 08:24:08
『アッサリ300円安。しばし戸惑い』

日経平均は300円安。前週金曜日に久々2万8000円台を回復した直後とはいえ、ちょっと下落幅が大きすぎないか。それに大引けでは2万8000円台も割り込んでしまった。米株先物夜間もマイナスだったが、下げは極めて小幅。アジア株も台湾加権、ハンセン指数は高い。日本株が過剰に反応しているのは、何が原因か。やはり為替か。10日のCPI発表前には146円だったドル円が13日には138円台前半まで一気に円高が進んでしまった。この落差に戸惑った国内投資家も多いのだろう。「円安効果」を織り込もうとしていた相場の前提が崩れてしまうかも。

例えば、この日大引け後に23年3月期通期業績見通しを発表したフォスター電機。通期営業利益見通しは従来の5億円から20億円へと4倍に増額したが、その要因の一つは為替の前提見直し。下半期のドル円は従来の1ドル125円から145円に見直している。1週間前なら、なんてことない見直しだが、いまや再見直しが必要になるか…と思うほど水準が変わってしまった。
これでは、ハイテクの上値は買いにくい。一方では、円安デメリットの内需系も積極的に手を出すほどの水準ではない。となると、ハイテクの上値が重く、内需の下値も十分に固まらない…と、行き場が見つからない状況に陥ったのがこの日の市況。見送ったというよりも売りと買いが交錯したのが実情。だから、プライムの売買代金は4兆円近くを保っていた。

米11日はベテランズデーで債券市場が休場だった。3連休を前にファンド勢がポジション整理を行った可能性があり、株式も為替も過剰な反応が起こった、との見方があるらしい。仮に過剰反応だったとすれば、連休明けの本日は反動現象も。何事もなければ、やはり強い、という平凡な結論になる。なら、もう一回、押し目買いか。<11月14日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は211.16ドル安の33536,70ドル、ナスダックは127.11ポイント安の11196.22で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のタカ派発言を受けた金利上昇を警戒し、寄り付き後、下落。その後、ブレイナード副議長が利上げ減速が間もなく適切となるとの見通しを示すと警戒感も緩和し、上昇に転じた。しかし、戻り高値からは長期金利上昇を嫌気した売り圧力が強く、終盤にかけ再び大きく下落し、終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円74銭まで上昇後、139円65銭まで下落し、139円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利上げの道のりは長いとタカ派発言したことやNY連銀の期待インフレ率の上昇で利上げの継続を織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、ブレイナード副議長が間もなく利上げペース減速が適切となると言及すると金利が伸び悩みドル買いはやや後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の27955円。
ナイトセッションは、終盤まで堅調推移。
ジリ高歩調となり、0時過ぎには高値28160円をつける場面も。
その後も28100円どころで推移していましたが、米市場が最終盤に急失速すると225もツレ安。
上げた分を全部吐き出して引けました。

103パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/16(水) 09:57:05
反発も上値重い

15日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、非鉄、鉄鋼、銀行、海運、紙パルプなど24業種が上昇。サービス、鉱業、食品、電力ガス、機械など9業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。ブレイナードFRB副議長が利上げペースの鈍化を示唆し、買われる場面はあったものの、騰勢は続きませんでした。
東京市場は日経平均が23円安でスタート。一時は2万8000円台を回復しましたが、尻すぼみでした。個別銘柄では、JFE、DOWAなど鉄鋼・非鉄株がしっかり。みずほ、三井住友FGなど銀行株も買われました。半面、東電、関電など電力株が弱含み。

Market Data
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【日経平均】
27990円17銭(△26円70銭=0.10%)
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【TOPIX】
1964.22(△7.32=0.37%)

●新田ゼラチン[4977]
1081円(△150)
ストップ高で終了。14日に23年3月期通期の業績・配当予想を増額し、好感された。純利益は9億円から14億円(前期比92.7%増)に。北米やインドでカプセル用ゼラチンが伸び日本でもグミキャンディーが堅調。期末配当も2円増やし16円。

●リクルートHD[6098]
4573円(▲327)
3日ぶりに反落。14日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が伸び悩み、失望売りが増えた。純利益は1687億4500万円(前年同期比2.8%増)で増益率が4〜6月期(8.5%)から縮小。米求人検索サイト事業などの成長鈍化が懸念された。

●バルテス[4442]
2776円(△270)
年初来高値更新。14日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を公表。8月に続く2度目の上方修正となり、業績拡大を好感した買いが広がった。ソフトウェアテスト事業を展開。営業利益予想を前回の8億0100万円から9億6200万円(前期比68.8%増)に増額。上期(4〜9月)売上高が好調に推移し、下期(10〜3月)も同様に旺盛な需要に支えられて好調を維持する見通しという。人材採用や職場環境整備などの成長投資によるコスト増を計画するが、売上高の増加で吸収できる見込み。

104パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/16(水) 10:05:33
『売り買い交錯し小浮動。Lテックは7連騰』

レーザーテックがついに7連騰となった。もともと続伸することの多い銘柄。4〜5日の続伸はよくあったが、7連騰は今年初めて。では、いつ以来の記録かというと、昨年8月23日から8月31日まで7連騰した時以来のこと。この時には3週間ほどの間でざっと1万円、株価が上昇した。今回はこの7日間でざっと8000円、38%の値上がり。いったい何があって…と聞くのは野暮かもしれない。こういった習性のある銘柄と心得ておけばいい。明日も高かったら、昨年5月24日から6月4日まで10連騰以来の記録となる。話題の少なかった本日の相場。興味のない人にはまったく面白くもない話かもしれないが、ま、賑やかしのネタとして、見守りたい。今晩の米NASDAQも強そうだから、とにかく頑張って。

日経平均はわずか26円高。日中値幅も135円と小さい。レーザーテックの7連騰に対し、三越伊勢丹は7日続落となった。それぞれグループを代表する銘柄の明暗。これも市場人気の在りようを象徴するのかもしれない。明日は大引け後にJNTOから10月インバウンドの発表がある。それなりに材料的なインパクトがあるのではないかと思っているが、それでもダメなら早めのコロナ第8波被害が発生することになるだろう。昨日に続いて売られる銘柄と買われる銘柄が交錯しているのだろう、プライム市場の売買代金は3兆1000億円と高水準を維持していた。<11月15日記> 


米国株式市場は反発。ダウ平均は56.22ドル高の33592.92ドル、ナスダックは162.19ポイント高の11358.41で取引を終了した。良好な小売決算を好感した買いやインフレ指標の改善を受けた連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速を期待した買いに、寄り付き後、大きく上昇。金利の低下で特にハイテク株の買いがけん引し相場をさらに押し上げた。その後、AP通信が情報局幹部の話として、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾し犠牲者がでたと報じたため地政学的リスク上昇を警戒した売りに、ダウは一時下落に転落。その後、国務省のパテル報道官が事実をまだ確認できないとしたため買いが再燃し、主要株式指数はプラス圏で終了した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円74銭まで上昇後、139円65銭まで下落し、139円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利上げの道のりは長いとタカ派発言したことやNY連銀の期待インフレ率の上昇で利上げの継続を織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、ブレイナード副議長が間もなく利上げペース減速が適切となると言及すると金利が伸び悩みドル買いはやや後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の27985円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。21時頃から上昇に転じ、一時は28210円をつける場面も。
その後も堅調に推移していましたが、午前3時過ぎに地政学リスクを嫌気した売りを浴び300円ほど垂直落下。
終盤は少し戻し、小幅安で引けました。

105パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/17(木) 07:58:08
まちまち 売り一巡後は戻す

16日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、卸売、倉庫、その他製品、情報通信など18業種が上昇。保険、精密、ゴム、証券、空運など15業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反発しました。先週の消費者物価指数(CPI)に続き、生産者物価指数(PPI)も予想を下回り、プラス圏でスタート。ロシアのミサイルがNATO加盟のポーランドに着弾し死者が出たと伝わり、一時は売られましたが、後半は再度買い直されました。
東京市場は日経平均が30円高でスタート。序盤は軟調でしたが、売り一巡後は戻り歩調となりました。個別銘柄では、INPEX、石油資源など原油株がしっかり。伊藤忠、丸紅など商社株も買われました。半面、第一生命、MS&ADなど保険株が弱含み。

Market Data
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【日経平均】
28028円30銭(△38円13銭=0.14%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1963.29(▲0.93=0.05%)

●ソシオネクスト[6526]
6830円(△390)
3連騰で連日の最高値更新。米金利の低下を受けた世界的なハイテク株見直しの動きが波及。米バークシャ・ハザウェイによるTSMC投資も刺激に。13日付で当社株の判断を「バイ」としてカバレッジを始めた野村証券は目標株価を8900円に設定。

●第一生命HD[8750]
2346円(▲88)
反落。T&Dや東京海上など他の保険株も安い。15日発表の10月の米卸売物価指数の伸び率が市場予想を下回り、インフレのピークアウトが意識されて米長期金利が低下。一時3.75%と1カ月ぶりの水準を付け、資金運用環境の悪化が懸念された。

●マイクロ波化学[9227]
2147円(△400)
上場来高値。この日午前11時、大株主でもある三井化学[4183]とマイクロ波を用いた炭素繊維製造用実証設備供給に関する契約を締結すると発表し、買い材料視された。当社と三井化学は炭素繊維製造技術の確立を目指して2018年から共同開発を進めており、今回、三井化学名古屋工場に実証設備を導入することに合意。当社は炭素繊維焼成ラインの機器一式を設計・製造する。対価として総額7億6800万円を収受する。

106パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/17(木) 08:03:42
『指数は区々。局所に熱気』

レーザーテックはさすがに反落。寄り付き直後に高値2万9645円と3万円に迫る場面があったものの、「ポーランド・ミサイル着弾」で全面安となった地合いには抗せず、いったんは大きく売り込まれた。その後はプラス水準へと切り返したり、再びマイナス水準に入ったり高値圏で浮沈の繰り返し。そのため、売買代金は6121億円と大きく膨らむ結果に。個別銘柄の売買代金では任天堂が2016年7月20日に記録した7323億円が過去最大。それに比べると少ないが、この日のプライム市場での代金ランキング第2位のソフトバンクグループに比べると約3倍。ダントツの商いとなっている。11日現在の信用取引残高を見ると、売り残203万株、買い残119万株と完全に株不足状態。売り方締め上げの動きが折に触れて表面化するだろう。

レーザーテックを除くと、主力株の中では特筆すべき動きがなかったのは昨日と同様。プライム市場での上昇率ランキング首位が三陽商会、というのがそんな地合いを象徴しているようだ。昼休み中に50万株、7億円の自社株取得枠設定を発表したことで人気化。引け値は151円(13.4%)高となった。同社の発行株式数は1262万株だから、7億円の自己株式取得を発表しただけで時価総額が19億円余り膨らんだことになる。なかなか効果的なリリースといっていい。
もっとも、10月の中間決算発表の際に、通期見通しの増額修正(黒字転換)、期末配当金の増額(40円から50円へ)を発表しており、人気が復活しやすい銘柄ではある。引け値で弾いた配当利回りは3.9%とまだ悪くない水準だ。この日の売買高は中間決算発表時以来の高水準に膨らんだ。決算発表シーズンが終わって市場全体に「決算プレイ」の手掛かりがなくなってしまったが、その熱気の余韻がまだ残っているようではある。

日経平均は38円高と小幅続伸。TOPIXは小反落。指数は区々。NASDAQ高でハイテク株が買い物を集めて始まったが、その人気が持続しない銘柄が多かった。<11月16日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は39.09ドル安の33553.83ドル、ナスダックは174.75ポイント安の11183.66で取引を終了した。デイスカウント小売りのターゲット(TGT)が業績予想を下方修正したため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。一方で、10月小売売上高は予想を上回ったためソフトランディングへの期待感が強まり、下支えとなった。終盤にかけては、FRBのウォラー理事のタカ派発言を受けて金利先高観が強まりハイテクが大きく売られ、相場を押し下げ終了。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円03銭まで上昇後、139円05銭まで下落し、139円54銭で引けた。米10月小売売上高が予想以上の伸びとなったため、ドル買いが優勢となった。その後、米10月鉱工業生産が予想外のマイナスとなったほか、11月NAHB住宅市場指数が予想以上に低下したためドル売りに転じた。ウォラーFRB理事のタカ派発言を受けて下値も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の27920円。
ナイトセッションは、序盤は小高く推移。しかし米市場がオープンするとマイナス転落。
28000円を割り込みましたが下値を売り叩く雰囲気にはならず、27900円台で揉み合って引けました。

107パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/18(金) 09:26:04
小動き 半導体株売られる

17日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、陸運、空運、不動産、その他金融、農林水産など22業種が上昇。非鉄、鉱業、電機、卸売、鉄鋼など11業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落しました。決算が嫌気された小売大手ターゲットが13%安。メーシーズ、ベストバイなど他の小売株にも売りが波及しました。
東京市場は日経平均が76円安でスタート。断続的に売られ、2万8000円を割り込んで終えました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が冴えず。JFE、神戸鋼など鉄鋼株も売られました。半面、JR東、京急など電鉄株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27930円57銭(▲97円73銭=0.35%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1966.28(△2.99=0.15%)

●ローム[6963]
1万0610円(▲420)
続落。米株安を受け半導体関連が軒並み安となったほか、日本産業パートナーズによる東芝の買収プランに当社も参画しており、投資額が最大で3000億円規模と参加企業で最大級となることが報じられた。財務負担の重さが懸念された面もある。

●日本郵政[6178]
1049円(△22)
3連騰で新高値。21年3月以来およそ1年8カ月ぶり高値に。株価の割安感に着目した買いが続き売買代金は5日連続で1000億円超。5%近い配当利回りや0.3倍台のPBR等が魅力で米欧など海外景気の影響が相対的に小さい点が買い安心感誘う。

●アミタHD[2195]
1021円(△150)
前日に続くストップ高。廃棄物の減量・リサイクルなどを展開。15日引け後にグループ会社Codo?Advisoryが三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険と業務提携契約を結んだと発表。これを材料視した買いが継続した。顧客企業の脱炭素移行に向けた戦略立案や戦略評価を支援する包括的かつ実効性のあるサービス提供を2022年度内に開始する予定としている。

108パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/18(金) 09:29:58
『97円高。煮詰まる?戸惑う…』

日経平均は97円安。昨日、一昨日に比べると前日比の変動幅は大きくなった。ただ、日中の高安119円、寄付き・大引けの実体値幅が21円と、一日の動きとしては極端な煮詰まり商状となってしまった。
米国株が軟調。それもマイクロンの減産声明を手掛かりにハイテク株が弱かったことから東京でもここ人気のハイテクが売り優勢に。特にレーザーテックが昨日から波乱含みとなっていることも痛かった。売買代金上位の主力銘柄にはマイナスが多く。日経平均もマイナスだが、奇妙なことにTOPIXはプラス。プライム全体で見ても値上がり銘柄が7割に近く、個別株レベルでは安いような雰囲気ではない。

指標と地合いにギャップがあるうえ、物色の流れも「ハイテク売り・内需買い」の様相を呈し、参加者には戸惑い感を与える結果となった。レーザーテックが下落率ランキング第3位に顔を出す一方、上昇率ランキングにはシンクロフード、エアトリ、ギフト、ハブ、ビジョン、三越伊勢丹、寿スピリッツなどインバウンド・リオープン関連が賑やかに顔を並べていた。昨日の10月訪日外国人客数発表への反応というよりもハイテク売りの単純な反動現象と見ていいのだろうが、腰を上げようとしていた人に動揺を与えたことだろう。
プライムの売買代金は3兆円を割って2兆8000億円台。レーザーテックの回転が止まったことも大きいようだ。レーザーテックは売り返済が27万株。「いったんは踏み上げもピークを迎えたか?」という声も出ていた。

日経平均は5日線を5日ぶりで割り込んだ。ちょうど先週木曜日と同じ推移。翌金曜日は800円幅での反発を見せていた。9月30日以降、金曜日の星取りは2勝5負となっているが、11月11日と10月14日は800円幅でのプラス。上に向くときは大きな幅が出る傾向。明日は同じ展開となるかどうか。<11月17日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は7.51ドル安の33546.32ドル、ナスダックは38.70ポイント安の11144.96で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。失業保険申請件数も減少し労働市場の強さを証明、利上げを後押しする結果を受けて一段安となった。その後、押し目買いや、予想を上回った一部企業決算を好感した買いが下支えとなり、終盤にかけては下げ幅を縮小し終了。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円80銭まで弱含んだのち、140円74銭まで上昇し、140円18銭で引けた。米11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想以上に落ち込んだため一時ドル売りが優勢となった。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策はまだ、十分な引き締め水準にない」とし、さらなる利上げが必要と主張し、最低でも政策金利を5%‐5.25%、最悪7%の可能性にも言及したため金利上昇に伴うドル買いが加速。さらに、米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さがあらたに証明されたほか、10月住宅着工件数も予想を上回り利上げを正当化する結果となったこともドル買いを支援。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の27965円。
ナイトセッションは、小高く始まった後はジリ安商状。
23時頃には27800円を割り込む場面もありました。その後は切り返し、小幅安で引け。

109パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/21(月) 10:02:15
まちまち 週末で動けず

18日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、保険、薬品、電力、繊維、食品など20業種が上昇。海運、サービス、精密、空運、陸運など13業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。セントルイス連銀ブラード総裁がさらなる利上げを示唆し、意欲が削がれました。
東京市場は日経平均が79円高でスタート。週末とあって強い売買材料はなく、終始小動きでした。個別銘柄では、東京エレク、レーザーテックなど半導体株が軟調。川崎汽船、商船三井など海運株も売られました。半面、三井住友FG、東京海上など金融株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27899円77銭(▲30円80銭=0.11%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1967.03(△0.75=0.04%)

●メドピア[6095]
1802円(▲133)
6日ぶり反落。14日に23年9月期について営業利益15億円(前期比41.0%増)という大幅増益予想を公表。17日までの5連騰で合計561円(40.8%)も上昇して短期ピッチの速さが警戒された。本日は利益確定や戻り待ちの売りに押された。

