したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

日経225-2022年9月〜

1パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/02(金) 07:58:29
続落 金利警戒で日米売り止まず

1日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、建設のみ上昇。海運、卸売、鉱業、石油石炭、保険など32業種が下落。
前日の米国市場は3指数とも4日続落。序盤は火曜終値を挟んでもみ合いましたが、終盤に売られ、ほぼ安値で終了しました。クリーブランド連銀のメスター総裁が来年中の利下げを否定し、売り材料になったようです。
東京市場は日経平均が294円安でスタート。香港、台湾、韓国などアジアが軟調で、東京も終始底這いでした。個別銘柄では、三井物産、住友商事など商社株が冴えず。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も売られました。半面、長谷工、タマホームなど建設株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27661円47銭(▲430円06銭=1.53%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1935.49(▲27.67=1.41%)

●ラクーンHD[3031]
1298円(▲99)
3日ぶり反落で東証プライムの下落率3位。8月31日に22年5月〜7月期の連結業績を発表。営業利益3億1400万円(前年同期比21.4%増)、純利益1億9900万円(同18.0%増)と2ケタ増益で着地したが、織り込み済みで好材料出尽くしに。

●日本製鉄[5401]
2236.5円(△28)
商いを伴い逆行高。トヨタ自動車(7203)との交渉で22年度下期の車用鋼材の価格を上期よりも1トンあたり約4万円引き上げることで合意したと報じられ、好感買いが増えた。値上げは3四半期連続で2〜3割の上昇率になる。トヨタは続落。

●セルソース[4880]
5030円(△305)
大幅続伸。8月31日引け後に発表した2022年10月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の11億1800万円から13億3600万円(34.7%増)に増額。提携医療機関数の拡大に加え、再生医療に対する社会的認知度の高まりや効率的な事業活動の結果により、加工受託件数が大幅に増加したという。化粧品販売も計画上回る進捗。

20パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/15(木) 08:36:49
米国株式市場は反発。ダウ平均は30.12ドル高の31135.09ドル、ナスダックは86.11ポイント高の11719.68で取引を終了した。昨日の大幅下落の反動で買われたほか、8月生産者物価指数(PPI)で若干改善が見られたため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速懸念が緩和し買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。しかし、FRBの大幅利上げ計画は変わらずとの見方から長期金利が続伸すると再び売りに転じた。引けにかけ、金利の上昇が一段落するとハイテク株の買いが相場を支え、主要株式指数はプラス圏を回復し終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円50銭から142円55銭まで反落し、143円16銭で引けた。米8月生産者物価指数(PPI)が改善したためインフレ高進長期化への懸念が緩和し、一時ドル売り戻しが優勢となった。また、24年ぶりの円安を受けて日本当局による円安けん制発言やレートチェック報道を受け、日銀の円安是正介入警戒感に円の買戻しが先行した。押し目からは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速を織り込むドル買いが支え、下げ止まった。


シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の27720円。
ナイトセッションは買い先行で始まり、開始1時間後には高値27820円をつけました。
が、その後は押し戻され、日中終値±数十円のレンジで揉み合う展開。
終盤、買いが優勢となり小幅高で引けました。

21パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/16(金) 08:27:24
日米とも小反発

15日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、空運、不動産、陸運、鉱業、その製品など19業種が上昇。鉄鋼、精密、非鉄、倉庫、紙パルプなど14業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反発。東京市場は日経平均が55円高でスタート。前場は高値引けでしたが、強い買い材料はなく、その後は騰勢を失いました。個別銘柄では、ANA、JR東など運輸株がしっかり。INPEX、石油資源など資源株も強含みました。半面、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27875円91銭(△57円29銭=0.21%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1950.43(△2.97=0.15%)

●サンリオ[8136]
3850円(△90)
反発して2015年9月以来7年ぶりの高値。政府が新型コロの水際対策を緩和し、10月から入国者数の上限撤廃などに踏み切る見通しとなり、訪日客の回復によるキャラクター商品の販売増やテーマパークの客数増加などを見越した買いが増えた。

●IRジャパンHD[6035]
2197円(▲96)
続落。JPモルガン証券が当社株の投資判断を強気の「オーバーウエート」から中立の「ニュートラル」に、目標株価も1万円から2600円に引き下げ、材料視された。「敵対的TOBなどの大型案件に直結するイベントは短期的な想定を下回っている」と。

●ANYCOLOR[5032]
9410円(△1500)
上場来高値。14日引け後に発表した第1四半期(5〜7月)決算の大幅増収増益が好感され、ストップ高となった。Vチューバーグループ「にじさんじ」を運営。営業利益は前年同期比2.5倍の21億2200万円に拡大。グッズ販売の「コマース」、企業の広告宣伝を行う「プロモーション」など国内事業の全領域で売上高が堅調に推移。英語圏の売上高が前四半期比2倍の16億3000万円と大きく伸長したのも寄与。

22パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/16(金) 08:34:44
『仲良く小反発。動意薄に小商い』

15日なので兜神社にお参りに。決まった参拝日があるのかどうか知らないが、おついたちと十五日は近所の神社にお参りという習慣だから、兜神社だってそれでいいだろう、ということにした。自分なりに大枚はたいて鈴を鳴らし、柏手打って相場隆盛をお願いした。最近の情けない地合い。何とかならぬものでしょうか…。さて、隣の日証館1階、お菓子屋さんの軒下でアイスクリームを食べている若い人たちはまったく平和な風景だが、その近くでよくみていると、年配の人がけっこう兜神社にお参りしているようである。気にする人は少なくないのだろう。

日経平均は57円高。14日の米ダウ平均の30ドル高と並んで反発とかリバウンドとか呼べないほどの小幅高だが、一応は下げ渋り。来週のFOMCを前に眦(まなじり)を決した状態ということ(それほどの緊張感もないか…)。東証プライム市場では値上がり960に対し値下がり773と上昇銘柄がやや優勢。新値株も高値48対安値35と、新安値が増えて拮抗してきた。それでも、売買代金は2兆3300億円だから、静かな均衡状態といっていい。物色の流れは電鉄、空運、小売り、旅行など内需・リオープンが主流。やはりグローバル型の景気敏感株は買いにくいようである。<9月15日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は173.27ドル安の30961.82ドル、ナスダックは167.32ポイント安の11552.36で取引を終了した。小売売上高が予想を上回ったほか、先週分新規失業保険申請件数の減少で連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを織り込む長期金利の上昇を警戒した売りに寄り付き後、下落。一時、押し目買いが見られたものの、長期金利の上昇でハイテクが売られたほか、過剰な利上げによる景気後退懸念を受けた売りも強まり、主要株式指数は一段安となり終了した。

15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円72銭まで上昇後、143円15銭まで反落し、143円48銭で引けた。8月小売売上高が予想外の増加となったほか、先週分新規失業保険申請件数も前週から予想外に減少し米労働市場のひっ迫が示され、FRBの大幅利上げを織り込むドル買いが優勢となった。しかし、8月鉱工業生産が予想外のマイナスに落ち込み低調な結果となったほか、7-9月国内総生産(GDP)の伸び鈍化を警戒しドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の27480円。
ナイトセッションは軟調推移。小高く始まったものの、すぐにマイナス転落。以降は100円程度のリバが2回ありましたが、ジリ安商状。
時間の経過とともに下値を切り下げ、27430円の安値引けでした。

23パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/20(火) 08:23:49
反落 連休前にリスク回避

16日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、銀行、電力ガス、保険、不動産、紙パルプなど10業種が上昇。海運、鉱業、電機、その他製品、機械など22業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。経済指標はまちまちでしたが、金融引き締めへの警戒感を払拭し切れなかったようです。
東京市場は日経平均が244円安でスタート。連休前とあって買いが入らず、終始底這いでした。個別銘柄では、郵船、川崎汽船など海運株が冴えず。ソニー、パナソニックなど電機株も売られました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27567円65銭(▲308円26銭=1.11%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1938.56(▲11.87=0.61%)

●ダブル・スコープ[6619]
2479円(▲500)
ストップ安で取引を終え、なお多くの売り物を残す。一部の韓国メディアが当社の連結子会社WCPの韓国市場への上場に関し、公募価格が想定より2割ほど下振れそうと報道。嫌気売りが膨らんだ。最近の高騰を受けて短期利益確定売りが出やすい。

●ふくおかFG[8354]
2650円(△108)
4連騰で連日の年初来高値更新。カラ売りの買い戻しも交えて19年5月以来の高値に。他の銀行株もほぼ軒並み高。世界的な金利上昇を受け資金利ザヤの改善期待から見直し買い増加。国内の脱デフレ期待の高まりを背景に超低PBR修正が続く。

●サイバーバズ[7069]
1524円(△300)
ストップ高。15日にWebサービスやスマートフォンアプリの企画・開発を行うWithLIVE(東京都渋谷区)を子会社化すると発表し、買い材料視された。オンライン配信事業に参入する。当社独自のインフルエンサーやタレント事務所とのネットワークを活用し、WithLIVEが有するオンライントークシステムを用いた事業の成長を加速させるという。

24パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/20(火) 08:27:46
『連休前に整理売り。米国株見守る』

9月20日は「空の日」(キャッチフレーズは「もっと感動。空はフロンティア」)。17日には記念イベント「空の日フェスティバル」が3年ぶりに羽田空港など全国の空港で開かれるらしいから、航空ファンの方は出かけてみたらどうだろう(すでに承知のことか)。

しかし、3連休明けの20日の相場は果たして、空を見上げるような展開となってくれるかどうか。
まず、今晩の米国株が何やら危ない相場になりそうなこと。本日の米国市場は年に4回ある「4魔女の日」。これまでも日本株との連動性が高く、20年6月から21年12月にかけ当日の米国株がマイナス・翌週初めの日本株がマイナスというパターンが7回続いた。今年3月はプラス・プラス、6月はマイナス・マイナスと星の色は違っても同じ方向を向き、9回続いて連動してきた経緯がある。
諸状況から考えて今回のCPIショック以降の動きは「4魔女」に向けて売り方が身を乗り出したと考えられるが、(弱気すると…)その決着が16日の株価下放れによってつくということかもしれない。連動性が強い日本株がどう動くか、のんびりと休みを取っていてもいいものか…。

ところが、である。わが「気学運勢暦」には9月20日の相場コメントには「変化を起こす重要日 後場の足取りを注視せよ」と心強いご託宣。弱気の極において相場がドテン反転する、というのはよくあること。だから「後場の足取りを注視」なのだろう。それでなくても米FOMC前の神経戦が予想される20日。変化の兆しが現れてもおかしくはない。

さて、16日の相場は「3連休前の整理売り」が支配的。米国株がCPIショックをどう消化するかが焦点だった。<9月16日記>


16日のNY市場は続落。ダウ平均は139.40ドル安の30,822.42ドル、ナスダックは103.96ポイント安の11,448.40で取引を終了した。世界銀行や運送会社のフェデックス(FDX)が世界的な景気後退リスクを警告したことで、警戒感から売りが加速し、寄り付き後下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定にあたり最も注視しているミシガン大学消費者信頼感指数の9月期待インフレ率が予想外に低下したため長期金利が一時低下し、ハイテク株を中心に下げ止まった。本日は株式指数や個別株の先物・オプション取引4つの取引が期限を迎えるクアドルプルウィッチングデー絡みのテクニカルな動きも目立ち終日軟調に推移。引けにかけては押し目買いも見られ、下げ幅を縮小して主要株価指数は終了した。セクター別では、運輸やエネルギーが大幅安、家庭・パーソナル用品が小幅高となった。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円35銭から142円85銭まで下落し、142円95銭で引けた。米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策決定において重要視しているインフレ期待値をはかるため注視している同指数の中期インフレ期待値が予想外に低下したため9月FOMCでの1%利上げ確率は低下。長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。世銀が2023年の世界の景気後退リスクに言及したため警戒感からリスク回避の円買いも強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の27305円。
ナイトセッションは27210〜27360円のレンジで上がったり下がったり。
2往復したあげく、高値圏で引けました。

25パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/20(火) 08:32:28
米国株式市場は反発。ダウ平均は197.26ドル高の31019.68ドル、ナスダックは86.62ポイント高の11535.02で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)控えた長期金利の上昇を警戒した売りに、寄り付き後、下落。バイデン大統領がパンデミック終了を宣言したほか、中国の成都市での新型コロナ抑制の都市封鎖が解除される方針がプラス材料となり、上昇に転じた。引けにかけて、FOMCでの大幅利上げは織り込み済みとの見方が強まったほか、売り持ち手仕舞の買戻しも巻き込み、上げ幅を拡大し終了。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円64銭まで上昇後、143円18銭まで反落し、143円22銭で引けた。バイデン米大統領が景気後退を回避するとしたほか、20、21日に開催予定している連邦公開市場委員会(FOMC)での3会合連続での0.75%利上げを織り込み金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、米9月NAHB住宅市場指数が予想以上に低下したためドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の27490円。
19日の日中は売り優勢で、27150円まで下押す場面も。
米市場の終盤、米株が上昇に転じ上げ幅を拡大するとツレ高しました。

26パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/21(水) 08:29:28
反発 上値は重い

20日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、ゴム、食品、鉄鋼、卸売、繊維など26業種が上昇。海運、不動産、精密、薬品、陸運など7業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも3日ぶりに反発しました。10年債利回りが3.51%台まで上昇し、序盤は売られましたが、後半に買いが入りました。
連休明けの東京市場は日経平均が221円高でスタート。強い買い材料がなく、序盤に高値を付けた後は上げ幅を縮小しました。個別銘柄では、日本製鉄、DOWAなど鉄鋼・非鉄株が強含み。伊藤忠、住友商事など商社株も買われました。半面、川崎汽船、郵船など海運株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27688円42銭(△120円77銭=0.44%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1947.27(△8.71=0.45%)

●マニー[7730]
1825円(△14)
4営業日ぶりの新高値。野村証券が16日付で当社株の投資判断を強気の「バイ(買い)」、目標株価を2800円として調査を開始し、手掛かり材料視された。リポートは「現場のニーズにあった新製品開発ができる体制が整いつつある」などと指摘。

●クロスキャット[2307]
1315円(▲163)
大幅続落。16日に22年4〜9月期業績予想を上方修正。純利益は3億2000万円から5億円(前年同期比62.9%増)に増額したが、8月3日発表の4〜6月期決算が大幅増益で、その後の株価は上振れを織り込んできており、本日は材料出尽くし。

●東京通信[7359]
1674円(△300)
ストップ高。16日に投資先のオーバース(東京都千代田区)が準備している新規アイドルグループ創造プロジェクトの総合プロデューサーとして、秋元康氏の就任が決定したと発表。今後の展開に期待した買いが向かったもよう。

27パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/21(水) 08:40:43
『反発も上値重く身動き取れず』

米・4魔女の日はジンクス通りに安かったが、週明けが反発。その分、日本株のリズムは狂ったが、写真相場らしくこちらも反発。一時は日経平均が300円を超す上昇となる場面も。しかし、2万8000円に届かないとなると売り物をぶつけられて上げ幅をほとんど消してしまう展開に。結局は朝方1時間余りで1日分の相場が消耗し尽くした印象。後場になると日経平均の上下値幅が48円と、先週金曜日の56円を下回り、ほとんど動きらしい動きなく推移した。プライム市場の売買代金は2兆5500億円(16日4兆4000億円)まで急減。21日の米FOMC結果公表まで動けないということだろうが、それにしても…である。

市場関係者が気にするのは世論調査での岸田内閣の支持率低下。そもそも岸田内閣が市場から熱烈に支持されていたわけではないが、現政権の基盤揺らぎは相場展開にとって決してプラスではない。「人気取りで経済政策に期待」との声もあったが、「苦し紛れで金融課税強化が棚から降ろされる可能性」を伝える報道もあった。新たな混乱を引き起こさないか、こんな時に余計なことをしてほしくないというのが市場関係者の偽らざる心情だろう。

コンテナ船市況悪化が伝えらえた海運株がそろって一段安。日経新聞のインタビューで日本郵船・長澤社長の弱気発言が伝わった7日の安値を郵船と商船が一時更新した(川崎汽は16日に更新)。日本郵船の中間配当金は1000円。どこかで買ってみようと思っている人は多いだろうが、そのタイミングはどこか…。見極めがなかなか難しい。<9月20日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は313.45ドル安の30706.23ドル、ナスダックは109.97ポイント安の11425.05で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が2日間にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)を開始したことにともない長期金利が一段と上昇したため売りが先行し、寄り付き後、下落。FOMCの結果を警戒した売りが再燃し一段安となった。終日軟調推移も、のちに延期が報じられたもののロシアのプーチン大統領がウクライナ戦争についてのスピーチを実施しなかったことが伝わると、地政学的リスクの低下を期待した買戻しに下げ幅を縮小し終了。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、143円48銭から143円92銭まで上昇し、143円71銭で引けた。米8月住宅着工件数が予想以上に増加したほか、連邦準備制度理事会(FRB)が20日から21日にかけて開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続で0.75%の利上げに踏み切るとの見方から長期金利が上昇し、これに伴うドル買いが強まった。その後、良好な20年債入札結果を受けて、利回りの上昇が一段落すると、ドルも伸び悩んだ。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円安の27230円。
ナイトセッションは軟調推移。小高く始まるもほどなくマイナス転落。
以降はジリ安商状となり、日付けが替わってからは一段安。
午前3時頃には安値27100円をつけましたが、引けにかけては少し戻しました。

昨日ストップ安比例配分となったダブル・スコープ[6619]。
追証の手当てのため他の銘柄を売らざるを得なくなり、指数の押し下げに寄与したとも言われました。
今日も現在のところストップ安売り気配ですが、さて・・・。

28パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/22(木) 07:58:54
反落 FOMC前に日米売られる

21日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運、保険、石油石炭、鉄鋼の4業種が上昇。自動車、ガラス土石、空運、薬品、卸売など29業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。2年債利回りが2007年以来の高水準となる3.99%、10年債利回りは3.60%に上昇し、終日マイナス圏で推移しました。
東京市場は日経平均が248円安でスタート。FOMC前に買えず、底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、ソニーなど主力株が軟調。アステラス、武田など薬品株も売られました。半面、川崎汽船、郵船など海運株が反発。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27313円13銭(▲375円29銭=1.36%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1920.80(▲26.47=1.36%)

●ソニー[6758]
1万0170円(▲185)
3日続落で21年5月18日以来1年4カ月ぶりの安値。新材料はないが、米国を中心に急速な金融引き締めが進む環境下で今後の世界景気の悪化を警戒した外国人等の手じまい売りが増加。トヨタや日立、ダイキンなど他の主力銘柄も総じて軟調。

●モリテック スチール[5986]
346円(△80)
ストップ高で引け、なお買い注文を残す。20日に普通鋼やステンレス鋼の加工・販売商社の中川産業(大阪府東大阪市)と、金属の二次加工を手がけるサンド(同)を子会社化すると発表し、材料視された。取引先開拓等の面でシナジー効果を狙う。

●ピー・ビーシステムズ[4447]
750円(△100)
ストップ高。福証Q-Board上場で基幹システムのクラウド化・仮想化事業を展開。20日に東証グロース市場への上場が承認され、買い材料視された。10月6日にグロース市場に上場。福証との重複上場となる。20日には同時に、公募増資と株式売り出しを発表。発行済み株式総数の3.6%に当たる22万株を発行し、1億2375万円を調達する。調達資金は今後の事業拡大のための人材採用費や人件費などに充てる計画。

29パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/22(木) 08:01:51
『200日線割れ。分岐点かも』

日経平均は反落して200日線(2万7395円)割れ。長期線である200日線を割り込むのは9月7日以来9日ぶりのこと。あの時は米国株高を手掛かりにSQ前の買い戻しで翌8日が日経平均635円高。アッサリと切り返して数日間のリバウンド場面を迎えていた。果たして、今回も同じようなリバウンドがあるかどうか。

米FOMCでアク抜け感が出て米国株がそれなりの反発…となれば、同じ展開も考えられなくもないが、そんな甘い楽観を許してくれそうにない市場の雰囲気である。しかも、この間が案外と中途半端な下げだったような気もする。今度は違う、となればメリハリの効いた下落場面を迎えるかもしれない。いずれにしても日本時間22日午前3時からの結果発表、同午前3時30分からのパウエル議長記者会見ではっきりする。その内容はもちろんだが、それに対する株価の反応の方が大事なことは言うまでもない。

FOMCだけではない。昼の日銀決定会合を筆頭に、明日は各国中央銀行の金融会合が一斉に開かれて「中銀デー」となる。それだけ忙しいし、3連休控えの週末。あまり緻密な想定をしない方がいいかも、だからというわけではないが、昨日の当欄、16日のプライム売買代金について4兆4000億円と大台を間違えて書いてしまった。3兆4000億円台が正解。指摘されるまで気づかなかった。失礼しました。<9月21日記>


米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は522.45ドル安の30183.78ドル、ナスダックは204.86ポイント安の11220.19で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げピークを示唆する可能性などを期待した買いに寄り付き後、上昇。FOMCが市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定し、FRBのスタッフ予測で金利見通しが大幅に引き上げられ金利先高観が強まり、売りに転じた。同時に、景気後退リスクを受けた売りも強まり、引けにかけて主要株式指数は下げ幅を拡大し終了。セクター別では、特に消費者サービス、銀行が下落した。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円70銭まで上昇後、143円40銭まで反落し、144円05銭で引けた。
連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定し利上げ継続の必要性を主張したほか、スタッフの金利見通しで年内、来年の見通しが大きく引き上げられ長期金利が一段高。ドル買いが加速した。同時に成長率見通しが大幅に引き下げられ、長短金利の逆転がさらに進み、景気後退懸念が強まるとドル買いが後退。パウエル議長が会見で、どこかの時点で利上げペースを緩和させるとしたほか、ソフトランディングが困難と指摘すると、一時ドルの売り戻しが強まった。しかし、金利先高観を受けたドル買いに下落も限定的。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の27010円。
ナイトセッションは乱高下。FOMC発表まではジリ高歩調。発表直前は27200円台後半での推移。
発表直後下押しするもすぐに切り返し、27450円をつける場面も。
しかしそこから垂直落下し、安値圏で引けました。引けは日中終値比260円安の26860円。

30パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/23(金) 08:47:00
続落 FOMC、日銀を通過

 22日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、陸運、自動車、空運、卸売、電力ガスなど12業種が上昇。海運、保険、繊維、サービス、銀行など21業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。FOMCは予想通り0.75%の利上げ、年末時点の金利予想は中央値で4.4%となりました。パウエル会見でプラス浮上する場面もありましたが、終盤は売られました。
 東京市場は日経平均が260円安でスタート。2万7000円割れの水準では買いが入ったものの、プラス浮上はできませんでした。日銀は政策維持を決定。ドル円は145円台に乗せました。個別銘柄では、第一生命、MS&ADなど保険株が軟調。三菱UFJ、みずほなど銀行株も売られました。半面、東電、関電など電力株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27153円83銭(▲159円30銭=0.58%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1916.12(▲4.68=0.24%)

●日清製粉グループ本社[2002]
1422円(▲13)
下値模索で連日の安値更新。11月11日に発表が予定されているMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数の見直しで当社株が除外されるとの観測があり、内外の機関投資家がポートフォリオから外す動きがあるもよう。

●バンドー化学[5195]
1063円(△29)
反発して9月12日以来の新高値。値動きが堅調な好業績・割安株として資金流入が続く。23年3月期は営業利益75億円(前期比2.8倍)見込むが、PER9倍台、PBRも0.6倍台にとどまり、配当利回りは4%超。23年3月まで自己株式の取得期間。

●キャンバス[4575]
869円(△150)
前日に続くストップ高。20日引け後に、膵臓がん3次治療を対象として実施している、抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床試験の状況について公表。第2相試験ステージ1でオプジーボなどとの3剤併用投与群の1つが良好な結果を示し、ステージ2を実施せずに第3相試験に進むことが濃厚になったという。これを好感した買いが継続した。

31パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/23(金) 09:02:55
『24年ぶり円安。株価下支え』

「まだやっていない」「いつでもできる」「スタンバイの状態」「ステルスでもできる」…財務省の神田財務官の発言をつまんで投げた通信社の一口コメントがなかなか面白かった。注目される為替介入についてのもの。しかし、これではいつまでも引っ張れないなぁ、のニュアンスありあり。実際、午後5時過ぎには「断固たる措置とった」と。
本日の金融政策決定会合で大規模金融緩和政策の継続が決まり円売り加速。24年ぶりのドル高・円安となったことで、動かざるを得なかった。確かに、介入した夕方には143円台まで反落したが、この間単独介入の危険性についてはあれこれ言われていた。果たしていつまでもつか…。

ただ、株式市場には援軍となったようで、一時360円近く下げた日経平均が結局159円安で終わったのも円安効果の恩恵。朝方1.5%安で寄付いた三菱自動車は3%高に切り返し、トヨタなどもプラス。業種別ランキングで輸送用機器は上場率第2位となった。
米FOMCで先行きの金融引き締めが「より高く、より長く」なることが判明したため、米国株が一段安に追い込まれた。その厳しさの果てにあるのがリセッション。「米国株式市場の関心は金利から不況に移っている」(みずほ証券・倉持さん)という状況。となると、“世界の景気敏感株“でる日本株には悪環境だが、円安がそれを緩和するということだろう。とはいえ、円安以外の支援材料に乏しいことも確か。

わずかにインバウンド関連、防衛関連など岸田政権の政策絡みのテーマ株が物色されていた。買いの手掛かりがあるうちはいいか…。シカゴCMEの米国株先物夜間は夕方にプラス。果たして今晩はどうか。<9月22日記>

22日のNY市場は下落。ダウ平均は107.10ドル安の30076.68ドル、ナスダックは153.39ポイント安の11066.80で取引を終了した。9月連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて金利予想が一段と上昇し、警戒感から売られ、寄り付き後、下落。売られ過ぎ感から押し目買いが強まり、ダウは一時プラス圏に転じた。しかし、長期金利が一段と上昇したためハイテク株の売りが加速し、全体指数を押し下げ。主要株式指数は下落で終了した。セクター別では、医薬品・バイオテクが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円36銭まで下落後、142円40銭まで反発し142円35銭で引けた。日本政府・日銀が正式にドル売り・円買い介入を行ったと発表し円の買戻しが加速した。その後発表された米国の週次新規失業保険申請件数は予想を下回り労働市場のひっ迫の証拠となり今後の大幅利上げを正当化。長期金利の上昇でドル買いが再燃し下値を支えた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円安の26800円。
ナイトセッションは弱含み。小高く始まり、17時03分に高値27180円をつけるも急失速。
しばらく27000円を挟んだ揉み合いが続きましたが、20時頃からは下値模索の動き。
0時頃には26700円を割り込む場面も。引けにかけては少し戻しました。

32パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/26(月) 08:01:55
23日のNY市場は下落。ダウ平均は486.27ドル安の29590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10867.93で取引を終了した。英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表し、インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念に欧州市場が大幅安となった流れに続き、寄り付き後、下落。国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり、一段安となった。引けにかけ、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で、買い持ちポジション手仕舞いの売りも巻き込み下げ幅を拡大し、終了。セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品の下落が特に目立った。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、142円64銭から143円46銭まで上昇し、143円34銭で引けた。米9月製造業PMI速報値が悪化予想に反し8月から改善し、米国経済が十分に強く、米連邦準備制度理事会(FRB)の力強い利上げに耐えられるとの見方から、大幅利上げ軌道を織り込むドル買いに拍車がかかった。対欧州通貨でのドル買いも強かった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比615円安の26415円。
225先物の祝日取引は、日中の時間帯はおおむね26700円台で小動き。
夜間はジリ安商状。午前1時台と3時台には26300円を割り込む場面も。引けにかけては少し戻しました。

33パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/27(火) 07:55:11
続落 全面安で2万6500円割れ

26日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、全業種が下落。下落率上位は、鉱業、石油石炭、非鉄、卸売、繊維など。
前週末の米国株式市場は3指数とも4日続落。ダウは3万ドルを割り、年初来安値を付けました。
東京市場は日経平均が374円安でスタート。アジア市場が売られたうえ、米株先物も不安定な動きをみせ、全面安の商状。2万6500円を割り込みました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、三菱UFJなど主力株が軟調。INPEX、ENEOSなど原油株も売られました。半面、グリコ、森永など食品株の一角が逆行高。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26431円55銭(▲722円28銭=2.66%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1864.28(▲51.84=2.71%)

●ゴルフダイジェスト・オンライン[3319]
1698円(▲132)
3営業日続落。22日に22年12月期の連結業績予想を減額修正し、嫌気された。当期純利益は従来の19億円から12億8000万円(同23.7%増)に引き下げた。米国の子会社による現地企業との間での事業譲受を受けて、関連事業の損益を反映した。

●日本マクドナルドHD[2702]
5000円(△5)
続伸。本日に約6割の商品を値上げすると発表し、好感買いが増加した。30日から税込みの店頭価格を10〜30円引き上げる。「ビックマック」は現在の390円が410円になる。原材料価格の高騰や人件費の上昇、急激な為替変動などに対応する。

●プレイド[4165]
619円(△100)
ストップ高。26日にウェブサイト上で、顧客分析プラットフォーム「KARTE」をGoogle Cloud Marketplaceで提供開始したと発表したのが材料視された。国内外のGoogle CloudユーザーはKARTEを活用できるようになる。解析したカスタマーデータをシームレスにGoogle Cloudに統合し、顧客へのコミュニケーションに簡単に活用することができるという。

34パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/27(火) 08:00:46
『2万6500円割れ。商い膨らむ』

日経平均は722円安。ザラバ安値が午後2時6分の2万6424円。そこから大引けにかけて下落幅を縮める場面もあったが、結局は7円しか違わない水準での終り。つまり後場いっぱい売り圧力が強い地合いだったということ。寄付きから30分、せいぜい1時間程度で一日の値幅が出て後場はほとんど時間消化の取引だったこれまでとはちょっと違ってきた。700円超という下落幅だけでない、なにか需給面での変化があるのかもしれない。
欧米株の動きを絡めて仕掛ける新規プレイヤー参入、とか。プライム市場の売買代金も1日3兆3420億円と膨らんだ。前場が1兆5536億円だったから後場の方が2000億円以上も多い。後場も静かに下げたような印象だが、その分、何となく不気味でなのある。

先週23日の米ダウ平均が6月安値を切り、本日は韓国KOSPIが20年7月以来、台湾加権が20年11月以来の安値水準に。いつまでも「日本株だけ底堅い」が通用するかどうか…。もっとも、日経平均の25日線との乖離率はマイナス5.47%と売られ過ぎ圏。3月9日のマイナス7.45%以来だから、あの時以来ということになる。新値株はプライム市場新安値が一気に156(22日は87、新高値は14)まで急増した。いいところまで来たような気もするが、もうはまだなり、なのか。<9月26日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は329.60ドル安の29260.81ドル、ナスダックは65ポイント安の11802.92で取引を終了した。英国政府が先週発表した大規模な経済対策によりインフレが一段と悪化、世界景気後退に繋がるとの警戒感に売られ、寄り付き後、下落。ユダヤ教の祭日絡みで参加者が限られる中、国内の長期金利も連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速の思惑に一段と上昇すると、売りに拍車がかかり一段安となった。長期金利の上昇に伴いドル指数も2002年来の高値を更新するなど、ドル高も企業収益を圧迫するとの懸念に繋がり、さらなる売り圧力となり終日軟調で推移。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円80銭まで弱含んだのち、144円79銭まで上昇し、144円66銭で引けた。ポンド売りに対するドル買いが強まった。また、連邦準備制度理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも4会合連続で0.75%の利上げを実施するとの思惑も強まり、金利上昇に伴うドル買いが加速。低調な2年債入札を受けて金利が一段と上昇すると、ドル買いもさらに強まった。ただ、145円手前からは日本の介入を警戒し利食いも見られ伸び悩んだ。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の26335円。
ナイトセッションは堅調推移。序盤は小高い水準での揉み合い。23時台には26490円まで上昇する場面も。
さらに上値を追う動きにはならず押し戻されましたが、マイナス圏に転落することはなく、終始プラス圏を維持しました。
米市場の動向を考えると強い印象ですが、昨日の日中で先回りして下げてしまったせいでしょう。

35パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/28(水) 08:39:38
反発 終始プラス圏

27日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、その他製品、食品、サービス、非鉄、空運など25業種が上昇。海運、鉱業、不動産、石油石炭、建設など8業種が下落しました。
前日の米国株式市場は3指数とも5日続落。10年債利回りは3.93%、2年債利回りは4.36%に上昇。ダウは年初来安値を更新し、S&P500も6月安値を割り込みました。ドルは主要通貨に対し全面高となり、ポンドは史上最安値を更新しました。
東京市場は日経平均が154円高でスタート。前日まで売られた反動買いが先行し、終始プラス圏で推移しました。個別銘柄では、住友鉱山、DOWAなど非鉄株がしっかり。JAL、ANAなど空運株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が売られました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26571円87銭(△140円32銭=0.53%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1873.01(△8.73=0.47%)

●マツキヨココカラ&カンパニー[3088]
6300円(△280)
3営業日ぶりに実質上場来高値。足元の収益拡大を評価した買いに加え、新型コロナの水際対策緩和を受けたインバウンド需要の回復に期待した買いも流入。カラ売りの買い戻しを交えて上値を試す。欧米など海外景気の影響が小さい点も魅力に。

●マキタ[6586]
2816円(▲89)
11日続落で連日の年初来安値。20年3月以来2年半ぶりの安値に。当社は売上収益に占めるは欧州向けの比率が約5割と高く、同地域の景気後退懸念が強まる中で業績悪化への警戒感から海外勢主体の手じまい売りが続く。買い向かう動きは限定。

●ハイブリッドテクノロジーズ[4260]
1062円(△150)
上場来高値更新。26日引け後にベトナムの国家サイバーセキュリティセンターと協力覚書を締結したと発表し、買い材料視された。日本のサイバーセキュリティの需要に応えるべく、今回の締結に至ったという。これにより、双方がサイバーセキュリティに関する採用や教育の支援、テクノロジープロジェクトのネットワークセキュリティに関するサービスの支援、科学研究プロジェクトの実施協力を行うことが可能になるという。

36パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/28(水) 08:46:03
『アヤ戻し?先行指標!?』

4日ぶり反発。日経平均140円高と1200円超の下落後だから、ほとんどアヤ戻しの域を出ない上昇幅だが、反発は反発。それも、週明け昨晩の米国株がダウ平均に続くS&P500種の終値6月安値割れ(11ポイント下回った)という「万事休す」状況。が、不思議なことに大阪取引所の日経先物は夜間取引から反発。日経平均の日中取引もマイナス水準に沈むことがなく推移した。そこらあたり、安値限界圏における市場心理の“綾”なのか。一種「まだ、はもうなり」の雰囲気も。米国株指数先物も夜間で切り返し、「日本株が米国株の先行指標」との期待も。果たして、今年1月、5月と2回あったダウ平均6連敗を阻止できるか…。
反発したとはいえ、何ともいえない薄商い。プライム市場の売買代金は2兆6700億円と昨日に比べて2割減。単に、売り方が後場になって手を抜いただけ、という気にもなってくる。それにしても、アジア市場が高く、27日の欧州株も反発スタート。どうやら地理的な先行性は確かなようである。これで肝心の米国株が明確な反発地合いを見せてくれれば、明後日以降の需給改善スケジュールにうまくつなげることができるのだが…。ワンチャンスぐらいあってもいいだろう。<9月27日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は125.82ドル安の29134.99ドル、ナスダックは26.58ポイント高の10829.50で取引を終了した。シカゴ連銀のエバンス総裁が「利上げが経済に浸透するには時間がかかる」ため行き過ぎた利上げに懸念を表明し金利が低下、安心感から買戻しが優勢となり、寄り付き後、上昇。新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回る強い結果を好感し一時買いが先行したが、長期金利が大幅上昇に転じると、警戒感から売られ下落に転じた。引けにかけ、ハイテク株が値ごろ感から買われ下げ止まると、ダウも下げ幅を縮小し終了。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円40銭から144円90銭まで上昇し、144円81銭で引けた。米8月新築住宅販売件数が予想外に前月から増加したほか、9月消費者信頼感指数も予想を上回り4月来で最高となる強い経済指標の結果を受けて長期金利が上昇しドル買いが強まった。その後、5年債入札結果が低調で、10年債利回りが4%近くまで上昇するとドル買いも一段と加速。しかし、心理的節目である145円手前からは引き続き日本政府・日銀の円買い介入警戒感に伸び悩んだ。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円安の26185円。
ナイトセッションは弱含み。小高く始まり、中盤まではプラス圏での推移。
0時過ぎに300円超の垂直落下をかまし、26100円を挟んだ揉み合いに。終盤は少し戻して引けました。
今日は9月の権利付き売買最終日。配当・優待取りの動きがどれくらい指数を下支えするか。

37パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/29(木) 08:21:56
反落 iPhone増産断念を嫌気

 28日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、紙パルプ、薬品、精密の3業種が上昇。海運、不動産、鉄鋼、小売、保険など30業種が下落しました。
 前日の米国株式市場は高安まちまち。10年債利回りが4%近くまで上昇し、概ね軟調でした。
 東京市場は日経平均が149円安でスタート。アップルがiPhone増産を断念したと伝わると、関連銘柄が売られ、下げ幅を拡大。一時2万6000円を割り込みました。個別銘柄では、村田製、TDKなど電子部品株が冴えず。三菱地所、東京建物など不動産株も売られました。半面、塩野義、エーザイなど薬品株が買われました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26173円98銭(▲397円89銭=1.50%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1855.15(▲17.86=0.95%)

●村田製作所[6981]
6846円(▲141)
5営業日続落で連日の年初来安値更新。需要が伸びないことを理由に米アップルがスマホの最新機種「iPhone14」の増産計画を断念すると報じられたことが嫌気された。ソニーG(6758)や太陽誘電(6976)など他のアップル関連株もそろって下落。

●エーザイ[4523]
6784円(△1000)
買い気配が続き大引けでストップ高比例配分。米バイオジェンと開発するアルツハイマー病の治療薬候補「レカネマブ」が第3相臨床試験で症状の悪化抑制を示したと発表した。22年度中の米国でのフル承認申請と日欧での販売承認申請を目指す。

●ファインズ[5125]
2203円
この日グロース市場に新規上場。動画配信プラットフォーム「Videoクラウド」を通じて企業のマーケティングDXを支援する事業を展開。買い気配で始まり、公開価格を50%上回る2703円で初値形成。一時は2970円まで買い進まれたが、その後は売りが優勢。後場に入ってストップ安まで売られる波乱の初日となった。

38パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/29(木) 08:28:09
『一時2万6000円割れ。林檎も落ちる』

やはり「もうはまだなり」だったか。日経平均は一時600円を超す下げとなり、前引け間際には2万5938円と2万6000円割れ。昨日の米国株はNASDAQ総合指数の反発など、少しは落ち着きが戻り始めたかと思わせるような雰囲気だったが、その分、照準が日本株に合わされてきているのかもしれない。
前場中ごろに流れた通信社電「アップルが新型アイフォンの増産計画を撤回」のニュースが決定的だった。その理由が「需要不足による」というから、市場を跋扈する「世界景気の減速懸念」を煽るような結果に。さらに、日本株にはアップル関連銘柄が多いため、ソニーG、太陽誘電、村田製作所の年初来安値更新を筆頭にハイテク・グロース系が一斉に売られ、日経平均の下落幅を広げてしまった。

アジア市場でも、台湾加権、韓国KOSPIが日経平均を上回る下落率となり、こちらは続いて年初来安値更新。米ダウ平均、S&Pともに今年3回目の6連敗でり安値更新中。となると、日経平均の相対的な強さは逆に「下げ足りない」と映ってしまうようで、オプション市場の動向に詳しい人によると、同市場では「3月安値を意識するような注文が入り始めている」(ブライトンリサーチ・堀川さん)という。終値ベースでみると、6月安値が2万5771円、5月安値が2万5743円、3月安値が4717円。こうやって下値メドを数え始めると反転することが多いのが経験則なのだが…。<9月28日記>


ダウ平均は548.75ドル高の29683.74ドル、ナスダックは222.13ポイント高の11051.64で取引を終了した。英国中銀が長期国債市場に介入し同国政府が提示した大型減税計画による影響を警戒した金融市場の混乱を鎮静化させたため、安心感から買われ、寄り付き後、上昇。国内の長期金利も連れる形で大幅低下したため買戻しが加速し、終日堅調に推移した。引けにかけて、金利が一段と低下すると、買いに拍車がかかり、上げ幅を拡大。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円73銭から143円91銭まで下落し、144円11銭で引けた。英国政府の新大型減税策を受けた同国金融市場の混乱を鎮静化するため、英中銀は計画していた量的引き締めを延期し、緊急長期国債購入策を発表。英国債相場急伸に連れ、米国債相場も反発。米長期金利の低下に伴いドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比560円高の26480円。
ナイトセッションは大幅反発。19時くらいまでは揉み合いましたが、以降は一貫して上値を追う強い動き。
米市場の終盤には26540円をつける場面もありました。引け値は26470円。

39パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/30(金) 09:03:34
反発 英中銀が買いオペ

29日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、薬品、繊維、陸運、鉱業、サービスなど28業種が上昇。海運、鉄鋼、銀行、電力ガス、電機の5業種が下落しました。
前日の米国株式市場は3指数とも上昇。英中銀が国債売却延期と再購入を発表し、ポンド安が一服。欧州株式市場も落ちつき、米国株も買われました。ダウは7日ぶりの反発。
東京市場は日経平均が107円高でスタート。9月期末の配当落ち分は日経平均で223円でしたが、ファンドの再投資などで6800億円分の買い需要が見込まれ、終始プラス圏でした。個別銘柄では、武田、塩野義など薬品株がしっかり。JR東、京急など電鉄株も買われました。半面、JFE、日本製鉄など鉄鋼株が軟調。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26422円05銭(△248円07銭=0.95%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1868.80(△13.65=0.74%)

●塩野義製薬[4507]
7068円(△343)
商いを伴って続伸。新型コロナ感染症の飲み薬として開発中の「エンシトレルビル フマル酸(販売名ゾコーバ)」について最終段階の第2/3相臨床試験のフェーズ3で主要評価項目を達成したと28日に発表。ディフェンシブ性も魅力で買いが続く。

●商船三井[9104]
2653円(▲397)
5営業日続落。中間配当の権利落ち分(300円)を超えて下げ、株式分割を考慮した実質で1月27日以来およそ8カ月ぶりの安値に。足元のコンテナ船運賃市況の急落や世界景気の先行き不安から手じまい売りが継続。信用取引も売り方が優勢。

●ミンカブ・ジ・インフォノイド[4436]
2183円(△400)
ストップ高。28日引け後にZホールディングス(4689)傘下のLINEからライブドア事業を買収すると発表。これによる今後の業績拡大に期待した買いが広がった。ブログやニュースなどのサービスを展開する同事業の買収により、当社の既存ユーザーと合わせて8000万人規模のユーザー基盤を有するようになるという。中期目標である売上高100億円を前倒しで実現することに加え、さらに大きな事業規模を目指せる体制を構築する計画としている。

40パナシア@仲田奈々愛好会:2022/09/30(金) 09:18:14
『即日埋め。でも…』

日経平均は反発し248円高。3・9月決算銘柄の配当権利落ち日で、市場筋の計算によるとその落ちで日経平均は223円値下がりするという。その落ち分を埋めてなお248円高だから、実質は471円高ということ。落ち分を埋め切れるかどうかで相場の強弱を判定する習慣があるが、埋め切ってなお高いのだから相場が相当強い証拠、と見ることも可能。今年3月、昨年9月ともに落ち日はマイナスで終わっていた。久々の即日埋めは相場転機のシグナル、とみたいところではある。が、そもそも昨日にかけて2500円近く下げた果ての権利落ち。リバウンドの域を出ないのが口惜しい。

その反発のお膳立ては米国株の7日ぶり反発。さらに、その反発を促したのが英中央銀行による国債緊急買いオペの発表。20年超の国債を無制限に買い取る、初旬に予定していた国債売却も10月末まで延期―という内容だったから、慌てた市場筋が債券を買い戻して金利が低下。その流れが米国市場にも波及した、ということ。英中銀による異彩な独演会の様相だが、これがいつまでも続くとは考えにくい。実際、まる一日立ったところで英長期債金利は再び上昇気配。米国株指数先物も下げ幅を広げている。

「アルツハイマー型認知症の治療薬候補が臨床試験で好結果」との報道が駆け巡ったエーザイはこの日もストップ高比例配分。東証は明日の取引での制限値幅を4倍に引き上げてストップ高1万3705円とした。これで、明日は普通の商いに戻りそう。外部環境面からは医薬品などディフェンシブ色の強い銘柄に人気が移りそうな地合い(業種別騰落で医薬品はダントツ1位の上昇だった)。なかで格好の人気株が登場したことになる。<9月29日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は458.13ドル安の29255.61ドル、ナスダックは314.13ポイント安の10737.51で取引を終了した。4-6月期価格指数確定値が1981年以来で最高となったほか、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少したため大幅利上げを織り込む長期金利の上昇で、寄り付き後、下落。一部企業が売り上げに悲観的見通しを示したため景気後退懸念も再燃しさらなる売り圧力となり終日軟調に推移した。携帯端末のアップル(AAPL)の下落も相場を一段と押し下げ、引けにかけて一段安となった。

29日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円78銭から144円26銭まで下落し、144円43銭で引けた。米4-6月期価格指数確定値が1981年以来で最高となったほか、米先週分新規失業保険申請件数が昨年5月初旬来の20万件割れで、4月来の低水準となり労働市場のひっ迫が連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げを正当化するとの見方に金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、欧州通貨買いに対するドル売りに押された。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円安の26175円。
ナイトセッションは軟調推移。日中終値比180円安で始まるも切り返し、プラス圏に浮上する場面もありました。
しかし米市場がオープンすると26000円割れ寸前まで垂直落下。その後もう一度26000円割れの場面もありましたが持ちこたえ、26150円まで戻して引けました。

41パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/03(月) 08:36:48
反落 3か月ぶり安値

30日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、不動産、薬品の2業種が上昇。自動車、ゴム、電機、その他製品、機械など31業種が下落しました。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。10年債利回りが上昇したうえ、投資判断が引き下げられたアップルが売られ、市場心理が悪化しました。
東京市場は日経平均が182円安でスタート。じりじりと下げ幅を広げ、7月1日以来3か月ぶりの安値に沈みました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、三菱UFJなど主力株が軒並み安。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も売られました。半面、エーザイ、第一三共など薬品株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
25937円21銭(▲484円84銭=1.83%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1835.94(▲32.86=1.76%)

●トヨタ自動車[7203]
1876円(▲82.5)
反落。他の自動車株も軒並み安。世界的な金利上昇が新車販売にブレーキを掛けるという見方から内外の機関投資家や個人投資家から幅広く手じまい売りが増加。米NY州が2035年までにガソリン乗用車の販売を禁止する方針を示したことも逆風。

●新生銀行[8303]
2075円(△135)
後場に急伸。本日午後に日本経済新聞電子版が「SBI(8473)が100%出資する中間持ち株会社が、銀行持ち株会社の認可を金融庁に申請したことがわかった」と報じた。当社への出資比率を50%超に引き上げられるようにし、関与を深める見込み。

●HOUSEI[5035]
835円(△131)
一時はストップ高となる854円まで上昇。29日引け後に、中国向け越境EC事業の個人宛貨物発送に特化した新たなクラウドサービスの提供を始めると発表し、買い材料視された。このサービスは、中国個人宛の航空貨物の国際発送時に必要な輸出申告書や中国側の通関書類などをクラウドサービス上で管理・作成できる。中国の大手国際物流プロバイダーの貨物追跡サービスと連携することで、発送から着荷までのすべてのステイタスをリアルタイムに確認できるという。

42パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/03(月) 08:44:51
『9月下落率7.7%はコロナS時以来』

9月相場が終局。日経平均の月間パフォーマンスは2154円(7.7%)安。これは、2020年3月の2225円(10.5%)安以来の暴落記録である。あのコロナショック時以来、ということになる。もっとも、あの時には下落が中旬でピークを打ち、ひと戻りしたところで月末を迎えており、実際はもっと深いところまで下げていた。あの時を引き合いに出すこともないか。

ただ、29日現在で見た米ダウ平均の月間下落率は7.3%に過ぎないのだから、これでは「底堅い日本株」と胸を張れる状況ではない(NASDAQ総合は9%台の下落率)。グローバル化が進んでいる株式市場ということを考えると、日本株だけ別扱いとすることはできないのかもしれないが、そうは考えたくないのも真情である。本日、日経平均は終値ベースで2万6000円割れとなった。7月1日以来3か月ぶりのこと。この7月安値や5〜6月頃にかけて抵抗した爪痕がチャートに残っている。いよいよ来週はその下値での胆力が試されることになる。
海外勢の売りが観測され、ソニーG、東京エレ、アドバンテスト、デンソー、小糸、マキタ、ダイフク、村田製作所など国際優良株がそろって年初来安値を更新していた。<9月30日>


ダウ平均は486.27ドル安の29,590.41ドル、ナスダックは198.88ポイント安の10,867.93で取引を終了した。英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表。インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念から欧州市場が大幅安となった流れに続き、下落スタート。米国内の長期金利も一段と上昇、景気後退懸念を受けた売りも強まり一段安となった。引けにかけては、世界的な株安を警戒した投資資家心理の悪化で買い持ち高を手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大した。

9月30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円44銭から144円81銭まで上昇し、144円73銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の米8月PCEコア価格指数が予想を上回る伸びとなったほか、ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)副議長など、高官が当分、金融引き締め政策を維持する必要があるとのタカ派姿勢を再表明したため積極的な利上げを織り込む長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。しかし、米9月シカゴ購買部協会景気指数や9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を下回る低調な結果を受けてドル買いが一服。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の25930円。
ナイトセッションは弱含み。小高く始まるもほどなく値を消し、26000円を挟んだ揉み合いに。
米市場がオープンすると26240円まで上昇する場面があったものの、すぐに失速。それでもプラス圏は維持していましたが、午前3時頃にマイナス転落。
終盤はジリ安となり、25870円の安値引けでした。

43パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/04(火) 08:32:19
反発 売り一巡後に切り返し

3日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、自動車、鉱業、石油石炭、ゴムなど21業種が上昇。電力ガス、農林水産、小売、陸運、食品など12業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも続落。8月個人消費支出が予想以上の伸びとなり、金融引き締めへの警戒感が再燃しました。
東京市場は日経平均が159円安でスタート。売り一巡後は反動買いが先行し、プラス圏で推移しました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、パナソニックなど主力株が強含み。東京エレク、アドバンテストなど半導体株も反発しました。半面、東電、関電など電力株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26215円79銭(△278円58銭=1.07%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1847.58(△11.64=0.63%)

●スターティアHD[3393]
1074円(△150)
ストップ高で取引を終了。9月30日に22年4月〜9月期と23年3月期通期の連結業績予想を増額修正し、好感された。通期の営業利益は従来の7億円から11億円(前期比3.2倍)に上振れ。ITインフラ関連事業で営業回転率が向上している。

●セブン&アイ・HD[3382]
5559円(▲247)
続落。2日付の日本経済新聞朝刊が「2022年3〜8月期の連結営業利益が前年同期比3割弱増の2300億円強になったとみられることが分かった」と報じたが、市場のアナリスト予想の平均値(2495億円)は下回っており、見切り売りに押された。

●ラバブルマーケ[9254]
2524円(△500)
3日連続のストップ高。SNSマーケティング支援を展開。9月27日にABAL社とメタバースにおけるマーケティング実証実験を行い、Web3時代の新たなマーケティングソリューションに関するサービスを共同で推進すると発表したのがきっかけのもよう。メタバース関連の話題とあって、短期筋の関心を誘ったとみられる。

44パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/04(火) 08:38:14
『ひとまず買い戻し。6月安値を死守』

反発の週明け。午前9時56分に安値2万5621円まであり、その後10時過ぎからスルスルと下げ幅を縮小していった。何があったか分からないが、売り方が買い戻しに動いたことは確かなようである。あの、6月20日にはザラバ安値で2万5520円がったから、それより100円ほど上位置で踏ん張った。「下値のフシであり、いったん撤収を考えてもおかしくない水準」(証券アナリスト・廣重さん)との見方もあった。
もちろん、日本株に徹底して弱気なら、ここからもう一度売り叩いて崩していく、という戦略も考えられるが、すでに9月13日を戻りピークに2300円超下げており、「もう、いいだろう」という気になったとしてもそれはそれでおかしくない。この10時少し前の安値からざっと600円戻しての終値。それなりの値幅が出てもいる。ただ、例えば2万7000円近くまで戻りを探れるかどうかは米国株次第ということを考えると、まだまだ厄介な状況ではある。

戻りは大きく売られた銘柄から…という定石通りにハイテク・グロース系銘柄が反発の主勢力となった。典型的なのは半導体製造装置のレーザーテックで、その株価、なんと12日ぶりでプラスとなった。つまり、13日をピークに11日間ずっと下げ続けたワケ。アヤ戻しもないまま11日間下げた幅が4450円。25%近く下げたのだから、もう少し強烈な反発がってもいいと思うが、本日の上昇幅は475円でしかない。東エレクが5連敗、海運3社が6連敗と知らない間に居どころを替えている銘柄が少なくない。<10月3日記>


ダウ平均は765.38ドル高の29490.89ドル、ナスダックは239.81ポイント高の10815.43で取引を終了した。英国のトラス政権が最高所得税率引き下げを撤回したため世界金融市場混乱への不安が緩和し買戻しが先行。9月ISM製造業景況指数や8月建設支出が予想下回り、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年来の低水準に落ち込む低調な経済指標の結果を受け連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速懸念が後退、長期金利低下に伴う買いが強まり、一段高となった。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円97銭から144円16銭まで下落し、144円55銭で引けた。米9月ISM製造業景況指数は8月から予想以上に低下しパンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月来で最低となったほか、米8月建設支出も2カ月連続のマイナスで下落率も予想外に7月から拡大し、やはりパンデミック以来で最低となる低調な結果を受けて、米国債相場が上昇。金利低下に伴いドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円高の26595円。
ナイトセッションは堅調推移。小安く始まり、開始直後はやや売りに押されましたが、売られたのは最初の30分だけ。
以降はほぼ一本調子で上げ続け、午前4時頃には29710円をつける場面もありました。
その後は多少押し戻され、ラスト1時間は26600円で全く動かずに引けました。

45パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/05(水) 08:16:56
全面高 米株買われる

 4日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、卸売、鉱業、石油石炭、精密、情報通信など。
 前日の米国株式市場は3指数とも反発。9月ISM製造業PMIが50.9と前月の52.8や予想の52.2を下回り、10年債利回りが低下。株式市場の支援材料となりました。
 東京市場は日経平均が438円高でスタート。全面高となり、2万7000円に肉薄しました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど資源株が強い動き。セブン&アイ、イオンなど小売株も買われました。半面、川崎汽船が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26992円21銭(△776円42銭=2.96%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1906.89(△59.31=3.21%)

●伊藤忠商事[8001]
3859円(△297)
商いを伴い大幅続伸。寄り付き前に23年3月期通期の利益と配当の予想を上方修正し、自己株買いも発表。好感買いが膨らんだ。当期純利益は7000億円から8000億円(前期比2.5%減)に増額し、年間配当予想も130円から140円に引き上げた。

●ネクステージ[3186]
2841円(▲449)
逆行安で東証プライムの下落率断トツ。3日発表の21年12月〜22年8月期決算は大幅な増収増益。だが、最近の株価は足元の好業績を評価した買いが続き上場来高値圏で推移していたため、本日は材料尽くし感が広がり、利益確定売りに押された。

●ビジョナル[4194]
1万390円(△1210)
昨年12月以来の1万円台回復。欧米の金利低下を受け、好業績のグロース株を見直す流れに乗ったもよう。9月16日の直近高値を上回り、弾みがついた。岸田首相の所信表明演説で労働移動円滑化やリスキリング支援が打ち出され、関連銘柄との見方も浮上。

46パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/05(水) 08:22:50
『全面高。2万7000円には届かず』

随分とヒマな人がいるもので、東証プライム市場の売買代金上位銘柄を上から眺めたら、上位300銘柄まででマイナスは4銘柄しかなかったそうだ。全1836銘柄のうちだと52銘柄。日経平均採用225銘柄だとひとつだけ、川崎汽船のみ、というのが逆に光って見える。何が言いたいのかというと久々の全面高商状。昨日は恐る恐るの反発だったが、週明け3日の米国株が追いかけてくれたので、かなり安心して買い戻した、というのが本日の市場心理か。

米ダウ平均765ドル高、こちらの日経平均776円高だから、幅も率もこちらの方が大きい。昨日の分を加えるともっと強いことになる。ただ、日経平均が2万7000円を回復できなかったあたりに微妙な躊躇が感じられなくもない。後場になって何度か2万6990円台まで突っかける場面があったが、結局あと5円残して止まってしまった。
米国株の急反発は9月ISM製造業景況感指数が市場予想を下回り、引締めペースが緩むとの観測が台頭し長期金利が低下したことが刺激になったようである。「悪いニュースはいいこと」が今の市場心理。とはいえ、週末の雇用統計の方が材料的なインパクトは圧倒的に強い。今週いっぱい、一喜一憂が続くのかもしれない。夕方のグローベックス株価指数先物夜間は3指数ともに大幅高の商い。ひとまず今晩も続伸が期待できそう。<10月4日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は825.43ドル高の30316.32ドル、ナスダックは360.97ポイント高の11176.41で取引を終了した。債務健全性への懐疑的見方に株式が売られていた金融のクレディスイス株が持ち直したため市場混乱への警戒感が後退し欧州からの流れを継いだ買いに、寄り付き後、上昇。その後、8月JOLT求人件数が予想を下回り7月から大幅に減少した結果を受け労働市場の需要鈍化を見込み大幅利上げ継続観測が緩和。長期金利が一段と低下すると、さらなる上昇に繋がった。セクター別では銀行、半導体・同製造装置が特に上昇。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円93銭から143円90銭まで下落し、144円07銭で引けた。豪準備銀が金融政策決定会合で予想に反し小幅な利上げに留めたこととや米8月JOLT求人件数が7月から予想以上に減少し昨年6月来で最低となったため、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が後退し、長期金利低下に伴いドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の27170円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まると、序盤は27000円を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上値を追い、27000円付近まで押し戻される場面もあったものの27000円は割り込まず、再び切り返して27190円の高値引けでした。

47パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/06(木) 08:25:27
続伸 2万7000円回復

 5日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、精密、繊維、非鉄、保険、機械など20業種が上昇。建設、紙パルプ、食品、陸運、その他製品など13業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続伸。国連貿易開発会議(UNCTAD)が先進国に過度な利上げの抑制を要請。実際に豪中銀が市場予想より少ない0.25%の利上げを決定し、世界的に引き締めペースが鈍化するとの期待感が広がったようです。
 東京市場は日経平均が219円高でスタート。終始買いが先行しましたが、前日までの急続伸もあり、上値は追えませんでした。個別銘柄では、オリンパス、テルモなど精密株が強い動き。住友鉱山、三菱マテなど非鉄株も買われました。半面、大成、清水など建設株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27120円53銭(△128円32銭=0.48%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1912.92(△6.03=0.32%)

●エービーシー・マート[2670]
6460円(△230)
続伸して9月20日以来の年初来高値更新。4日に発表した9月度の月次概要が好調だったことを評価した買いが増加した。同月の既存店売上高は前年比16.0%増と、23年2月期に入ってからで4月度(12.9%)を上回って最大の伸び率だった。

●良品計画[7453]
1213円(▲40)
反落。4日に発表した9月の月次動向が不振だったことが嫌気された。同月の既存店売上高は前年比13.9%減で4カ月連続の2ケタ減。客数が6.7%減少し、客単価も7.8%低下した。部門別では生活雑貨が16.8%減、食品が18.5%減と苦戦した。

●ヌーラボ[5033]
680円(△100)
ストップ高。プロジェクト管理ツール「Backlog」を展開。4日引け後にBacklogを2023年1月から値上げすると発表し、買い材料視された。今回の料金改定は、社会情勢の変化に対応し、安定的なサービス提供と顧客のニーズに機動的に対応するための開発体制の強化が目的としている。

48パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/06(木) 08:34:14
『買い一巡感。「もつれ」を意識』

日経平均は3日続伸。3日月曜日午前10時過ぎからの上昇幅はざっと1600円。この日朝方に2万7000円台を回復したこともあって中盤からは伸び悩み気味の展開となった。それでも、終日2万7000円台を割ることなく推移したあたり、底堅さを感じさせる足取りだった。

5日線を顔服したとはいえ、この先は2万7322円に200日線、2万7399円に25日線、2万7416円に75日線と、より長い移動平均線がもつれた状態で横たわっている。常識的にも、ここを一気に突破するのは容易ではない、との判断が働きやすい。それが上値追い警戒感につながったとも考えられる。

さらに、先物主導の株価回復だけに、この間の下落幅が大きく、寄与度の高い主力株を除くと個別銘柄レベルでの修復はあまり進んでいない。多くの投資家が今回の戻りに乗り切れていないのが実情。プライム市場の新値株をみると、新安値は2銘柄に急減したが、新高値は93銘柄(昨日64銘柄)とあまり増えてはいない。上がったのは指数だけ、では投資マインドも回復しないだろう。海運株あたりにもっと頑張ってもらわないと困るのである。<10月5日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は42.45ドル安の30273.87ドル、ナスダックは27.76ポイント安の11148.64で取引を終了した。予想を上回った9月ISM非製造業景況指数を受け連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げ観測が再燃し長期金利の上昇に伴い警戒感から売られ、寄り付き後、下落。押し目買いに一時上昇に転じる局面もあったが、FRB高官が依然タカ派姿勢を維持し来年の利下げの市場の憶測を否定したため売りが再燃し、引けにかけ、主要株式指数は再び下落に転じ終了した。

5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円40銭から144円85銭まで上昇し、144円65銭で引けた。米9月ISM非製造業景況指数が予想を上回ったほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がインフレは多くが想定していた以上に長期化しており、世界経済の成長減速への影響を考慮していくとしながらも、FRBの利上げ継続する姿勢を表明、利上げペースを鈍化する壁は高いとし、23年の利下げは予想しないとタカ派姿勢を維持したため長期金利に伴うドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の27020円。
ナイトセッションは弱含み。開始直後に27000円を割り込むと、その水準での推移。米市場がオープンすると一時26840円をつける場面もありました。
日付けが替わる頃から切り返し、午前2時頃には日中終値付近まで戻す展開に。その後は大きく動かず10円安の27070円で引けました。

49パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/07(金) 08:15:06
4連騰 半導体買われる

6日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、電機、海運、不動産、卸売など29業種が上昇。電力ガス、食品、小売、精密の4業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも小幅反落。ADP雇用統計やISMサービス業指数が予想を上回り、10年債利回りが3.75%台に上昇。株価の重石となりました。
東京市場は日経平均が17円高でスタート。終始買いが先行し、4日続伸しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株がしっかり。INPEX、ENEOSなど原油株も買われました。半面、東電、関電など電力株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27311円30銭(△190円77銭=0.70%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1922.47(△9.55=0.50%)

●楽天グループ[4755]
685円(△30)
4連騰。みずほFG(8411)が当社傘下の楽天証券に出資する方針と報じられ、評価された。子会社のみずほ証券を通じて株式の約2割を取得して持ち分法適用会社にするもようで取得金額は800億円規模。週内にも合意する見通しとも伝えられた。

●トーセイ[8923]
1331円(▲94)
3日ぶり反落。5日に発表した21年12月〜22年8月期連結決算(IFRS)は純利益が71億7500万円(前年同期比1.4%増)。22年11月期通期予想に対する進捗率も90%と高いが、年初来高値圏の株価は織り込み済みで利益確定売りに押された。

●Birdman[7063]
2505円(△184)
一時ストップ高。午前10時、次世代型体験ライブ「さわれるライブ」の初のオンラインライブ開催が決定したと発表し、買い材料視された。第1弾出演アーティストに、若者を中心に人気のシンガーソングライター・優里さんが決まった。

50パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/07(金) 08:20:10
『TOPIXが強い。200日線突破』

意外にも4日続伸。米国株が定石通りな反落をみせて戻ってきたものの、それを受けた日本株が弱かったのは寄り前の先物取引だけ。日経平均の現指数は最初からプラス水準で始まり、その後はジリジリと水準を切り上げて後場寄り直後には前日比278円高まであった。海外勢の買いが引き続き流入しているらしく、終日崩れるところもなく高値圏で底堅い推移。こうなると早々と強気の声も増えてくるが、反発してまだ4日目、慎重な姿勢は保った方がいいかも知れない。

ただ、意外だったのはTOPIXの頑強ぶり。なんと、本日は半値戻しとなった。心情的には高値をFOMCショック前の9月13日、安値を今週月曜日のザラ場安値で計算したいところだが、チャートで厳密に8月17日終値から9月30日終値までの下げ幅171.05ポイントに対し、本日終値までの戻りは86.53ポイント。だから、戻り率は50.6%となる。焦点となる移動平均線も下から200日線、25日線を突破。75日線もわずか0.5ポイントを残すところまで迫っている。特に、ここでの200日線突破は大きいかだろう。
これに対し、日経平均の戻り率は41.8%だから、まだまだ頼りない。200日線(2万7316円)、25日線(2万7364円)を一時上回る場面もあったが、終値では届かず。
ここではTOPIXは脇役のような気もするし、強さの背景は理解しにくいが、全体相場の底入れを示唆する指標と考えるとなかなか頼もしい動きである。<10月6日記>


ダウ平均は346.93ドル安の29926.94ドル、ナスダックは75.33ポイント安の11073.31で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げを懸念する売りが続き、寄り付き後、下落。低調な雇用関連指標を受けて長期金利が低下すると、安心感に一時上昇に転じた。しかし、FRBの3人の高官がそろって、インフレが高過ぎるため利上げを継続していく必要があると再表明すると過剰な利上げを警戒した売りに押され再び下落。長期金利も上昇し、引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大し終了た。

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円60銭から145円14銭まで上昇し、145円14銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速の思惑が広がり一時ドルが軟化したものの、クックFRB理事やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が高過ぎるインフレ抑制で利上げを継続していく方針を再確認したため長期金利の上昇に伴いドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円安の27025円。
ナイトセッションは軟調推移。80円安で始まると、その後も下値を探る動き。おおむね27000〜27200円のレンジで推移し、安値圏で引けました。

51パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/10(月) 07:36:37
反落 雇用統計待ち

7日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、陸運、空運の2業種が上昇。海運、保険、機械、非鉄、サービスなど31業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。10年債利回りが3.82%台まで上昇し、警戒感が強まりました。
東京市場は日経平均が336円安でスタート。売り一巡後は底堅い動きでしたが、雇用統計前とあって買えず。プラス浮上はなりませんでした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、三菱UFJなど主力株が軟調。NTT、KDDIなど通信株も売られました。半面、コロナ水際対策の緩和を見据え、ANA、Jフロントなどがしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27116円11銭(▲195円19銭=0.71%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1906.80(▲15.67=0.82%)

●ディスコ[6146]
3万2600円(▲2500)
5営業日ぶりに反落。6日に22年7〜9月期の出荷額が609億円と前四半期(4〜6月期)比0.1%減だったと発表し、業績の先行きが懸念された。パワー半導体向けなどが伸び精密加工装置は堅調だったが、消耗品の精密加工ツールが伸び悩んだ。

●近鉄グループHD[9041]
5040円(△100)
新値追いで20年6月以来の5000円台を回復。11日から政府の「全国旅行支援」が始まり、新型コロナの水際対策も緩和されて海外からの入国者枠等の制限も撤廃される予定で、国内旅行需要に活発化に期待する買いが増加。他の電鉄株も高い。

●coly[4175]
1554円(△300)
ストップ高。6日引け後に大手エンターテインメント企業との取引契約を締結したと発表し、買い材料視された。企業名は明らかにしていない。オリジナルオンラインゲームの企画・開発・運営で協業する。サービス開始予定は2026年1月期。これによる売上高の計上は2026年1月期以降を予定しているが、サービス開始まで継続的に研究開発費が発生する見込みとしている。

52パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/10(月) 07:47:33
『う〜ん、雇用統計より決算。5日ぶり反落』

大引け後に23年2月期中間決算を発表した安川電機は通期の利益見通しを減額修正した。営業利益720億円予想が700億円だから、修正率は2.8%に過ぎないが、減額は減額。アナリスト予想はもっと低くて684億円(17社平均)。それにソロリ擦り寄った格好。「3月決算企業のFA・設投関連の先行指標」との位置づけの銘柄だから、株価の反応が気になるところ。そこで、PTSを覗いてみると、15円ほどの小幅高。うーん、想定の範囲内ということか…。それとも、雇用統計や米国株が気になって身動きがとれない東京市場だから、値付けもままならない、ということかもしれない。決着は3連休明けとなる。

米国株の続落を受け、400円近い下げで始まった東京市場だが、すぐに2万7000円台を回復し、200円足らずのマイナスで終わった。1週間前、先週金曜日の市況を思い出せば、髄分と雰囲気が変わったものである。結局、「底堅い日本株」を再確認した1週間だった。仮に、今晩の米国株が荒れたにしても日本株はその底堅さを発揮できるかどうか。安川の動きが何か示唆しているかもしれない。3月決算銘柄の先陣を切る日本電産の決算発表は10月24日大引け後。まだ2週間先である。<10月7日記>


7日のNY市場は下落。ダウ平均は630.15ドル安の29296.79ドル、ナスダックは420.90ポイント安の10652.41で取引を終了した。9月雇用統計の強い結果が連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ継続を正当化するとの見方に金利が上昇したため売りが先行し、寄り付き後、下落。さらに、運送会社のフェデックス(FDX)が年末年始の需要に慎重な見通しを示すと、警戒感からさらに売られた。半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の低調な決算に加え、パイデン政権が中国向け半導体生産用工具の輸出をさらに制限すると発表したため、同セクターが大きく売られ相場をさらに押し下げ。終日、戻りなく安値を探る商状となり、引けにかけ、主要株式指数は一段安となり終了。セクター別ではエネルギー、半導体・同製造装置、自動車・自動車部品の下落が目立った。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円73銭から145円44銭まで上昇し、145円31銭で引けた。米9月雇用統計が米労働市場が依然強い証拠となったため、短期金融市場で11月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げがほぼ織り込まれ長期金利上昇に伴いドル買いが強まった。NY連銀のウィリアムズ総裁も労働市場が非常に強く、政策金利をいずれ4.5%付近まで引き上げる必要があると指摘し、23年の成長はプラス圏を維持するとしリセッションを予想していないとしたこともドルを支援した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の26715円。
ナイトセッションは、序盤は様子見ムード。雇用統計の発表直前は小高く推移していましたが、発表を受けて250円ほど垂直落下。
その後は揉み合っては下げ、揉み合っては下げで下値模索が続きました。
終盤少し戻したものの安値圏で引け。現在のCFDおよび時間外のシカゴ225はそこよりさらに100円ほど下の水準で推移しています。

53パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/11(火) 08:21:43
米国株式市場は続落。ダウ平均は93.91ドル安の29202.88ドル、ナスダックは110.30ポイント安の10542.10で取引を終了した。売られ過ぎ感などから押し目買いが先行し、寄り付き後、上昇。しかし、シカゴ連銀のエバンス総裁のタカ派発言を受け、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が一段と強まり売りが再燃し下落に転じた。さらに、高インフレを受けた主要企業の低調な四半期企業決算を警戒した売りや、ロシアがウクライナのキーウなどへの都市攻撃を再び激化させたことによる地政学的リスク上昇も更なる売り圧力となり、一段安。引けにかけて、ブレイナードFRB副議長が引き締めの必要性と同時に、市場や世界経済に不透明性が強まった場合の政策修正の可能性などに言及したため安心感から買戻しが優勢となり、下げ幅を縮小し終了した。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円44銭から145円80銭まで上昇し、145円72銭で引けた。米9月雇用統計の結果が労働市場の強さを証明したほか、エバンス・シカゴ連銀総裁が23年に金利を4.5%近くまで引上げ、当分その水準で維持することを支持するとしたため11月連邦公開市場委員会(FOMC)での4会合連続の0.75%利上げがほぼ織り込まれ、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りに拍車がかかった。その後、日本政府・日銀による介入警戒感に加えて、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長が金融引き締め維持が必要なものの、同時に、経済や市場の不透明性が高まった場合、政策の修正を要請すると柔軟性を示したためドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比435円安の26665円。
10日(月祝)の225先物は動意薄。日中の開始直後に26510円をつけるも、結局この水準は割り込まず。
逆に22時頃と3時頃に26750円をつけましたが、そこからは押し戻されています。
土曜日の朝より少し安い水準なので、昨日に関しては取引がなかったのとほぼ同じことになりました。

54パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/12(水) 08:34:31
続落 日米売られる

 11日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、空運、海運、陸運、電力ガス、銀行の5業種が上昇。農林水産、精密、電機、機械、化学など28業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。週末の雇用統計が市場予想より強かったうえ、今週発表の物価指標、銀行決算への警戒感が拭えず、株は買えませんでした。
 東京市場は日経平均が359円安でスタート。アジア市場や米株先物が軟調で、東京も終始売られました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、三菱UFJなど主力株が冴えず。決算が嫌気された安川電も6%超の大幅安。半面、ANA、JR東など運輸株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26401円25銭(▲714円86銭=2.64%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1871.24(▲35.56=1.86%)

●日本電産[6594]
7639円(▲787)
大幅続落で21年2月に付けた最高値から半値以下に。7日夕に東洋経済オンラインが「日本電産に疑惑、自社株買いに永守会長が関与か」と題する記事を掲載。嫌気売りが増えた。会社側は本日昼に「一切事実ではない」とのコメントを発表した。

●高島屋[8233]
1800円(△58)
3連騰で18年11月以来、約4年ぶりの高値に。7日に22年3〜8月期および23年2月期通期の業績予想の上方修正を発表し、好感された。通期の純利益は100億円から200億円に増額。インバウンド(訪日外国人)需要回復への期待感も手掛かり。

●シリコンスタジオ[3907]
1616円(△300)
ストップ高。7日引け後に発表した2022年11月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の1億円から3億2000万円(前期は9600万円の赤字)に増額。受託開発の増加に加え、ミドルウェアライセンス販売における大型契約の売上を一括計上したのが寄与。

55パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/12(水) 08:56:14
『米株警戒に続落。元気マネーは健在』

本日のプライム市場で年初来高値を更新したのは48銘柄。もちろん、新安値が51あるから、頭を垂れた銘柄の方が優勢だが、日経平均714円安の地合いにしては意外に多くないか。ちなみに、スタンダード市場は新高値16に対し新安値が62もある。この違い、経済再開・インバウンド関連中核銘柄の多寡によるもののようだ。
それをプライム新高値48銘柄をチェックしてみる。まず、電鉄・空運・百貨店が17銘柄(これがスタンダードには少ない)。その他、コード番号の若い順に挙げると、コシダカ、寿スピ、日駐、ABCマ、ドトール、力の源、カーブス、ハピネット、薬王堂、青山商、クレセゾン、共立メンテ、藤田観光などが代表的な再開関連だろう。さらに、ヤクルト、サッポロ、ゲオ、JPHD、北の達人、ロート、廣済堂、はせがわ…あたりまで入れたくなる。以上、合計で38銘柄。ざっと8割がこのグループだった。すべて年初来高値更新銘柄である。
もっとも、ここまで広げてしまうと、かえって勢力分散によるエネルギー・ロスにつながりかねない(実際、寄り天銘柄が圧倒的に多かった)。が、それでも米国株の今晩の動きが大いに気になる中、消去法からとはいえ、これだけ攻撃的な資金が集まるのは市場に元気が残っている証拠とみていい。攻めるのはここしかないはずだ。

米国株はNASDAQ総合が安値更新。S&P500もダウ平均も貯金が少なくなってきた。CPI発表を前に、もう一段安を覚悟しておいた方がいいかも知れない。ただ、本日、かなり有力な逆指標が灯ったような(強力な根拠はないが…)。今週前半にいったんは…の場面があるかもしれない。<10月11日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は36.31ドル高の29239.19ドル、ナスダックは115.91ポイント安の10426.19で取引を終了した。国際通貨基金(IMF)による世界国内総生産見通し下方修正に加え、重要インフレ指標の発表を控え長期金利が最近の高水準付近に再び近づき警戒感から売りが先行し、寄り付き後、下落。その後、NY連銀の9月1年期待インフレ率の低下で大幅利上げ観測が緩和し、買戻しが強まり一時上昇に転じた。しかし、引けにかけ、英中銀のベイリー総裁が市場機能回復のために実施していた緊急国債購入を計画通り今週で終了することを表明すると金融市場混乱への警戒感に伴う売りが再燃し、ダウは上げ幅を縮小。ナスダックは下落で終了した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円43銭まで下落後、145円90銭まで上昇し、145円82銭で引けた。NY連銀の9月1年期待インフレ率が低下し2021年9月来で低水準となったことが明らかになると、大幅利上げ観測が緩和し米国債相場が下げ止まり、長期金利が伸び悩んだためドル売りが優勢となった。その後、3年債入札の不調で金利が再び上昇したほかインフレ指標発表控えたドル買い、英金融市場混乱を警戒し対ポンドでのドル買いに拍車がかかり一段高となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の26350円。
ナイトセッションは弱含み。26280〜26610円のレンジを2往復し、最後は失速して安値圏で引けました。
ただし26300円にタッチすると買いが入るので、下値を売り叩く動きにはなっていません。

56パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/13(木) 08:21:32
小幅安 材料なく買えず

12日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、空運、小売、倉庫、陸運、サービスなど13業種が上昇。電力ガス、鉱業、紙パルプ、非鉄、ガラス土石など20業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまち。ダウ平均が5日ぶりに小幅反発したものの、S&P500とナスダック総合はともに5日続落でした。10年債利回りは一時4%を上回りました。
東京市場は日経平均が48円安でスタート。強い売買材料がなく、前日終値付近で揉み合いました。個別銘柄では、INPEX、出光など資源株が冴えず。三井金属、三菱マテなど非鉄株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26396円83銭(▲4円42銭=0.02%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1869.00(▲2.24=0.12%)

●東北電力[9506]
591円(▲30)
5日続落で8月5日以来の年初来安値。東電HD(9501)や関西電力(9503)など他の電力株も軒並み安。円相場が1ドル=146円台と約24年ぶりの円安ドル高水準を付け、輸入燃料コストの増加につながるという見方から、見切り売りが増加した。

●上組[9364]
2853円(△87)
反発して株式併合考慮の実質で89年12月以来、約33年ぶりの高値。新材料はないが足元の収益拡大を評価した買いが流入。堅調な自動車関連の貨物需要や円安進行などを追い風に港湾輸送が伸びており、23年3月期の業績上振れ期待が膨らむ。

●Success Holders[4833]
165円(△50)
ストップ高。11日に新規事業の開始を発表し、買い材料視された。今後、テクノロジーソリューション事業部と併せて新たな収益の柱としてコンサルティング事業部を拡大。事業戦略や営業戦略など攻めの領域から内部統制構築やガバナンス強化などの守りの領域まで経営に関するすべての分野でITに関する課題解決を中心に、提案から実行まで実施していくとしている。

57パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/13(木) 08:22:39
『小変動、ジワリ調整色。いつもの銘柄が高い』