●ミクニ[7247]
381円(△80)
ストップ高で引け、なお買い物を残す。17日にインドの二輪車メーカーのBajaj Auto(BAL)社から燃料噴射システムを受注して10月から生産を始めたと発表、材料視された。BALは同国二輪市場4位のメーカーで年間に約200万台を生産する。

●リボミック[4591]
188円(△26)
一時はストップ高212円まで上昇。17日引け後、16日に開催した決算説明会での質疑応答を公表。来期の赤字幅縮小を目指す方針や、開発品の加齢黄斑変性治療剤としての開発状況に関するコメントが示され、買い材料視された。

110パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/21(月) 10:06:34
『指数は小浮動。個別買い続く』

取引開始前に総務省が発表した10月CPI(消費者物価指数)。生鮮食品除く総合が前年比3.6%上昇と、前月実績(3.0%)を大きく上回って40年8か月ぶりの高い伸びを記録した。食料の値上げが響いて…ということらしいが、この「40年8か月ぶり」の惹句ひとり歩きしそう。米国を追って日本でもインフレムードに火がつくか…なんて考えたが、専門家によると、どうやら来月には早くもピークアウト感が出てくるらしい。
比較対象となる21年10月の上昇率は0.1%に過ぎなかった(9月は0.2%。その前は9か月連続でマイナスだった)。21年11月は06%と、その発射台が高くなるので来月の数字はマイルドに―ということ。新聞の見出しに踊らされないように気をつけたい。
日米では、水準そのものが違うし、ガソリンに加えて電力・ガス補助金と、わが政府の手当てが厚いため、物価高が表面化しにくいことも確か。もっとも、わが日銀へのプレッシャーはさらに強まりそう。黒田さん、本日も国会で苦しい答弁だったようである。「だから、米長期金利が低下しても、わが邦銀株には買い目がある」と某ストラテジストの囁き。ネタはどこにでも転がっている。

さて、本日も小幅なもちあい。それも、日経平均が安くてTOPIXが高いという分かりにくい市況。プライム市場の54%が高いのだから、地合いは弱くない。TOPIXは2日続伸だが、それを構成している規模別指数のうち小型株指数は4日続伸と極めてしっかりした展開。レーザーテックとソフトバンクグループが軟調では主力株の規制も上がりようがない。決算発表シーズンが終わったため、ますます分かりにくくなったが、個別の好業績株・好材料含み株を丹念に拾っていく動きが潜在しているのだろう。プライムの新値株を見ると新高値が80(昨日56)、新安値が6(同8)と強地合いに戻っているようである。来週は感謝祭の週。年末高への期待が前倒しに盛り上がるかどうか。そろそろ、ではないか。<11月18日記>


ダウ平均は199.37ドル高の33,745.69ドル、ナスダックは1.1ポイント高の11,146.06で取引を終了した。予想を上回った小売企業の決算を好感し、寄り付き後上昇。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁のタカ派発言を受けて長期金利が一段と上昇すると、金利高を警戒した売りに押され上げ幅を縮小。一方、景気減速の際に強いディフェンシブ株の買いが根強く、さらに、来週に感謝祭の連休を控えた買い戻しも強まり、プラス圏で終了。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円69銭へ弱含んだのち、140円42銭まで上昇し、140円38銭で取引終了。米10月景気先行指数は予想外に悪化したためドル売りが優勢となったのち、米10月中古住宅販売件数が予想を小幅上回ったほか、ボストン連銀のコリンズ総裁がインフレが鈍化している明確な証拠なく、75BPの利上げも依然選択肢としたほか、いくつかのデータがFRBの更なる行動が必要になることを示唆しているとの発言を受け、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の27965円。
ナイトセッションはおおむね堅調。ほとんどの時間を27900円台で推移。小動きでした。

111パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/22(火) 09:57:40
小幅高 上値は重い

21日の東京市場は小幅高。TOPIX業種別騰落率は、海運、卸売、鉄鋼、繊維、電力ガスなど24業種が上昇。鉱業、その他製品、紙パルプ、保険、情報通信など9業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発しました。地区連銀総裁のタカ派発言で売られる場面があったものの、米露対話再開の兆しが伝わり、後半は戻しました。
週明けの東京市場は日経平均が83円高でスタート。今週は日本と米国の祝日を挟むため、積極的に上値を追えませんでした。個別銘柄では、川崎汽船、商船三井など海運株がしっかり。伊藤忠、丸紅など商社株も買われました。半面、INPEX、ENEOSなど資源株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27944円79銭(△45円02銭=0.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1972.57(△5.54=0.28%)

●丸紅[8002]
1494.5円(△30.5)
3月28日以来の上場来高値。三菱商など他の総合商社4社も高い。米投資会社バークシャー・ハザウェイが5社の株式を買い増したことが関東財務局に提出された変更報告書で判明。材料視された。丸紅の保有比率は6.75%(従来は5.06%)に。

●SOMPOホールディングス[8630]
5631円(▲491)
大幅反落。18日に発表した22年4〜9月期連結決算が不振で通期予想を大きく下方修正し、嫌気売りが増えた。通期の純利益は従来予想の1600億円から800億円(前期比64.4%減)に減額。自然災害等の影響で発生保険金が上振れしている。

●Waqoo[4937]
1036円(△150)
ストップ高。基礎化粧品のファブレスメーカー。18日引け後、湘南美容クリニックなどを展開するSBCメディカルグループ(神奈川県横浜市)と業務提携契約を締結し、新たな事業を開始すると発表したのが材料視された。両社はすでに業務提携を行い、化粧品分野の多角化や医薬品などの商品企画・開発領域への拡充を図っている。今回は第2弾として、再生医療領域や美容医療領域に重点を置いた事業展開の取り組みを開始する。

112パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/22(火) 10:02:18
『陰の極かも。小浮動・薄商い』

みんなが注目している日経平均ボラティリティ・インデックス(日経VI)がついに年初来最低水準となった。本日の17.57は21年9月1日17.16以来の低水準。「先物。オプション価格から投資家が日経平均の将来の変動をどのようにみているかを示した指数」だが、一般的に「恐怖指数」と言われるように下落相場への警戒感を示すと見られている。

ザックリと、日経Viの上昇は日経平均の下落を意味し、その逆も真だから、先行きはVIが上昇して日経平均が下がると想定するのが普通だろう。もちろん、この平穏な状態がずっとと続くと考える温厚な人もいるかもしれないが、相場の世界はそうでないのが常態。プライム市場の売買代金は1か月ぶり低水準。日経平均は3日連続で5日線割れ・2万8000円割れ…という状況だから、ま、ここは「陰の極」みたいな状況なのかもしれない。

もちろん、このまま株価がドンドン下がってしまうということではなく、いったん下に降って今より安い株価水準から仕切り直しになる、という想定ができないか。個別株が頑張っているのはいいのだが、この、指数の膠着があまり長引くのは先へ行ってよくないだろう、と思った次第である。引け後のTDネットにも明日の手掛かりになりそうな材料はあまりない。明日も相場の柱はないかも。

明日は小雪。だんだん寒くなる。気学運勢暦には「寄り付きから売り方針のこと」と物騒なことが書いてあった。<11月21日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は45.41ドル安の33700.28ドル、ナスダックは121.55ポイント安の11024.51で取引を終了した。新型コロナ感染急拡大で中国各地で都市封鎖が再開されたため世界経済への影響を懸念し売られ、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を弱めておらず積極的な利上げを継続する断固とした姿勢を背景とした金利先高観に特にハイテクが売られ、相場の重しとなった。その後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が行き過ぎた利上げに慎重な姿勢を見せたため下げ幅を縮小し終了。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円32銭まで下落後。142円25銭まで上昇し、142円11銭で引けた。米10月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のマイナスに落ち込み金利低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが継続するとの根強い見方にドル買いが再燃。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の28045円。
ナイトセッションは、序盤は軟調推移。小安く推移していましたが、米市場がオープンすると日中終値を挟んだ揉み合いに。
0時頃から上値を追い、押し戻される場面はありましたがプラス圏で引けました。

113パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/23(水) 08:20:44
続伸 2万8000円回復

22日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、非鉄のみ下落。上昇率上位は電力ガス、保険、銀行、薬品、卸売など。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。東京市場は日経平均が115円高でスタート。祭日前とあって上値は追えなかったものの、終始買いが先行し、2万8000円台で推移しました。個別銘柄では、電気料金値上げの動きが伝わり、東電、関電などが上昇。伊藤忠、三井物産など商社株も買われました。半面、住友鉱山、三井金属など非鉄株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28115円74銭(△170円95銭=0.61%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1994.75(△22.18=1.12%)

●クロスキャット[2307]
1658円(△242)
9月16日以来の本年高値。18日に23年3月期末配当で創立50周年記念配当12円を実施すると発表し好感された流れが継続。好業績や右肩上がりの株価動向が見直されている。今期の営業利益は11億5000万円(前期比3.6%増)と最高益見通し。

●KPPグループHD[9274]
977円(▲40)
続落。14日に23年3月期業績予想を増額。純利益は75億円から150億円(前期比2.0倍)に倍増させ、その後の株価は上値を追い18日には1067円の最高値を示現。修正前比で32%も上昇したため、21日からは短期利益確定売りが増えている。

●坪田ラボ[4890]
1299円(△160)
上場来高値。一時は2日連続でのストップ高となる1439円をつけた。近視やドライアイなどの新たな治療法を開発。AGC[5201]と共同で特許登録したのが21日に判明し、買い材料視されたもよう。内容は、特定の波長域の光を透過し、当該特定の波長域以外の光の透過率が低い波長選択透過性のガラスに関するもの。

114パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/23(水) 08:28:57
『TOPIX主導でほぼ全面高』

明日は「勤労感謝の日」で休場。その前日だから、せいぜい薄商いで小動き(場合によって軟調)だろうと高をくくっていたが、意外な強張り・活況の日だった。日経平均は2万8000円回復・5日線回復と凡庸な動きだったが、TOPIXは11月11日の高値を抜いて上放れ、ついでに9月13日の戻り高値も抜いて約3か月ぶりの水準まで顔を出すほどの急伸。日経平均の上昇率0.6%に対しTOPIXのそれは1.2%だから、2指数の強弱はくっきり。プライム市場での値上がり銘柄数は8割に近く、ほぼ全面高といわれてもおかしくない状況だった。

はて、なぜ、それほどに強いのか。そこのところがなかなか難しい。為替がやや円安、ヘッジファンドが買った、あるいは売り方の買い戻し…など理由はいくつか上げられるが、どうもしっくりは来ない。「昨日が陰の極だった」とのテクニカルな要因が大きいのかもしれない。日経VIはさらに下がって17.15(昨日比0.42マイナス)まで低下した。逆に言うと、この先VIが上がった時が怖いのだが、少なくともこの日はTOPIX主導での上げということで、なんとなく安心して見ていられたことは確か。ハイテク、ローテク含めて主力株がそろって値を上げていた。TOPIXの次の目標値は8月17日の2006.99。ここからの距離はそれほどない。<11月22日記>


22日のNY市場は上昇。ダウ平均は397.82ドル高の34098.10ドル、ナスダックは149.90ポイント高の11174.41で取引を終了した。一部小売り決算が予想外に好調で買われ、寄り付き後、上昇。さらに、原油高に連れ、エネルギーセクターが強く、一段と相場を押し上げた。また、長期金利の低下やドル安も買い材料となり、終日堅調に推移し終了。セクター別では、半導体・同製造装置、エネルギーが上昇した一方、商業・専門サービスが下落した。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は141円53銭まで上昇後、141円15銭まで反落し、141円20銭で引けた。クリーブランド連銀のメスター総裁が「FRBは物価安定を最優先課題とする」と発言、根強いFRBの追加利上げ観測に伴うドル買いが一時強まったもののその後発表された米11月リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の28345円。
ナイトセッションは、小安く始まり、序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上値を追い、28200円での値動きに。
終盤は一段高となり、高値引けでした。

115パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/24(木) 10:11:44
米国株式市場は続伸。ダウ平均は95.96ドル高の34194.06ドル、ナスダックは110.91ポイント高の11285.32で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想以上に増え、11月製造業PMI速報値が予想外に活動縮小域に悪化したため長期金利が低下、これに伴う買いに、寄り付き後、上昇。その後、感謝祭祭日を控えた手仕舞い売りにダウは一時下落に転じた。しかし、午後に連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で参加者による利上げ減速支持が明らかになり、金利先高観の後退でハイテク主導で再び買われた。主要株式指数はプラス圏で終了。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円35銭から139円17銭まで下落し、139円54銭で引けた。米週次分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したほか、米11月製造業PMI速報値が予想外に50を割り込み活動の縮小に落ち込んだため景気後退懸念が強まった。さらにミシガン大学1年期待インフレ率確報値も予想外に低下し、長期金利低下に伴うドル売りが加速。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でほとんとのメンバーが利上げ減速を支持したとの内容を受け、12月会合の大幅利上げ観測も後退しさらなるドル売りに拍車をかけた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の28345円。
23日の225先物はこう着商状。日中から23時頃までは28300円台後半でほとんど動かず。
米市場がオープンするとややレンジを広げましたが、終わってみれば前日と同水準。

116パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/25(金) 08:16:13
TOPIX 2000P回復

24日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、卸売、銀行、保険、その他金融など30業種が上昇。石油石炭、ゴム、自動車の3業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。11月FOMC議事要旨でメンバーの大半が利上げ幅縮小を示唆し、10年債利回りは3.69%に低下。後半は強気ムードとなりました。
東京市場は日経平均が258円高でスタート。終始買いが先行し、TOPIXは今年1月以来の2000ポイントを回復しました。個別銘柄では、みずほ、三井住友FGなど銀行株がしっかり。郵船、商船三井など海運株も買われました。半面、SUBARU、トヨタなど自動車株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28383円09銭(△267円35銭=0.95%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2018.80(△24.05=1.21%)

●サイバーエージェント[4751]
1294円(△84)
商いを膨らませて大幅高。開催中のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で、23日に日本代表が強豪国のドイツに初めて勝利し、試合を中継するインターネットテレビ「ABEMA」の今後の利用者が増加するとの思惑から買いが増加した。

●ファーストリテイリング[9983]
8万0570円(▲860)
逆行安で5日続落。日本国内と並んでおもな営業基盤である中国で新型コロナの感染がさらに拡大していることが警戒された。同国本土で23日に確認された新規感染者数は3万1444人と、データが比較できる2020年4月以降では最多になった。

●イーディーピー[7794]
2万7030円(△1530)
2営業日ぶりに上場来高値更新。人工ダイヤモンド宝石(LGD)の原料である種結晶を製造販売。22日引け後、昨年11月から建設を進めていた新工場(大阪府・島工場)の稼働を開始したことを公表。すでに今期業績予想に織り込み済みの事象だが、生産能力の拡大による売上高の増加に改めて期待した買いを呼び込んだもよう。

117パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/25(金) 08:23:42
『TOPIX、年初の高値に接近』

日経平均、TOPIXともに続伸したが、TOPIXの動きがとても良くなってきた。この日は1.2%上昇して2000ポイントを回復。8月17日に記録した2006ポイントの戻り高値を上抜いてきた。1月12日2019ポイント以来の水準。年初来高値は1月5日の2039ポイントだから、本日の勢い(24ポイント高)を持続できれば、あと一息だ。市場関係者によると、買いの主体は外国人。米国株の落ち着きや為替の円安一巡から日本株が買いやすくなってきたという。

TOPIXを構成している「大型」「中型」「小型」の規模別指数のうち小型株指数は総合指数を上回る7日続伸を記録しており、こちらは昨年11月24日以来の水準だ。ちょうど1年ぶり、ということ。バリュー系を中心に、出遅れて内容がしっかりしている銘柄が幅広く買われている。そのため、11日に110まで拡大したプライム市場の新高値銘柄数はこの日164まで膨らんだ。参加者が増えていることをも意味しているだろう。明らかに、需給関係は好転しつつあるようだ。
日経平均はまだ9月13日以来の水準だから、ここへきてTOPIXにずい分と水を開けられてしまった。この地合い下、寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループがもたついているのだから、これはこれでやむを得ない。

今晩の米国市場は感謝祭でお休み。25日は短縮取引。そしてブラックフライデーだ。<11月24日記>


24日のNY市場はサンクスギビング・デー(感謝祭)のため休場。
24日のニューヨーク市場は、米国が「感謝祭」の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は下げ渋り。138円10銭まで下げた後、日米金利差のさらなる拡大を想定したドル買いが観測された。138円56銭まで買われており、138円55銭で取引終了。

ナイトセッションの引けは日中終値比10円高の28380円。
値幅90円の狭いレンジで推移しました。特筆すべきことはありません。

118パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/28(月) 08:36:36
TOPIXは6日ぶり反落

25日の東京市場は下落。日経平均は4営業日、TOPIXは6営業日ぶりにそれぞれ反落。TOPIX業種別騰落率はゴム、電機、医薬品、鉄鋼など13業種が下落。電気・ガス、鉱業、保険、その他金融、銀行、空運など20業種が上昇。
前日の米国株式市場が感謝祭の祝日で休場だったため、外国人の売買が少なく商いは低調。メーンの買い主体が不在だったことで大型株には下落するものが目立ちました。一方で個人主体の中小型株物色は継続しました。マザーズ指数は続伸して一時4月以来となる800ポイントを回復しました。個別銘柄では、東京エレクや三菱商、塩野義が軟調で電通G、東邦チタ、Sansanも下落。半面、東電HDなど電力株が軒並み高。レーザーテック、郵船はともに4日続伸。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28283円03銭(▲100円06銭=0.35%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2018.00(▲0.80=0.04%)

●電通グループ[4324]
4430円(▲125)
3日ぶりに反落。東京地検特捜部と公正取引委員会が本日午前に当社などへ家宅捜査に入ったことが嫌気された。東京五輪・パラリンピックのテスト大会関連事業の入札で受注調整をしていた疑念が強まったとして、独禁法違反の疑いが持たれる。

●富山第一銀行[7184]
504円(△80)
ストップ高で引け、買い注文を残す。元お笑い芸人で著名個人投資家の井村俊哉氏が大株主として当社株を保有していることが明らかになり、思惑買いが膨らんだ。本日提出された四半期報告書で判明。低PBRの他の地銀株も連想買いで軒並み高。

●Birdman[7063]
3440円(△295)
年初来高値更新。11月14日に第1四半期(7〜9月)決算を発表。これに関して株主や投資家から受けた問い合わせや感想、それらに対する回答をまとめたQ&Aをきのう24日引け後に公表しており、買い材料視されたようだ。通期業績予想の達成を最低限の目標とし、業績上振れを目指して事業を推進すると説明しており、好感されたもよう。株式分割など投資の利便性に関わる施策について言及したのも思惑を誘ったもよう。

119パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/28(月) 08:41:29
『小型株8連騰。商いは急減』

日経平均は4営業日ぶり、TOPIXは6営業日ぶりで反落となった。それも極めて小幅なマイナスであり、ほんの小休止、といった印象だ。

主力株の一服に対し、小型株指数は続伸。11月15日以来の8日続伸となった。プライム市場全体で見ても値上がり銘柄数が1018と5割を超しており、個別株レベルではプラスの銘柄の方が多い。小型株の連騰記録には3月14日から25日にかけて9連騰という記録があり、週明けはそこへの挑戦が焦点になる。

「このところの指数上昇に寄与した外国人買いが米国の感謝祭休暇で止まったからマイナスになった」(ブライトンリサーチ・堀川さん)が多数派の見方。確かに、プライム市場の売買代金は前日比3割近く減少しており、エネルギー面では米国休場による参加者不足という影響がはっきり出ているようである。とはいえ、個別銘柄レベルで値下がり銘柄が少ないのは、外国人以外、というか国内勢もそれなりに参戦し始めていることを意味していないか。特に、小型株の強さを見ると、個人投資家の意欲が高まりつつあるようにも思われる。11月第2週の主体別売買動向ではまだつかめないが、来週木曜日に発表されるデータがちょっと楽しみだ。<11月25日記>


ダウ平均は152.97ドル高の34,347.03ドル、ナスダックは58.96ポイント安の11,226.36で取引を終了した。感謝祭祭日後のブラックフライデーでの年末商戦入りへの期待感から買いが先行。株式や債券市場は短縮取引となり調整も見られたが、季節的な要因などから年末に向けた買いも目立ち相場を押し上げた。一方で、ハイテク株は携帯端末アップル(AAPL)の下落が重石となったほか、根強い金利先高観から売りが優勢となり、ナスダック総合指数は下落で終了した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円58銭まで上昇後、139円02銭まで下落し、139円09銭で引けた。米国株式市場や債券市場が短縮取引で動意薄い中、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、株式相場の回復に連れ安全通貨としてのドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の28340円。
ナイトセッションは強含み。値幅90円の小幅なレンジで推移。プラス圏にいる時間が長かったので、「弱くはない」という印象です。

120パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/29(火) 08:20:10
下落 材料なく小安い

28日の東京市場は下落。TOPIX業種別騰落率は、空運、ゴム、陸運の3業種が上昇。鉄鋼、鉱業、不動産、銀行、卸売など30業種が下落。
前週末の米国株式市場は半日取引で市場参加者が少なく、指数は高安まちまちでした。
週明けの東京市場は日経平均が63円安でスタート。強い手掛かり材料がなく、終始小安く推移しました。個別銘柄では、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が弱含み。五輪談合への関与が報じられた博報堂も売られました。半面、JAL、ANAなど空運株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28162円83銭(▲120円20銭=0.42%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2004.31(▲13.69=0.68%)

●日本製鉄[5401]
2178円(▲80.5)
大幅続落。神戸鋼やJFEなど他の鉄鋼株もそろって売られた。世界最大の鉄鋼の消費国で生産国でもある中国で新型コロナの感染が拡大。「ゼロコロナ」政策に対して複数の都市で市民らによる抗議活動も発生し、影響を懸念した売りに押された。

●ジャフコグループ[8595]
2523円(△209)
8月16日以来の年初来高値更新。25日に当社が保有する野村総合研究所(4307)の全株式2396万8100株を売却し、得た資金のうち420億円を使って公開買い付けによる自己株買いを行うと発表。これが手掛かりになった。野村総研は大幅続落。

●アミタHD[2195]
1577円(△300)
ストップ高。25日引け後に、エコシステム社会の構築に資するビジネスやアプリの設計、開発などを行う子会社AMIDAOを設立すると発表したのが材料視された。今月に入り、グループ会社が三菱UFJ銀行と業務提携することや、芙蓉総合リースとの事業創出に関する基本合意書の締結などを相次いで発表。手掛かり材料が続き、株価が騰勢を強めていることから、この流れに乗ろうとする買いが流入したもよう。

121パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/29(火) 08:27:10
『今度は中国リスク?後半は様子見』

中国各地で頻発しているといわれる「ゼロコロナ政策への抗議行動」なるものが実際にどの程度広がりをもっているのか、西側からの報道だけではよくわからない。いやなことに、「ひょっとすると天安門事件」とまで連想してしまうのはこちらの頭がよほど硬直化しているのかも。
この、ややホットな話題を本日の株安の材料にする人は市場にも少なかったが、新型コロナの感染が再び拡大していること、アップルのスマホ工場で生産障害が起こっているらしいこと―などこのところのネガティブな材料(人民銀の預金準備率引き下げという好材料も表面化したが…)に新たな”中国リスク”が加わるかもしれない(ひょっとすると、最大のテールリスク?)ということ、頭に入れておいた方がいいかも知れない。

相場下落の主因はむしろ米ハイテク株安か。グローベックスのNASDAQ先物も東京時間ではずっと安かった。このNASDAQ安と根っこが一緒の日経平均は一応、2万8000円を割れずに売りを凌いだことが好感材料。後場は上下の値幅が53円まで縮小し、完全に様子見の市況となってしまった。先週金曜日の薄商いは参加者不在が原因だったが、本日は視界不良が要因か。重要な経済統計の発表が連続する週。それを通過しないと…という気分に今からなってしまうのも困りもの。東証プライムの新高値銘柄が125も現れているのだから、戦闘意欲は衰えていないはずだが、それが空撃ちだったりすると、なかなか厄介だ。<11月28日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は497.57ドル安の33849.46ドル、ナスダックは176.86ポイント安の11049.50で取引を終了した。中国政府のゼロコロナ政策に対する市民の抗議行動拡大を警戒し下落した海外市場の流れを継ぎ寄り付き後、下落。サプライチェーン混乱を懸念した売りも広がり一段安となった。その後、NY連銀のウィリアムズ総裁が利上げを継続する必要性に言及したほか、セントルイス連銀のブラード総裁も24年も利上げ継続する可能性に言及するなど、タカ派発言を受けて長期金利が再び上昇したためさらなる売り圧力となった。戻りなく終盤に下げ幅を拡大し終了。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は138円20銭から139円01銭まで上昇し、138円90銭で引けた。 11月ダラス連銀製造業活動指数が悪化予想に反し10月から改善したためドル売りが後退。さらに、ウィリアムズ米NY連銀総裁がインフレがかなり高過ぎ、追加利上げを想定しており、23年を通じて金融引き締め政策を維持する見通しを示したほか、ブラード米セントルイス連銀総裁は24年も利上げ継続する可能性に言及するタカ派発言を受けて長期金利が上昇に転じると、ドル買いも再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の28090円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。日中終値比90円安まで下押す場面も。
その後切り返し、日中終値付近まで値を戻しました。
米市場がオープンすると上値を追い、0時過ぎには27300円をつけました。
が、米市場が下げ幅を拡大するとさすがにツレ安し、上げた分を全部吐き出して引けました。28080円の安値引け。

122パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/30(水) 08:40:53
続落 iPhone減産を嫌気

29日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、空運、非鉄、銀行、石油石炭など10業種が上昇。電力、金属、自動車、電機、薬品など23業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも下落。中国でゼロコロナ政策への抗議デモが拡大し、生産活動、サプライチェーンへの警戒感が強まったようです。
東京市場は日経平均が171円安でスタート。序盤は下を試し、2万8000円を割り込みましたが、後場は下げ止まり。ただ、買い材料もなく、プラス浮上はかないませんでした。個別銘柄では、iPhone減産が伝わり、村田製、TDKなど電子部品株が軟調。SUBARU、トヨタなど自動車株も売られました。半面、ENEOS、INPEXなど原油株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28027円84銭(▲134円99銭=0.48%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1992.97(▲11.34=0.57%)

●エーザイ[4523]
8988円(▲596)
急反落。米科学誌サイエンスがバイオジェンと当社が共同開発するアルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ」について、治験に参加していた女性が脳出血で死亡したと報じたことが嫌気された。レカネマブとの因果関係は明らかになっていない。

●味の素[2802]
4323円(△6)
3日続伸して株式分割考慮の実質で1987年3月に付けた上場来高値を更新。足元の収益拡大やディフェンシブ性などを評価した内外投資家の買いが続いて利益確定売りを吸収。自己株買いのほか、カラ売りの買い戻しも巻き込んで上値を追う。

●BuySell-Technologies[7685]
6900円(△490)
上場来高値更新。UBS証券が28日付で投資判断「Buy」、目標株価8100円で新規に調査を開始したのが買いを誘ったようだ。同証券アナリストは当社について、今後の中古品市場の拡大が見込まれる中、訪問・買取プロセスの詳細なマニュアル化など未経験者でも高い生産性を実現可能な仕組みを構築している点などに着目。株価は2023年までの成長を概ね織り込んでおり、2024年以降の成長は織り込んでいないと判断しているもよう。

123パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/30(水) 08:55:16
『底堅い?2万8000円維持』

日経平均は続落。米アップルのアイフォーン生産調整が改めて嫌気され、村田製、アルプスなど同関連の電子部品やFA、半導体製造装置などハイテク主力がそろって売られ、一時は下げ幅260円超となった。ただ、中国の防疫当局がコロナ対策を夕方に発表するとの報道があり、「ゼロコロナ」緩和への期待につながった。そこで、後半は下げ渋りの展開。アジア株が高かったほか、米株先物も次第に締まり、日経平均の下げ幅は縮小。結局は2万8000円台を維持して終わった。
中国当局の発表内容は「高齢者へのワクチン接種強化」や「貿易措置の調整」などに限定している模様で、抗議勢力への回答になるかどうか疑わしいが、少なくとも香港のハンセン指数などは5%強の上昇で終了。警戒感はやや後退しているようだ。

キーエンス、SMC、ルネサスなどハイテクの一角には先週初めからの反発分を帳消しにしてしまった銘柄も現れており、レーザーテックも厳しいところに来ている。この先は「中国」が決め手になりそう。
ハイテクが弱い分、内需系の銘柄にシフトする動きが加速。百貨店、空運、電鉄、旅行関連などインバウンド・リオープンが集中物色された。ファーストリテイリングが続伸し、日経平均下げ渋りの一役に。「ゼロコロナ」緩和なら追い風の吹く銘柄ではある。<11月29日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は3.07ドル高の33852.53ドル、ナスダックは65.72ポイント安の10983.78で取引を終了した。中国政府が高齢者対象にワクチン接種を強化する計画を発表したため経済再開への期待に、寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇を警戒しハイテクが売られ、相場を押し下げた。ただ、今週予定されている連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言や雇用統計、PCEコアデフレーターなどといった重要経済・インフレ指標待ちで、下値も限られた。終日調整色が強くまちまちで終了。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、138円04銭から138円85銭まで上昇し、138円70銭で引けた。9月FHFA住宅価格指数は予想外に3カ月ぶりプラスに改善も米9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数は予想以上に鈍化するまちまちの結果も、米11月消費者信頼感指数が予想程悪化せず、さらに連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の討論会でのタカ派姿勢維持を想定し、長期金利が上昇。ドル買いが優勢となった。また、ユーロ売りに対するドル買いも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27990円。
ナイトセッションは弱含み。小高く始まるもほどなくマイナス転落。それでも28000円台は維持していましたが、午前1時頃に100円ほど下落して28000円を割り込む値動き。
その後少し戻しましたが、28000円は奪回できず引けました。

124パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/01(木) 08:41:00
2万8000円割れ パウエル講演待ちで動けず

30日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、海運、自動車、鉄鋼、その他製品、薬品など9業種が上昇。小売、電力ガス、精密、鉱業、サービスなど24業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまちでした。パウエルFRB議長の講演を前に、慎重姿勢が目立ちました。
東京市場は日経平均が141円安でスタート。売り一巡後は戻しましたが、買い意欲は弱く、プラス転換は叶いませんでした。個別銘柄では、イオン、セブン&アイなど小売株が冴えず。東電、関電など電力株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27968円99銭(▲58円85銭=0.21%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1985.57(▲7.40=0.37%)

●HOYA[7741]
1万4060円(▲300)
4日続落。業界団体の世界半導体市場統計(WSTS)が2023年の半導体市場が前年比4.1%縮小するとの見通しを示したことが材料視された。半導体用マスクブランクスで高シェアを握るため、収益への影響を懸念した海外勢主体の売りが増えた。

●IHI[7013]
3760円(△230)
商いを伴って続伸。政府の防衛費増額や原発活用の政策が追い風になるとして見直し買いが増加。SMBC日興証券は投資判断「1」を継続し、目標株価を6200円から6600円に引き上げ。航空エンジン事業の成長などで最高益更新基調が続くと評価。

●ウェルプレイド・ライゼスト[9565]
2691円買い気配
この日グロース市場に新規上場。終日買い気配が継続し、売買不成立。eスポーツイベントの企画・運営やクリエイターサポートサービスなどを展開。eスポーツ市場の拡大に伴う成長期待などを背景に、セカンダリー市場での値上がりに期待した買いが広がったもよう。親会社カヤックが当社株の6割弱を保有。ベンチャーキャピタルなどの保有が見当たらず、需給面での懸念に乏しいとの見方も台頭したようだ。

125パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/01(木) 08:55:16
『パウエル待ち小動き。小型を売る』

MSCI浮動株比率変更に伴うリバランス商いが大引けにかけて執行され、300〜600億円の差し引き資金流入があったらしく、日経平均もTOPIXも高値引けに近い水準での終りとなったが、それを除いた日中の商いをみると、ほとんど様子見。日経平均の日中値幅は上下170円。後場だけ見ると89円と小浮動に終始した。プライム市場の売買代金が急増しているのはリバランス絡みの商いがカウントされているためで、商いが盛り上がったわけではもちろんない。

ただ、日経平均構成銘柄の騰落を見ると下落したのは構成比54%の121銘柄とプライム市場全体の70%をかなり下回っている。安寄りした東京エレクトロンがプラス水準に顔を出して大引けとなったり、SUBARUがプラスで始まって終日水面下に沈むことがなかったりと、主力株の中でも動きに変化の兆しが表れている。ここらあたりは「パウエル後」に備える動きなのかもしれない。

もちろん、日本時間1日午前3時30分から始まる講演で議長がどんな発言をして株式市場がどう反応するかはまったく読めないが、ここ数日の日米株の推移からすると戻りを試してみたい、というのが市場心理だろう。ちょっと打診してみた…という動きか。とはいえ、キーエンスのように崩れてしまったように見える銘柄もあり、個別の事情は混沌としたまま。逆に、小型株は売られる銘柄が多く、こちらはこの間に頑張った経緯からすると、いったんの手じまいなのかもしれない。

本日で11月相場終了。日経平均の月間パフォーマンスは381円・1.38%のプラスとなった。10月に続いて2か月連続の勝ち星。ただ、TOPIXの月間上昇率は2.9%とかなり高く、こちらの方が成績がいい。面白いのは、10月の上昇率がTOPIX5.09%、日経平均6.36%と日経の方が高いこと。10月と11月の成績を足し合わせてみるとほぼ同じことが分かる。<11月30日記>


米国株式市場は大幅上昇。ダウ平均は737.24ドル高の34589.77ドル、ナスダックは484.22ポイント高の11468.00で取引を終了した。中国政府がコロナ規制を巡り軟化の兆しと報じられ、寄り付き後、上昇。その後、パウエル議長のイベントを控えた長期金利の上昇を警戒し下落に転じた。午後に議長が参加した討論会で過剰な利上げを回避するために利上げ減速の時期に来たとし早くて12月の利上げ減速の可能性も示唆したため買戻しが加速し再びプラス圏を回復。終盤にかけ上げ幅を拡大し終了した。

11月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円89銭まで上昇後、137円65銭まで反落し、138円02銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がイベントでタカ派姿勢を再表明するとの思惑や米10月卸売在庫速報値、7-9月期GDP改定値や10月中古住宅販売成約指数、JOLT求人件数が軒並み予想を上回ったため米国債相場が下落。長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、パウエル議長はタカ派色を強調せず、早くて12月の利上げ減速の可能性に言及。さらに、FRBが公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動が横ばいまたは若干の拡大にとどまったほか、物価上昇ペースの伸び減速が明らかになったこともFRBの利上げ減速の思惑を強め長期金利が低下に転じドル売りが加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の28370円。
ナイトセッションは大幅高。パウエル発言&ベージュブックまでは日中終値を挟んだ小動き。
午前3時過ぎから急上昇し、ほぼ高値で引けました。

126パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/02(金) 08:14:56
日経5日ぶり反発 パウエル発言を好感

1日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、電機、化学、精密、薬品、金属など14業種が上昇。不動産、保険、電力ガス、銀行など19業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも上昇。序盤は冴えませんでしたが、パウエルFRB議長が12月にも利上げペースを緩める可能性に言及すると、10年債利回りが3.60%台まで低下。株は一転強気ムードとなりました。
東京市場は日経平均が305円高でスタート。終始買われましたが、買い一巡後は上値の重い展開でした。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が強い動き。旭化成、昭和電工など化学株も買われました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が売られました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28226円08銭(△257円09銭=0.92%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1986.46(△0.89=0.04%)

●ACCESS[4813]
854円(△106)
商いを伴い一時ストップ高。11月30日に発表した22年2〜10月期決算が予想外に好調でポジティブサプライズと受け止められた。直近四半期(22年8〜10月期)の純損益は3億9700万円の黒字(前年同期は6億4500万円の赤字)に転換した。