3日続落。「4円安では、下落というほどでもない」と強弁できないわけではないが、日経平均に現れている数字以上に内実は弱そう。確かに、東証プライム市場の売買代金上位銘柄を見ると、20位以内で12銘柄がプラスであり、TOPIX規模別指数では大型株がプラス。東エレ、スクリーン(ともに年初来安値を更新)を中心にした半導体関連や電子部品などハイテク系を除くとファストリ、ソフトバンクGなど値がさの中核銘柄は堅調な株価だった。電鉄、百貨店などインバウンド関連も引き続き強い。
しかし、日経平均を構成する225銘柄のうち143銘柄と、63.5%がマイナスだから、225内での勢力図も値下がり銘柄が優勢。つまり、指数寄与度の高い銘柄が支えた結果、あまり下落しなかった、というのが実情か。

プライム市場でも値下がりが53.4%と、比率はこちらの方が高い。新値株も高値が30(昨日は48)に減って安値が87(同51)に急増している。ジワリ調整色が強まっているわけで、これがCPI発表、SQ通過で一気に反転へと迎えるかどうか…。指数の変動が小幅で「全般はCPI発表待ち」という説明が多いが、それに惑わされてはいけない。地合いはあまりよくない。<10月11日記>


米国株式市場は下落。ダウ平均は28.34ドル安の29210.85ドル、ナスダックは9.09ポイント安の10417.10で取引を終了した。9月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを警戒した売りに寄り付き後、下落。その後、債券相場が値ごろ感から調整などで反発し、長期金利が低下に転じたため安心感から買戻しが目立ち、一時上昇に転じた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が利上げ継続を公約したほか、9月消費者物価指数(CPI)の発表を控えた警戒感に引けにかけて、主要株式指数は再び下落して終了。

12日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円60銭から146円97銭まで上昇し、146円85銭で引けた。黒田日銀総裁が経済回復を支援するため、大規模金融緩和を継続する意向を再表明したため円売りが加速。さらに、9月生産者物価指数(PPI)が予想を上回り長期金利上昇に伴うドル買いも強まった。その後、長期金利が低下に転じ、さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、インフレが高過ぎ利上げが必要だとの見解で、過剰な利上げのリスクは少なすぎる利上げのリスクより小さいと、力強い利上げを公約をすると同時に、リスク軽減のための引き締め微調整の必要性も指摘されたことがわかると、ドル買いが一段落した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の26360円。
ナイトセッションは小動き。一応値幅は180円ありましたが、高値は18時台、安値は米市場のオープン直後につけ、以降はそのレンジ内での推移でした。
高値と安値のほぼ中間で引け。昨日もSQ週の水曜日とは思えぬ穏やかな値動きでしたが、CPIの発表を控えて様子見ムードなのかもしれません。

58パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/14(金) 09:58:58
4日続落 CPI待ち

13日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、ゴム、海運、農林水産、自動車の5業種が上昇。空運、サービス、電力ガス、陸運、不動産など28業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも下落。9月生産者物価指数(PPI)は予想を上回る強い結果。翌日発表の消費者物価指数(CPI)への警戒感が漂い、積極的に買えませんでした。
東京市場は日経平均が2円高でスタートしましたが、ほどなくマイナス転落。香港、韓国などが軟調で、東京も売られました。個別銘柄では、ANA、JR東など運輸株が冴えず。東電、関電など電力株も売られました。半面、デンソー、三菱自など自動車株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26237円42銭(▲159円41銭=0.60%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1854.61(▲14.39=0.77%)

●ビックカメラ[3048]
1181円(▲58)
大幅続落。12日に発表した前22年8月期連結決算で多額の減損損失計上によって純利益が下振れ。今23年8月期も営業減益の見通しを示し、嫌気された。今期は売上高8235億円(前期比3.9%増)、営業利益173億円(同3.2%減)を見込む。

●トレジャー・ファクトリー[3093]
2058円(△393)
一時ストップ高に買われ9月12日以来の本年高値。12日に今23年2月期の連結業績予想と配当計画を上方修正し、好感された。営業利益は従来の14億円から19億4300万円(前期比95.3%増)に増額。期末配当も10円から15円に引き上げた。

●キャンバス[4575]
722円(△100)
ストップ高。12日引け後に臨床試験の好結果を公表し、買い材料視された。膵臓がん3次治療を対象として実施している抗がん剤候補化合物「CBP501」の第2相試験ステージ1の3剤併用投与群において、2例目となる部分奏功(がんが縮小した状態が一定期間継続)が確認されたという。本件は臨床試験の進捗に直接影響しないが、CBP501を含む併用投与の薬効の確認・証明に向けた極めて大きな前進だとしている。

59パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/14(金) 10:06:05
『米CPIに全集中。後場は上下64円の小動き』

日経平均は安値引けして4日続落。今月に入っての8立ち合いが4日続伸・4日続落と動きは一方通行。“いってこい”になってしまったかというと、そうでもなく、切り返し初日3日の終値2万6215円には20円余り残しており、3〜4日のマドはまだ埋まっていない。
とはいえ、後場の上下値幅は64円強(日中では170円強)に縮小。動きは急速に煮詰まって終わった。日本時間で13日21時30分の米9月消費者物価指数発表に身構える格好となった。コア指数で前年同月比6.5%上昇(8月6.3%)がコンセンサスという。これ以上の上昇率になると、米株相場は荒れるかもしれない。
日経平均は際どいところで踏みとどまったが、TOPIXの規模別指数のうち小型株指数が1.05%マイナスと、大型や中型を上回る下落率となり、指数自体も9月30日の3306を下回る3304で終わっている。総合指数は底堅いが、市場心理を映すことが多い小型株指数は下放れ、ということ。ただ、グロース株の指数であるマザーズ指数は9月29日695に対し本日は698だから、こちらは持ち堪えている。

ま、いづれにしても今晩の米CPI、米国株次第ということだから、こちらの今の地合いを語ってもあまり意味ないかもしれない。<10月13日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は827.87ドル高の30038.72ドル、ナスダックは232.05ポイント高の10649.15で取引を終了した。9月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速観測が強まり金利高を警戒した売りに寄り付き後、大幅安。その後、CPIのピーク感が広がり長期金利が低下に転じたほか、ドル高も一段落したため買戻しが加速し大きく上昇に転じた。引けにかけて、明日に予定されている銀行決算を期待した買いも強まり、大幅高で終了。

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円67銭まで上昇後、146円50銭まで反落し、147円22銭で引けた。米9月消費者物価コア指数が40年ぶり最大の伸びを記録したため11月連邦公開市場委員会(FOMC)の75ベーシスポイント(BP)の利上げが完全に織り込まれただけでなく、100BPの利上げ観測も再燃するなど、利上げペースがさらに加速されるとの思惑に長期金利急伸に伴うドル買いが加速。1990年以降32年ぶりの円安・ドル高水準で介入警戒感も根強く、さらに、CPIピーク観測も浮上したため金利が低下に転じるとドル売りが一時強まった。しかし、根強い日米金利差拡大観測を受けたドル買いに底堅く推移。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比570円高の26790円。
ナイトセッションは乱高下。小高く始まった後も堅調に推移し、CPIの発表前は26400円どころ。
発表を受けて500円の垂直落下。しばらく25900円で揉み合った後、米市場オープン直後から強烈なリバウンド。
午前2時過ぎには26800円に到達し、その水準で揉み合って引けました。

60パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/17(月) 08:22:59
CPIを通過 日米買われる

14日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、精密、薬品、その他金融、卸売、電機。
前日の米国株式市場は3指数とも上昇。予想を上回る消費者物価指数(CPI)で序盤は売られましたが、売り一巡後に戻し、プラス転換しました。ECBの最終的な政策金利目標が市場予想より低い2.25%と報じられ、材料視されたようです。
東京市場は日経平均が362円高でスタート。アジア市場や米株先物も堅調で、東京も全面高となりました。個別銘柄では、日経225のうち日本ハムを除く224銘柄が上昇。特に決算が好感されたファストリが急伸しました。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27090円76銭(△853円34銭=3.25%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1898.19(△43.58=2.35%)

●いちご[2337]
349円(△38)
4日ぶりに反発し3月29日に付けた年初来高値を更新。13日に22年3〜8月期連結決算を発表し、好感された。直近の同6〜8月期の営業利益は23億5900万円(前年同期比2.2倍)と拡大。当社保有の中規模オフィスに対して底堅い需要が続いた。

●S FOODS[2292]
2697円(▲273)
5日続落で5月13日以来の年初来安値更新。13日に22年3〜8月期連結決算を発表。純利益は57億2600万円(前年同期比2.4%増)と増益だったが、30%超の大幅増益だった第1四半期(22年3〜5期)から増益率が縮小して失望売りが増えた。

●東名[4439]
1321円(△111)
連日で年初来高値を更新し、一時は値幅制限の上限となる前日比300円ストップ高まで買われた。13日に発表した前2022年8月期決算が従来予想から大きく上振れ、材料視された。今2023年8月期の業績予想では大幅な増収増益と増配を見込んでいる。

61パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/17(月) 08:38:12
『853円高は7か月ぶり。米株買い戻し強烈』

なんでこんなに、と驚かされたのが13日米ダウ平均の1500ドル高(取引時間中の安値から高値までの日中値幅)。「買い戻しが入りやすいタイミングだったことと長期金利の低下」(野村インスティネット)が引き金を引いた模様だが、肝心のCPI想定超上昇を棚に上げたままの大騒ぎにFED高官がどんな渋面をつくるか、これは簡単に想像できること。もう一回、金利との戦いになっていくことだろう。さらに買い上がる材料にも乏しい。とはいえ、皆が皆、総弱気になっている相場がいったんドテンするとどうなるかを見せてくれたという意味で貴重な体験だった。売り方への心理的圧迫は強まるだろう。果たして、これで底打ちにつながるか…。

一方、日経平均の上昇853円高は3月17日以来の出来事。その上昇率は米ダウ平均よりも高い。単に指数トレードの賜物というよりはファーストリテイリング(FR)が8%以上の上昇となって日経平均を押し上げた効果が大きい。それも、決算発表を手掛かりにした買い人気なのだから立派である。<10月14日記>


ダウ平均は403.89ドル安の29,634.83ドル、ナスダックは327.76ポイント安の10,321.39で取引を終了した。ロシアのプーチン大統領がウクライナ都市への大規模攻撃についてタカ派な姿勢を弱める発言をしたため地政学的リスクが低下。また、英国のトラス首相が財務相を交代、法人税率引上げ凍結撤回を発表したため金融市場混乱への懸念も緩和した。投資家心理が改善するなか株式は上昇してスタート。しかし、10月ミシガン大消費者信頼感指数や同指数の期待インフレ率が予想を上回ると連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ観測がさらに強まり長期金利上昇とともに売りが再燃し、下落に転じた。週末でポジションを手仕舞う売りも散見され、引けにかけ下げ幅を拡大した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円62銭から148円86銭まで上昇し、148円70銭で引けた。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値や米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待動向を判断する上で注目している同指数の期待インフレ率速報値が短中期とも予想を上回り、大幅利上げを織り込み長期金利が上昇しドル買いが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比425円安の26625円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まり、序盤は27000円を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると一時プラス圏に浮上しましたが、23時頃から下落に転じ、26800円どころまで下押しました。
そこで下げ止まるかに見えましたが、終盤はジリ安となり、26570円の安値引けでした。
SQ値は26666円。金曜日の日中はそこを500円以上上回る場面もあったものの、シカゴ清算値はSQ値を下回っています。

62パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/18(火) 08:57:25
反落 材料なく買えず

17日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運、空運、陸運の3業種が上昇。卸売、鉱業、薬品、保険、化学など30業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反落。ミシガン大のインフレ指数が前月から伸び、警戒感が高まりました。
東京市場は日経平均が305円安でスタート。買い材料がなく、終始底這いでした。個別銘柄では、伊藤忠、丸紅など商社株が軟調。INPEX、ENEOSなど原油株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26775円79銭(▲314円97銭=1.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1879.56(▲18.63=0.98%)

●クリエイト・レストランツ・HD[3387]
888円(▲95)
急反落で東証プライム市場の下落率トップ。14日に22年3〜8月期の連結決算を発表して嫌気された。22年6〜8月に限ると営業赤字7900万円(前年同期は57億9400万円の黒字)に転落。新型コロナ第7波の影響で既存店売上高が伸び悩んだ。

●テラスカイ[3915]
2213円(△341)
続伸で9月13日以来の年初来高値更新。14日に行った23年2月期連結業績予想の増額修正が好感された。最終損益は従来の2億2300万円の赤字から1億5000万円の黒字(前期比51.0%減)に修正。ソリューション事業が伸び経費削減効果も。

●バリュエンスホールディングス[9270]
2975円(△472)
年初来高値更新。14日引け後に発表した2022年8月期決算が材料視された。営業利益は前々期比61.6%増の18億8800万円に拡大。時計、地金相場の上昇の影響もあり仕入が好調に推移。円安進行により海外向け売上高が好調だった。2023年8月期営業利益は前期比32.4%増の25億円と、4期ぶりの最高益更新を見込む。年間配当予想は前期比5円増の1株当たり30円とした。今期も投資を実施しつつ、利益成長も遂げていく計画としている。

63パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/18(火) 09:02:29
『米国株に追随安。ここ急所?』

「ハラミ寄せ」と書くと、焼き肉が恋しくなるが、長大陽線(あるいは長大陰線)の翌日、その実体の半ばの位置に十字線(寄せ線)が現れた形をこう呼ぶ。十字線はそもそも買い方と売り方の勢力が拮抗した状態を示す線。方向感の定まらない「気迷い線」ともいわれ、相場がもち合ったところで露われることが多い。しかし、それが前日の長大線の翌日に出現すると事情はちょっと違う。前日までの勢いを否定する勢力が俄かに台頭し、上昇(下落)相場にブレーキがかかる可能性が出てくる。例えば、一定期間上昇した高値圏で現れたはらみ寄せは「ドテン、売りの急所」と言われたりするので、要注意である。

本日の日経平均・日足は始値と終値が10円しか違わない極小線。上下にヒゲがあり、まぁ、十字線に準じる足と見ていいだろう。先週14日の長大陽線と並べると、「はらみ寄せ」となる。もっとも、安値圏での急反発とその反動安という関係だから、まだ大騒ぎすることはないのだが、強気と弱気の勢力が混交する最近の市況を象徴するような足形となった。これが転機を意味するなら「攻防の急所」ということになる。果たして…。もっとも、この相場の帰趨を米国株が握っているというのが何とも情けない。

米国株の週末反落でヒヤッとさせられたが、本日のCME夜間取引ではどうやら今晩は反発しそう。急な切り返しでなくともいいから、少しは落ち着いた動きとなってほしい。東証プライム市場では39銘柄が年初来高値更新(新安値は30銘柄)。それなりに戦闘意欲は健在である。<10月17日記>


米国株式市場は反発。ダウ平均は550.99ドル高の30185.82ドル、ナスダックは354.41ポイント高の10675.80で取引を終了した。英国の財政刺激策の撤回で同国の財政悪化をきっかけにした世界金融市場混乱へのリスク警戒感が緩和し、寄り付き後上昇。また、銀行の予想を上回った決算が好感されたほか、長期金利の低下も手伝い、終日堅調に推移した。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円57銭まで下落後、149円09銭まで上昇し、149円05銭で引けた。予想を下回った米10月NY連銀製造業景気指数受け景気減速懸念が強まったほか、英国国債相場の上昇に連れた米国債券買いで、長期金利低下に伴うドル売りが一時優勢となった。英国のハント新財務相が減税計画撤回を発表し、同国信頼回復に努めたため債券買戻しが加速し米国債も連れ高。その後、リスク選好の円売りや連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを織り込むドル買いが再び強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円高の27075円。
ナイトセッションは堅調推移。小高く始まるとジリ高歩調。米市場がオープンすると27000円に乗せ、しばらくその水準で揉み合いましたが、終盤は一段高となりました。
今日は昨日の下げを全部取り返して始まることになりそうです。

64パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/19(水) 10:03:50
反発 英が減税撤回

18日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、精密、サービス、薬品、保険、電機など29業種が上昇。電力ガス、鉱業、石油石炭、紙パルプの4業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反発。英国のハント新財務相が減税案をほぼ全て撤回し、ポンドが上昇。市場の警戒感が和らいだようです。
東京市場は日経平均が392円高でスタート。アジア市場や米株先物がしっかりとした動きを見せ、東京も終始買いが先行。個別銘柄では、東エレク、アドバンテストなど半導体株が堅調。第一生命、MS&ADなど保険株も買われました。半面、INPEX、ENEOSなど原油が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27156円14銭(△380円35銭=1.42%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1901.44(△21.88=1.16%)

●マネーフォ―ワード[3994]
3845円(△675)
商いを伴い急騰。17日に従来非開示だった22年11月期業績に関し、純損益が97億9100万円〜92億9100万円の赤字(前期は14億8200万円の赤字)という予想を公表。先行投資負担が重いが、株価は織り込み済みとしてアク抜け感が広がった。

●日本国土開発[1887]
587円(▲44)
逆行安で東証プライム市場の下落率首位。17日に発表した22年6〜8月期決算が低調で嫌気された。純利益は5億4200万円(前年同期比25.5%減)。前期の業績に寄与した建築の好採算案件が竣工し、その反動で採算が悪化。資材高も響いた。

●PBシステムズ[4447]
846円(△104)
一時ストップ高。17日引け後に業務系システム開発などを手がけるニーズウェル[3992]と業務提携すると発表し、材料視された。17日には「CEATEC?2022」にソフトバンクが出展する「バーチャルPayPayドーム」の映像イメージを投影する装置として当社の「4DOH」が採用されたことも公表し、これも買いを誘ったもよう。

65パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/19(水) 10:10:13
『25日線回復。英安定化期待』

昨日同様に米国株の動きをトレースして急反発。日経平均は再び2万7000円台乗せ。さらに、6日、14日と2回チャレンジして終値では届かなかった25日線(2万7085円)を上回って終わった。この25日線上に顔を出したのは9月13日以来22営業日ぶりのことである。さらに、6日の終値2万7311円を上回ると、10月3日安値(2万6215円)での底入れを確認することになる。あと156円。昨日現れた「寄せ線」からの転換。経験則は「放れた方につけ」と語っている。果たしてそうか…。

17日米国株は(1)英国の減税撤回、(2)バンカメなど好決算―を手掛かりに急反発。14日の反落幅をほぼ埋め切る水準で終わっていた。本日のグローベックス米株先物は「英国の量的引締め延期」報道による金融市場の安定化期待に大幅続伸してややハシャギ気味。「そんなにうまくいくものか?」という警戒感こそあるものの、米ダウ平均などはW底入れか、と思わせるようなパターンとなってきた。今晩はネットフリックスとジョンソン&ジョンソンの決算発表が予定されており、ここからの決算発表の方が相場の先行きを読むうえではむしろ重要。市場心理的には、まだ半信半疑だろう。<10月18日記>


ダウ平均は337.98ドル高の30523.80ドル、ナスダックは96.60ポイント高の10772.40で取引を終了した。9月鉱工業生産・設備稼働率の予想以上の改善で景気減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。その後も、銀行の好決算を好感した買いに加え、長期金利の上昇も一段落したためハイテクも買われ相場を後押しし、主要株式指数は終日堅調に推移した。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円89銭まで下落後、149円38銭まで上昇し、149円22銭で引けた。9月鉱工業生産・設備稼働率が市場予想を上回り、日米金利差拡大観測に伴うドル買い・円売りがさらに強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円安の27095円。
ナイトセッションは方向感のない値動き。26960円〜27310円のレンジで推移し、20円安の27170円で引け。
0時台と3時台に27000円を割り込む場面もありましたが、すかさず買いが入るあたり、底堅さも感じられました。

66パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/20(木) 09:34:26
続伸 米国株がしっかり

19日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、電力ガス、倉庫、不動産、情報通信、紙パルプなど24業種が上昇。鉱業、その他製品、薬品、海運、その他金融など9業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。ゴールドマンサックスやロッキードマーティンなどの決算が市場予想を上回り、強気ムードでした。
東京市場は日経平均が69円高でスタート。アジア市場は冴えませんでしたが、東京は買いが優勢でした。個別銘柄では、東電、九電など電力株が堅調。三菱地所、東京建物など不動産株も買われました。半面、郵船、商船三井など海運株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27257円38銭(△101円24銭=0.37%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1905.06(△3.62=0.19%)

●九州電力[9508]
725円(△25)
反発。18日に玄海原発3号機(佐賀県玄海町)について、「特定重大事故等対処施設」の設置工事が進み、その使用開始時期を23年1月から22年12月へ前倒しすると発表。発電再開の時期も早まることになり、収益改善に寄与すると期待された。

●シマノ[7309]
2万1395円(▲1320)
大幅反落。ゴールドマン・サックス証券が18日付のリポートで当社株の投資判断を「中立」から「売り」に格下げし、目標株価も2万3500円から2万円に引き下げたことが嫌気された。「欧州経済失速に伴う自転車販売減の可能性」など指摘。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
3735円(△700)
ストップ高。18日にスマートフォン・PC向け新作RPG「メメントモリ」の世界同時配信を開始。同日は材料出尽くしとして売りが広がったが、本日は買い直される動きに。ゲーム内外でリリース記念キャンペーンを開催する。約5年ぶりの新作で、当社史上最も多くのコンテンツを盛り込んだという。

67パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/20(木) 09:38:21
『200日線回復。あと54円で戻り新値』

日経平均は続伸。10月6日に一時突っかけたものの終値では維持できなかった200日線(2万7247円)を本日、回復した。約1か月ぶりのこと。ただ、この200日線接近や6日高値への接近が利食い売りを促したか、後場の日経平均は完全に伸び悩み。後場の安値圏で終わっていた。それでも、マイナス水準を見ることなく終わったあたりに、地合いの変化が感じられるところ。TOPIXは25日線を回復したものの、200日線(1915ポイント)まではかなり距離があり、ここでの戻りは日経平均(それも先物取引)主導の動き。

18日の米国株は続伸したが、ダウ平均が10月4日の3万315ドルを上抜いて終わっており、戻り高値更新。この3日・4日の反騰と13日の1500ドル幅での急騰によって底値圏に2本の柱が立つ形となった。市場では、リリーフ・ラリー(極端な弱気の後退による一時的な反発)との見方がコンセンサスのようだが、これほどの形状が現れると、しばらくは崩れないもの。さらに大きな戻りはないにしても、11月FOMC頃までこの水準で値を固める展開を期待していいのではないか。

となれば、次は日経平均。10月6日終値2万7311円(取引時間中の高値は2万7399円を上抜いて米ダウ平均と同様に戻り新値に顔を出せるか、が次の焦点。あと54円(ザラバ高値なら21円)である。機関投資家からは弱気の声ばかりだが、個人投資家はそうでもないようだ。<10月19日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は99.99ドル安の30423.81ドル、ナスダックは91.89ポイント安の10680.51で取引を終了した。企業決算を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇で警戒感が再燃し、下落に転じた。引けにかけて金利が一段と上昇すると、主要株式指数も一段安となり終了。

19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円61銭から149円90銭まで上昇し、149円87銭で引けた。米9月住宅着工件数は予想を下回ったものの住宅建設許可件数が予想外に前月から増加したほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言や各国のインフレ指標で物価の伸びが一段と拡大したことが影響しFRBの大幅利上げ観測も強まり、10年債利回りが2008年来の高水準となるとドル買いに拍車がかかった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の27035円。
ナイトセッションは軟調推移。小安く始まるとジリ安商状。午前2時頃には27000円を割り込み、26900円をつける場面も。
その後は少し持ち直し、27000円は奪回して引けました。

68パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/21(金) 09:16:02
反落 後場は底堅い

20日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、空運、銀行、ゴム、保険など7業種が上昇。精密、ガラス土石、海運、金属、非鉄など26業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。10年債利回りが4.14%とリーマン前の2008年7月以来の水準に上昇。市場心理が悪化したようです。
東京市場は日経平均が276円安でスタート。前場は下値を模索しましたが、中国がコロナ入国規制の緩和を発表し、上海指数がプラス浮上。東京も後場は戻しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が軟調。住友鉱山、DOWAなど非鉄株も売られました。半面、ANA、JALなど空運株がしっかり

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27006円96銭(▲250円42銭=0.92%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1895.41(▲9.65=0.51%)

●レオパレス21[8848]
274円(▲80)
午後に急落。ストップ安で取引を終え、多くの売り注文を残す。一部週刊誌のニュースサイトで「同社の経営陣が主導して入居率を不適切に操作していた」と伝えられ、嫌気売りが膨らんだ。好業績期待で買い付いていた個人などが処分売りを急ぐ。

●新生銀行[8303]
2321円(△175)
4月21日以来の本年高値。SBIが当社の株式上場を取りやめる非上場化の本格検討に入ったと報じられ、材料視された。新生銀は「様々な取り組みを検討していることは事実だが非上場化に向けて具体的な検討を行っている事実はない」とコメント。

●ビリングシステム[3623]
1089円(△150)
ストップ高。20日、厚生労働省が公募入札していた国民年金保険料のスマートフォン決済サービスによる納付業務を落札し、2023年2月から取扱いを開始することになったと発表。これが材料視された。保険料の納付書に印字されたコンビニ収納用のバーコードを当社のスマホ決済サービス「PayB」のカメラ機能で読み取り、登録したクレジットカードや金融機関の預貯金口座から即時に支払いができるサービスなどを提供するという。

69パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/21(金) 09:25:54
『3日ぶり反落。円は150円』

NTTが5月27日以来、5か月ぶりで年初来高値を更新した。しかも、この銘柄の終値4000円台というのは2000年3月31日以来のこと。ITバブル崩壊以来、ということになる。先端技術絡みで何か切り口があるのかどうか、背景材料はよく分からない。ただ、不透明な相場環境のなか、なんとなく頼りがいのありそうな銘柄、というところがいい。この日もプライム市場で年初来高値更新は52銘柄。新安値(20銘柄)に比べて優位な状況が14日以来続いている。ただ、空運・陸運・百貨店の旅行モノを除くと、大氣社、朝日工業、マニー、松風、日駐、イワキポンプ、平和、日本信号など地味な出遅れ銘柄に買いがシフトしているような気がする。これも、警戒感の現われかもしれない。ま、一気に強気に振れないところが健全だ。

それはそうだろう。米10年債は19日が4.137%。これでは、株価も上がりようがない。そこらあたりを覚悟しつつの戻り相場、あるいは値固め相場ということ。この日は米国株、日本株ともに3日ぶり反落。大きく崩れているわけではないが、下を向き始めるとまたぞろ気になってしまうのが弱気相場に慣れてしまった市場心理の弱みか。中国が入国者の検疫期間を短縮するそうである。党大会後の強権政治を気にする声は多いが、内政面での手当にも気を配った方がいいのではないか。少しずつ環境が解れてきそうだ。