●みずほFG[8411]
1677.5円(▲39.5)
続落。地銀も含め他の銀行株も安い。パウエルFRB議長の講演を受けて米長期金利がさらに低下。このところ銀行株見直しの要因となっていた資金利ザヤ改善への期待が後退した。為替の円高ドル安進行も日本のデフレ脱却への期待感を弱め逆風に。

●エヌ・ピー・シー[6255]
577円(△80)
ストップ高。FA装置などを製造。11月30日に公表した2022年8月期有価証券報告書において、販売先として米テスラの名前があり、思惑的な買いを誘ったもよう。同社向けに4億5900万円の売上高があった。

127パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/02(金) 08:22:12
『5日ぶり反発も円高が痛い。安値引け』

パウエル議長が講演で「12月FOMCでの利上げペース減速」を強く示唆し、スタンス変化を感じさせる発言内容だったことから、30日の米市場では長期金利が低下し、グロース株が買われ、ドルが売られるという展開。NASDAQ指数は4.4%上昇。ダウ平均の2.2%、S&P500の3.1%を優に上回る上昇率となった。直前まで売り買いを見送るようなマーケットだっただけに、グロース株には売り方の買い戻しも入って上げ幅が拡大した。

そんな米国株の反発はいいのだが、為替の円高ドル安が同時進行したことが日本株にとっては痛い要因だった。ドル円は136円台まで進み、8月中旬以来3か月半ぶりの水準。輸出系の銘柄には収益面での足かせ。自動車株にはマイナスの銘柄が多かった。それと、振り子がグロースに戻るかもしれないとの地合い変化を感じ取ってインバウンド・リオープン系の銘柄が続落。ここらあたりは昨日にかけて流れが強まっていたもの。
ハイテク株中心に主力株が高いことから日経平均は257円高とそれなりの幅での反発だったが、TOPIXの0.89ポイント高は上がっていないも同然の値幅。プライム市場全体でみると圧倒的に値上がり銘柄の比率が高かった。為替の円高がジワジワと進行したことを受けて日経平均、TOPIXともに上げ幅が次第に縮小。大引けはプラスを維持したものの安値引け。再び「グロースか、バリュ―か」の路線論争が息を吹き返すかもしれない。

引け後に発表された11月第4週の主体別売買動向では、外国人投資家が現物・先物合わせて1兆円近い買い越し。やはり買い姿勢が高まってきた。恐らく今種も…と期待したいところだが、こちらは為替の円高が強い動機となっている、との声が多い。<12月1日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.76ドル安の34395.01ドル、ナスダックは14.45ポイント高の11482.45で取引を終了した。11月ISM製造業景況指数がパンデミック以降で最低水準に落ち込んだため景気後退入りを懸念した売りに寄り付き後、下落。同時に、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑に長期金利がさらに低下したためハイテクが買い戻され、相場の下値を支えた。ダウは終日軟調も、ナスダック総合指数はプラス圏を維持し、まちまちで終了。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円32銭から135円21銭まで下落して135円35銭で引けた。米10月コアPCE価格指数が予想通り前月から鈍化。さらに、11月ISM製造業景況指数が予想以上に低下しパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で初めて活動縮小となったほか、米10月建設支出も伸びが予想以上に鈍化したため景気後退懸念が一段と強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑に長期金利低下に伴うドル売りが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の28010円。
ナイトセッションは弱含み。小安く始まると、28200円を挟んだ揉み合いに。
日付けが替わる頃から下げ幅を拡大し、午前2時過ぎには安値27930円をつける場面も。
その後は少し戻し、かろうじて28000円は維持して引けました。
昨日の日中は寄り付き直後に28490円をつけましたが、そこから失速。
今日はパウエル発言で上げた分を全部吐き出して始まることになりそうです。

128ヌマシア:2022/12/05(月) 08:33:36
下落 雇用統計待ち

2日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、全業種が下落。下落率上位は、薬品、不動産、卸売、精密、繊維など。
前日の米国株式市場はまちまち。雇用統計を控え、警戒感が上値を抑えました。
東京市場は日経平均が243円安でスタート。プライム市場の9割近い銘柄が売られ、終始2万8000円割れで推移しました。個別銘柄では、足元の円高でトヨタ、SUBARUなど自動車株が軟調。東京建物、三菱地所など不動産株も売られました。半面、九電、中部電など電力株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27777円90銭(▲448円18銭=1.59%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1953.98(▲32.48=1.64%)

●三菱自動車[7211]
589円(▲37)
続落。米金利低下に伴い日米の金利差が縮小し、円相場が1米ドル=135円台とさらに円高ドル安が進行。アジアや北米など海外売上高比率が高い当社の業績には逆風になるとして売り材料視された。当社下期の想定為替レートは1米ドル=135円。

●サイバーエージェント[4751]
1288円(△49)
商いを伴い逆行高。FIFAワールドカップ・カタール大会で予選リーグE組の日本が強豪スペインに勝ち、決勝トーナメント進出を果たしたのが手がかり。当社は同大会の放映権を獲得してネット放送局として初めて全64試合を無料で生中継する。

●ユニフォームネクスト[3566]
1560円(△300円)
大引けでストップ高比例配分。1日に株式分割と株主優待制度の導入を発表し、好感された。12月31日を基準日に1株を4株に分割する。投資しやすい環境を整えることを通じ、株式の流動性向上、投資家層の拡大、株主数のさらなる増加を図る。

129パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/05(月) 08:43:40
『はて、米景気の減速警戒?25日線割れ』

ファーストリテイリングが大引け後に発表した国内ユニクロ直営店11月販売は前年比3.8%減。6月以来の前年割れとなった。「暖冬」で防寒衣料の需要が伸び悩んだ。ユナイテッドアローズやアダストリアも前年比プラスは維持したが、10月に比べると伸び率は大きく低下した。昨日のワークマンの数字がすでに弱かったので、もっと早く気づかなければいけなかったのだが、衣料小売りの11月数字は低調なものになりそう。

今週初めにかけて株価がひと戻りした後だけに、こんな数字が相次ぐと相場的にはツライ。ファストリの場合は、すでに海外売上高の比率が高くなっているため、国内ユニクロ店の動向だけでは業績は判断できないが、為替の円高もマイナスになりそう。とすると、もしかすると弱い地合いになるかもしれない週明け相場の足を引っ張りかねない。本日もファストリは1420円(1.7%)安で日経平均を48円押し下げていた。寄与度で見れば最悪の銘柄。もっとも、本日の東京都の気温はかなり低く、この調子なら12月の数字はかなりよくなりそうだが、相場はそこまで面倒を見てはくれまいが…。

日経平均は448円安(一時は563円安)。なんでここまで…の思いは、いつものこと。為替の円高と米国景気の減速との警戒2点セット―とはいうものの、先週までインフレが収まらない米国景気の堅調ぶりを嘆いていた市場がISM製造業景況感指数50割れをみて、一転して景気後退を気にするというもおかしな話。微妙に揺れる市場心理を映したもの、と達観しておけばいいのだろうが、底流には日本株を取り巻く需給関係の変化があるのかもしれない。先週までは外国人買い・個人売り。来週はその逆になるのか。9日は今年最後のメジャーSQ。ここらあたりに何かあるのかもしれない。ともあれ、日経平均は25日線割れ。テクニカル面では短期調整入りということになる。<12月2日>


ダウ平均は34.87ドル高の34,429.88ドル、ナスダックは20.95ポイント安の11,461.50で取引を終了した。11月雇用統計で雇用者数や賃金が想定以上の伸びとなり、長期金利の上昇を警戒した売りが先行。一方、インフレや金利ピークの思惑も根強く、押し目からの買いで下げ止まった。さらに、別の世帯調査の結果で雇用が減少したことが明らかになり金利が伸び悩むと、買い戻しが強まり、終盤にかけてダウ平均は上昇に転じた。ナスダック総合指数はプラス圏を保てず小幅安で終了。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円00銭から135円98銭まで上昇後、134円24銭まで反落し、134円30銭で引けた。米11月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回ったほか、平均時給も伸びが鈍化予想に反して拡大したため、利上げ長期化、最終的な金利水準の見通しが上昇し、ドル買いが優勢となった。ただ、他の世帯調査では雇用減となったことが明らかになったほか、インフレピークや利上げ減速の思惑も根強く金利が伸び悩んだため戻り高値からのドル売りに押され上値も限定的ととなった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の27710円。
ナイトセッションは弱含み。序盤は小安い水準での揉み合い。
雇用統計を受けて一瞬下に200円ほど走りましたが、ほどなく切り返し、日中終値付近まで戻しました。
終了間際、プラス圏にいる時間帯もありましたが、引けにかけてやや売りが優勢となり、小幅安で取引を終えました。

130パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/06(火) 08:00:04
小幅まちまち 材料なく動けず

5日の東京市場はまちまち。TOPIX業種別騰落率は、鉄鋼、鉱業、空運、小売、繊維など9業種が上昇。海運、電力ガス、農林水産、自動車、不動産など24業種が下落。
前週末の米国株式市場はまちまち。11月雇用統計が強く、引き締め警戒から下落してスタートしましたが、売り一巡後は買い直されました。
週明けの東京市場は日経平均が25円安でスタート。特に売買材料がなく、方向感に欠けました。個別銘柄では、トヨタ、マツダなど自動車株が続落。東電、関電など電力株も売られました。半面、JFE、日本製鉄など鉄鋼株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27820円40銭(△42円50銭=0.15%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1947.90(▲6.08=0.31%)

●日精エー・エス・ビー機械[6284]
4755円(△295)
4連騰で連日の年初来高値更新。23年9月期の業績回復を評価する買いが続き上値を試す。大和証券が2日付で当社株の投資判断を5段階で中立の「3」から強気の「2」に引き上げ、目標株価も3300円から5100円に変更したことも手掛かり材料。

●アインHD[9627]
6120円(▲410)
7日続落。2日に発表した22年5〜10月期決算が低調だったことを受け見切り売りが増えた。純利益は38億0400万円(前年同期比14.0%増)で従来予想を下回った。対通期予想(110億円)の進捗率は約35%にとどまり、今後の下振れを警戒。

●ウェルプレイド・ライゼスト[9565]
7250円(▲1450)
急反落。eスポーツのイベント運営受託事業などを展開。11月30日に新規上場。eスポーツ市場の成長期待に小型案件の需給面も着目されて人気化。公開価格比5.3倍の6200円で誕生すると前週2日には8700円まで買い進まれていた。この日は利益確定売りが優勢になり、一時はストップ安の7200円をつける荒い値動きに。

131パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/06(火) 08:07:18
『ほろ酔い相場。ファストリ頑張る』

日経平均は42円高と反発(TOPIXは続落)。2日の米ダウ平均が34ドル高と小反発したのと似た癒な動きだが、あちらは朝方350ドルほどの下落があって切り返したもの。それに対し、この日の日経平均は前週末終値を挟んでプラス・マイナスを繰り返す千鳥足相場。酒酔い状態ならばこんな動きも理解できるが、週明けの相場でいきなりこれでは困ったもの。1ドル134円台半ばで張り付いた為替が気になってか、方向感は出ない。400円を超す下げのあとの反発がこれでは「メジャーSQの波乱含み週」を乗り切れるかどうか、いささか心許ない。

安くなるかと思ったファーストリテイリングが大幅高。先週金曜日に比べて2530円(3.1%)高はプライム市場の上昇率ランキングで16位。日経平均の押し上げ寄与では断トツの首位(86円の上昇寄与)。先週金曜日に書いたように、ユニクロ国内店11月月次は既存店が5か月ぶりマイナス。「12月は厳冬になってきているから大幅プラスも」とか、「顧客単価が上昇して内容のいい販売状況」とか、販売数字以外であれこれ理屈をつける人がいるらしいが、少なくとも大幅高になるような材料はないはず。
そこで、「中国のコロナ規制の緩和で恩恵」とか、「週末のSQ値を高くしたい人が買い煽った」などの搦め手からの上昇要因を挙げる人もいたが果たしてどうか…。

なら、もうひとつ、穴っぽい材料をあげるのを許してもらうと「株式分割」。同社は11月18日に「投資単位の引き下げについては(中略)多面的な視点から検討してまいります」とのリリースを発表したことがあった。その後、株価が6日続落して8万円割れまで下げてしまったことで材料としては忘れられてしまった感じだが、このリリースは「株式分割を検討するよ!」と読めなくもない。
先週ユニフォームネクストが4分割を発表してストップ高となったように「株式分割」テーマは決して死んでいない。ファストリがその流れに乗るようなら、市場全体へのインパクトも強力なものがありそう。ま、株価が上がれば「材料は後からいくつもついてくる」がこの世界の決まり。異彩高が話題になるのは、それはそれで興味深いことだろう。<12月5日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は482.78ドル安の33947.10ドル、ナスダックは221.56ポイント安の11239.94で取引を終了した。11月サービス業PMI改定値が予想を上回ったほか、ISM非製造業景況指数が予想外に改善したため、長期金利の上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。午後に入り、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のFedウォッチャーが賃金の上昇を受けて、ペースは減速も来年も利上げが継続する可能性に言及したため金利先高観が再燃し、一段安となった。終盤も売り圧力が後退せず、下げ幅を拡大し終了。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円00銭から136円86銭まで上昇し、136円78銭で引けた。米10月製造業受注や11月サービス業PMI改定値が予想を上回ったほか、米11月ISM非製造業景況指数が悪化予想に反して改善、さらに、ウォールストリート・ジャーナル紙のFedウォッチャーが利上げ減速も、賃金の上昇でFRBが来年も利上げを継続し、現在織り込まれている以上に金利を引き上げる可能性に言及したため長期金利上昇に伴いドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円安の27685円。
ナイトセッションは弱含み。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
午前1時過ぎに高値27870円をつけてから下落に転じ、27700円台前半で踏みとどまる場面もありましたが、引けにかけてまた売り直されました。

132パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/07(水) 08:28:49
小動意 手掛かり難続く

6日の東京市場は小幅高。TOPIX業種別騰落率は、保険、鉄鋼、その他製品、銀行、卸売など21業種が上昇。鉱業、精密、サービス、石油石炭、陸運など12業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも下落。先週の雇用統計に続き、ISMサービス業PMIが強い結果となり、引き締め長期化が警戒されました。
東京市場は日経平均が116円安でスタート。売り一巡後はプラス浮上したものの、強い買い材料がなく、上値の重い展開でした。個別銘柄では、第一生命、みずほなど金融株が強含み。日本製鉄、JFEなど鉄鋼株も買われました。半面、INPEX、ENEOSなど資源株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27885円87銭(△65円47銭=0.24%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1950.22(△2.32=0.12%)

●野村総合研究所[4307]
3275円(△170)
4連騰で後場に一段高。ジャフコG(8595)と野村HD(8604)が保有する3696万株あまりの売出しと第三者割当による554万株あまりの自己株式処分を行うと11月25日に発表して急落。5日に売出し価格が3011円に決まりアク抜け感が広がる。

●KLab[3656]
438円(▲71)
急反落で東証プライムの下落率首位。7月6日に発行した第三者割り当てによる行使価額修正条項や行使許可条項付きの新株予約権に関し、割当先のモルガン・スタンレーMUFG証券の権利行使を許可すると5日に発表、株式需給悪化が警戒された。

●ACSL[6232]
1900円(△182)
大幅続伸。5日引け後、航空法の改正により同日から開始された無人航空機(ドローン)の型式認証制度で第一種型式認証申請を実施したと発表し、買い材料視された。審査対象は物流用ドローンで、同日から型式認証プロセスを開始。レベル4(友人地帯での目視外飛行)の飛行が可能となることで利活用の場面が拡大する。

133パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/07(水) 08:38:42
『安寄り後切り返す。米株より強い?』

昨日が42円高、本日が65円高。2日分合わせても100円ちょっと。何とも心許ない戻り。とはいえ、30日の戻り高値から600ドル以上下げている米ダウ平均に比べると、日経平均の足取りの方が頑強とみていいか(TOPIXはもっと弱い)。
安寄り後の切り返し。ザラバ高値は後場寄りのところで2万7934円。2万8000円回復ならず。週末のSQに向け、この2万8000円攻防の駆け引きが演じられている模様。「年末高」「掉尾の一振」というアノマリーがいわれる師走相場だが、もうひとつ前半にあるのが「SQのフシ」。ここに向けて小さな安値や高値をひと山つけることが多い。今年は果たしてどうだろう。
ただ、SQ絡みの波乱があったにせよ年末にかけては緩やかに駆け上るのがアノマリー。ポジション調整や節税売りの後に実需勢が底値買いに動き出すことが多い。そうすると、今の時期は大上段に振りかぶらずに、材料系の銘柄でフットワーク軽く動いた方がよさそう。

日経平均25日線(2万7894円)割れが3日目。5日線が上から降りてきて明日にも25日線とミニ・デッドクロスを演じそう。日足も昨日、本日と小陽線が2本立って反攻の機運を見せており、明日はちょっとしたタイミングかもしれない。2万8000円回復か、それともいったん諦めるか。「中途半端な調整で切り返すのが一番よくない」とは荒野さんのご託宣だ。明日は二十四節気の「大雪」。メリハリの効いた動きが出れば面白くなる。<12月6日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は350.76ドル安の33596.34ドル、ナスダックは225.05ポイント安の11014.89で取引を終了した。利上げ長期化を懸念した売りに寄り付き後、下落。ゴールドマンサックスの最高経営責任者(CEO)は景気後退に備え、ボーナス減額や人員削減を示唆、また、バンク・オブ・アメリカやJPモルガンなど金融各社のCEOが来年の経済に悲観的見方を示したため景気後退への懸念に一段と売られた。終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円03銭から137円08銭まで上昇し、137円03銭で引けた。米10月貿易赤字は前月から拡大も幅は予想程拡大しなかったほか、押し目からは株安に連れ質への逃避のドル買い、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化やピーク金利予想の上昇でドル買い意欲も根強く、ドルの買戻しが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の27660円。
ナイトセッションは軟調推移。取引開始直後はプラス圏に位置することもありましたが、ほどなくマイナス転落。
小安い水準で推移し、米市場がオープンすると下げ幅を拡大。午前4時台には安値27550円をつけましたが、引けにかけては少し戻しました。

134パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/08(木) 09:34:22
反落 終始底這い

7日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、空運、銀行、電力ガス、非鉄、陸運など16業種が上昇。鉱業、電機、機械、ゴム、石油石炭など17業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続落しました。モルガンスタンレーの人員整理や、JPモルガンCEOによる景気後退入り発言を受け、投資家心理が冷えたようです。
東京市場は日経平均が215円安でスタート。材料に乏しく、終始底這いでした。個別銘柄では、パナソニック、ソニーなど電機株が冴えず。コマツ、オークマなど機械株も売られました。半面、第一生命、三菱UFJなど金融株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27686円40銭(▲199円47銭=0.72%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1948.31(▲1.91=0.10%)

●東京一番フーズ[3067]
527円(▲49)
大幅安で10月28日以来の年初来安値更新。6日に当社株式について立会外分売を行うと発表し、短期的な需給悪化を警戒した売りに押された。分売予定の株式数は発行済株式総数の5.0%の44万8000株で今月13日から16日の期間に実施する。

●ビックカメラ[3048]
1283円(△25)
3連騰で21年4月以来約1年8カ月ぶりの高値。6日に発表した11月度の月次売上速報が「ビックカメラ+コジマ」全店ベースで前年比2.6%増と堅調な結果だったことが評価された。直近の信用倍率は0.80倍に低下し、損失確定の買い戻しも。

●TKP[3479]
2811円(△218)
急反発。貸会議室などを展開。6日引け後にシェアオフィスのリージャス事業を売却すると発表。事業の選択と集中を前向きに評価した買いが広がった。リージャス日本事業は三菱地所[8802]に約380億円で売却するという。

135パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/08(木) 09:38:21
『ハイテク売りで199円安。内需系が動兆』

ハイテク株に売りの嵐。プライム市場の下落率ランキングを見ると、レーザーテックが5%近い下落率で順位6位。あと、ソシオネクスト8位、新光電工10位、東京エレクトロン11位、イビデン13位、ローツェ15位、ケミコン16位…と、下落率の大きい銘柄がずらり顔を並べている。日経平均採用銘柄でみても、東京エレクトロンが1銘柄で60円ほど日経平均を押し下げており、第2位のファストリを除くと、TDK、ファナック、アドバンテスト、信越化学、ダイキン…と、ピカピカ銘柄の下落寄与度が高かった。日経平均は前日比199円安だったが、こうしたハイテク下落効果が大きかったことが分かる。
ただ、日経平均採用225銘柄の騰落を見ると上昇108銘柄に対して下落109銘柄だったから、数の上ではプラス・マイナスがほぼ拮抗していた。
ハイテク売りについては、NASDAQ安、SOX指数安のほか、アップルの自動運転車開発計画が延期されるとの報道があったことも地合いを冷やした。ただ、マザーズ指数が反発したように、こちらのグロース株には押し買い機運が芽生えている。

地合い変化を感じさせるのが、内需系銘柄の動き。JAL、ANAの空運株が業種別騰落で上昇率首位、個別では、JR東日本、富士急、三越伊勢丹、高島屋、オリエンタルランド、サンリオなどインバウンド・リオープン関連がそろって買われていた。中国のコロナ規制緩和、インバウンド拡大、全国旅行割の延長など環境は悪くない。3週間ほど調整を進めていたこのグループが息を吹き返すか。指数の軟調が続くにせよ、こちらが賑うようなら全体の雰囲気も悪くないだろう。明日はSQ前の木曜日。日経平均にとっては一番厳しい日になるかもしれない。<12月7日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.58ドル高の33597.92ドル、ナスダックは56.33ポイント安の10958.55で取引を終了した。景気後退懸念がくすぶり、寄り付き後、下落。需要鈍化懸念を背景とした携帯端末のアップル(AAPL)の下落がけん引したハイテクセクターの売りが上値を抑制した。ただ、利上げ観測が緩和し、長期金利の低下やドル安が企業収益回復に繋がるとの期待が下支えとなり、終盤にかけダウは小幅高で終了。ナスダック総合指数は終日軟調推移となった。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円40銭から136円22銭まで下落し136円58銭で引けた。米7-9月期単位労働コストの伸びが予想以上に鈍化したほか、米景気後退懸念に米国債相場が上昇。長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の27585円。
ナイトセッションは弱含み。終始、日中終値を挟んだもみ合いでしたが、マイナス圏に位置する時間が長かったです。
中盤以降はおおむね27600円近辺でのこう着商状でした。

136パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/09(金) 08:22:52
続落 後場下げ渋り

8日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、海運、薬品、卸売、金属、食品など9業種が上昇。電機、鉱業、電力、その他製品、その他金融など24業種が下落。
前日の米国株式市場は小幅まちまち。特段の売買材料がなく、小動きでした。
東京市場は日経平均が66円安でスタート。前半は売られたものの、中国ゼロコロナの緩和観測が浮上し、後半は下げ渋りました。個別銘柄では、ソニー、パナソニックなど電機株が冴えず。東電、関電など電力株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27574円43銭(▲111円97銭=0.40%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1941.50(▲6.81=0.35%)

●ラウンドワン[4680]
556円(▲22)
後場に下げ幅を拡大。午前11時30分に発表した11月の売上速報で既存店売上高が新型コロナ感染拡大前の20年3月期対比で12.6%増。しかし、10月の21.9%増からは増収率が縮小しており、先行きに対する警戒感から手じまい売りが増えた。

●カチタス[8919]
3175円(△110)
3連騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が当社株の投資判断を中立の「ホールド」から強気の「バイ」に格上げ、目標株価も3400円から3900円に引き上げたことが手掛かり。年率2ケタ利益成長を継続でき、株価調整で割安感が強まったと。

●スマレジ[4431]
1728円(△180)
一時は1845円まで買われ約10カ月ぶりの水準を回復。7日引け後に各種クラウドサービスの値上げを発表し、買い材料視された。2023年1月1日から利用料金を改定する。今後、今まで以上のサービス拡充・改善を実施するため、運営体制の強化を目的とした値上げという。「スマレジ」のプレミアムプランを従来の月額4000円から5000円に、最高額のフード&リテールは1万5000円から1万7000円に引き上げる。

137パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/09(金) 08:34:04
『100日線割れ。ハイテク売り続く』

米国株の軟調な展開に同調する形で東証も続落。日経平均は一時2万7500円割れ。中国の衛生当局から「新型コロナウイルス対策の防疫措置」に関する記者会見を開くとの報道があり、買い戻す動きも現れたが、それでも下げ渋りがやっとの状況。600ポイント(3%)を超す急反発となった香港ハンセン指数あたりとは感応度が違う。
日経平均の終値は11月4日以来約1か月ぶりの100日移動平均線(2万7657円)割れ。これまでも反転のきっかけとなったことが多い100日線への接触が刺激を与えるかどうか。このところ下値のフシが静かにひとつずつ破られており、明日のSQあたりをキッカケにうねりが戻らないようだと200日線(2万7213円)あたりまで行ってしまうかもしれない。

東エレク、ファストリ、ソニーG、TDK、日本電産が日経平均の下落寄与度上位%銘柄。米国株のNASDAQ安を映してハイテクが売られており、業種別では「電機」がワースト・ワン。ただ、反対側に位置するインバウンド・リオープン関連に勢いがなく、気乗り薄な地合いがありあり。為替は1ドル136円台の攻防。円安・株安の一日となった。

引け後発表の投資主体別売買動向では、外国人が8028億円の先物売り(12月第1週)。景気ウォッチャー調査も「現状判断」が4か月ぶりマイナス。地合いを変えてくれるような材料はなかなか出てこない。それでも、明日は今年最後のメジャーSQである。<12月8日記>


米国株式市場は上昇。ダウ平均は183.56ドル高の33781.48ドル、ナスダックは123.45ポイント高の11082.00で取引を終了した。中国政府がコロナ規制を緩和する兆しを好感し、寄り付き後、上昇。週次失業保険申請件数が増加基調で労働市場のひっ迫緩和の兆候も来年の利上げ観測の緩和に繋がり相場を更に押し上げた。終盤にかけても、明日に生産者物価指数(PPI)の発表を控えて、インフレ鈍化期待に主要株式指数はプラス圏を維持し終了。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円31銭へ軟化後、136円80銭まで上昇して136円68銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が前週から増加したため労働市場のひっ迫緩和で利上げ減速の思惑が強まりドル売りが優勢となった。その後、株高に連れ、リスク選好の円売りが再開した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の27685円。(3月限)
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まり、中盤までは小幅高水準での値動き。
日付けが替わる頃から上値を追い、多少押し戻される場面はありましたが高値圏で引けました。
本日はSQ算出日。限月交替によるスプレッドが70円ほどあるので、順当なら27700円どころでの着地が見込まれます。
現在の気配とCFDを見る限り波乱はなさそうですが、さて・・・。

138パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/12(月) 09:51:38
反発 中国高が支援

9日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電力、精密、電機、非鉄、機械など29業種が上昇。鉱業、空運、石油石炭、建設の4業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも強含み。東京市場は日経平均が88円高でスタートし、終始買いが先行。中国のゼロコロナ緩和観測で香港、上海が買われ、支援材料になったようです。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株がしっかり。東電、関電など電力株も買われました。半面、INPEX、出光など原油株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27901円01銭(△326円58銭=1.18%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1961.56(△20.06=1.03%)

●シルバーライフ[9262]
1704円(△300)
後場に急騰しストップ高で大引け。午後1時30分に22年8〜10月期連結決算を発表し、好感された。売上高30億1500万円(前年同期比12.4%増)、純利益が2億2500万円(同2.4倍)だった。冷蔵商材の一部を内製化して採算が向上している。

●アイモバイル[6535]
1161円(▲42)
続落。8日に22年8月〜10月期連結決算を発表し、嫌気された。営業利益は5億5600万円(前年同期比36.1%減)にとどまった。ふるさと納税「ふるなび」は増収。契約自治体や提携宿泊施設が拡大したがネット広告やアプリ運営が低調だった。

●ステラファーマ[4888]
561円(△60)
急反発。がん放射線治療用ホウ素医薬品を展開。8日引け後、当社製品の新たな製造委託先としてアメリカのBryllan社と医薬品開発製造に関する基本契約を締結したと発表。これによって複数の製造拠点を確保できることになり、製品の安定的な供給体制によるさらなる事業拡大を図るとしており、買い材料視された。

139パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/12(月) 10:01:01
『週明け高に備える?NYから反発の波』

来週月曜日、12月12日は何の日か。有名なのは「漢字の日」。京都清水寺で「今年の漢字」が発表される日。「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)=いい字1字」が由来というからちょっと苦しいが、ポピュラーなことは間違いない。
それに比べてマイナーの極みだが、わが12月12日は「双子の日」(岩本が勝手に命名)。○月○日と、月と日が同じ数字の日、ということ。1月1日、2月2日、3月3日…と続く1年に12回しかない希少日である。だから、というわけではないが、この「双子の日」は株価の上昇確率が高い日であることをご存じか。1月1日や5月5日、10日10日はそれぞれ休日で商いがなかったが、今年は2月2日以降11月11日まで7回の「双子の日」は完璧に日経平均がプラスで終わっていた。なぜそうなるのか、分からない。

日経平均の「騰落率カレンダー」によると、12月12日の再開来星取りは30勝27負だから、特に勝機が強いわけでもない(12月の上昇特異日は26日の42勝16負)。今年になっての特殊な傾向なのかもしれない。本日高かったのも週明け高に備える力が強まった結果と勝手に見ているが、どうだろう。

日経平均は326円高と反発したが、自立的な上昇とは思えない。NASDAQの5日ぶり反発など米国株の動きに同調したに過ぎないようである。売買代金2兆9000億円とSQ日にしては低水準な商いがそれを象徴しているようだ(米国株も商い薄である)。今晩の米PPI、13日の米CPI、14日のFOMCと「重要イベンドを前に動けない」が大方の心理状態だろう。だからこそ、警戒感は事前に織り込まれてしまうのが定石だ。<12月9日記>


ダウ平均は305.02ドル安の33,476.46ドル、ナスダックは77.39ポイント安の11,004.62で取引を終了した。11月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったため、一部の市場関係者の間で浮上していた来年の利下げ観測が後退し、売りが先行。一方、12月ミシガン大学消費者信頼感指数の1年期待インフレ率が予想外に低下したことで、主要株価指数は一時プラス圏を回復も、長期金利の上昇を警戒した売りに押され、再び下落した。終盤に入り、来週発表される消費者物価指数(CPI)への警戒感も強まり、下げ幅を拡大して終了。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円61銭まで下落後、136円90銭まで上昇し、136円60銭で引けた。米11月生産者物価指数(PPI)や12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を上回ったため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27745円。
ナイトセッションは弱含み。前半は日中終値を挟んだ値動き。
米市場がオープンするといったん売られたものの切り返し、午前2時頃には27930円までありました。
そこから再び日中終値付近まで押し戻され、終盤は米市場の下げ幅拡大にツレ安しました。
イベント待ちといった様相です。なお、SQは27576円と、想定より下で着地しました。

140パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/13(火) 08:48:39
反落 CPI、FOMC待ち

12日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運、その他金融、ゴム、自動車、電力など13業種が上昇。鉄鋼、非鉄、卸売、金属、繊維など20業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも下落。11月生産者物価指数が予想以上の伸びとなり、インフレのピークアウト感が後退しました。
週明けの東京市場は日経平均が160円安でスタートし、終始売りが先行。今週は米消費者物価指数発表、FOMCを控えており、週初からは買えませんでした。個別銘柄では、ソニー、NTT、みずほなど主力株が弱含み。日本製鉄、JFEなど鉄鋼株も売られました。半面、郵船、川崎汽船など海運株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27842円33銭(▲58円68銭=0.21%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1957.33(▲4.23=0.22%)

●鳥貴族HD[3193]
2187円(▲265)
大幅反落。9日に発表した22年8〜10月期連結決算が嫌気された。純利益は4800万円(前年同期比94.0%減)。行動規制の緩和を背景に売上高は72億0400万円(前年同期比3.4倍)と伸びたが、営業利益の回復が鈍く、助成金の消滅も響いた。

●日本駐車場開発[2353]
295円(△57)
急騰して10月20日以来の年初来高値更新。9日に発表した22年8〜10月期連結決算が好感された。テーマパーク事業が伸び、純利益は18億1800万円(前年同期比97.7%増)。5億円上限の自己株買いも発表。19日から23年3月10日に行う。

●UUUM[3990]
987円(▲64)
反落。所属する人気YouTuberのはじめしゃちょー氏が当社を退所する可能性に言及したことを受け、業績への影響などを懸念した売りが広がったもよう。

141パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/13(火) 08:53:56
『今度は違うだろ。9月のデジャヴ?』

プライム市場の売買代金が急減。本日の2兆2389億円は9月12日2兆1699億円以来の低水準である。この9月12日を覚えている人も多いだろう。本日と同じにメジャーSQの翌営業日となる週明け。週半ばにはCPIとFOMCが控えているという日程だった。株価は翌13日にかけて日米ともに仲良く4日続伸。その先に明らかになった8月CPI高止まりで暗転。「FOMCは1%利上げも…」なんて警戒感が先走って日米ともに急落(ダウ平均は1276ドル安)。さらに10月安値まで3000ドル、3000円の幅で駆け下りる暴落場面となった。
本日の、この薄商いは3か月前の辛い経験が頭に浮かんだ結果、ということかもしれない。しかし、わずか3か月。相場が同じようなことを繰り返すことはないと思うのだが、何とも験の悪い薄商いである。

ただ、市場の戦闘意欲を示す「新値株」は先週金融日(9日)から新高値が優勢となってきた。新高堰が8日22銘柄(新安値33銘柄mプライム市場)、9日23銘柄(10銘柄)、12日33銘柄(7銘柄)と、新安値がゼロに近づきつつある(ただ、新安値ゼロは天井圏のシグナル)。指数は上値重しだが、個別銘柄には躍動感が戻ってきている。<12月12日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は528.58ドル高の34005.04ドル、ナスダックは139.12ポイント高の11143.74で取引を終了した。押し目からの買戻しに、寄り付き後、上昇。その後、NY連銀調査によるインフレ期待が短中期とも低下し、インフレや利上げピーク達成への期待が再燃。終盤にかけ、重要インフレ指標の発表を明日に控えた買戻しも一段と強まり、上げ幅を拡大し、終了。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円90銭から137円85銭まで上昇し、137円65銭で引けた。欧州通貨に対するドル売りに押された。その後、米11月消費者物価指数(CPI)を控え、さらに連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを織り込んだほか、10年債入札が不調で米国債相場は下落、長期金利が上昇に転じたためドル買いも再開。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の27995円。
ナイトセッションは強い動き。序盤は日中終値を挟んだ値動き。
22時頃から上昇に転じ、小幅高水準に。米市場がオープンすると上げ幅を拡大し、引けにかけてはさらに加速しました。
NYダウは高値引けでしたが、ナイトセッションも高値引けで28000円に乗せました。

142パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/14(水) 08:30:16
反発も上値重い

13日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、薬品、倉庫、保険、空運など28業種が上昇。ゴム、電力、小売、不動産、精密の5業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反発。先週売られた反動に加え、NY連銀発表の期待インフレ率が前月から低下し、買い材料になったようです。
東京市場は日経平均が225円高でスタートし、一時2万8000円台に乗せましたが、CPI、FOMC前に上値の重い展開。終値では2万8000円を割りました。個別銘柄では、武田、塩野義など薬品株が強含み。郵船、川崎汽船など海運株も買われました。半面、関電、東電など電力株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27954円85銭(△112円52銭=0.40%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1965.68(△8.35=0.43%)

●グッドコムアセット[3475]
875円(△150)
ストップ高で取引終了。12日に22年10月期連結決算と23年10月期業績予想を発表し、好感された。前期の営業利益は46億1200万円(前々期比34.2%増)と連続の最高益更新。今期同利益は54億5300万円(前期比18.2%増)を見込む。

●MonotaRO[3064]
2051円(▲162)
大幅反落で東証プライムの下落率首位。12日に発表した11月度の月次業績(単体)が嫌気された。売上高は190億5400万円(前年同月比15.8%増)で伸び率は3月度(17.4%)を下回り22年12月期に入って最少。新規顧客獲得数も最少だった。

●POPER[5134]
811円(△78)
一時ストップ高。学習塾など教育事業者のバックオフィス業務をDX化するサービスを展開。12日引け後に2022年10月期決算を発表。2023年10月期の増収増益見通しが材料視された。売上高は前期比35.8%増の9億0300万円、営業損益は7200万円の黒字(前期は2000万円の赤字)を見込む。コミュニケーションツール「Comiru」のさらなるユーザー獲得と顧客満足度向上のため、既存機能の改善や新機能の拡充などを図る計画。

143パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/14(水) 08:40:20
『25日線上は維持。こちらは慎重』

12日の米ダウ平均が500ドル超の上昇。それも高値引けに近い終りとあって、こちらも朝から高唱えの始動。日経平均は一時274円高の2万8116円まであった。ダウの上昇幅に及ばず写真相場もピン外し。さらに10時前には2万8000円台を陥没。あとは中台を割った水準でのもみ合い商状に移った。米国市場ではCPI下振れ観測に前傾姿勢のようだったが、こちらはやはり「数字を見てから」の慎重対応。終値では112円高と上昇幅を半分以上減らしての着地となった。
それでも、一時はマイナスになるのではないかと気にするほどの弱地合いのなか、結局は25日線(2万7946円)を上回っての終わりで反発の格好だけはなんとかつけたことになる。あとは、日本時間の今晩10時30分に発表される数字いかん。

ハイテク株に弱い足取りが目立つ中、日経平均の上昇寄与度トップとなったのがファーストリテイリング。1銘柄で43円のプラス寄与だった。昼頃に国内ユニクロ店での値上げ実施が発表されて事が物色人気を刺激したとの解説があった。確かに、全国的な寒波襲来でユニクロ店の売り上げ増が期待されるそのタイミングでの値上げ報道は好感材料かもしれない。値上げを通せる力、いわゆる「値上げ力」を備えた銘柄であることは確か。
なら、同じような位置づけの、ブランド力があって市場支配力を備えた銘柄に同調の動きが出ないものか。キッコーマンははやりこの日、しょうゆ103品目について5〜11%の値上げを23年4月1日納品分から実施すると発表している。「値上げ力」では引けを取らない銘柄。株価は7月以来の安値圏で底這っているが、ここらあたりまで動きが出るようなら面白くなるだろう。CPIよりこちらの方が興味深い。<12月13日記>


13日のNY市場は上昇。ダウ平均は103.60ドル高の34108.64ドル、ナスダックは113.07ポイント高の11256.81で取引を終了した。11月消費者信頼感指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため、金利ピークの思惑が強まり買いが加速し、寄り付き後、大幅高。その後、高値からは景気後退を警戒、連邦準備制度理事会(FRB)の過剰な利上げを警戒した根強い売りに押され失速し、ダウは一時下落に転じた。終盤にかけて、ドル安や金利低下が企業の収益改善に繋がるとの期待などに押し目買いが強まり、プラス圏を回復し終了。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円46銭から134円66銭まで急落し135円60銭で引けた。米11月消費者物価指数(CPI)が予想以上に10月から伸びが鈍化したため、利上げ減速、利上げ停止観測が強まり利上げ停止の、長期金利の急低下に伴いドル売りが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の27970円。
ナイトセッションは乱高下。日中終値比10円高で始まると、序盤は買い優勢の展開。
CPI発表前は小幅高水準でした。発表を受けて急伸し、0時前には高値28250円をつけました。
が、日付けが替わる頃から米株式が上げ幅を急速に縮めると下落に転じ、3時頃には上げた分を全部吐き出しました。
それ以上売られることはなく、その後も上げ下げを繰り返しましたが、最後はやや買いが優勢となり小高く引けました。

144パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/15(木) 08:28:00
続伸 資源株買われる

14日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、繊維、精密、非鉄、鉱業、農林水産など29業種が上昇。空運、陸運、倉庫、銀行の4業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。消費者物価指数の伸びが鈍化し大幅高で始まったものの、FOMCを控え、買い一巡後は伸び悩みました。
東京市場は日経平均が51円高でスタート。終始買われ、後場は高値安定でした。個別銘柄では、住友鉱山、DOWAなど非鉄株が強含み。INPEX、ENEOSなど原油株も買われました。半面、JR東、ANAなど運輸株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28156円21銭(△201円36銭=0.72%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1977.42(△11.74=0.60%)

●東レ[3402]
773.9円(△50.3)
商いを伴い大幅続伸。米航空大手ユナイテッド航空が米航空機大手ボーイング製の中型機「787」を最大200機発注したと発表したことが手掛かり材料。当社はボーイング向けに炭素繊維複合材を納入している。ジャムコ(7408)も11%高と急騰。

●日東紡績[3110]
2007円(▲14)
7日続落で連日の新安値。足元の業績悪化を警戒する見切り売りが続き下値切り下げ。11月8日に23年3月期通期の純利益予想を73億円から52億円(前期比28.5%減)に下方修正。今月12日に自己株買い終了を発表したことも需給不安を呼ぶ。

●スカイマーク[9204]
1277円
本日、グロース市場に再上場。再上場の大型IPOは人気が高まりにくい傾向があるが、経済再開・旅行需要回復による今期黒字転換や、今後の業績拡大に期待する向きもあったもよう。買い気配で始まり、公開価格比8.7%高の1272円で初値形成の穏当なスタート。前場で1328円まで買われた後は伸び悩み、終盤はやや売りが膨らんだ。初日の売買代金はグロース市場でダントツの244億円。

145パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/15(木) 08:39:02
『騒乱の米国株。さて、今晩は…』

13日の米国株はもの凄い動きだった。ダウ平均の終値は103ドル高だから、これだけ見れば何ということもない値動きだが、この日朝方の高値が3万4712ドル。12月1日の3万4595ドルを一気に抜いていた。この時間に相場を眺めていた人は「米国株は変わった」と確信したに違いない(S&PもNASDAQ総合も一時12月1日の高値を抜いた)。この時点で上げ幅707ドル高。しかし、その後、115ドル安まで反転急落し、終値は結局103ドル高。上下800ドルを超す幅での振幅。12日の当欄で書いた9月13日の急落は1200ドルを超す下げ幅だったが、まぁ、それに匹敵するような騒動だったに違いない。
CPI下振れを好感したものの、よくよく考えたら肝心のFOMCはまだ終わっていないということに気がついて慌てて利食ったら、皆が皆、同じことを考えていた…という風景ではなかったか。それだけ神経質な地合いなのだろう。それはまたダイナミックでいいのだが、その市場を眺めながら値付けをしている方はたまったものではない。

騒々しい動きを横目で見ながら、日本株も次第に下値が固まってきて上値を試す態勢となってきたようである。チャートの形はなかなか麗しくなってきた。この水準が維持できれば、5日線が25日線を上抜きミニGCも近そう。もちろん、今晩のパウエル議長の発言次第では、すべてがひっくり返ってしまう可能性もあるのだが…。<12月14日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は142.29ドル安の33966.35ドル、ナスダックは85.93ポイント安の11170.89で取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ減速決定期待に買われ、寄り付き後、上昇。11月のインフレ指標の改善を受けて、タカ派色が弱まるとの期待も手伝い、堅調に推移した。午後に入り、FRBがFOMCで想定通り利上げ減速を発表も、パウエル議長はインフレを封じ込めるための利上げの道のりは長いと繰り返したため来年の利下げ観測が後退。FRBスタッフ予測も想定以上にタカ派的な内容となり、一気に下落に転じた。議長が同時に、今後、一段と利上げペースを減速する可能性に言及すると下げ幅を縮小し終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、134円60銭から135円99銭まで上昇し、135円47銭で引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を50BP引き上げ減速を決定。声明では「利上げ継続が適切となる可能性が強い」と追加利上げを示唆した。見通しでは19人のメンバーのうち17人が23年の金利を5%以上と予想、中間予想が5.1%と市場の想定を上回る水準となったことが明らかになると利上げ観測が再燃し長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後、パウエルFRB議長がタカ派色維持する姿勢を再確認すると同時に、指標次第では2月FOMCで利上げ幅をさらに縮小する可能性を示唆すると金利が再び低下に転じドル買いも後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の27890円。
ナイトセッションは序盤は弱含み。28000円台前半でこう着しました。
FOMCの結果を受けて300円弱垂直落下し、下げた分をほぼ戻し、終盤はまた下げて引けました。200〜300円の上げ下げを3回繰り返した格好。

146パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/16(金) 09:07:56
反落 タカ派姿勢を維持

15日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、海運、倉庫、石油石炭、陸運など15業種が上昇。サービス、電機、精密、金属、食品など18業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。FOMCでの利上げ幅は予想通りでしたが、声明文やパウエル議長の記者会見では利上げの最終到達点の引き上げを示唆。ハイテク株が売られました。
東京市場は日経平均が165円安でスタート。一時は戻したものの、後半は再び軟化しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が冴えず。グリコ、山崎パンなど食品株も売られました。半面、INPEX、出光など原油株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28051円70銭(▲104円51銭=0.37%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1973.90(▲3.52=0.18%)

●ペッパーフードサービス[3053]
171円(▲9)
横ばいを1日挟んで14営業日続落。連日の年初来安値更新。11月14日に22年12月期通期業績予想を下方修正。ディナー帯の売上不振や食材コストの上昇などが響き純損益は14億9800万円の赤字に。その後も業績不安が根強く下値模索が続く

●ユーグレナ[2931]
1048円(△99)
商いを伴って7連騰。一時8月23日の年初来高値に並ぶ。14日にマレーシアの国営石油大手ペトロナス、イタリア石油・ガス大手エニと共同でバイオ燃料の製造プラントを建設・運営するプロジェクトを検討していると発表。好感買いが膨らんだ。

●プレミアアンチエイジング[4934]
2165円(▲500)
ストップ安。14日引け後に発表した2023年7月期業績予想の下方修正が売り材料視された。営業利益予想を従来の30億円から15億円(前期比37.9%減)に大幅減額。増益予想が一転して減益予想となり、嫌気された。クレンジング市場およびバーム剤型の競争激化が想定以上に継続しており、売上高の多くを占める「デュオ・ザ・クレンジングバーム」の第1四半期の売上高が減少した。

147パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/16(金) 09:13:18
『一件落着し、個別物色、テーマ探りへ』

年内最後の、そして最大のイベント(と、メディアが大騒ぎしていただけかもしれないが…)だった米FOMCが終了(次は来年2月1日)。0.5%への利上げ幅縮小は想定どおりだったけど政策金利見通しがタカ派的に引き上げられたことでダウ平均は反落して142ドル安での戻り。日経平均も追随安して104円安―と、まぁ丸めて言えば分かりやすいが、日中の動きはちょっと違う。

米国株はFOMCの結果発表直後に売られて一時404ドル安。その1時間ほど前には287ドル高まであったから高安値幅は700ドル近く。CPIショックで700ドル超急騰とその後の急落があった前日とはちょうど真逆の方向での一振れ。「期待」から「失望」へと市場心理がひと巡り。「パウエル議長の言っていることはほとんど変わっていない」との見方がほとんどで、株価だけがひとり芝居だったようなもの。これで一件落着すれば、後は「しばらく休養する必要がある」(松井証券・窪田チーフ・マーケットアナリスト)との見方が多いようである。

逆に、日経平均は安く終わったけど、前場中ごろにかけ日経平均、TOPIXともに160円ほど水面下からプラス水準へと顔を出す場面を経た後のマイナス着地。押し目買い機運の強さとみていいか。そこで、此の先は「テーマ株やIPO銘柄を物色しやすくなる」(同)との相場見立ても可能か。この日プライム市場上昇率首位は結婚式場経営のブラス。挙式リオープンで第一四半期は過去最高利益との決算発表があった。それだけでストップ高というのも買い急ぎではないかと思うが、市場の雰囲気変化の指標として注目しておきたい。

もうひとつ、来年の話。「脱デフレで見えてくる 日経平均4万円」-。武者さんのお話かと思ったが、三井住友DSアセットマネジメントの新しいレポートが話題に。(1)日本経済の23年成長率はG7中でトップ。(2)企業業績も拡大続く。(3)ソフトなインフレで脱デフレ化が進めばPER評価も上がって日経平均は4万円も―という内容。同社のHPで公開されているので、詳しくはそちらをご覧いただきたい。
正月に明らかになる相場アンケートでは3万円〜3万2000円に高値見通しが集中しそうだが、4万円はなかなか異色である。ま、アレコレ言えるのも今のうち。そういえば、当方も頼まれているアンケートがあったはず。<12月15日記>


米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は764.13ドル安の33202.22ドル、ナスダックは360.36ポイント安の10810.53で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を高い水準で長期にわたり維持する計画を表明したことに続いて、欧州中央銀行(ECB)も定例理事会で当面利上げを継続する必要があるとタカ派色を強めたため警戒感から大きく売られ、寄り付き後、下落。世界主要中央銀行の過度な金融引き締めによる景気後退入りを警戒した売りが終日続き、下げ幅を拡大した。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円61銭まで弱含んだのち、138円17銭まで上昇して137円79銭で引けた。米小売売上高が予想以上に悪化したためドルが一時軟調に推移、しかし、先週分新規失業保険申請件数が増加予想に反し前回から減少し、9月来で最小と労働市場のひっ迫を示したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が広がりドル買いが優勢となった。また、株安で質への逃避のドル買いも強まったと見られる。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比355円安の27605円。
ナイトセッションは大幅下落。小安く始まり、米市場オープン前は100円ほど安い水準。
22時頃から下値を探る展開となり、下げ幅を拡大。4時過ぎに安値27560円をつけ、その後少し戻したものの安値圏で引けました。

148パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/19(月) 08:47:25
続落 日米売られる

16日の東京市場は下落。TOPIX業種別騰落率は、海運、不動産の2業種が上昇。非鉄、その他金融、機械、電機、紙パルプなど31業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。金利高止まりが想定される中、小売売上高やNY連銀景況指数が悪化し、幅広く売られました。
東京市場は日経平均が345円安でスタート。強い反発材料もなく、じりじりと下げ幅を広げました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が冴えず。ファストリ、ソフトバンクGなど値がさ株も売られました。半面、郵船、商船三井など海運株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27527円12銭(▲524円58銭=1.87%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1950.21(▲23.69=1.20%)

●マイネット[3928]
413円(▲36)
5日続落して20年3月に付けた上場来安値を更新。15日に22年12月期の業績と配当の予想を大幅減額し、嫌気された。当期純損益は1億2000万円の黒字から16億1000万〜14億9300万円の赤字(前期は2億2900万円の黒字)に引き下げた。

●パーク24[4666]
2240円(△211)
3連騰で6月1日以来の新高値。15日に22年10月期連結決算の上振れ着地と23年10月期の予想を発表し、好感された。前期営業益は206億7200万円(前々期は80億3900万円の赤字)に上振れ。今期は270億円(前期比30.6%増)を見込む。

●FIXER[5129]
1740円(△219)
急反発。マイクロソフト「Azure」に特化したクラウドインテグレーター。15日引け後に発表した2023年8月期業績予想の上方修正が買い材料視された。営業利益予想を従来の14億1500万円から18億6300万円(前期比22.2%減)に増額。保守的に計画していた複数の案件において、足元の実績が想定を上回っていることに加え、新規の大型プロジェクトであるAWS移行案件を含め、主要顧客との商談および開発が順調に推移しているという。

149パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/19(月) 09:05:49
『1か月ぶり安値。米株から暗転?』

15日の米ダウ平均は764ドル(2.2%)安。S&P500(2.5%安)、NASDAQ総合(3.2%安)の順で下落率が高く、3指数ともに下放れ足となった。欧州株価がそろって下げたうえ、11月米小売売上高が市場予想を下回ったことが景気後退懸念につながったという。
日経平均も524円安だから、ダウほどの下げではないが、居どころは11月10日(2万7746円)以来の安値水準。最大イベントFOMCが終わって相場が上向きに転じるタイミング(当方、勝手に思っていただけか…)だったが、まったく逆の目が出たことになる。
米NASDAQの下げが大きく、ハイテク大手が売り物を浴びて大胆な下落を演じていた。例えばレーザーテックは一時2万5000円台を割り、11月18日2万4930円以来1か月ぶりの安値水準。プライム市場全体の下落率ランキング11位に顔を出していた。日足チャートを見ると、高値圏での三角保ち合いの形状が危うくなってきた。すでに東京エレクトロンはこの日、同期間の安値を切っており、ディスコは微妙なところで踏みとどまっている。
クリスマス休暇入りを前に、ポジション調整や換金売りが出ているらしく、今晩の米国株の推移次第ではこのグループは週明けも厳しさを強いられるかもしれない。

ただ、今晩の米国市場は先物・オプションの集中決済日。それが需給面でのアク抜けにつながる可能性もある。

日本郵船以下、海運3社がプラスで終わったほか、一時は三井住友FGなどメガバンクが強調場面を見せており、ハイテクの対極にあるバリュー系銘柄は総じて堅調だった。全市場を通じて上昇率トップはレーザー核融合関連のJテックコーポ(19.9%高)。こんな地合いだからこそ、材料株は高い。<12月16日記> 