大引け後の夕方、ドル円は150円台を見ていた。明日はもう一回、為替が焦点になるかもしれない。<10月20日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は90.22ドル安の30333.59ドル、ナスダックは65.66ポイント安の10614.84で取引を終了した。週次失業保険申請件数が依然低水準にとどまり、9月中古住宅販売件数もほぼ予想に一致したため、成長減速懸念が後退し、寄り付き後、上昇。コンピューター・ソリューションのインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)や通信のAT&T(T)の好決算を好感した買いも手伝い一段高となった。その後、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受けて利上げ観測がさらに強まると、長期金利の上昇を警戒した売りに押され、下落に転じ、主要株式指数は結局、下落で終了。

20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円56銭へ弱含んだのち150円29銭まで上昇し、150円15銭で引けた。対ポンドでのドル売りや英国債相場の上昇に連れ長期金利が一時低下したことに伴うドル売りが先行した。そののち、先週分新規失業保険申請件数が予想外に前週から減少したほか、中古住宅販売件数もほぼ予想に一致、さらに、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言を受け米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測がさらに強まると、長期金利が大幅上昇に転じドル買いが加速。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の27020円。
ナイトセッションは方向感のない動き。序盤は27000円を挟んで推移。
米市場がオープンするとにわかに上値を追い、27290円まで上伸。
しかしすぐに値を消し、以降は再び27000円を挟んだ揉み合いとなり、そのまま引けました。

70パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/24(月) 08:06:30
続落 材料なく買えず

 21日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、石油、海運、鉱業、銀行、電機の5業種が上昇。陸運、空運、倉庫、非鉄、不動産など28業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。10年債利回りが4.24%まで上昇し、市場心理が悪化したようです。
 東京市場は日経平均が103円安でスタート。買い材料がなく、終始2万7000円を下回って推移しました。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、NTTなど主力株が冴えず。JR東、小田急など電鉄株も売られました。半面、東京エレク、ディスコなど半導体株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26890円58銭(▲116円38銭=0.43%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1881.98(▲13.43=0.71%)

●ツガミ[6101]
1082円(▲82)
後場に下げ幅を拡大。本日の午後1時に22年4〜9月期連結業績予想の下方修正を発表し、直後から嫌気売りが増えた。純利益は48億円から42億5000万円(前年同期比21.9%減)に減額。中国市場の売上が下振れ、為替の円安も逆風になった。

●ディスコ[6146]
3万3450円(△2450)
反発。20日に発表した22年4〜9月期連結決算が上振れ。22年4〜12月期予想でも売上高2066億円(前年同期比14.6%増)、純利益584億円(同28.3%増)と大幅増収増益を見込んでいることが好感された。パワー半導体向けの強い需要が継続。

●新家工業[7305]
1903円(△42)
連日で年初来高値を更新。割安・好業績で好利回り銘柄として物色が継続しているようだ。
2023年3月期の営業利益は44億円(前期比30.0%増)と1991年3月期(40億5300万円)以来、実に32年ぶりに過去最高益を更新する見通し。

71パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/24(月) 08:25:36
『10か月ぶり小浮動。米株安と底堅さ』

日経平均の日中値幅は116円。細かなことを調べるのが趣味な人がいるらしく、この日中値幅116円というのは21年12月24日(96円だった)以来という。なんと、10か月ぶりの水準となる。あの日は金曜日のクリスイブだったから、売買高も7億7700万株(本日は10億4400万株)と大納会に次ぐ低水準だった。本日はちょっと違うだろう、と思いたいところだが、市場ムードが何となく気乗り薄なのは似ているかもしれない。
それに、日経平均の日足チャートを見ると、今週の5日間は上下にヒゲが連発した。先週金曜日の大陽線の後に寄せ線が現れて、その後は上がっても下がっても実体の薄いコマ足ばかり。下値は底堅いけど、米国株の軟調が上値を抑える―そんなことが実情なのかもしれない。まぁ、下値は切り上がっているけど、果たしてそれに乗っていいのかどうか…なかなか迷ってしまう局面である。
来週は決算発表が幕開け。それがこの先の相場の方向を決めることは間違いない。それを待っていたのが今週の相場だったのかもしれない。最初の試金石は東京製鉄。ただ、いくら数字は良くてもなかなか評価してもらえない銘柄である。その後をひとつひとつ見ていこう。<10月21日記>


ダウ平均は748.97ドル高の31,082.56ドル、ナスダックは244.87ポイント高の10,859.71で取引を終了した。10年債利回りが2007年来の高水準を更新するなど長期金利の上昇を警戒し序盤は下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の伝達手段の一つとしても知られるウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBが11月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ptの利上げを行った後、利上げペース減速を協議する可能性を報じたため、12月FOMCでの利上げ幅縮小の思惑が強まり、金利が低下に転じるに伴い主要株価指数は上昇に転じた。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁の「より小幅な利上げを計画し始めるべき」との発言も手伝い、引けにかけて上げ幅を拡大して終了した。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、151円95銭まで上昇後、一時146円23銭まで反落し、147円27銭で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)が23年に政策金利を5%まで引き上げることを織り込み10年債利回りが15年ぶり高水準となるなど長期金利上昇に伴うドル買いが加速。その後、日本銀行が円安是正の介入を実施したとの報道で円の買戻しが加速した。加えて、ウォールストリート・ジャーナル紙が、FRBが11月連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げ後、利上げペース減速させる可能性などを報じ、さらに、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁も「より小幅な利上げを計画し始めるべき」と、発言しため長期金利が低下に転じドル売り戻しも加速した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の27110円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。米市場オープン前は26800円どころでの推移。
22時頃から上昇に転じ300円ほど上げるも、0時頃には上げた分の大半を吐き出す格好に。
そこから切り返し、高値を更新して引けました。27150円の高値引け。

72パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/25(火) 08:41:35
反発 利上げ鈍化観測

24日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、海運、非鉄、ゴム、機械、電機など17業種が上昇。不動産、陸運、小売、紙パルプ、食品など16業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発。ウォールストリート・ジャーナルが12月FOMCでの利上げペース鈍化を報じ、買い意欲が高まりました。
週明けの東京市場は日経平均が343円高でスタート。香港市場が崩れると東京も心理が悪化し、安値引けでした。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。三菱マテ、住友鉱山など非鉄株も買われました。半面、三井不動産、三菱地所など不動産株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
26974円90銭(△84円32銭=0.31%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1887.19(△5.21=0.28%)

●ナブテスコ[6268]
3055円(△65)
3営業日ぶりに反発。モルガン・スタンレーMUFG証券が当社株の投資判断を中立の「イコールウエート」から強気の「オーバーウエート」に格上げ、目標株価も3000円から3600円に引き上げたことが手掛かり。「業績は今後2年間堅調に推移」と。

●大東建託[1878]
1万3880円(▲370)
3営業日続落。21日に22年4月〜9月期の連結業績予想を増額修正したが、好材料出尽くしに。純利益は従来の350億円から360億円(前年同期比17.3%減)に上振れた。建設工事の進捗が想定よりも進んで従来予想を上回る見通しとなった。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
6140円(△1000)
怒涛の4日連続ストップ高。前週に配信開始した新作ゲーム「メメントモリ」の出足が好調なことに加え、21日にマッチングアプリ「恋庭」の月次データを公表したのも買いを誘ったもよう。恋庭の9月課金高は前月比2%増の1億4000万円だった。

73パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/25(火) 08:48:02
『400円高後はジリ貧。追随できぬ米株急伸』

13日の日中1500ドル高には及ばないが、朝方の安値から終値近くの高値まで900ドル以上の値上がりとなった21日の米ダウ平均。”FEDウォッチャー”として知られる著名記者による署名記事だから大いに有難いご託宣、ということらしい。「12月FOMCで利上げ幅縮小が議論される」との観測。内部からのリークでないとここまでは書けない。しかも、ブラックアウト期間に入ったから、FED高官は表立って反論できない絶妙なタイミングであった。では、リークした人の意図は何があったのか。株価が戻り始めたタイミングでこんな話をすれば、株価上昇に弾みがついてしまう事は明らか。「藪から蛇」になってしまうだろうに、といらぬ心配までしてしまう。1500ドル高の時よりもミステリアスな900ドル高であった。

だから、持続力はあるのか、と考えると、本日の後半尻すぼみになった日本株の方が冷静に見ているのかもしれない。うっかり一緒について行ってしまうと梯子を外されるかも、と考えたのか…情けないことに日経平均は安値引けとなってしまった。「放れた方につけ」と勇んでみたが、上ヒゲ陰線では乗り切れない。まだ膠着状態が継続中のようである。

WSJの記事に便乗した(根回ししていたかも?)わが当局の円買い再介入(本日朝方もあったらしい)、中国で習近平3期目就任、英保守党の党首選締め切り(今晩10時)など、いろいろな材料があって消化不良気味。それにしても、1時間足らずの間で4円以上も動いてしまう為替の方が躍動感があって面白そう、と思うのは本音である。<10月24日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は417.06ドル高の31499.62ドル、ナスダックは92.90ポイント高の10952.61で取引を終了した。国内経済が深刻な景気後退を回避できるとの期待感に寄り付き後、上昇。さらに、今週控えている主要ハイテク企業決算の順調な結果を期待した買いも加わり、終日堅調に推移した。また、連邦準備制度理事会(FRB)が今後、利上げペースを減速するとの思惑も根強く、引けにかけては上げ幅を一段と拡大し終了。

24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円23銭へ強含んだのち148円66銭まで下落し、148円98銭で引けた。9月シカゴ連銀全米活動指数が予想を上回りドル買いが優勢となったが、米10月製造業PMI速報値が予想外に活動の縮小に落ち込みFRBの利上げ減速見通しにドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円高の27145円。
ナイトセッションは、中盤までは27000円を挟んだ揉み合い。
米市場オープン直後は27100円どころで推移していたのが、一時はマイナス圏に転落する場面も。
すぐに切り返すと引けにかけては上げ幅を拡大しました。

74パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/26(水) 08:35:46
続伸 中国落ち着く

25日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、全業種が上昇。上昇率上位は、海運、ゴム、石油、電機、情報通信など。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。英国の政局がスナク後継で収束しつつあるうえ、ウクライナで停戦合意の可能性が指摘され、心理が好転しました。
東京市場は日経平均が139円高でスタート。前日弱かった香港が持ち直し、東京も買いが先行しました。個別銘柄では、郵船、商船三井など海運株がしっかり。決算が好感された日本電産も買われました。半面、セブン&アイ、ビックカメラなど小売株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27250円28銭(△275円38銭=1.02%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1907.14(△19.95=1.06%)

●円谷フィールズHD[2767]
2176円(△310)
1週間ぶりの年初来高値更新。東証プライム市場の上昇率首位。24日に22年4〜9月期連結業績を発表。同時に通期予想を上方修正し、好感された。営業利益は40億円から60億円(前期比74.2%増)に増額。コンテンツ&デジタル事業が伸びる。

●中外製薬[4519]
3396円(▲123)
5営業日続落。24日に2022年1〜9月期連結決算を発表。直近の7〜9月期に限ると営業利益968億8800万円(前年同期比20.7%減)と減益だったことを嫌気した。
血友病剤「へムライブラ」の初期出荷分に関するロイヤルティ収入が大幅減少した。

●プレシジョン・システム・サイエンス[7707]
563円(△80)
ストップ高。24日引け後、フェローテックHD[6890]とナノ磁性体を利用した生体物質測定の研究開発および製品販売を行う合弁会社を設立すると発表し、買い材料視された。今回の合弁事業は、当社が有する磁性体反応制御、PCR検査などに関する技術・製品と、フェローテックの磁性流体・ペルチェ素子などの技術を融合させ、生体物質測定分野でのより高度、精密なシステムの研究開発を行うのが目的。感染症はもとより、がん、アルツハイマーなど難易度の高い確定診断に活用できる技術確立を目指すとしている。

75パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/26(水) 08:41:00
『今月2度目の200日線乗せ。意欲も回復中』

日経平均は続伸して終値で2万7000円台乗せ。10月6日の戻り高値に対しザラバ高値、終値ともに届かず。ただ、200日線(2万7211円)は回復した。これで20日線回復は19日に次いで今月2回目。ただ、この200日線は少しずつ低下中であり、戻りのフシとして堅牢度も低下中ということ。10月6日には届かずに終わっておやから、結局は6日終値2万7311円を上抜かなければ相場が変わったとはいえないようである。
ただ、昨日は「内需を売って外需を買う」という跛行色が目立ったが、本日は内需でも強い銘柄があって業種別の騰落は海運から小売まで33業種がすべてプラス。幅広く買い戻し、ということか。プライム市場では74%の銘柄が値上がり。日経平均採用銘柄では200超がプラスだった。プライムの売買代金は2兆7990億円と、昨日比7.5%増。若干ながら意欲も回復中。

引け後に業績見通しの増額修正を発表したシマノ(海外比率90%)やエンプラス(同73%)のように、海外比率が高く円安の恩恵を受ける銘柄は収益状況がいい。その意味で、円安を手掛かりに外需企業を買うというここでの流れは間違っていない。ただ、半導体関連の主力銘柄となると、需給関係や先行き見通しなど相場要件はちょっと複雑。個別銘柄の選り分けはなかなか難しい。

大引け後に21日現在の信用残状況が明らかになったが、売り残の前週比増加トップ銘柄は神戸物産。その売り残高は前週比253万株増加の790万株。買い残が160万株に過ぎないから、貸借倍率0.2倍。確かに、月次はやや足踏みだが、ここまで売りが溜まってくると、どこかで一気に担がれることも考えておかなければ…。経営者だって手を拱いているわけではないだろう。<10月25日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は337.12ドル高の31836.74ドル、ナスダックは246.51ポイント高の11199.12で取引を終了した。予想を下回った住宅関連指標を受け景気後退懸念が強まり、寄り付き後、下落。その後発表された10月消費者信頼感指数も悪化したため長期金利が大幅に低下すると買いが強まり、上昇に転じた。金利低下に加えてドル安、さらに、決算への期待を受けてハイテク株も強く、相場全体を押し上げ、引けにかけて上げ幅を拡大し、終了。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円93銭から147円52銭まで下落し、147円93銭で引けた。米8月の住宅価格指数や10月リッチモンド連銀製造業指数、10月消費者信頼感指数が軒並み予想を下回る結果を受けて、FRBの利上げペース減速の思惑が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、2年債入札の低調な結果を受けて長期金利が下げ止まるとドル売りも一段落した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の27555円。
ナイトセッションは、序盤は弱含み。27200円を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上値を追う動き。午前1時頃に27500円台に乗せるとこの水準で推移し、そのまま引けました。

76パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/27(木) 08:28:36
続伸 内需株買われる

26日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、薬品、サービス、その他金融、精密、その他製品など21業種が上昇。海運、陸運、石油、鉄鋼、ゴムなど12業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。10年債利回り4.10%台に低下したうえ、コカコーラ、ゼネラルモーターズの決算が予想を上回り、強気ムードが続きました。
東京市場は日経平均が160円高でスタート。アジア市場も落ち着いた動きをみせ、東京も買いが先行しました。個別銘柄では、武田、アステラスなど薬品株がしっかり。NTT、KDDIなど通信株も強含みでした。半面、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27431円84銭(△181円56銭=0.67%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1918.21(△11.07=0.58%)

●シマノ[7309]
2万2690円(△1110)
3日続伸。25日に発表した22年1〜9月期連結決算が好調で22年12月期通期予想を再増額。好感された。通期の当期純利益は1284億円から1363億円(前期比17.6%増)に増額。欧米や中国等で自転車需要が底堅く、アジア通貨安も寄与する。

●大末建設[1814]
1217円(▲245)
急反落で東証プライムの下落率首位。25日に22年4〜月期と23年3月期通期の業績と配当の予想を下方修正し、嫌気された。通期の純利益は19億9000万円から10億2000万円(前期比43.8%減)に引き下げ。着工の遅れに加え、資材高騰も響く。

●バンク・オブ・イノベーション[4393]
1万320円(△3180)
新作ゲーム「メメントモリ」の配信開始・出足好調を背景に人気化し、前日まで5営業日連続のストップ高。本日は制限値幅の上限を拡大する措置が取られ、3営業日ぶりに売買成立。値幅取りを狙った売買が活発化し、高値1万2820円、安値8100円の荒い値動きとなった。売買代金は543億円とグロース市場でダントツ。26日午後零時、メメントモリのリリースから6日間のデータを公表。課金高は18億円、ダウンロード数は100万という。

77パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/27(木) 08:35:28
『ケガ用心の戻り新値。後場は失速』

日経平均は3日続伸。9月安値以降の戻り高値だった10月6日2万7311円(取引時間中の高値は2万7399円)を上抜いた。これで短期底入れ確認ということ。米国株は先週ダウ工業株30種、S&P500種と相次いで10月初旬の戻り高値を抜いていたが、遅れていたNASDAQ総合指数も25日に上抜いており、3指数ともに戻りを試す新しい展開に入っている。ようやく日経平均も、ということだが、TOPIXはまだ10月6日高値に届いていないし、日経平均も後場になって失速しているように、それほど勢いがあるわけではない。

この日の日足をみると、実体わずか21円の極小陽線。上値に150円近い幅での上ヒゲが立っており、形は褒められたものではない。いわば「上値に抵抗あり」という形である。それはそうだろう、採用225銘柄のうち上昇に寄与した10銘柄はソフトバンクG、エムスリー、テルモ、第一三共、リクルート、エーザイ、オリンパス、信越化学、中外薬、塩野義―の順。SBG、リクルート、信越化を除くと、ディフェンシブ系の銘柄ばかり。
(1)グロース・ハイテクがひと息入った、(2)全般に出遅れ循環が続いている…といった背景はあるにはあるが、さて、どんなグループがけん引してフシを払ったのかと考えると、これではちょっと寂しい限り。要は、買い方もまだ本気じゃない、ということか。ここで強気になって梯子を外されることを警戒して薬品株、ということでは、ちょっと用心し過ぎだろう。<10月26日記>


ダウ平均は2.37ドル高の31839.11ドル、ナスダックは228.12ポイント安の10970.99で取引を終了した。9月の卸売在庫の伸びの鈍化や新築住宅販売件数の減少を受け景気減速を懸念した売りに、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速見通しが強まり、長期金利がさらに低下したほか、クレジットカード会社、ビザ(V)の好決算を好感した買いが下値を支えダウは上昇に転じた。ナスダック総合指数は昨日引け後に発表された検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)やソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)の弱い決算に失望した売りに押され大幅安。

26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円35銭から146円23銭まで下落し、146円37銭で引けた。米9月新築住宅販売件数が8月から減少したほか前渡商品貿易赤字拡大で景気への見通しが悪化。さらに、カナダ中銀が金融政策決定会合で成長見通しを引き下げ予想外の小幅利上げを決定するハト派利上げを受け、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速懸念が強まり長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。米5年債入札も好調で米国債相場が続伸。長期金利の一段の低下でドル売りにさらに拍車をかけた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の27380円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値付近での小動き。
米市場がオープンすると上値を追い、27630円をつける場面も。
しかし午前1時頃から下落に転じ、上げた分を全部吐き出す展開に。
下値を売り叩く動きにはなりませんでしたが、再び日中終値付近での揉み合いとなり、日中比変わらずで引けました。

78パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/28(金) 08:30:18
反落 手掛かりなく買えず

27日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、電力ガス、石油、機械、薬品の5業種が上昇。銀行、海運、繊維、紙パルプ、その他金融など28業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまちでした。決算が嫌気されたアルファベット、マイクロソフトが大幅安し、ハイテク株は売られました。
東京市場は日経平均が24円安でスタート。強い売買材料がなく、じり安でした。個別銘柄では、みずほ、三菱UFJなど銀行株が軟調。郵船、商船三井など海運株も売られました。半面、INPEX、ENEOSなど原油株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27345円24銭(▲86円60銭=0.32%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1905.56(▲12.65=0.66%)

●キヤノン[7751]
3136円(▲208)
大幅続落。26日に22年12月期通期の純利益予想を下方修正し、嫌気された。同利益予想は2620億円から2500億円(同16.4%増)に減額した。本業は堅調だが、外貨建て借入金で為替差損が発生することなどが響く。本日の円高進行も売り材料。

●カプコン[9697]
4105円(△300)
株式分割考慮の実質で8月19日以来の上場来高値更新。26日に23年3月期通期予想を上方修正し、好感された。純利益は345億円から365億円(前期比12.1%増)に増額。6月発売の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が人気化。

●ANYCOLOR[5032]
1万2530円(△460)
一時は14%高の1万3790円まで買われ、上場来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が26日に投資判断「オーバーウエイト」、目標株価2万0600円で新規に調査を開始したのが買い材料視された。同証券アナリストは当社について、世界的なVTuberの人気拡大により、中期的に高い収益成長が続くと想定。2025年4月期の営業利益予想を363億円としているもよう。

79パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/28(金) 08:35:30
『4日ぶり反落。なお膠着状態』

ドル円は東証の大引け少し前に145円10銭台まで円高が加速。先週金曜日に152円手前まで伸びたところで介入があったから、1週間足らずで7円近い円高。この日は株式よりも為替市場の方が動きは激しかった。

日経平均は4日ぶり反落。この3日間で541円しか上がってないから、本日の86円安は定石の範囲内だろう。ただ、日経平均の膠着状態は相変わらずで、日中値幅(高値と安値の値ザヤ)は119円と、年初来最低を記録した先週金曜日(116円)に迫る小浮動となった。前場は3回ほど前日比プラスに顔を出す場面があったが、一番高いところでも前日比18円高だから、上値にはフタをされたも同然。円為替の反転高への警戒か、米国株の意外な強調ぶりに対する戸惑いなのか、終値だけを見ていると分からないような葛藤が市場にはあるようだ。

カナダ中央銀行の利上げ幅縮小が意外性とともに米FRBへの利上げベース鈍化への連想を呼んで米10年債金利が一時4%割れ。本来はグロース系銘柄への支援材料となるはずだが、IT大手の決算不調が相殺する結果となり、26日のNADAQは大幅な反落場面。このNASDAQ総合指数もまだ心許ない動きである。

大引け後に発表された信越化学の決算が素晴らしい。中間期の上振れ、通期見通しの増額修正。それも市場コンセンサスを大幅に上回るものだった。これで、配当見通しも修正されていれば文句がないのだが、それでも明日は見直されるだろう。<10月27日記>


米国株式市場はまちまち。ダウ平均は194.17ドル高の32033.28ドル、ナスダックは178.32ポイント安の10792.68で取引を終了した。7-9月期国内総生産(GDP)速報値で3四半期ぶりプラス成長に回復したためリセッション懸念が後退し、寄り付き後、上昇。重機メーカーのキャタピラー(CAT)など良好な主要企業決算を好感した買いや連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速期待も根強く、長期金利が低下したことも相場を支援、ダウは終日堅調に推移した。一方、昨日引け後に発表されたソーシャルネットワークプラットフォームを提供するフェイスブック(FB)運営のメタプラットフォームズ(META)の低調な決算を受けた株価の下落がナスダック総合指数を押し下げた。

27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円93銭まで上昇後、145円67銭まで反落し146円18銭で引けた。米7-9月期GDP速報値が3四半期ぶりのプラス成長に改善したほか、先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げを正当化するとの見方にドル買いが再開した。しかし、米7-9月期価格指数が予想以上に4-6月期から鈍化したほか、欧州中央銀行(ECB)のハト派的利上げを受けた欧州債相場の上昇に連れ、米国債相場も上昇。FRBの利上げ減速の思惑も根強く、長期金利低下に伴いドル買いが後退。しかし、低調な7年債入札を受けて金利が下げ止まると、ドルが底堅く推移した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円安の27075円。
ナイトセッションは軟調推移。序盤は日中終値付近での揉み合い。
23時過ぎから下落に転じ、時間が経過するごとに下げ幅を拡大する弱い動き。
米市場クローズ直後には安値26930円をつけました。引けにかけては少し戻し、27000円台は維持して引けました。

80パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/31(月) 10:09:39
続落 日銀は「維持」

28日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、自動車、サービス、陸運、ゴム、保険など10業種が上昇。海運、精密、鉱業、非鉄、電機など23業種が下落。
前日の米国株式市場は高安まちまち。決算が市場予想を下回ったメタプラットホームズが大幅安し、アップル、アマゾンなども連れ安しました。
東京市場は日経平均が248円安でスタート。日銀は金融政策の維持を決定しましたが、アジア市場が軟調に推移したこともあり、東京は売りが先行しました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど資源株が冴えず。決算が嫌気されたファナックも売られました。半面、NTT、KDDIなど通信株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27105円20銭(▲240円04銭=0.88%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1899.05(▲6.51=0.34%)

●三井松島HD[1518]
2370円(▲700)
ストップ安で引け、なお売り注文を残す。当社が資源大手グレンコアと運営するオーストラリアのリデル炭鉱について、鉱区を隣接地に広げる「鉱区延長」に係る環境許認可申請を、ニューサウスウェールズ州当局が否決したと発表し、嫌気された。

●イビデン[4062]
5090円(△560)
続伸。27日に22年4月〜9月期連結決算と通期予想の増額修正を発表し、好感された。通期の営業利益は670億円から730億円(前期比3.1%増)に増額。サーバー向け需要が順調に推移した。納入先のインテルの時間外での株価上昇も追い風。

●pluszero[5132]
本日、東証グロース市場に新規上場。終日買い気配が続き、売買が成立しなかった。人工知能(AI)とITを軸に各種テクノロジーを活用したソリューション提供事業を展開。第3世代AIの課題を克服する次世代の「第4世代AI」カンパニーを標榜。人気化しやすいAI関連のIPOであることに加え、2022年10月期に増収・黒字転換を見込んでおり、セカンダリー市場での値上がりに期待した買いが先行した。

81パナシア@仲田奈々愛好会:2022/10/31(月) 10:15:05
『上値重いが底堅い。十字線が出現』

日経平均は続落。27日の米国市場はダウ平均こそ小幅続伸したものの、S&PとNASDAQが続落。特に、決算発表を終えたGAFAMが総崩れといっていい株価の反応。「好感できる内容ではないが、まあまあ想定内の数字。それが、極端に売られている…」(みずほ証券・倉持マーケットストラテジスト)と首をかしげる状態。それでは、こちらも手が出るものではない。朝方から売り優勢で始まり、一時は2万7000円割れ。そこを下値に下げ渋るのだから、底堅いことは確か。しかし、その底堅さが相場の動きを縛っていることも確か。
プライム市場の売買代金は5兆7000億円台に膨らんだが、TOPIXの銘柄入れ替えに伴うリバランス商いが大引けにかけて執行されたため。それがあったこともディーラーの動きを制約したか。
膠着の極みといっていいのが、日経平均の寄り引け値幅。この日の寄り引け値幅は7円82銭。これは先週金曜日(17日)の9円23銭よりも少ない。この寄り引けの価格差はローソク足チャートの実体部分に相当する。つまり、日足は実体が極小な十字線になった。十字足は「転機」の象徴。さて、来週はちょっと変わってくるか…。<10月28日記>