ダウ平均は281.76ドル安の32,920.46ドル、ナスダックは105.11ポイント安の10,705.41で取引を終了した。12月製造業・サービス業PMI速報値が想定外に11月から悪化したため、気後退を懸念した売りが先行。連邦準備制度理事会(FRB)高官がインタビューや講演で、政策金利を高水準で長期にわたり維持する姿勢を再確認したため、長期金利やドルが上昇したことも更なる売り圧力となった。年末にかけたポジションの手仕舞い売りも目立ったが、本日は4兆ドル規模と言われる大口オプションの満期日に当たり、テクニカル要因で終盤にかけては買戻しも見られ、下げ幅を縮小して終了した。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、137円35銭まで強含んだのち、136円30銭まで反落して136円68銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)が来年ピーク金利達成後も長期にわたり維持するとの見方にドル買いが強まったが、米12月製造業・サービス業PMI速報値が予想外に悪化したため、景気後退懸念が強まり、ドル安・円買いが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比190円安の27280円。
ナイトセッションは軟調推移。取引を開始するとほどなく27200円台に下落。その後0時頃に上げ下げがありましたが、おおむね27200円を挟んで推移しました。
引けにかけては少し戻して取引を終了。

150パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/21(水) 08:14:11
3日続落 米国弱い

19日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、銀行、紙パルプ、農林水産、倉庫、保険など6業種が上昇。鉱業、海運、精密、自動車、石油石炭など27業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも続落。製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったうえ、NY連銀総裁のタカ派発言も重なり、売り材料にされました。
東京市場は日経平均が248円安でスタート。終始売られ、指数は底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、スズキなど自動車株が冴えず。郵船、商船三井など海運株も売られました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27237円64銭(▲289円48銭=1.05%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1935.41(▲14.80=0.76%)

●東芝[6502]
4424円(▲326)
3日ぶり反落、日本産業パートナーズ中心の買収提案に関し、買収額が想定していた2兆2000億円に届かない可能性も高まっていると18日の日本経済新聞が報じ、売り材料視された。アクティビストが納得できる形で合意できるか交渉は大詰めと。

●コーセル[6905]
969円(△70)
9月16日以来の新高値。午前11時に23年5月期の第2四半期(22年5月21日〜11月20日)連結決算、通期業績と配当の増額、自己株買いを発表し、好感された。通期営業益は32億5000万円から40億3000万円(前期比43.4%増)に修正した。

●ホープ[6195]
225円(△9)
一時15%高の249円まで上昇。16日引け後に発表した2023年3月期業績予想の上方修正が買い材料視された。営業利益予想を従来の1億2600万円から1億8100万円(前期は166億5100万円の赤字)に増額。広告事業での媒体販売や、自治体職員向けメディアなどを展開するジチタイワークス事業におけるサービス受注が堅調に推移したという。

151パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/21(水) 08:19:11
『200日線切る。小型が弱い』

日経平均は3日続落。先週金曜日の米国株が弱かったので想定通りの売り優勢スタート。午前10時少し前に361円安まであったが、前引け305円安、大引け289円安と下げ幅を縮小したものの、下げ渋ったとはいいにくい足取り。後場は上下50円程度の均衡状態となり完全に様子見商状。それでもプライム市場の売買代金が2兆3596億円と、先週木曜日や同月曜日の2兆2000億円台に比べて多い(先週金曜日はリバランス絡みで商いが急増したので参考外)のだから、終日見送ったというわけでは無い。

後場の停滞の背景には小型株の回転が止まり始めたことがあるようだ。この日の新値株を見ると、プライム(P)市場が新高値・新安値ともに33で同数だが、スタンダード(S)は39対40と新安値が多く、グロース(G)は13対59と圧倒的に新安値が多かった。その新安値銘柄の数だけ並べ直してみると、G53、S40、P33となる。
直近上場したばかりの銘柄が多いことからG市場では新高値・新安値が出現しやすいことは確かだが、それでも買い方の懐具合が悪化することはどんな銘柄でも一緒。その元気ぶりが救いだったGやSが苦しくなってくると、「掉尾の一振」も遠くなってしまだろう。ここはまだ材料株優勢の週。早く態勢を立て直さないといけない。

日経平均の構成銘柄で下落寄与度の高かったのはファストリ、東エレ、ダイキンの順。いずれも常連銘柄といっていい。ただ、ダイキンは7月15日以来の安値水準に下放れと異彩安。「中国関連」としての側面が嫌気されているようだ。<12月19日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は162.92ドル安の32757.54ドル、ナスダックは159.38ポイント安の10546.03で取引を終了した。先週大きく下げていたため、寄り付きこそ小幅に上昇したものの、終日軟調に推移。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ継続が景気を冷やすとの景気後退懸念が相場の重石となったほか、厳しいマクロ環境への警戒から企業業績への懸念も生まれた。長期金利が上昇しハイテク株が売られた一方、原油価格の上昇でエネルギー銘柄には買いが入った。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円35銭から137円16銭まで上昇し、136円95銭で引けた。日銀の政策修正への思惑がいったん後退するなか、米10年債利回りが3.59%台まで上昇し、ドル買い、円売りが優勢になった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の27170円。

152パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/21(水) 08:21:15
債券安、株安、円高 YCC修正を前倒し

20日の東京市場は大幅続落。TOPIX業種別騰落率は、銀行、保険、電力ガス、証券の4業種が上昇。不動産、精密、自動車、電機、サービスなど29業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも4日続落。東京市場は日経平均が20円高でスタート。前場は小高く推移しましたが、日銀が金融政策の修正を発表すると、後場は債券安、株安、円高が加速。来春の黒田総裁交代の間際とみられていたイールドカーブコントロールの修正が今回に前倒しされ、サプライズになったようです。個別銘柄では、金利高が逆風となる三菱地所、東京建物など不動産株が大幅安。金利高がメリットとなる三菱UFJ、第一生命など金融株が急騰しました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26568円03銭(▲669円61銭=2.46%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1905.59(▲29.82=1.54%)

●三井不動産[8801]
2441.5円(▲150)
後場に下げ幅を広げて続落。他の不動産株も軒並み安くTOPIX業種別指数で不動産業は全33業種中の下落率首位。日銀が本日まで開いた金融政策決定会合で金融緩和策の縮小を決めたことが内外機関投資家や個人投資家から幅広い売りを誘った。

●第一生命HD[8750]
2885.5円(△248.5)
後場に急騰して今年2月9日以来の上場来高値更新。他の保険株や銀行株もそろって逆行高。日銀が金融緩和策の縮小を決めたことを受け、国内債券市場で新発10年物国債の利回りが一時0.460%と15年7月以来の高水準を付け、強い追い風に。

●サスメド[4263]
1309円(▲400)
ストップ安。この日午前8時30分、不眠障害治療用アプリの医療機器製造販売承認が19日に厚生労働省調査会で了承されたと発表。今後、正式に製造販売承認が行われる見通し。株価はこれに対する期待から今月に入って急上昇していたため、材料出尽くしとして朝方から売りが先行。後場に全体の地合いが悪化するとさらに売り圧力が強まった。

153パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/21(水) 08:42:37
『昼休みに霹靂。金融が逆行高』

日経平均の前場終値は77円高。前日の米国株は安かったものの、日本株にはリバウンド期待もあって買い優勢。ところが、後場寄りがいきなり400円近い急落。時間を追うごとに下げ幅が広がって午後2時半過ぎには820円安。前引けからみると、ざっと900円安。文字通りショック安となった。
この日まで金融政策決定会合を開いていた日銀が「まさか、ないだろう」と思われていた”政策変更”(目的は違うとの説明だが、実際はそう見られた)を決定。昼休みにそれが伝わったことから、個人から機関投資家まで含めて売りが殺到した。プライム市場の売買代金は4兆円台(前場1兆1800億円・後場2兆8900億円だから後場になって倍増)に膨らんだ。

長短金利操作(YCC)での長期金利変動幅をプラスマイナス0.5%(従来は0.25%)に拡大する―が重要な変更点。これによって0.5%まで長期金利の上昇余地が生まれることになる(実際、0.4%台まで10年債の金利は急伸した)。これが大規模金融緩和策の見直し第一歩ならば「利ザヤ回復」を願う金融機関にとっては歓迎材料となる。そのため、メガバンク以下の銀行株や保険、ノンバンクを含めた金融関連セクターが逆行高。
業種別でみると、「銀行」「保険」「証券」「電力・ガス」(円高メリット業種)の4業種だけがプラス。逆に、金利高が逆風となる「不動産」が下落率首位。それに続くのが円高を嫌う「精密」「輸送用機器」「電気機器」の輸出御三家と、とても分かりやすい株価反応の明暗だった。

日米金利差縮小観測で円急伸。円高4時半からの黒田総裁記者会見での発言を聞きつつ132円台前半でもう一段の上値を探るような動き。消化時間は半場しかなかったため、海外勢も対応しきれていないと思われ、明日も売りの余韻が残る可能性はある。日経平均の下げは4日目。通常なら目先底を探るタイミングだが、「まだ、買うには早いか」(ブライトンリサーチ・堀川さん)との見方が多かった。<12月20日記>


米国株式市場は小幅に反発。ダウ平均は92.20ドル高の32849.74ドル、ナスダックは1.08ポイント高の10547.11で取引を終了した。サプライズとなった日銀の決定を受け、寄り付きは下落。プラス圏で推移する場面でも長期金利の上昇や主要中央銀行による金融引き締めが景気後退につながるとの懸念が相場の重石となり、上値が抑制された。株式相場が年末にかけて上昇する「サンタクロース・ラリー」への期待も薄れている。方向感に欠ける展開となる中、ダウ・ナスダックともに4日ぶりに反発して取引を終えた。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円89銭から130円58銭まで下落し、131円71銭で引けた。日銀の長期金利の変動幅拡大決定を受け、事実上の引き締めとの見方から円を買い戻す動きが広がった。米住宅指標の悪化でドル売りもある程度出ていたとみられる。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の26325円。
ナイトセッションは軟調推移。日中終値比90円高で始まったものの、高かったのは開始直後のみ。
ほどなくマイナス転落し、一時はプラス転換しましたが、また押し戻され小安い水準で揉み合いました。
1時過ぎに26400円を割り込むと以降はその水準を回復することなく、そのまま引けました。

154パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/23(金) 07:48:09
日経5日続落 金融株は買われる

21日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、銀行、海運、空運、小売、情報通信など6業種が上昇。自動車、不動産、電機、ガラス土石、金属など27業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも5日ぶりに反発。売り買いが交錯しましたが、後半にやや強含みました。
東京市場は日経平均が21円安でスタート。買い材料がなく、冴えない展開でした。個別銘柄では、トヨタ、SUBARUなど自動車株が軟調。東京建物、三菱地所など不動産株も売られました。半面、前日に続き三菱UFJ、第一生命など金融株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26387円72銭(▲180円31銭=0.68%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1893.32(▲12.27=0.64%)

●トヨタ自動車[7203]
1808円(▲37)
4日続落で3月8日以来の年初来安値。ホンダ(7267)や日産自動車(7201)など他の自動車株も続落。日銀の政策修正を受け、ローン費用の増加につながる金利上昇に加え、為替の円高が収益の逆風になるという見方から見切り売りが増えている。

●三菱UFJフィナンシャル・グループ[8306]
850.5円(△32.1)
商いを伴い3連騰。2018年1月以来、約4年11カ月ぶりの高値に。日銀が20日に長期金利の変動許容幅を拡大したことを受けて金利が上昇。本日の10年債利回りは0.480%まで上昇して取引を終えた。資金利ザヤ改善期待で見直し買いが続く。

●トラース・オン・プロダクト[6696]
330円(△80)
ストップ高。20日引け後、流通小売店向けDX店舗活性プロダクト「店舗の星」を2023年1月にリリースすると発表し、買い材料視された。商品および店舗に関する消費者評価をネット上からクラウドエンジンがスクレイピングし、リアル店舗に落とし込み表示するためのシステムという。

155パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/23(金) 07:49:47
『明日も安いと今年初の6連敗。トヨタも沈む』

日経平均は5日続落。今年に入って5日続落は少なくて2月17〜24日、8月18〜25日の2回だけ。ともにその時々の高値・安値に対応した重要なポイント現れていた。6日続落はない。だから、明日仮に安いと、今年初の6連敗ということになってしまう。すでにこの5日間で合計1768円安。この日ザラバ安分を加えると、2000円近い下落幅になってしまう。
25日線との乖離率は5.13%。3月安値時に7.48%、9月安値時に5.98%乖離拡大場面があったが、まぁ、だいたいは5%超が下げ過ぎの領域。今回は背景に「日銀金融政策の転換」(果たしてそうか?)という大きな材料があるのだから、株価のテクニカルな話で収まりがつくとは思えないが、分かりにくい時こそ経験則がモノを言うのである。

「銀行」が上昇率首位で「輸送用機器」が下落率首位との構図は昨日と変わらず。トヨタの株価が一時1800円を割って年初来安更新。ホンダ、日産、日野、アイシン、小糸など自動車関連の大物銘柄がそろって新安値に顔を並べていた。その他、日本電産、クボタ、ダイフクなど中国関連やアンリツ、三井ハイテク、大真空など電子部品の一角も安値更新組。驚くべきことに、グロース市場では90銘柄と上場500あまりの銘柄のうち18%が新安値に沈んでいる。

明日は冬至。冬の真ん中で最長夜なのだから、相場も何らかの転機になるといい。<12月21日記> 


米国株式市場は続伸。ダウ平均は526.74ドル高の33376.48ドル、ナスダックは162.26ポイント高の10709.37で取引を終了した。ナイキとフェデックスの決算が好調だったことを背景に寄り付きから上昇。2社の好決算は、景気後退が懸念される中でも、企業業績が懸念されているより良い可能性があるとの期待につながった。12月消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことも投資家心理の改善を後押しし、相場をサポート。上昇の勢いは長くは続かなかったが、その後は高値圏での推移が続いた。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円74銭から132円53銭で上下し、132円40銭で引けた。アジアや欧州市場での131円台半ばの底堅さを意識したとみられるドル買い、円売りが先行。その後発表された米国の12月消費者信頼感指数は予想を上回り8カ月ぶりの高水準も、11月中古住宅販売件数は予想を下回り10カ月連続で減少したことで、売り買いが交錯し、再び132円割れになり、また戻す展開になった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円高の26410円。
ナイトセッションは強含み。前半は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンするとやや買いが優勢となり、小幅高で引けました。

156パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/23(金) 07:51:46
6日ぶり反発 自動車、不動産下げ止まり

22日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、不動産、海運、鉱業、銀行、自動車など32業種が上昇。保険のみ下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。決算が好感されたナイキ、フェデックスが買われ、投資家心理が強気に傾いたようです。
東京市場は日経平均が165円安でスタート。足元の続落の反動買いが先行しました。個別銘柄では、トヨタ、SUBARUなど自動車株が反発。三菱地所、東京建物など不動産株も下げ止まりました。半面、東京海上、第一生命など保険株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26507円87銭(△120円15銭=0.46%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1908.17(△14.85=0.78%)

●日鉄物産[9810]
5660円(△700)
買い気配が続き大引けでストップ高比例配分。日本製鉄(5401)が1株9300円でTOB(株式公開買い付け)を行うと発表し、サヤ寄せした。タツタ電線(5809)もENEOS(5020)傘下のJX金属が1株720円でのTOBを発表し同じくストップ高比例配分。

●三井ハイテック[6966]
6220円(▲210)
6日続落で連日の新安値。今後の業績悪化を警戒した内外投資家の手じまい売りが続く。4月に付けた実質最高値からの下落率は50%超えたが下げ止まり感ない。24年1月期純利益のアナリスト予想の平均値は184億円(今期予想比3.4%減)程度。

●坪田ラボ[4890]
997円(△150)
ストップ高。21日引け後、フランスの独立系製薬企業グループLaboratoires-Theaに対し、開発品「TLM―003」関連特許の独占的実施権を許諾する契約を結ぶことを決議したと発表。これが材料視された。TLM―003は、1日1〜2回の点眼によって近視の進行を予防する近視進行予防点眼薬。契約一時金や合計最大3950万ユーロ(約56億6500万円)のマイルストーンなどを受け取るという。契約一時金は2023年3月期業績予想に織り込み済み。

157パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/23(金) 08:00:51
「反発。恒例の株価上昇期入り」

6日ぶり反発。師走のこの時期に今年最大の連敗記録など情けないと思っていたが、米国株高に引っ張られて回避できた次第。225のうち182だから、8割を超す銘柄がプラス。それにしては上昇幅が120円に過ぎず、物足りない印象ではある。

「日経平均プロフィル」によると、本日から29日まで日経平均の日々騰落記録がプラス時機に突入する。特に、来週月曜日12月26日は再開以来の星取りが42勝16負(上昇確率72.4%)と年間で2番目に上昇しやすい特異日である。市場ムードとしては先高期待も俄かに後退しているが、一応、アノマリー的には来週から「クリスマスラリー」「掉尾の一振」の時機となる。「日銀ショック」で必要以上のポジション調整を迫られている人が多いかもしれないが、この先は機関投資家が休暇を取って参加者が少なくなるものの株価は堅調という展開が基本形である。

21日の米ダウ平均は526ドル高。そのうち2割分は市場予想を上回る好決算を発表したナイキ株の上昇寄与という。あちらにはマクロデータは弱いけど個別企業が頑張るという好循環が生まれつつあるようである。それが本来のあり方。日本でもそうなるといい。明日はニトリの決算発表。2月決算銘柄の第3四半期決算発表シーズンが始まるから、そこから刺激材料を探したい。おっと、本日引け後に22年6〜11月期着地見通しの増額修正を発表したハニーズHDの数字も悪くなかった。大どころの銘柄は無理としても小粒な銘柄の好材料を積み上げたい。<12月22日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は348.99ドル安の33027.49ドル、ナスダックは233.25ポイント安の10476.12で取引を終了した。朝方発表された7-9月期国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正され、市場予想上回ったことを受けて利上げ懸念が再燃、寄り付きから下落した。新規失業保険申請件数も小幅増で労働市場の堅調さを示し、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが正当化され、利上げが景気後退を招くとの警戒感が相場の重石となった。また、半導体メーカーマイクロンの冴えない決算をきっかけに半導体銘柄を中心にハイテク株が大きく売られた。ダウは一時、下げ幅が800ドルを超える場面もあったが、下げ幅を縮小して取引を終えた。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円91銭から132円72銭まで上昇し、132円37銭で引けた。米国の7-9月期GDP確定値が上方修正となり、週次新規失業保険申請件数も予想を下回ったことが好感され、ドル買いが強まった。ただ、11月景気先行指数は予想以上に悪化して9カ月連続の低下となり、ドル買いはやや後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円安の26110円。
ナイトセッションは大幅下落。小安く始まり、プラス圏に浮上する場面もあったものの一瞬だけ。
以降は下落に転じ、時間が経つほど下げ幅を拡大する弱い動き。
午前2時台には26000円を割り込み、3時台には安値25900円をつけました。
その後は切り返し、安値から200円戻して取引終了。NYダウが安値から500ドル戻したおかげと思います。

158パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/26(月) 07:57:02
反落 米株売られる

23日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、保険、銀行、電力ガス、その他金融、石油石炭の5業種が上昇。海運、非鉄、不動産、機械、精密など28業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも下落。半導体企業の決算が悪かったうえ、著名ファンドマネージャーのデヴィッド・テッパー氏が悲観的な見通しを示し、売り材料にされたようです。
東京市場は日経平均が300円安でスタート。買い材料もなく、終始売りが先行しました。個別銘柄では、トヨタ、SUBARUなど自動車株が冴えず。パナソニック、ソニーなど電機株も売られました。半面、東京海上、第一生命など保険株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26235円25銭(▲272円62銭=1.03%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1897.94(▲10.23=0.54%)

●アドバンテスト[6857]
8500円(▲400)
7日続落。他の半導体装置株も軒並み安。米半導体メモリー大手マイクロンテクノロジーが発表した22年9〜11月期決算が不振で設備投資計画を減額。11月の中国企業の半導体製造設備輸入額が前年同月比40%超減と伝わったことも嫌気された。

●関西電力[9503]
1257円(△63)
4連騰。東電HD(9501)など他の大手電力株も高い。政府が22日に開いた「GX実行会議」で次世代型原発への建て替えや運転期間60年超への延長などを盛り込んだ「GX実現に向けた基本方針」を決めたのが手掛かり。政府の政策転換で見直す。

●サイフューズ[4892]
1548円(△300)
ストップ高。バイオ版3Dプリンタを用いて再生医療製品を開発。23日の日刊工業新聞で日本精工[6471]が当社と連携して再生医療分野に参入すると報じられ、買い材料視された。当社は12月1日に新規上場。株価は上場3日目につけた2468円を高値に急落していたため、目先のリバウンドを狙った買いが向かったもよう。

159パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/26(月) 08:02:00
『反落。9月末以来の攻防戦』

22日米国株がマイクロン決算悪からNASDAQ安となり、こちらも半導体関連中心に売り叩かれた。そのNASDAQ総合は一時11月安値を下回るところまであったが、ザラバ下ヒゲを引いて終値では踏ん張った形。それに対し、こちらの日経平均は戻り切れずに9月末以来の水準で終わった。米国株安だけではなく、日銀ショックの余波が尾を引いている模様でハイテクだけでなく主力株は引き続き弱い。
プライム市場で新安値銘柄は105(スタンダード110、グロー100)あったが、DOWA、ZHD、クボタ、ダイフク、富士電機、日本電産、富士電機など225採用で非ハイテク系銘柄も新安値に顔を出していた。「保有することを警戒する」人気ジワリ広がっているのかもしれない。それにしても、スタンダードやグロースでの新安値銘柄の相対的な多さは果たして何を意味しているのか。
プライム市場の騰落レシオが87。日経平均の25日線との逆乖離が5.24%と、テクニカル面ではもう一息、といった状況。米国株もクリスマス休暇前のポジション調整は今晩で最後だろう。とすれば、来週はちょっと変わってきてもおかしくない(毎日、そんなことばかり言っているが…)。<12月23日記>


ダウ平均は176.44ドル高の33,203.93ドル、ナスダックは21.74ポイント高の10,497.86で取引を終了した。前日までの流れを引き継ぎ、寄り付きは下落したが、売りが一巡すると買い戻しの動きも見られた。12月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が改善したことは相場のサポート材料となったが、11月PCEコアデフレータは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、根強い景気後退への懸念から上値が重い展開となった。また、長期金利の上昇がハイテク株の重石となった。主要株価指数は小幅に反発し、ダウ平均は週を通じて上昇となったが、ナスダックは3週連続の下落となった。26日はクリスマスの振替祝日で休場となる。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、132円55銭から133円14銭まで上昇し、132円84銭で引けた。米国の11月耐久財受注速報値が予想以上に落ち込む一方、11月コアPCE(個人消費支出)価格指数は予想上振れとなり、10年債利回りが3.74%台まで上昇してドル買いになった。その後、11月新築住宅販売件数が予想外に増加し、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は上方修正も、1年期待インフレ率確報値が下方修正され、10年債利回りが低下してドル買いは後退した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の26215円。
ナイトセッションは小動き。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
22時30分の指標を受けて、26290円まで上げ、26060円まで下げましたが、動いたのは指標発表から1時間半だけでした。
以降はまた日中終値を挟んだ揉み合いとなり、最後は買いがやや優勢となって引けました。早くもクリスマスモードのようです。

160パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/27(火) 08:03:45
反発 売買代金は市場再編後で最少

26日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は鉱業、非鉄、鉄鋼、石油、ゴム、繊維、機械など25業種が上昇。電力ガス、保険、銀行、倉庫など8業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数そろって反発。日経平均は前週1週間で1300円近く下落しており、値ごろ感からの買いが流入。クリスマス休暇で海外勢の売買が細る中で自律反発狙いの買いが優勢となりました。東証プライムの売買代金は2兆円を割り込み、4月の市場再編後で最少でした。個別銘柄では東京エレクトロンなど半導体関連が反発し、ファーストリテやニトリHD、塩野義も買われました。半面、三菱UFJ、東電HD、日本電産などが軟調でした。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26405円87銭(△170円62銭=0.65%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1902.52(△4.58=0.24%)

●イトーキ[7972]
601円(△27)
反発して8営業日ぶりに年初来高値更新。23日に22年12月期の利益予想の上方修正を発表し、好感された。純利益は27億円から50億円(前期比4.5倍)に増額。本業の採算が改善し、土地売却益の計上に伴って同利益は7年ぶり最高益に。

●アンリツ[6754]
1277円(▲14)
10日続落で18年4月以来およそ4年8カ月ぶりの安値。景気や業績不安の売りが続き下値模索。SMBC日興証券は23日付で当社株の投資判断を最上位の「1」から中立の「2」、目標株価も1950円から1530円へそれぞれ引き下げ、材料視された。

●ホープ[6195]
251円(△35)
一時ストップ高296円まで上昇。23日にチェンジ[3962]との資本業務提携を発表し、買い材料視された。両社で「自治体DXプラットフォーム化」の実現を目指す。資本面ではチェンジに対する258万5000株(17.89%)の第三者割当増資を実施し、約5億7400万円を調達。全額を借入金の返済資金に充てる計画。23日には三菱商事[8058]と協業に関する協議・検討を実施していることも公表しており、これも材料視されたもよう。

161パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/27(火) 08:12:37
『開設来の薄商い。参加者少ない』

東京だけクリスマス休暇明け。プライム市場の売買代金は1兆7793億円となった。先週金曜日に比べて約3割減。そもそもプライム市場が4月4日に開設されて以来、2兆円を割り込んだ日は2日しかなかった。そのうち少ない方が4月18日の1兆8722億円。本日はこの4月の記録を1000億円近く下回って開設以来最低水準に落ち込んだことになる。もともと気乗り薄な週明け、海外勢がクリスマス振り替え休暇(米、英、独、仏、伊、豪、香港、南アなどキリスト教圏はそろって休み)で参加していないのでこうなる。いつもは彼らが参戦する後場の状況が散々。前場売買代金1兆3856億円だったから後場は3937億円しか商いができていないことになる。

前場で144円あった日経平均の値幅が後場は60円にまで縮小。うねりがまったく感じられない市況となった。それでも崩れずに高値圏を維持したのは売り方も参加していないからだろう。指数寄与度の高い銘柄には注文が入るからいいが、品薄株や小型株は遅れてきた見切り売り、整理売りが続いているようで、3市場を合計した東証ベースの新安値銘柄は306と300の大台乗せ(新高値は46)。まぁ、陰の極に近いところまで来ていることは確かだろうが、反転のきっかけはつかみづらい。新高値銘柄が現れているうちはいい方、と達観するしかないか。<12月26日記>


米国市場はクリスマスの振替で休場。
26日のニューヨーク市場は、米国が「クリスマス」の祝日振替休日のため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は上げ渋り。133円08銭から132円89銭まで弱含み、132円92銭で取引終了。ポジション調整的なドル売りが観測された。
ナイトセッションは全く動かず。終値は日中比変わらずの26370円。値幅は30円しかなく、ほとんどの時間帯は26370〜26380円を行ったり来たり。
出来高はラージが1074枚、ミニが17420枚と記録的低水準。クリスマス当日のナイトセッション(今年は振替)はお休みでもいいんじゃないかと思います。

162パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/28(水) 07:50:25
続伸 売買代金は連日の2兆円割れ

27日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は小売、銀行、空運、サービス、水産・農林、陸運、鉱業など26業種が上昇。輸送用機器、電機、機械など7業種が下落。
前日の米国株式市場は休場。日経平均は値ごろ感からの買いが継続。前日に続いて海外勢の売買が限られる中で押し目買いが優勢でした。ただ、プライム市場の売買代金は連日の2兆円を割れ。日経平均は引けにかけて上げ幅を縮小して安値引けとなりました。個別銘柄では中国のコロナ規制緩和を受けたインバウンド(訪日外国人客)回復への期待から三越伊勢丹など百貨店株が軒並み高く、三菱UFJや資生堂、メルカリ、gumiが上昇。半面、東京エレクやトヨタ、ソニーG、しまむらが下落しました。


Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26447円87銭(△42円00銭=0.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1910.15(△7.63=0.40%)

●ペプチドリーム[4587]
1965円(△328)
東証プライム市場の上昇率トップ。26日に米イーライリリーと新規のペプチドー薬物融合体の創製・開発に関する共同研究・ライセンス契約を締結したと発表し、材料視された。契約一時金のほか、今後、開発・承認・販売マイルストーンフィ―として最大12億3500万ドル(約1630億円)を受け取る可能性がある。

●シルバーライフ[9262]
1611円(▲381)
東証プライム市場で下落率断トツ。26日に今月9日に公表した22年8〜10月期決算で一部誤りがあったとして訂正を発表。利益は当初の水準から減額し、嫌気売りが膨らんだ。純利益は2億2500万円から1億8300万円(前年同期比94.5%増)に訂正した。棚卸資産の計上ミスがあった。社長等の役員報酬を3カ月減額する。

●ELEMENTS[5246]
392円
この日、グロース市場に新規上場。前場中ごろに公開価格比95%高の312円で初値形成。その後も買いが流入し、ストップ高となった。当社が手がけるオンライン本人確認サービスの成長期待に加え、低位小型IPO株としてマネーゲーム化の展開に期待する向きもあったもよう。

163パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/28(水) 07:57:27
『陰の大引け坊主。小売りが元気』

42円高だから、続伸というほどではないが、一応は続いてプラス。ただ、寄り付き直後の214円高が高値で、後は水準をじりじりと下げて結局は安値引け。日足罫線では“弱い足”の象徴とされ、売りサインとも言われることが多い「陰の大引け坊主」が出現した。

業種別でみると、(1)小売り、(2)銀行、(3)空運―が上昇率ベスト3。(1)と(3)は中国のコロナ水際規制緩和策が好感されたのだろう。上海株が高い(香港は休場)のもその影響か。ま、ご同慶の至り。百貨店の三越伊勢丹が年初来高値となり、それも16年ぶりの高値水準というのだから、風景はスッカリ変わってしまっている。

ABCマートやマツキヨココカラ、サツドラ、クスリのアオキ、サンリオなど周辺の関連銘柄からも新高値が現れている。金融でも昨日一息入れた三菱UFJ、第一生命が早くも新値切り返し。ここらあたりの相場は幾分か温まり始めた。決算発表が好インパクトとなる銘柄もあり、これが年末ラリーにつながるかどうか…。東証ベースの新高値銘柄は92に増え、新安値は170に縮小している。<12月27日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は37.63ドル高の33241.56ドル、ナスダックは144.64ポイント安の10353.23で取引を終了した。中国政府が1月8日から入国時の強制隔離撤廃を発表、規制緩和を好感したアジア、欧州市場の流れを継いで、寄り付き後、上昇。しかし、長期金利の上昇を警戒した売りに押され一時下落に転じた。同時に、エネルギーセクターの上昇が下値を支え、ダウはプラス圏を維持して終了。ナスダック総合指数は金利高が重しとなり終日軟調だった。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、133円60銭まで上昇後、133円20銭まで反落し、133円45銭で引けた。米11月卸売在庫や10月住宅価格指数が予想を上回る伸びとなったほか11月前渡商品貿易赤字が前月から予想以上に縮小したため景気への見通しが改善し、金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。しかし、その後発表された米12月ダラス連銀製造業活動指数が11月から予想外に悪化し、ドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の26210円。
ナイトセッションは弱含み。開始直後は日中終値付近で揉み合っていましたが、ほどなくマイナスに転じ、米市場がオープンすると下げ幅を拡大。
0時頃には安値26150円をつけました。その後は下げ渋りましたが、戻し切れず、「少しは戻した」程度で引けました。

164パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/30(金) 20:50:03
3日ぶり反落 主力ハイテク株が売られる

28日の東京市場は3日ぶり反落。TOPIX業種別騰落率は空運、不動産、海運、証券、情報通信、鉱業、陸運、電機など16業種が下落。保険、電力ガス、鉄鋼、食品、倉庫、建設など16業種が上昇。パルプ・紙は変わらず。
前日の米国株式市場はまちまち。金利上昇を受けてハイテク株が売られた流れが東京市場も波及。主力ハイテク株に下落するものが増えました。朝方の売りが一巡した後は押し目買いも入って日経平均の下げ幅は限られました。
個別銘柄では東京エレクや村田製、日本電産などが安く、ソフトバンクG、郵船、東邦チタも下落。半面、三井住友FGやオリエンタルランド、日本製鉄、東北電力が上昇しました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26340円50銭(▲107円37銭=0.41%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1909.02(▲1.13=0.06%)

●日本電子[6951]
3520円(▲50)
13日続落で20年11月以来、約2年1カ月ぶり安値。21年11月の上場来高値(9840円)からの下落率は64%に。電子ビーム描画装置など半導体製造装置の成長性に着目して購入した海外投資家主体の手じまい売りが続き、買い向かう動きは乏しい。

●ヨシムラ・フード・HD[2884]
628円(△78)
1月4日以来の新高値。東証プライムで上昇率首位。27日にマルキチ(北海道網走市・根田俊昭代表取締役)の発行済株式の70%を取得して子会社化すると発表し、評価された。同社はホタテを中心にサケやイクラ、カニ等の製造加工・販売を行う。

●サンクゼール[2937]
3305円(△205)
新高値。値動きの良い直近IPOとして人気化。久世福商店など自社ブランドを中心とした加工食品などを販売。商品開発から製造、販売を一気通貫で手がける「食のSPAモデル」や、店舗、EC、ホールセールなど複数の販路をすでに築いており、今後の成長が期待されているもよう。多くの株式を創業家一族が保有しており、需給不安に乏しいとの見方もあるようだ。

165パナシア@仲田奈々愛好会:2022/12/30(金) 22:07:31
『反落。膠着感強まる』

クリスマス休暇明けの米国株が区々の動き。特にNASDAQ安、SOX指数安が日経平均に効いて一時は250円近い下げに。ただ、本日は12月決算銘柄の配当金など権利取り最終売買日。配当再投資の買いも引けにかけて入ったようで、大引けは105円安と寄り付きの水準を取り戻して終わった。そのため、日足は陽線。下ヒゲが長く、抵抗の形跡を見せていた。相場観は別に、この時期らしい特殊な需給、テクニカルな売買が商いを膨らませたことでプライム市場の売買代金は2兆3226億円に膨らんだが、実商いは低調だった。

レーザーテック、東エレク、村田製作所、日本電産などハイテク系の主力銘柄が売りの対象に。昨日頑張ったファーストリテイリング(FR)も反落し日経平均を押し下げた。その他、百貨店は強いものの、電鉄株が売られるなどインバウンド関連は区々の動き。米国では中国政府のコロナ水際規制撤廃を素直に買ってナイキやダウが高かったが、こちらでは日本政府による中国からの入国者規制強化が差し引きのマイナス材料となった。FR安もその余波か。

なかなかテーマが立たないのは政府が不甲斐ないからかもしれない。秋葉復興相更迭で閣僚辞任4人目。内閣支持率もさらに低下。岸田首相は昨夜、「24年の増税開始前に解散」と語ったらしいが、そんな先ではなく「年明け総辞職」などという観測も巷には流れているらしい。代表的な選挙関連銘柄といっていいイムラ封筒の株価はこのところジリジリと水準を切り上げており、この日の終値は終値ベースとしては約半年ぶりに高い水準。先回りする人もいるようである。<12月28日記>


28日のNY株式相場は下落。年末年始の株高アノマリーへの期待から上昇してスタートしたものの、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国での行動規制の緩和への警戒感などから幅広い銘柄に売りが強まった。ダウ平均は朝方に137ドル高まで上昇後、372ドル安まで下落し、365.85ドル安(-1.10%)で終了。アップルが3.07%下落し、52週安値の更新を続けたほか、ウォルト・ディズニー、ダウ・インク、ナイキも2%超下落した。S&P500とナスダック総合も朝方に上昇後、それぞれ1.20%安、1.35%安と一日の安値圏で終了。ダウ平均は3日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合は2日続落した。

28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4日続伸。終値は134.47円と前営業日NY終値(133.49円)と比べて98銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.80%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。22時前に一時133.40円付近まで値を下げた。ただ、アジア時間に付けた日通し安値133.38円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米10年債利回りが3.89%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、6時過ぎには134.50円と日通し高値を更新した。
 なお、この日発表の12月米リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を上回った一方、11月米住宅販売保留指数は予想を下回るなど強弱入り混じる結果となった。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は27日の大阪取引所清算値比150円安の2万6210円。


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