ダウ平均は828.52ドル高の32,861.80ドル、ナスダックは309.78ポイント高の11,102.45で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の金利がピークに接近したとの見方などから買いが先行。銀行株の上昇や石油会社の決算が史上最高益を記録するなど好調で一段と相場を押し上げた。また、金利の上昇が一段落し大きく下落していたハイテク株にも押し目からの買い戻しが見られ、ナスダック総合指数も上昇に転じた。主要株価指数は終日堅調に推移し引けにかけては上げ幅を拡大して終了した。

28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円15銭から147円84銭まで上昇し、147円42銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたPCEコア価格指数の9月分が8月から伸びが拡大し3月来で最大の伸びを記録、インフレ期待として注視の米10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値も高止まりとなったため11月FOMCでの追加大幅利上げを正当化するとの見方に長期金利上昇に伴うドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比495円高の27505円。
ナイトセッションは強い動き。日中終値変わらずでスタートすると一貫して上値を追う値動きに。
21時30分の指標で多少上下に振れた以外は一晩中上げ続け、27530円の高値引けでした。

82パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/01(火) 08:33:54
反発 2万7500円を回復

 31日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電機、機械、海運、ゴム、その他製品など31業種が上昇。ガラス土石、石油の2業種が下落。
 前週末の米国株式市場は3指数とも上昇。9月個人消費支出PCEやミシガン大指数が市場予想を下回り、インフレ警戒感がやや後退したようです。
 週明けの東京市場は日経平均が299円高でスタート。終始買いが先行し、2万7500円の節目を突破。その後も高止まりしました。個別銘柄では、パナソニック、ソニーなど電機株がしっかり。商船三井、郵船など海運株も買われました。半面、TOTO、ガイシなどガラス土石の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27587円46銭(△482円26銭=1.78%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1929.43(△30.38=1.60%)

●キーエンス[6861]
5万6320円(△4610)
反発。28日に発表した22年4〜9月期決算が好調で23年3月期通期の配当予想を増額し、好感された。決算は純利益が1806億4100万円(前年同期比27.4%増)と過去最高。センサーや計測器の販売が伸びた。年間配当は100円増の300円に。

●アンリツ[6754]
1499円(▲120)
続落して5月26日に付けた年初来安値に迫る。28日に23年3月期通期予想を下方修正し、嫌気された。営業利益は190億円から175億円(前期比6.1%増)に引き下げた。主力の通信計測事業で原材料価格の高騰や世界的なインフレが重荷に。

●M&A総合研究所[9552]
7080円(△1000)
ストップ高まで買われ、上場来高値更新。28日引け後に2022年9月期決算を発表。営業利益は前々期比3.7倍の21億0300万円に拡大。今2023年9月期営業利益予想は前期比49.7%増の31億5000万円とアナリスト予想の平均28億円を上回る見通しを公表し、業績成長を評価した買いが先行した。今期もアドバイザー数を急拡大させつつ、成約単価・成約期間は現状を維持することにより、業績を伸長させる計画という。

83パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/01(火) 08:38:41
『10月は6.4%高。11月に期待』

10月相場の最終日。日経平均は反発して482円高となり、月間のパフォーマンスは1650円(6.36%)高となった。9月末安値から10月末高値。思いのほか長い月間足陽線となった。この上昇幅・率は2020年11月(3456円・15%高)以来の記録。米大統領選でのバイデン勝利を受けた米国株高の余波で急伸した月以来となる。もっとも、今月の米ダウ平均の成績は飛びぬけて良く、28日現在での月間上昇率は14.39%と、1976円1月(14.41%)以来の上昇率らしい。今晩の月末NY株が高ければ、この記録を抜いてしまうかもしれない。日経平均の6%ぐらいの上昇率では威張れたものではない。

2年前がそうだったように、11月相場は日米ともに株価上昇のジンクスがある。ダウ平均は2013年から20年まで8年間、日経平均も2012年から20年まで9年間、この11月に高かった記録が残っている。特に、近年は大統領選と中間選挙の年の月後半の上昇アノマリーが顕著。取引所再開以来まで記録を引き延ばしてみると、42勝31負(勝率57.5%)の勝率は中庸なものだから、むしろバブル崩壊以降に出来上がったジンクスとみていいだろう(95年から02年にかけて8年連続高という記録もある)。月間の推移も月末にかけてジリ高を辿るのが最近の基本パターン。目下、米国株を取り巻く環境は不透明だが、そこで大きな波乱さえなければ、今度は日本株が存在感を発揮し、年末高につなぐ、ということがあるかもしれない。

そのためには企業業績が拠りどころ。日立に続いてコマツが好決算を発表した。こうした地味な実力派銘柄がしっかりしてくれば、市場全体にも安心感が広がるはずだ。<10月31日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は128.85ドル安の32732.95ドル、ナスダックは114.31ポイント安の10988.14で取引を終了した。明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒した売りが先行し、寄り付き後、下落。月末の調整や利上げ減速期待を受けた買いにダウは一時プラス圏を回復したが、戻り売りに押され、再び下落した。長期金利の上昇でハイテクも弱く、主要株式指数は終日軟調に推移し終了。

10月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円44銭まで弱含んだのち148円85銭まで上昇し、148円71銭で引けた。予想を下回った米国経済指標を受けて一時ドル買いが後退したものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が明日から開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で0.75%利上げを実施することを織り込み長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの27550円。
ナイトセッションは小動き。27450〜27580円の狭いレンジで推移し、マイナス圏に位置する時間が長かったものの、終盤は買いがやや優勢となり、20円高の27570円で引けました。

84パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/02(水) 08:32:32
続伸 トヨタは売られる

1日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、卸売、鉄鋼、食品、空運、鉱業など21業種が上昇。金属、海運、電力ガス、自動車、建設など12業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。10年債利回りが一時4.11%台まで上昇したうえ、FOMCを控えた様子見ムードも重なり、売りが先行しました。
東京市場は日経平均が27円高でスタート。マイナス転落する場面もあったものの、後半は買われ、ほぼ一日の高値圏で引けました。個別銘柄では、日本製鉄、JFEなど鉄鋼株がしっかり。三井金属、三菱マテなど非鉄株も買われました。半面、中間決算が減益だったトヨタが冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27678円92銭(△91円46銭=0.33%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1938.50(△9.07=0.47%)

●JT[2914]
2698円(△234)
連日の新高値。10月31日に発表した22年1〜9月期決算(IFRS)が好調で22年12月期通期の業績・配当予想を上方修正し、好感された。通期の純利益は3610億円から4450億円(前期比31.5%増)、年間配当も150円から188円に引き上げた。

●トヨタ自動車[7203]
2019.5円(▲40)
午後1時25分の22年4〜9月期決算発表後に下げ幅拡大。純利益は1兆1710億円(前年同期比23.2%減)。円安効果はあったが半導体不足などで生産台数が伸び悩み、資材費の高騰も響く。23年3月期通期の利益予想を据え置き、失望された。

●SBIインシュアランスグループ[7326]
898円(△105)
一時はストップ高の943円まで上昇。10月31日引け後に発表した4-9月期の決算速報が買い材料視された。売上高は前年同期比9.3%増の478億9700万円、経常利益は同25.6%増の41億5400万円になったもよう。保有契約件数が堅調に増加したとしている。

85パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/02(水) 08:40:51
『先物にお朔日商い。高値引け』

ダウ平均の7日ぶり反落をはじめ米国株式は軟化して戻ってきたが、こちらは日経平均がプラスでスタート。その後、マイナス水準に沈む時間帯もあったが、先物への断続的な買い物に押し上げられて前引け高値。後場も水面上を維持してほぼ高値引け。「いつもの月初めの先物買い注文。終日買い物が続いたことから見ると、外国人買いも入っているのかもしれない」(ブライトンリサーチ・堀川さん)との観測も。香港、上海の中国株が急反発に転じ、グローベックス米国株先物夜間取引が反発地合いだったことも追い風。
ただ、先物は高いが、市場全般が強地合いだったかというと、そうでもない。プライム市場の個別株騰落をみると、値下がり銘柄が5割に近く、値上がり銘柄は46%ほどしかない。規模別でみると、小型より中型、中型より大型株が強かった。小型株の地合いはまだ温まっていない。

主力株でも、トヨタ自動車がガッカリの決算発表。通期見通しで売上高を増額修正したものの、利益は据え置き。午後の取引時間中に発表したことで、株価が急落した。7〜9月期下振れ着地の京セラ、通期減益見通しに修正した村田製作所など決算悪銘柄は大胆に売られていた。その意味では高安区々の地合いといっていい。
問題は、この先物買いがまだ続くのか、だが、「米FOMCや文化の日休日など先の日程がギクシャク。この日1日の動きと見ておくのが無難」(堀川さん)かもしれない。筆者も本日、兜神社にお参りしたが、お朔日参りはどこにでもあること。1日だけでは、地合いに大きな変化を起こすことはできそうにない。ウォール街にも「11月1日は高い」というアノマリーがあるそうだ。<11月1日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は79.75ドル安の32653.20ドル、ナスダックは97.30ポイント安の10890.85で取引を終了した。中国が経済封鎖を解除、ゼロ・コロナ政策を緩和するとの思惑で上昇したアジア、欧州市場の流れを継いだ買いに寄り付き後、上昇。その後、10月ISM製造業景況指数やJOLT求人件数などの経済指標が予想を上回ったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)開始にともない大幅追加利上げを織り込み長期金利が上昇に転じると警戒感が強まり、主要株式指数も下落に転じた。その後も軟調推移を続け、終了。

1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、147円00銭まで弱含んだのち148円35銭まで上昇し、148円19銭で引けた。欧州通貨に対してドルが売られたほか、中国ゼロコロナ政策緩和の思惑で安全通貨としてのドル買いが後退。金利低下に伴うドル売りが先行。その後、米10月製造業PMI改定値が予想外に上方修正されたほか、10月ISM製造業景況指数や9月JOLT求人件数などが予想を上回り米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速の思惑が緩和、また、連邦公開市場委員会(FOMC)開催で追加大幅利上げを織り込み長期金利が上昇に転じると再びドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の27590円。
ナイトセッションは、序盤は堅調推移。27700円台と、小高く推移しました。
しかし23時の指標を受けて米市場が下落に転じるとツレ安し、27500円まで下押ししました。
27500円を割り込むことはなく、そのまま小安い水準で揉み合って引けました。
昨日は日中といいナイトといい、FOMC待ちで様子見ムードといった按配です。

86パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/03(木) 10:33:04
まちまち FOMC待ち

 2日の東京市場はまちまち。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、鉄鋼、農林水産、石油石炭、食品など19業種が上昇。精密、サービス、化学、電力ガス、陸運など14業種が下落。
 前日の米国株式市場は3指数とも続落。FOMC前の手控えムードに加え、10月ISM製造業PMIが50.2と予想の50.0を上回り、引き締めへの警戒感が高まりました。
 東京市場は日経平均が116円安でスタート。休日とFOMCを控え、日経平均、TOPIXとも小動きでした。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が軟調。東電、東北電など電力株も売られました。半面、INPEX、出光など資源株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27663円39銭(▲15円53銭=0.06%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1940.46(△1.96=0.10%)

●住友化学[4005]
468円(▲26)
3月8日に付けた年初来安値を更新。1日に発表した22年4〜9月期連結決算が低調で23年3月期通期の利益予想を下方修正し、嫌気された。純利益は1250億円から1050億円(前期比35.2%減)に減額。原材料高や情報電子化学の出荷減が響く。

●三井物産[8031]
3579円(△100)
3連騰で6月9日以来の上場来高値更新。1日午後2時に23年3月期通期の利益と配当を上方修正。自己株買いも発表し、本日も好感買いが続く。純利益は従来の8000億円から9800億円(前期比7.1%増)に増額。NY市場でも資源株高が鮮明。

●マイクロ波化学[9227]
1358円(△67)
3週間ぶりに上場来高値更新。業績や値動きの良好さで直近のIPO銘柄を選別する流れに乗っているほか、1日にマイクロ波を用いたケミカルリサイクル技術の大型汎用実証設備を完成させたと発表したのも買いを誘ったもよう。今年度中にこの実証設備を本格稼働し、汎用樹脂を中心に実証試験を行う予定。2025年までに化学メーカーなどと共同で社会実装を目指すとしている。

87パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/03(木) 10:42:57
『指数は区々。FOMC待ち』

TOPIXとJPX400は3日続伸ながら日経平均が安く、株価3指数は区々。特に、今晩(日本時間3日午前3時)発表されるFOMCの政策決定と記者会見での議長発言、それらに対する株価の反応を見極めようとする気分から、後場は完全に見送り商状となった。
日経平均は15円安だから、ほとんど成果のない1日という感じだが、前場はそれでも動きにうねりがあった。安寄り後に押し目買いされ、少しずつ水準を切り上げて午前11時少し前には昨日のザラバ高値(2万7682円)を瞬間上抜く場面があったほど。日足をみると陽線になり、今週になって3日間は3陽連。それも緩やかに上昇を続ける75日線より上位置で終わっており、この3日間は75日線上を維持している。
上下にヒゲの長い十字足が出現した先週金曜日28日を転機に、明らかに上値指向の強い動きになってきた。心理的なフシとなる2万8000円台まで340円ほどだから、飛び休明けの金曜日には案外とアッサリ、ということも考えられなくはない。もっとも、それも今晩のNY次第である。

個別銘柄ではソニーGが殊勲賞。市場予想を上回る水準への通期見通し増額修正を好感して上放れ、一時は12%を上回る上昇率。1銘柄で24円、日経平均を押し上げていた。<11月2日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は505.44ドル安の32147.76ドル、ナスダックは366.05ポイント安の10524.80で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を警戒した売りに寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)はFOMCで市場の予想通り4会合連続で0.75%の利上げを決定すると同時に声明ではペース減速の可能性が示唆されたため長期金利が低下し、主要株式指数は一時急上昇した。その後、パウエル議長が会見でインフレ抑制の道のりが長く、最終的な金利も従来の予想を上回ると言及すると、利上げ継続を警戒した売りに拍車がかかり、大きく下落に転じ終了した。セクター別では、小売り、ソフトウェア・サービスが下落。

2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円68銭まで下落したのち147円97銭まで上昇し、147円92銭で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り4会合連続で0.75%の利上げを決定した。声明を受けて、今後の利上げ減速やピークに近づいたとの思惑に米国債相場が上昇し、金利低下に伴いドル売りが加速。しかし、その後の会見で、パウエル議長は、インフレ抑制の道のりはまだ長く、利上げ停止検討がかなり時期尚早と言及し、最終的な金利が従来想定されていた水準を上回るとしたため、当面利上げが継続するとの見方に来年の利上げ見通しが一段と強まり、長期金利が上昇に転じ、ドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比325円安の27315円。
ナイトセッションは大幅下落。序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると弱含み、FOMCの直前は27600円どころでの推移。
発表を受け、一瞬27750円をつけたものの垂直落下し、安値圏で引けました。

88パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/04(金) 08:27:50
米国株式市場は続落。ダウ平均は146.51ドル安の32001.25ドル、ナスダックは181.86ポイント安の10342.94で取引を終了した。週次失業保険申請件数が依然低水準で労働市場の健全性を証明したため金利高を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは押し目買いや一部企業の予想を上回った決算を好感した買いに一時プラス圏を回復したものの、FRBのタカ派姿勢を懸念した売りやハイテクの売りに押され上昇は限定的となった。さらに、雇用統計の発表を控えた警戒感に主要株式指数は引けにかけて下げ幅を拡大し、終了。

3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円45銭まで上昇後147円61銭まで反落し、148円26銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が市場予想を小幅下回り、引き続き歴史的にも低水準で推移したため米連邦準備制度理事会(FRB)が来年、政策金利を従来より高い5.2%近くまで引き上げることを織り込み、長期金利の上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、米10月ISM非製造業景況指数が予想を下回りパンデミックによる経済封鎖直後の低水準に悪化したためドル買いが一時後退したものの底堅く推移。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比385円安の27255円。
日本が休場の3日、225先物は小動き。ほとんどの時間帯は27300円を挟んだもみ合いでした。引けは昨日の朝とほぼ変わらぬ水準。

89パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/07(月) 08:18:18
日経続落 主力株冴えず

4日の東京市場は下落。TOPIX業種別騰落率は、空運、非鉄、卸売、銀行の4業種が上昇。ガラス土石、農林水産、精密、海運、金属など28業種が下落。鉱業は変わらず。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。FOMCで利上げ長期化が示唆されたうえ、雇用統計前とあって買えませんでした。
東京市場は日経平均が292円安でスタート。前日までの米国株の下げを織り込み、終始軟調でした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGなど主力株が下落。川崎汽船、郵船など海運株も売られました。半面、伊藤忠、三井物産など商社株がしっかり。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27199円74銭(▲463円65銭=1.68%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1915.40(▲25.06=1.29%)

●Zホールディングス[4689]
340円(▲56.2)
急落して20年4月以来の安値。2日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が不振で嫌気売りに押された。純利益は403億0700万円(前年同期比25.7%減)だった。デジタル広告を含むメディア事業の成長鈍化が響き、減益率が拡大した。

●大阪チタニウムテクノロジーズ[5726]
4545円(△695)
一時ストップ高で上値追い。2日に22年4月〜9月期連結決算の上振れ着地と23年3月期通期予想の増額を発表し、好感された。通期の営業利益は18億円から30億円(前期は19億1400万円の赤字)に修正。東邦チタニウム(5727)もツレ高。

●ジャパンワランティサポート[7386]
1811円(△112)
上場来高値更新。2日引け後に発表した2022年9月期決算が材料視された。営業利益は前期比14.5%増の5億5500万円となり、従来予想5億1200万円を上振れした。2023年9月期営業利益予想は前期比8.5%増の6億0300万円と連続最高益更新を見込む。住宅設備機器の延長保証サービスを展開。住宅メーカー、エンドユーザーともに同サービスのニーズが高まっており、今後ますますスタンダードなサービスとして定着すると想定しているという。

90パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/07(月) 08:25:54
「米国株に連動安。週末調整の日」

東京市場が「文化の日」休場だった2日間。米ダウ平均は合計651ドル値下がりしていた。それに対し、休み明け本日の日経平均の下落幅は633円(前場のザラ場安値での比較。大引けは463円安)だから、まぁ相応の下落幅というところか。休み前までの3日間が戻り高値圏で強かったから、この日の動きがどうにもガッカリだが、そういえば、10月28日も、10月21日も金曜日は「週末調整」っぽい動きだったから、最近のパターンはこんあものと考えればいいかも知れない。

ただ、アップルとアマゾンの「採用凍結」など頼りのIT大手から、いかにも不ザエなニュースが相次いでムードを暗くしているらしい米国株市場。その株価指数への直接的なインパクトも含め、先行きへの展開が見通しにくい。そのため、NADAQ総合指数は3日の終値が1万342ポイント。10月14日の安値1万321ポイントまで、あと20ポイントと迫ってきた。先週までで結局戻り切れなかったこの指数。今度はもう一段安を覚悟しなければいけないか。それに比べるとダウ平均はしごく順当な調整。3日の日足は十字線に近く、もしかすると今日は反発するかもしれない。NASDAQには目をつむって「悪いニュースはいいニュース」風な雰囲気が戻るようなら地合いも変化する。ま、それも無理な話か。

来週月曜日の7日は立冬。いよいよ冬の気候である。そして、この日は大安、万倍日。気学運勢暦には、なんと「変化日にして大動きする。波動につけ」とある。「大動き」に備えた本日の463円安であったのなら、分かりやすい。果たして…。<11月4日記>


ダウ平均は401.97ドル高の32,403.22ドル、ナスダックは132.31ポイント高の10,475.25で取引を終了した。中国当局の「ゼロコロナ」政策緩和期待を背景に大幅上昇でスタート。10月雇用統計では依然健全な労働市場が証明されたものの同時に失業率が上昇するなど一部弱まる兆候も見られた。また、連邦準備制度理事会(FRB)の一部高官の発言を受けて利上げ減速観測が再燃し長期金利が一時低下すると一段高に。ただ、その後、長期金利が再び上昇すると相場は失速。引けにかけては振れ幅の激しい展開となった。

4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、148円20銭まで上昇後146円56銭まで反落し、146円63銭で引けた。10月米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びとなったためドル買い優勢となった。その後、失業率が予想以上に上昇したほか、他の世論調査では雇用が減少、失業者数が増えたことがわかり強弱まちまちとの見方に加えて、ボストン連銀のコリンズ総裁やエバンス・シカゴ連銀総裁などの発言を受けFRBの利上げ減速の思惑も強まり長期金利も一時低下に転じたためドル売りが強まった。ただ、FRBの利上げは継続するとの見方が根強く下値も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円高の27505円。
ナイトセッションは堅調推移。雇用統計の前は27300円どころでの推移。
雇用統計を受けて一瞬日中終値付近まで押し戻されましたが、すぐに切り返し、27530円をつける場面も。
その後200円ほど押し戻されましたが、終盤に強含み、高値圏で引けました。
ただし、8時20分現在の気配およびCFDを見ると27400円どころなので、ナイト終値からはやや上げ幅を縮小して始まる見込みです。

91パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/08(火) 08:28:42
反発 米株堅調

7日の東京市場は上昇。TOPIX業種別騰落率は、鉄鋼、海運、金属、その他製品、精密など28業種が上昇。空運、繊維、電力ガス、銀行、薬品の5業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発。10月雇用統計は失業率が悪化した一方、非農業部門雇用者数が市場予想を上振れ。株価は上下に揉み合いましたが、シカゴ連銀総裁が利上げ停止に言及し、後半は買われました。
東京市場は日経平均が207円高でスタート。外部環境も邪魔をせず、前場は上値追い。後場も高値安定でした。個別銘柄では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクGなど主力株が強含み。川崎汽船、郵船など海運株も反発しました。半面、みずほ、第一生命など金融株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27527円64銭(△327円90銭=1.21%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1934.09(△18.69=0.98%)

●アイスタイル[3660]
559円(△80)
ストップ高で引け、なお買い注文を残す。4日に発表した22年7〜9月期連結決算が純利益1億0100万円(前年同期は5200万円の赤字)と好調だったことを評価した買いが増えた。実店舗事業が全体を牽引し、EC事業も2ケタ成長を維持した。

●帝人[3401]
1229円(▲126)
後場に急落して3月9日以来の新安値。昼休み時間中に22年4〜9月連結決算と23年3月期通期予想の減額修正を発表し、嫌気された。通期の営業利益は500億円から250億円(前期比43.4%減)、期末配当も27.5円から12.5円に減額した。

●Aiming[3911]
385円(△16)
5日続伸。4日引け後にLiTMUS(東京都港区)と共同開発した最新ゲーム「脱獄ごっこ PRO」の提供開始を11月17日に決定したと発表した。前週にはテレビアニメの完全新作RPG「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」の事前登録開始と、全世界165カ国を対象に同ゲームを同時期配信することを公表。新作の話題が相次ぎ、買いを誘ったもよう。

92パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/08(火) 08:35:21
『買い戻し一巡後も踏張る。関心は個別株へ』

「大動き」と騒ぐほどの上昇幅ではない。4日の下落幅463円に比べると327円高では買い戻しの域を出ず物足りない。5日線すら回復できずに終わって伸力を欠く動き―と、足りないところばかり気になるが、それでも、一応は3日ぶり反発。米国株高に追随する展開となった。ザラバ高値は後場寄り後の2万7578円。午前中で一杯になってしまって、後半はダレてしまうのではないかと思われたが、高値圏で踏張ったことは確か。それなりの意地は見せていたようである。

「ガツンと相場が変わるにはまだ環境が熟していない。上にせよ、下にせよ、いったん振れば相場にウネリもが戻るものだが、それには不透明感が強すぎる」(岩井コスの証券・有沢投資調査部長)の声が市場の多数派か。なら、日経平均でアレコレ語るより、上昇率10%以上が11銘柄も現れているピライム市場の個別株状況を見ることで、ここで何が大事かは自ずと分かるはず。しかし、「森より木」と言うは易く…なのである。
それにしても人気の基準がなかなか分かりにくい。同じように好材料が表面化しても、高をくくっていた銘柄がストップ高になり、コレナラと思った銘柄が下落率ランキング上位とは…。銘柄選別は案外と難しい。<11月7日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は423.78ドル高の32827.00ドル、ナスダックは89.26ポイント高の10564.52で取引を終了した。中間選挙を控え下院で共和党優勢の思惑で景気減速懸念が後退、さらに不透明感払しょく期待に寄り付き後、上昇。ドル高が一段落したことも支援しダウは終日堅調に推移。長期金利上昇でナスダック総合指数は朝方、伸び悩んだものの引けにかけ主要株式指数は上げ幅を拡大し、終了した。

7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円09銭まで下落後146円73銭まで上昇し、146円65銭で引けた。FRBの利上げ減速観測根強くさらに、対欧州通貨でのドル売りに押されたのち、長期金利の上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の27615円。
ナイトセッションは強含み。小安く始まったもののすぐにプラス圏に浮上。27600円を挟んだ揉み合いが午前3時過ぎまで続きました。
終盤に上値を追い、午前5時過ぎに高値27720円をつけました。が、引け間際に失速し上げ幅を縮小。

93パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/09(水) 08:40:27
続伸 2万8000円に近接

8日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、鉱業、保険、不動産、化学など30業種が上昇。空運、その他金融、陸運の3業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。今週は火曜の中間選挙、木曜に消費者物価指数の発表を控えていますが、週初から買いが先行しました。
東京市場は日経平均が191円高でスタート。終始強気でしたが、2万8000円に近接すると上値が重くなりました。個別銘柄では、商船三井、郵船など海運株がしっかり。第一生命、東京海上など保険株も買われました。半面、京急、JR東など電鉄株の一角が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27872円11銭(△344円47銭=1.25%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1957.56(△23.47=1.21%)

●ヤマハ発動機[7272]
3565円(△405)
上値追いで18年2月以来、約4年9カ月ぶりの高値。7日に発表した22年1〜9月期連結決算が好調で12月期通期予想を再上方修正し、好感された。純利益は1450億円から1630億円(前期比4.8%増)に増額。2輪車が堅調でマリンも伸びる。

●レノバ[9519]
2781円(▲419)
急反落。7日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が低調という見方から、個人などの見切り売りが増えた。純利益は48億2000万円(前年同期比33.4%減)。7〜9月期に限った同利益は1億8300万円と低水準で、通期予想は据え置いた。

●ポート[7047]
1035円(▲86)
急反落。就職活動やリフォームなどの分野でネットメディアを運営。7日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を発表した。だが、すでに10月26日に就職領域の好調を公表しており、これを好感して株価が大きく上昇していたため、いったん材料出尽くしとして売りが先行したもよう。営業利益予想を従来の12億円から14億5000万円(前期比2.4倍)に増額。第3四半期以降も就職領域の順調な業績拡大を見込む。

94パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/09(水) 08:52:06
『続伸。2万8000円意識の場面も』

日経平均は344円高と続伸。昨日と似たような値幅での上昇だが、プライム市場の売買代金が3兆3000億円台に膨らんだように相場の地合いはさらに好転しているように見える。プライム市場の値上がり銘柄数は78%に膨らみ、日経平均採用銘柄の86%がプラス。何よりもソフトバンクグループの株価が年初来高値更新へと買い進まれ、日経平均を押し上げたのが好印象。日経平均は前場高値2万7943円と2万8000円を意識する場面もあった。

11月8日の米国では議会上下院の中間選挙。共和党優勢が伝えられ、それをウォール街も歓迎するムードになっている模様。政権と議会の間で”ねじれ”が発生すれば、財政拡張的な政策が引っ込み、インフレ収束を見据えたFRBの金融政策にも好影響…との期待。果たして、そんなにうまくいくものか、どうか。いずれにしても明日の市場はこの話題に集中しそう。

こちらは相変わらずの決算プレイ相場。三信電気は上放れたものの、1か月半ぶりのフシどころに差し掛かって上値は伸びきれず(この銘柄にとってはここからが正念場となる)。味の素は反落こそしなかったものの、明らかに人気化以前の株価推移だった。
逆に、不思議なのは太陽誘電。大幅減額修正を発表してどうなることかと思ったが、安寄りした後すぐにプラス圏に浮上。結局は115円高。「すでに織り込み済み」とは、情報ベンダーの解説だが、そんなことで片付けてしまっていいものか。いづれにしても、株価位置と株価習性と織り込み度合いについては慎重に吟味した方がいい。<11月8日記>


米国株式市場は続伸。ダウ平均は333.83ドル高の33160.83ドル、ナスダックは51.68ポイント高の10616.20で取引を終了した。中間選挙で特に下院での共和党躍進でねじれ議会により、政府の過激な政策への傾斜が回避できるとの期待感が買い材料となり寄り付き後、上昇。さらに、ドル安や長期金利の低下が投資家の安心感に繋がり下値を支え終日堅調に推移した。

8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、146円45銭から145円31銭まで下落し、145円69銭で引けた。長期金利の低下でドル売りが優勢となったほか、安全資産としてのドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の27880円。
ナイトセッションは乱高下。小安く始まり、開始直後は少し売られましたがすぐに切り返し日中終値付近での揉み合いに。
日付けが替わる頃から上値を追い、28000円にタッチする場面も。
しかし午前3時過ぎに米市場が一時マイナス転落するとツレ安し、27750円まで下押ししました。
その後28000円手前まで値を戻しましたが、終盤に押し戻され、終わってみれば日中終値比10円安でした。
本日は午後に米中間選挙の大勢が判明する見通しですが、材料になるかどうか。

95パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/10(木) 09:30:15
反落 中間選挙にらみ

9日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、海運、紙パルプ、金属、化学、卸売など15業種が上昇。その他製品、鉱業、石油石炭、空運、陸運など18業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。中間選挙が共和党優位と伝わり、財政支出抑制による債券高・金利低下が連想され、10年債利回りが4.12%まで下落。株の追い風となりました。
東京市場は日経平均が12円高でスタート。ほどなくマイナス転落し、じわじわと売られました。個別銘柄では、INPEX、ENEOSなど原油株が軟調。決算が失望された任天堂も売られました。半面、住友商事、丸紅など商社株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27716円43銭(▲155円68銭=0.56%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1949.49(▲8.07=0.41%)

●ジャムコ[7408]
1501円(▲276)
4日ぶり反落。8日に23年3月期通期の利益を上方修正。株価は先読みして前日に年初来高値に買われており、本日は材料出尽くしで利益確定売りが増えた。当期純利益は8億7000万円から21億6000万円(前期比40億8000万円の赤字)に増額。

●ディスコ[6146]
3万8500円(△1800)
4連騰で21年1月15日以来の上場来高値更新。FRBによる利上げの到達点が見えつつあるという見方から外国人がリスク選好姿勢を取り戻し、当社を含む好業績の半導体関連に資金が還流。足元でパワー半導体向け製造装置の受注が伸びている。

●サンウェルズ[9229]
7660円(△1000)
上場来高値。パーキンソン病専門の老人ホーム「PDハウス」を展開。8日引け後に発表した2023年3月期上期決算の大幅増収増益が好感された。営業利益は前年同期比3.5倍の4億9200万円に拡大。既存施設、新規開設施設ともに稼働率が順調に推移し、計画を上回る着地となった。通期予想は据え置き。

96パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/10(木) 09:42:25
『2万8000円手前で一息。個別株は上昇優勢』

2万8000円回復には尚、早し。朝方、寄り直後の高値が2万7926円と昨日のザラ場高値(2万7943円)まで届かずに止まってしまったあたりに、上値への抵抗感が感じられる。こういうものは一気に取りに行かないといけない。下手をすると拗れてしまうものである。利食い売り優勢とか、為替が円高、CPI控えとか、あれこれ理由を探せば切りがない。8日の米国株が上昇の勢いを維持したのに比べて冷静な日本株。なんとも解せない展開だった。

ただ、指数は弱いがプライム市場の個別株騰落は880対865と上昇銘柄が優勢。佳境を迎えている決算発表を手掛かりに中小型株への物色意欲が極めて旺盛で、足して引いてみるとプラス銘柄が多いという状況だ。決算数字の相場的読み込みはなかなか難解で、上昇銘柄が多いから企業業績も上振れ、というわけでは決してないところがミソ。指数と個別株騰落の“ねじれ”は現在の日本株が置かれた状況の厳しさを表しているのかもしれない。明日も384、11日には648銘柄の発表が予定されている。

米国政治もどうやら政権と議会との“ねじれ”が戻ってくるらしい。よその国の議会選挙に日本の市場が一喜一憂というのも不思議な光景だが、これはこれで年末高へ向けた瀬踏みということらしいから、ご同慶の至りである。明日10日は米10月CPI発表。ユーフォリアが覚めないか、ちょっと心配ではある。<11月9日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は646.89ドル安の32513.94ドル、ナスダックは263.02ポイント安の10353.18で取引を終了した。中間選挙で下院での共和党勝利の勢いが期待された程ではなく依然不透明感が続き、景気減速への懸念も強まり失望感から売られ、寄り付き後、下落。さらに、10日に発表予定の10月消費者物価指数(CPI)を警戒した売りも強まり、終日軟調に推移した。引けにかけて主要暗号資産取引所の破綻リスク上昇で金融市場への影響を警戒した売りが加速し下げ幅を拡大。

9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、145円80銭から146円80銭まで上昇し、146円55銭で引けた。重要なインフレ指標である10月消費者物価指数(CPI)発表控えた警戒感や低調な10年債入札結果を受けた長期金利上昇に伴いドル買いが再燃した。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の27520円。
ナイトセッションは軟調推移。中盤までは日中終値を挟んだ値動き。
0時過ぎには27780円をつける場面もありましたが、すぐに日中終値付近まで押し戻され、終盤は下げ幅を拡大しました。安値圏で引け。

97パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/11(金) 08:30:32
続落 日本は材料難

10日の東京市場は続落。TOPIX業種別騰落率は、紙パルプ、食品、銀行、建設、電力ガスなど10業種が上昇。ゴム、石油、自動車、鉄鋼、鉱業など23業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも4日ぶりに反落。上院選ジョージア州の接戦で政局の不透明感が高まったうえ、消費者物価指数の発表を控えた様子見ムードもあり、買えませんでした。
東京市場は日経平均が257円安でスタート。材料がなく、終始底這いでした。個別銘柄では、トヨタ、ホンダなど自動車株が軟調。日本製鉄、JFEなど鉄鋼株も売られました。半面、みずほ、三菱UFJなど銀行株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27446円10銭(▲270円33銭=0.98%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1936.66(▲12.83=0.66%)

●ベネッセコーポレーション[9783]
1971円(▲227)
急反落で6月14日以来の本年安値。9日に22年4〜9月期連結決算発表と合わせて23年3月期通期予想を下方修正し、嫌気された。当期純利益は135億円から115億円(前期比11倍)に減額。野村証券は評価を「買い」から「中立」に引き下げ。

●石油資源開発[1662]
4190円(△165)
午後に買われ15年5月以来の高値。午後2時に23年3月期通期予想を上方修正。配当も引き上げ、好感された。当期純利益は400億円から530億円(前期は309億8800万円の赤字)、年間配当も220円から300円に増額。配当利回りは7%超に。

●サイバー・バズ[7069]
1850円(△297)
年初来高値更新。一時はストップ高となる1953円まで上昇。9日引け後に2023年9月期営業利益が前期比2.8倍の4億円に拡大する見通しを示し、買い材料視された。アナリスト予想の平均2億8000万円を大きく上回る見通しとなり、ポジティブサプライズと捉えられたもよう。SMM(ソーシャルメディアマーケティング)事業でSNS広告の需要増やインフルエンサーサービスの伸長による売上高の増加を見込む。事業拡大のための人件費や、WithLIVE社の子会社化に伴うのれん償却費の増加を吸収し、利益も拡大する計画。

98パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/11(金) 08:40:08
米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は1201.43ドル高の33715.37ドル、ナスダックは760.97ポイント高の11114.15で取引を終了した。10月消費者物価指数(CPI)が予想以上に伸びが鈍化したため金利先高観が後退し、投資家心理改善で寄り付き後、上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの思惑も強まり長期金利が大幅低下したためハイテク株の買戻しも加速した。また、ドル安が国内企業の収益回復に繋がるとの期待も強まり相場を一段を押し上げ、引けにかけ主要株式指数は上げ幅を拡大し終了。

10日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円00銭から140円21銭まで下落し、140円96銭で引けた。米10月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化しインフレがピークに達したとの見方が強まった。また、先週分新規失業保険申請件数が前回から予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速観測が強まり、長期金利の大幅低下に伴いドル売りが加速。一部FRB高官も利上げ減速を示唆したことも支援し、一段のドル安となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比545円高の27975円。
ナイトセッションは大幅高。序盤は小安い水準での揉み合い。27400円を挟んだ値動きで、CPI待ちといった様相。
発表を受けて27800円前後まで急上昇。以降は揉み合いながらジリ高となり、27970円の高値引け。ミニも27975円で高値引け。
本日はSQ算出日。現在の気配とCFDを見ると28000円をやや上回っており、28000円の攻防といった様相。
昨日、11月限のコールを売った向きは軽く死ねますなあ・・・。

99パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/14(月) 08:29:15
反発 CPI下振れで日米株高

11日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、電機、サービス、化学、ゴム、精密など25業種が上昇。空運、農林水産、食品、陸運、銀行など8業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも大幅反発。消費者物価指数が市場予想を下回り、金融引き締めペースの鈍化が連想されたのか、ダウは3.7%、SP500は5.5%、ナスダックは7.3%の急伸でした。
東京市場は日経平均が422円高でスタート。じりじりと上値を追い、終値で9月13日以来2か月ぶりに2万8000円台を回復しました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が強い動き。DHCの買収が伝わったオリックスも買われました。半面、JAL、ANAなど空運株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28263円57銭(△817円47銭=2.98%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1977.76(△41.10=2.12%)

●レーザーテック[6920]
2万7210円(△3760)
大活況で5連騰。1月4日に付けた上場来高値3万6090円から10月3日の直近安値1万4320円までの下げ幅に対する半値戻しを達成。米フィラデルフィア半導体指数(SOX)の急騰に加え、国内での次世代半導体量産への期待感も手掛かりに。

●トリドールHD[3397]
2611円(▲207)
後場に下げ幅拡大。午後1時10分に22年4〜9月期連結決算(IFRS)と同時に23年3月期通期予想の上方修正を発表したが、市場予想を30%ほど下回る水準だったため失望された。通期純利益は13億円から40億円(前期比55.5%減)に増額。

●アライドアーキテクツ[6081]
1248円(△207)
約5年ぶりの水準に浮上。10日引け後に発表した2022年12月期業績予想の上方修正が好感された。営業利益予想を従来の8億5000万円から10億2000万円(前期比31.8%増)に増額。もともと連続最高益見通しだったのをさらに上乗せした格好。コロナ禍をきっかけとしたマーケティングDXの需要増が追い風になり、海外SaaS事業がけん引する堅調な推移が続いているという。

100パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/14(月) 08:33:58
ダウ平均は32.49ドル高の33,747.86ドル、ナスダックは209.19ポイント高の11,323.33で取引を終了した。中国のコロナ規制緩和を好感し寄り付きから買いが先行。一方、11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことや、暗号資産取引所FTXが国内で破産法適用申請を明らかにし同資産市場が下落したことが警戒され一時下落に転じた。ただ、利上げペース減速の思惑が根強く、金利先高観の後退でハイテク株の続伸が市場を支え、ダウ平均は再び上昇。また、ドル安による企業の収益改善を期待する買いも根強く、主要株価指数は引けにかけ一段高となり終了した。

11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、139円45銭から138円47銭まで下落し、138円54銭で引けた。米11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想以上に低下し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速観測が一段と強まりドル売りが優勢となった。同時に、FRBがインフレ期待として注目している同指数の中長期期待インフレ率速報値が予想外に上昇ことがドルの下値を支えた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円安の28120円。
ナイトセッションは弱もちあい。基本的には28000〜28200円のレンジで推移。
28000円を割り込む場面も見られましたが、その水準では買いが入り、レンジの中間で引けました。

101パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/15(火) 08:14:03
反落 SBG崩れる

14日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、化学、ガラス土石の2業種が上昇。倉庫、情報通信、紙パルプ、非鉄、空運など31業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも続伸。FTX破綻を受けて暗号資産は売られましたが、ハイテク株は買われました。
東京市場は日経平均が14円安でスタート。指数寄与の大きいソフトバンクGが決算を受けて急落し、日経も下げ幅を拡大。安値引けしました。個別銘柄では、KDDI、NTTなど通信株が軟調。東京エレク、レーザーテックなど半導体株も売られました。半面、旭化成、信越化学など化学株の一角が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27963円47銭(▲300円10銭=1.06%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1956.90(▲20.86=1.05%)

●オリンパス[7733]
2758.5円(▲334.5)
大幅反落。11日に23年3月期通期の営業利益予想を下方修正し、嫌気された。2310億円から2120億円に減額。生物顕微鏡等を手がける科学事業の売却益を計上して純利益は増えるが、原材料価格の上昇や費用の増加などで本業は苦戦している。

●アシックス[7936]
2887円(△385)
3連騰で8月18日以来の本年高値。11日に22年12月期通期予想を8月に続き再び上方修正。好感された。純利益は180億円から210億円(前期比2.2倍)に増額。為替前提は1米ドル=125円を132円、1ユーロも132円から138円に変更。

●イーディーピー[7794]
2万2370円(△4000)
上場来高値更新。11日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を発表。8月に続き2度目の上方修正となり、業績拡大を評価した買いが広がった。人工ダイヤモンド宝石(LGD)の原料である種結晶を製造販売。営業利益予想を前回の9億4000万円から13億6500万円(前期比2.6倍)に大きく引き上げた。LGD市場の拡大が続き、新規のLGD製造企業も世界各地で誕生。旺盛な需要に応えるべく、生産技術の改善に取り組んだ結果、大幅に生産量が拡大して売上高が増加した。

102パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/15(火) 08:24:08
『アッサリ300円安。しばし戸惑い』

日経平均は300円安。前週金曜日に久々2万8000円台を回復した直後とはいえ、ちょっと下落幅が大きすぎないか。それに大引けでは2万8000円台も割り込んでしまった。米株先物夜間もマイナスだったが、下げは極めて小幅。アジア株も台湾加権、ハンセン指数は高い。日本株が過剰に反応しているのは、何が原因か。やはり為替か。10日のCPI発表前には146円だったドル円が13日には138円台前半まで一気に円高が進んでしまった。この落差に戸惑った国内投資家も多いのだろう。「円安効果」を織り込もうとしていた相場の前提が崩れてしまうかも。

例えば、この日大引け後に23年3月期通期業績見通しを発表したフォスター電機。通期営業利益見通しは従来の5億円から20億円へと4倍に増額したが、その要因の一つは為替の前提見直し。下半期のドル円は従来の1ドル125円から145円に見直している。1週間前なら、なんてことない見直しだが、いまや再見直しが必要になるか…と思うほど水準が変わってしまった。
これでは、ハイテクの上値は買いにくい。一方では、円安デメリットの内需系も積極的に手を出すほどの水準ではない。となると、ハイテクの上値が重く、内需の下値も十分に固まらない…と、行き場が見つからない状況に陥ったのがこの日の市況。見送ったというよりも売りと買いが交錯したのが実情。だから、プライムの売買代金は4兆円近くを保っていた。

米11日はベテランズデーで債券市場が休場だった。3連休を前にファンド勢がポジション整理を行った可能性があり、株式も為替も過剰な反応が起こった、との見方があるらしい。仮に過剰反応だったとすれば、連休明けの本日は反動現象も。何事もなければ、やはり強い、という平凡な結論になる。なら、もう一回、押し目買いか。<11月14日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は211.16ドル安の33536,70ドル、ナスダックは127.11ポイント安の11196.22で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事のタカ派発言を受けた金利上昇を警戒し、寄り付き後、下落。その後、ブレイナード副議長が利上げ減速が間もなく適切となるとの見通しを示すと警戒感も緩和し、上昇に転じた。しかし、戻り高値からは長期金利上昇を嫌気した売り圧力が強く、終盤にかけ再び大きく下落し、終了。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円74銭まで上昇後、139円65銭まで下落し、139円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利上げの道のりは長いとタカ派発言したことやNY連銀の期待インフレ率の上昇で利上げの継続を織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、ブレイナード副議長が間もなく利上げペース減速が適切となると言及すると金利が伸び悩みドル買いはやや後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の27955円。
ナイトセッションは、終盤まで堅調推移。
ジリ高歩調となり、0時過ぎには高値28160円をつける場面も。
その後も28100円どころで推移していましたが、米市場が最終盤に急失速すると225もツレ安。
上げた分を全部吐き出して引けました。

103パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/16(水) 09:57:05
反発も上値重い

15日の東京市場は反発。TOPIX業種別騰落率は、非鉄、鉄鋼、銀行、海運、紙パルプなど24業種が上昇。サービス、鉱業、食品、電力ガス、機械など9業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。ブレイナードFRB副議長が利上げペースの鈍化を示唆し、買われる場面はあったものの、騰勢は続きませんでした。
東京市場は日経平均が23円安でスタート。一時は2万8000円台を回復しましたが、尻すぼみでした。個別銘柄では、JFE、DOWAなど鉄鋼・非鉄株がしっかり。みずほ、三井住友FGなど銀行株も買われました。半面、東電、関電など電力株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27990円17銭(△26円70銭=0.10%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1964.22(△7.32=0.37%)

●新田ゼラチン[4977]
1081円(△150)
ストップ高で終了。14日に23年3月期通期の業績・配当予想を増額し、好感された。純利益は9億円から14億円(前期比92.7%増)に。北米やインドでカプセル用ゼラチンが伸び日本でもグミキャンディーが堅調。期末配当も2円増やし16円。

●リクルートHD[6098]
4573円(▲327)
3日ぶりに反落。14日に発表した22年4〜9月期連結決算(IFRS)が伸び悩み、失望売りが増えた。純利益は1687億4500万円(前年同期比2.8%増)で増益率が4〜6月期(8.5%)から縮小。米求人検索サイト事業などの成長鈍化が懸念された。

●バルテス[4442]
2776円(△270)
年初来高値更新。14日引け後に2023年3月期業績予想の上方修正を公表。8月に続く2度目の上方修正となり、業績拡大を好感した買いが広がった。ソフトウェアテスト事業を展開。営業利益予想を前回の8億0100万円から9億6200万円(前期比68.8%増)に増額。上期(4〜9月)売上高が好調に推移し、下期(10〜3月)も同様に旺盛な需要に支えられて好調を維持する見通しという。人材採用や職場環境整備などの成長投資によるコスト増を計画するが、売上高の増加で吸収できる見込み。

104パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/16(水) 10:05:33
『売り買い交錯し小浮動。Lテックは7連騰』

レーザーテックがついに7連騰となった。もともと続伸することの多い銘柄。4〜5日の続伸はよくあったが、7連騰は今年初めて。では、いつ以来の記録かというと、昨年8月23日から8月31日まで7連騰した時以来のこと。この時には3週間ほどの間でざっと1万円、株価が上昇した。今回はこの7日間でざっと8000円、38%の値上がり。いったい何があって…と聞くのは野暮かもしれない。こういった習性のある銘柄と心得ておけばいい。明日も高かったら、昨年5月24日から6月4日まで10連騰以来の記録となる。話題の少なかった本日の相場。興味のない人にはまったく面白くもない話かもしれないが、ま、賑やかしのネタとして、見守りたい。今晩の米NASDAQも強そうだから、とにかく頑張って。

日経平均はわずか26円高。日中値幅も135円と小さい。レーザーテックの7連騰に対し、三越伊勢丹は7日続落となった。それぞれグループを代表する銘柄の明暗。これも市場人気の在りようを象徴するのかもしれない。明日は大引け後にJNTOから10月インバウンドの発表がある。それなりに材料的なインパクトがあるのではないかと思っているが、それでもダメなら早めのコロナ第8波被害が発生することになるだろう。昨日に続いて売られる銘柄と買われる銘柄が交錯しているのだろう、プライム市場の売買代金は3兆1000億円と高水準を維持していた。<11月15日記> 


米国株式市場は反発。ダウ平均は56.22ドル高の33592.92ドル、ナスダックは162.19ポイント高の11358.41で取引を終了した。良好な小売決算を好感した買いやインフレ指標の改善を受けた連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ減速を期待した買いに、寄り付き後、大きく上昇。金利の低下で特にハイテク株の買いがけん引し相場をさらに押し上げた。その後、AP通信が情報局幹部の話として、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)メンバーであるポーランドに着弾し犠牲者がでたと報じたため地政学的リスク上昇を警戒した売りに、ダウは一時下落に転落。その後、国務省のパテル報道官が事実をまだ確認できないとしたため買いが再燃し、主要株式指数はプラス圏で終了した。

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は140円74銭まで上昇後、139円65銭まで下落し、139円89銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利上げの道のりは長いとタカ派発言したことやNY連銀の期待インフレ率の上昇で利上げの継続を織り込む長期金利上昇に伴いドル買いが優勢となった。その後、ブレイナード副議長が間もなく利上げペース減速が適切となると言及すると金利が伸び悩みドル買いはやや後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の27985円。
ナイトセッションは、序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。21時頃から上昇に転じ、一時は28210円をつける場面も。
その後も堅調に推移していましたが、午前3時過ぎに地政学リスクを嫌気した売りを浴び300円ほど垂直落下。
終盤は少し戻し、小幅安で引けました。

105パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/17(木) 07:58:08
まちまち 売り一巡後は戻す

16日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、鉱業、卸売、倉庫、その他製品、情報通信など18業種が上昇。保険、精密、ゴム、証券、空運など15業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反発しました。先週の消費者物価指数(CPI)に続き、生産者物価指数(PPI)も予想を下回り、プラス圏でスタート。ロシアのミサイルがNATO加盟のポーランドに着弾し死者が出たと伝わり、一時は売られましたが、後半は再度買い直されました。
東京市場は日経平均が30円高でスタート。序盤は軟調でしたが、売り一巡後は戻り歩調となりました。個別銘柄では、INPEX、石油資源など原油株がしっかり。伊藤忠、丸紅など商社株も買われました。半面、第一生命、MS&ADなど保険株が弱含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28028円30銭(△38円13銭=0.14%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1963.29(▲0.93=0.05%)

●ソシオネクスト[6526]
6830円(△390)
3連騰で連日の最高値更新。米金利の低下を受けた世界的なハイテク株見直しの動きが波及。米バークシャ・ハザウェイによるTSMC投資も刺激に。13日付で当社株の判断を「バイ」としてカバレッジを始めた野村証券は目標株価を8900円に設定。

●第一生命HD[8750]
2346円(▲88)
反落。T&Dや東京海上など他の保険株も安い。15日発表の10月の米卸売物価指数の伸び率が市場予想を下回り、インフレのピークアウトが意識されて米長期金利が低下。一時3.75%と1カ月ぶりの水準を付け、資金運用環境の悪化が懸念された。

●マイクロ波化学[9227]
2147円(△400)
上場来高値。この日午前11時、大株主でもある三井化学[4183]とマイクロ波を用いた炭素繊維製造用実証設備供給に関する契約を締結すると発表し、買い材料視された。当社と三井化学は炭素繊維製造技術の確立を目指して2018年から共同開発を進めており、今回、三井化学名古屋工場に実証設備を導入することに合意。当社は炭素繊維焼成ラインの機器一式を設計・製造する。対価として総額7億6800万円を収受する。

106パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/17(木) 08:03:42
『指数は区々。局所に熱気』

レーザーテックはさすがに反落。寄り付き直後に高値2万9645円と3万円に迫る場面があったものの、「ポーランド・ミサイル着弾」で全面安となった地合いには抗せず、いったんは大きく売り込まれた。その後はプラス水準へと切り返したり、再びマイナス水準に入ったり高値圏で浮沈の繰り返し。そのため、売買代金は6121億円と大きく膨らむ結果に。個別銘柄の売買代金では任天堂が2016年7月20日に記録した7323億円が過去最大。それに比べると少ないが、この日のプライム市場での代金ランキング第2位のソフトバンクグループに比べると約3倍。ダントツの商いとなっている。11日現在の信用取引残高を見ると、売り残203万株、買い残119万株と完全に株不足状態。売り方締め上げの動きが折に触れて表面化するだろう。

レーザーテックを除くと、主力株の中では特筆すべき動きがなかったのは昨日と同様。プライム市場での上昇率ランキング首位が三陽商会、というのがそんな地合いを象徴しているようだ。昼休み中に50万株、7億円の自社株取得枠設定を発表したことで人気化。引け値は151円(13.4%)高となった。同社の発行株式数は1262万株だから、7億円の自己株式取得を発表しただけで時価総額が19億円余り膨らんだことになる。なかなか効果的なリリースといっていい。
もっとも、10月の中間決算発表の際に、通期見通しの増額修正(黒字転換)、期末配当金の増額(40円から50円へ)を発表しており、人気が復活しやすい銘柄ではある。引け値で弾いた配当利回りは3.9%とまだ悪くない水準だ。この日の売買高は中間決算発表時以来の高水準に膨らんだ。決算発表シーズンが終わって市場全体に「決算プレイ」の手掛かりがなくなってしまったが、その熱気の余韻がまだ残っているようではある。

日経平均は38円高と小幅続伸。TOPIXは小反落。指数は区々。NASDAQ高でハイテク株が買い物を集めて始まったが、その人気が持続しない銘柄が多かった。<11月16日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は39.09ドル安の33553.83ドル、ナスダックは174.75ポイント安の11183.66で取引を終了した。デイスカウント小売りのターゲット(TGT)が業績予想を下方修正したため警戒感から売られ、寄り付き後、下落。一方で、10月小売売上高は予想を上回ったためソフトランディングへの期待感が強まり、下支えとなった。終盤にかけては、FRBのウォラー理事のタカ派発言を受けて金利先高観が強まりハイテクが大きく売られ、相場を押し下げ終了。

16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、140円03銭まで上昇後、139円05銭まで下落し、139円54銭で引けた。米10月小売売上高が予想以上の伸びとなったため、ドル買いが優勢となった。その後、米10月鉱工業生産が予想外のマイナスとなったほか、11月NAHB住宅市場指数が予想以上に低下したためドル売りに転じた。ウォラーFRB理事のタカ派発言を受けて下値も限定的となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の27920円。
ナイトセッションは、序盤は小高く推移。しかし米市場がオープンするとマイナス転落。
28000円を割り込みましたが下値を売り叩く雰囲気にはならず、27900円台で揉み合って引けました。

107パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/18(金) 09:26:04
小動き 半導体株売られる

17日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、陸運、空運、不動産、その他金融、農林水産など22業種が上昇。非鉄、鉱業、電機、卸売、鉄鋼など11業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも反落しました。決算が嫌気された小売大手ターゲットが13%安。メーシーズ、ベストバイなど他の小売株にも売りが波及しました。
東京市場は日経平均が76円安でスタート。断続的に売られ、2万8000円を割り込んで終えました。個別銘柄では、東京エレク、アドバンテストなど半導体株が冴えず。JFE、神戸鋼など鉄鋼株も売られました。半面、JR東、京急など電鉄株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27930円57銭(▲97円73銭=0.35%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1966.28(△2.99=0.15%)

●ローム[6963]
1万0610円(▲420)
続落。米株安を受け半導体関連が軒並み安となったほか、日本産業パートナーズによる東芝の買収プランに当社も参画しており、投資額が最大で3000億円規模と参加企業で最大級となることが報じられた。財務負担の重さが懸念された面もある。

●日本郵政[6178]
1049円(△22)
3連騰で新高値。21年3月以来およそ1年8カ月ぶり高値に。株価の割安感に着目した買いが続き売買代金は5日連続で1000億円超。5%近い配当利回りや0.3倍台のPBR等が魅力で米欧など海外景気の影響が相対的に小さい点が買い安心感誘う。

●アミタHD[2195]
1021円(△150)
前日に続くストップ高。廃棄物の減量・リサイクルなどを展開。15日引け後にグループ会社Codo?Advisoryが三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険と業務提携契約を結んだと発表。これを材料視した買いが継続した。顧客企業の脱炭素移行に向けた戦略立案や戦略評価を支援する包括的かつ実効性のあるサービス提供を2022年度内に開始する予定としている。

108パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/18(金) 09:29:58
『97円高。煮詰まる?戸惑う…』

日経平均は97円安。昨日、一昨日に比べると前日比の変動幅は大きくなった。ただ、日中の高安119円、寄付き・大引けの実体値幅が21円と、一日の動きとしては極端な煮詰まり商状となってしまった。
米国株が軟調。それもマイクロンの減産声明を手掛かりにハイテク株が弱かったことから東京でもここ人気のハイテクが売り優勢に。特にレーザーテックが昨日から波乱含みとなっていることも痛かった。売買代金上位の主力銘柄にはマイナスが多く。日経平均もマイナスだが、奇妙なことにTOPIXはプラス。プライム全体で見ても値上がり銘柄が7割に近く、個別株レベルでは安いような雰囲気ではない。

指標と地合いにギャップがあるうえ、物色の流れも「ハイテク売り・内需買い」の様相を呈し、参加者には戸惑い感を与える結果となった。レーザーテックが下落率ランキング第3位に顔を出す一方、上昇率ランキングにはシンクロフード、エアトリ、ギフト、ハブ、ビジョン、三越伊勢丹、寿スピリッツなどインバウンド・リオープン関連が賑やかに顔を並べていた。昨日の10月訪日外国人客数発表への反応というよりもハイテク売りの単純な反動現象と見ていいのだろうが、腰を上げようとしていた人に動揺を与えたことだろう。
プライムの売買代金は3兆円を割って2兆8000億円台。レーザーテックの回転が止まったことも大きいようだ。レーザーテックは売り返済が27万株。「いったんは踏み上げもピークを迎えたか?」という声も出ていた。

日経平均は5日線を5日ぶりで割り込んだ。ちょうど先週木曜日と同じ推移。翌金曜日は800円幅での反発を見せていた。9月30日以降、金曜日の星取りは2勝5負となっているが、11月11日と10月14日は800円幅でのプラス。上に向くときは大きな幅が出る傾向。明日は同じ展開となるかどうか。<11月17日記>


米国株式市場は続落。ダウ平均は7.51ドル安の33546.32ドル、ナスダックは38.70ポイント安の11144.96で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。失業保険申請件数も減少し労働市場の強さを証明、利上げを後押しする結果を受けて一段安となった。その後、押し目買いや、予想を上回った一部企業決算を好感した買いが下支えとなり、終盤にかけては下げ幅を縮小し終了。

17日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円80銭まで弱含んだのち、140円74銭まで上昇し、140円18銭で引けた。米11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想以上に落ち込んだため一時ドル売りが優勢となった。ただ、ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策はまだ、十分な引き締め水準にない」とし、さらなる利上げが必要と主張し、最低でも政策金利を5%‐5.25%、最悪7%の可能性にも言及したため金利上昇に伴うドル買いが加速。さらに、米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の強さがあらたに証明されたほか、10月住宅着工件数も予想を上回り利上げを正当化する結果となったこともドル買いを支援。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の27965円。
ナイトセッションは、小高く始まった後はジリ安商状。
23時頃には27800円を割り込む場面もありました。その後は切り返し、小幅安で引け。

109パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/21(月) 10:02:15
まちまち 週末で動けず

18日の東京市場は小幅まちまち。TOPIX業種別騰落率は、保険、薬品、電力、繊維、食品など20業種が上昇。海運、サービス、精密、空運、陸運など13業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続落。セントルイス連銀ブラード総裁がさらなる利上げを示唆し、意欲が削がれました。
東京市場は日経平均が79円高でスタート。週末とあって強い売買材料はなく、終始小動きでした。個別銘柄では、東京エレク、レーザーテックなど半導体株が軟調。川崎汽船、商船三井など海運株も売られました。半面、三井住友FG、東京海上など金融株が強含み。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27899円77銭(▲30円80銭=0.11%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1967.03(△0.75=0.04%)

●メドピア[6095]
1802円(▲133)
6日ぶり反落。14日に23年9月期について営業利益15億円(前期比41.0%増)という大幅増益予想を公表。17日までの5連騰で合計561円(40.8%)も上昇して短期ピッチの速さが警戒された。本日は利益確定や戻り待ちの売りに押された。

●ミクニ[7247]
381円(△80)
ストップ高で引け、なお買い物を残す。17日にインドの二輪車メーカーのBajaj Auto(BAL)社から燃料噴射システムを受注して10月から生産を始めたと発表、材料視された。BALは同国二輪市場4位のメーカーで年間に約200万台を生産する。

●リボミック[4591]
188円(△26)
一時はストップ高212円まで上昇。17日引け後、16日に開催した決算説明会での質疑応答を公表。来期の赤字幅縮小を目指す方針や、開発品の加齢黄斑変性治療剤としての開発状況に関するコメントが示され、買い材料視された。

110パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/21(月) 10:06:34
『指数は小浮動。個別買い続く』

取引開始前に総務省が発表した10月CPI(消費者物価指数)。生鮮食品除く総合が前年比3.6%上昇と、前月実績(3.0%)を大きく上回って40年8か月ぶりの高い伸びを記録した。食料の値上げが響いて…ということらしいが、この「40年8か月ぶり」の惹句ひとり歩きしそう。米国を追って日本でもインフレムードに火がつくか…なんて考えたが、専門家によると、どうやら来月には早くもピークアウト感が出てくるらしい。
比較対象となる21年10月の上昇率は0.1%に過ぎなかった(9月は0.2%。その前は9か月連続でマイナスだった)。21年11月は06%と、その発射台が高くなるので来月の数字はマイルドに―ということ。新聞の見出しに踊らされないように気をつけたい。
日米では、水準そのものが違うし、ガソリンに加えて電力・ガス補助金と、わが政府の手当てが厚いため、物価高が表面化しにくいことも確か。もっとも、わが日銀へのプレッシャーはさらに強まりそう。黒田さん、本日も国会で苦しい答弁だったようである。「だから、米長期金利が低下しても、わが邦銀株には買い目がある」と某ストラテジストの囁き。ネタはどこにでも転がっている。

さて、本日も小幅なもちあい。それも、日経平均が安くてTOPIXが高いという分かりにくい市況。プライム市場の54%が高いのだから、地合いは弱くない。TOPIXは2日続伸だが、それを構成している規模別指数のうち小型株指数は4日続伸と極めてしっかりした展開。レーザーテックとソフトバンクグループが軟調では主力株の規制も上がりようがない。決算発表シーズンが終わったため、ますます分かりにくくなったが、個別の好業績株・好材料含み株を丹念に拾っていく動きが潜在しているのだろう。プライムの新値株を見ると新高値が80(昨日56)、新安値が6(同8)と強地合いに戻っているようである。来週は感謝祭の週。年末高への期待が前倒しに盛り上がるかどうか。そろそろ、ではないか。<11月18日記>


ダウ平均は199.37ドル高の33,745.69ドル、ナスダックは1.1ポイント高の11,146.06で取引を終了した。予想を上回った小売企業の決算を好感し、寄り付き後上昇。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁のタカ派発言を受けて長期金利が一段と上昇すると、金利高を警戒した売りに押され上げ幅を縮小。一方、景気減速の際に強いディフェンシブ株の買いが根強く、さらに、来週に感謝祭の連休を控えた買い戻しも強まり、プラス圏で終了。

18日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円69銭へ弱含んだのち、140円42銭まで上昇し、140円38銭で取引終了。米10月景気先行指数は予想外に悪化したためドル売りが優勢となったのち、米10月中古住宅販売件数が予想を小幅上回ったほか、ボストン連銀のコリンズ総裁がインフレが鈍化している明確な証拠なく、75BPの利上げも依然選択肢としたほか、いくつかのデータがFRBの更なる行動が必要になることを示唆しているとの発言を受け、長期金利上昇に伴うドル買いが強まった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比85円高の27965円。
ナイトセッションはおおむね堅調。ほとんどの時間を27900円台で推移。小動きでした。

111パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/22(火) 09:57:40
小幅高 上値は重い

21日の東京市場は小幅高。TOPIX業種別騰落率は、海運、卸売、鉄鋼、繊維、電力ガスなど24業種が上昇。鉱業、その他製品、紙パルプ、保険、情報通信など9業種が下落。
前週末の米国株式市場は3指数とも反発しました。地区連銀総裁のタカ派発言で売られる場面があったものの、米露対話再開の兆しが伝わり、後半は戻しました。
週明けの東京市場は日経平均が83円高でスタート。今週は日本と米国の祝日を挟むため、積極的に上値を追えませんでした。個別銘柄では、川崎汽船、商船三井など海運株がしっかり。伊藤忠、丸紅など商社株も買われました。半面、INPEX、ENEOSなど資源株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
27944円79銭(△45円02銭=0.16%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1972.57(△5.54=0.28%)

●丸紅[8002]
1494.5円(△30.5)
3月28日以来の上場来高値。三菱商など他の総合商社4社も高い。米投資会社バークシャー・ハザウェイが5社の株式を買い増したことが関東財務局に提出された変更報告書で判明。材料視された。丸紅の保有比率は6.75%(従来は5.06%)に。

●SOMPOホールディングス[8630]
5631円(▲491)
大幅反落。18日に発表した22年4〜9月期連結決算が不振で通期予想を大きく下方修正し、嫌気売りが増えた。通期の純利益は従来予想の1600億円から800億円(前期比64.4%減)に減額。自然災害等の影響で発生保険金が上振れしている。

●Waqoo[4937]
1036円(△150)
ストップ高。基礎化粧品のファブレスメーカー。18日引け後、湘南美容クリニックなどを展開するSBCメディカルグループ(神奈川県横浜市)と業務提携契約を締結し、新たな事業を開始すると発表したのが材料視された。両社はすでに業務提携を行い、化粧品分野の多角化や医薬品などの商品企画・開発領域への拡充を図っている。今回は第2弾として、再生医療領域や美容医療領域に重点を置いた事業展開の取り組みを開始する。

112パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/22(火) 10:02:18
『陰の極かも。小浮動・薄商い』

みんなが注目している日経平均ボラティリティ・インデックス(日経VI)がついに年初来最低水準となった。本日の17.57は21年9月1日17.16以来の低水準。「先物。オプション価格から投資家が日経平均の将来の変動をどのようにみているかを示した指数」だが、一般的に「恐怖指数」と言われるように下落相場への警戒感を示すと見られている。

ザックリと、日経Viの上昇は日経平均の下落を意味し、その逆も真だから、先行きはVIが上昇して日経平均が下がると想定するのが普通だろう。もちろん、この平穏な状態がずっとと続くと考える温厚な人もいるかもしれないが、相場の世界はそうでないのが常態。プライム市場の売買代金は1か月ぶり低水準。日経平均は3日連続で5日線割れ・2万8000円割れ…という状況だから、ま、ここは「陰の極」みたいな状況なのかもしれない。

もちろん、このまま株価がドンドン下がってしまうということではなく、いったん下に降って今より安い株価水準から仕切り直しになる、という想定ができないか。個別株が頑張っているのはいいのだが、この、指数の膠着があまり長引くのは先へ行ってよくないだろう、と思った次第である。引け後のTDネットにも明日の手掛かりになりそうな材料はあまりない。明日も相場の柱はないかも。

明日は小雪。だんだん寒くなる。気学運勢暦には「寄り付きから売り方針のこと」と物騒なことが書いてあった。<11月21日記>


米国株式市場は反落。ダウ平均は45.41ドル安の33700.28ドル、ナスダックは121.55ポイント安の11024.51で取引を終了した。新型コロナ感染急拡大で中国各地で都市封鎖が再開されたため世界経済への影響を懸念し売られ、寄り付き後、下落。連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派姿勢を弱めておらず積極的な利上げを継続する断固とした姿勢を背景とした金利先高観に特にハイテクが売られ、相場の重しとなった。その後、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が行き過ぎた利上げに慎重な姿勢を見せたため下げ幅を縮小し終了。

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円32銭まで下落後。142円25銭まで上昇し、142円11銭で引けた。米10月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のマイナスに落ち込み金利低下に伴うドル売りが優勢となった。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが継続するとの根強い見方にドル買いが再燃。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の28045円。
ナイトセッションは、序盤は軟調推移。小安く推移していましたが、米市場がオープンすると日中終値を挟んだ揉み合いに。
0時頃から上値を追い、押し戻される場面はありましたがプラス圏で引けました。

113パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/23(水) 08:20:44
続伸 2万8000円回復

22日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、非鉄のみ下落。上昇率上位は電力ガス、保険、銀行、薬品、卸売など。
前日の米国株式市場は3指数とも反落。東京市場は日経平均が115円高でスタート。祭日前とあって上値は追えなかったものの、終始買いが先行し、2万8000円台で推移しました。個別銘柄では、電気料金値上げの動きが伝わり、東電、関電などが上昇。伊藤忠、三井物産など商社株も買われました。半面、住友鉱山、三井金属など非鉄株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28115円74銭(△170円95銭=0.61%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
1994.75(△22.18=1.12%)

●クロスキャット[2307]
1658円(△242)
9月16日以来の本年高値。18日に23年3月期末配当で創立50周年記念配当12円を実施すると発表し好感された流れが継続。好業績や右肩上がりの株価動向が見直されている。今期の営業利益は11億5000万円(前期比3.6%増)と最高益見通し。

●KPPグループHD[9274]
977円(▲40)
続落。14日に23年3月期業績予想を増額。純利益は75億円から150億円(前期比2.0倍)に倍増させ、その後の株価は上値を追い18日には1067円の最高値を示現。修正前比で32%も上昇したため、21日からは短期利益確定売りが増えている。

●坪田ラボ[4890]
1299円(△160)
上場来高値。一時は2日連続でのストップ高となる1439円をつけた。近視やドライアイなどの新たな治療法を開発。AGC[5201]と共同で特許登録したのが21日に判明し、買い材料視されたもよう。内容は、特定の波長域の光を透過し、当該特定の波長域以外の光の透過率が低い波長選択透過性のガラスに関するもの。

114パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/23(水) 08:28:57
『TOPIX主導でほぼ全面高』

明日は「勤労感謝の日」で休場。その前日だから、せいぜい薄商いで小動き(場合によって軟調)だろうと高をくくっていたが、意外な強張り・活況の日だった。日経平均は2万8000円回復・5日線回復と凡庸な動きだったが、TOPIXは11月11日の高値を抜いて上放れ、ついでに9月13日の戻り高値も抜いて約3か月ぶりの水準まで顔を出すほどの急伸。日経平均の上昇率0.6%に対しTOPIXのそれは1.2%だから、2指数の強弱はくっきり。プライム市場での値上がり銘柄数は8割に近く、ほぼ全面高といわれてもおかしくない状況だった。

はて、なぜ、それほどに強いのか。そこのところがなかなか難しい。為替がやや円安、ヘッジファンドが買った、あるいは売り方の買い戻し…など理由はいくつか上げられるが、どうもしっくりは来ない。「昨日が陰の極だった」とのテクニカルな要因が大きいのかもしれない。日経VIはさらに下がって17.15(昨日比0.42マイナス)まで低下した。逆に言うと、この先VIが上がった時が怖いのだが、少なくともこの日はTOPIX主導での上げということで、なんとなく安心して見ていられたことは確か。ハイテク、ローテク含めて主力株がそろって値を上げていた。TOPIXの次の目標値は8月17日の2006.99。ここからの距離はそれほどない。<11月22日記>


22日のNY市場は上昇。ダウ平均は397.82ドル高の34098.10ドル、ナスダックは149.90ポイント高の11174.41で取引を終了した。一部小売り決算が予想外に好調で買われ、寄り付き後、上昇。さらに、原油高に連れ、エネルギーセクターが強く、一段と相場を押し上げた。また、長期金利の低下やドル安も買い材料となり、終日堅調に推移し終了。セクター別では、半導体・同製造装置、エネルギーが上昇した一方、商業・専門サービスが下落した。

22日のニューヨーク外為市場でドル・円は141円53銭まで上昇後、141円15銭まで反落し、141円20銭で引けた。クリーブランド連銀のメスター総裁が「FRBは物価安定を最優先課題とする」と発言、根強いFRBの追加利上げ観測に伴うドル買いが一時強まったもののその後発表された米11月リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回り長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の28345円。
ナイトセッションは、小安く始まり、序盤は日中終値を挟んだ揉み合い。
米市場がオープンすると上値を追い、28200円での値動きに。
終盤は一段高となり、高値引けでした。

115パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/24(木) 10:11:44
米国株式市場は続伸。ダウ平均は95.96ドル高の34194.06ドル、ナスダックは110.91ポイント高の11285.32で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想以上に増え、11月製造業PMI速報値が予想外に活動縮小域に悪化したため長期金利が低下、これに伴う買いに、寄り付き後、上昇。その後、感謝祭祭日を控えた手仕舞い売りにダウは一時下落に転じた。しかし、午後に連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の中で参加者による利上げ減速支持が明らかになり、金利先高観の後退でハイテク主導で再び買われた。主要株式指数はプラス圏で終了。

23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、141円35銭から139円17銭まで下落し、139円54銭で引けた。米週次分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したほか、米11月製造業PMI速報値が予想外に50を割り込み活動の縮小に落ち込んだため景気後退懸念が強まった。さらにミシガン大学1年期待インフレ率確報値も予想外に低下し、長期金利低下に伴うドル売りが加速。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でほとんとのメンバーが利上げ減速を支持したとの内容を受け、12月会合の大幅利上げ観測も後退しさらなるドル売りに拍車をかけた。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比225円高の28345円。
23日の225先物はこう着商状。日中から23時頃までは28300円台後半でほとんど動かず。
米市場がオープンするとややレンジを広げましたが、終わってみれば前日と同水準。

116パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/25(金) 08:16:13
TOPIX 2000P回復

24日の東京市場は続伸。TOPIX業種別騰落率は、海運、卸売、銀行、保険、その他金融など30業種が上昇。石油石炭、ゴム、自動車の3業種が下落。
前日の米国株式市場は3指数とも続伸。11月FOMC議事要旨でメンバーの大半が利上げ幅縮小を示唆し、10年債利回りは3.69%に低下。後半は強気ムードとなりました。
東京市場は日経平均が258円高でスタート。終始買いが先行し、TOPIXは今年1月以来の2000ポイントを回復しました。個別銘柄では、みずほ、三井住友FGなど銀行株がしっかり。郵船、商船三井など海運株も買われました。半面、SUBARU、トヨタなど自動車株が冴えず。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28383円09銭(△267円35銭=0.95%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2018.80(△24.05=1.21%)

●サイバーエージェント[4751]
1294円(△84)
商いを膨らませて大幅高。開催中のサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で、23日に日本代表が強豪国のドイツに初めて勝利し、試合を中継するインターネットテレビ「ABEMA」の今後の利用者が増加するとの思惑から買いが増加した。

●ファーストリテイリング[9983]
8万0570円(▲860)
逆行安で5日続落。日本国内と並んでおもな営業基盤である中国で新型コロナの感染がさらに拡大していることが警戒された。同国本土で23日に確認された新規感染者数は3万1444人と、データが比較できる2020年4月以降では最多になった。

●イーディーピー[7794]
2万7030円(△1530)
2営業日ぶりに上場来高値更新。人工ダイヤモンド宝石(LGD)の原料である種結晶を製造販売。22日引け後、昨年11月から建設を進めていた新工場(大阪府・島工場)の稼働を開始したことを公表。すでに今期業績予想に織り込み済みの事象だが、生産能力の拡大による売上高の増加に改めて期待した買いを呼び込んだもよう。

117パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/25(金) 08:23:42
『TOPIX、年初の高値に接近』

日経平均、TOPIXともに続伸したが、TOPIXの動きがとても良くなってきた。この日は1.2%上昇して2000ポイントを回復。8月17日に記録した2006ポイントの戻り高値を上抜いてきた。1月12日2019ポイント以来の水準。年初来高値は1月5日の2039ポイントだから、本日の勢い(24ポイント高)を持続できれば、あと一息だ。市場関係者によると、買いの主体は外国人。米国株の落ち着きや為替の円安一巡から日本株が買いやすくなってきたという。

TOPIXを構成している「大型」「中型」「小型」の規模別指数のうち小型株指数は総合指数を上回る7日続伸を記録しており、こちらは昨年11月24日以来の水準だ。ちょうど1年ぶり、ということ。バリュー系を中心に、出遅れて内容がしっかりしている銘柄が幅広く買われている。そのため、11日に110まで拡大したプライム市場の新高値銘柄数はこの日164まで膨らんだ。参加者が増えていることをも意味しているだろう。明らかに、需給関係は好転しつつあるようだ。
日経平均はまだ9月13日以来の水準だから、ここへきてTOPIXにずい分と水を開けられてしまった。この地合い下、寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループがもたついているのだから、これはこれでやむを得ない。

今晩の米国市場は感謝祭でお休み。25日は短縮取引。そしてブラックフライデーだ。<11月24日記>


24日のNY市場はサンクスギビング・デー(感謝祭)のため休場。
24日のニューヨーク市場は、米国が「感謝祭」の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続いた。ドル・円は下げ渋り。138円10銭まで下げた後、日米金利差のさらなる拡大を想定したドル買いが観測された。138円56銭まで買われており、138円55銭で取引終了。

ナイトセッションの引けは日中終値比10円高の28380円。
値幅90円の狭いレンジで推移しました。特筆すべきことはありません。

118パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/28(月) 08:36:36
TOPIXは6日ぶり反落

25日の東京市場は下落。日経平均は4営業日、TOPIXは6営業日ぶりにそれぞれ反落。TOPIX業種別騰落率はゴム、電機、医薬品、鉄鋼など13業種が下落。電気・ガス、鉱業、保険、その他金融、銀行、空運など20業種が上昇。
前日の米国株式市場が感謝祭の祝日で休場だったため、外国人の売買が少なく商いは低調。メーンの買い主体が不在だったことで大型株には下落するものが目立ちました。一方で個人主体の中小型株物色は継続しました。マザーズ指数は続伸して一時4月以来となる800ポイントを回復しました。個別銘柄では、東京エレクや三菱商、塩野義が軟調で電通G、東邦チタ、Sansanも下落。半面、東電HDなど電力株が軒並み高。レーザーテック、郵船はともに4日続伸。

Market Data
--------------------------------------------
【日経平均】
28283円03銭(▲100円06銭=0.35%)
--------------------------------------------
【TOPIX】
2018.00(▲0.80=0.04%)

●電通グループ[4324]
4430円(▲125)
3日ぶりに反落。東京地検特捜部と公正取引委員会が本日午前に当社などへ家宅捜査に入ったことが嫌気された。東京五輪・パラリンピックのテスト大会関連事業の入札で受注調整をしていた疑念が強まったとして、独禁法違反の疑いが持たれる。

●富山第一銀行[7184]
504円(△80)
ストップ高で引け、買い注文を残す。元お笑い芸人で著名個人投資家の井村俊哉氏が大株主として当社株を保有していることが明らかになり、思惑買いが膨らんだ。本日提出された四半期報告書で判明。低PBRの他の地銀株も連想買いで軒並み高。

●Birdman[7063]
3440円(△295)
年初来高値更新。11月14日に第1四半期(7〜9月)決算を発表。これに関して株主や投資家から受けた問い合わせや感想、それらに対する回答をまとめたQ&Aをきのう24日引け後に公表しており、買い材料視されたようだ。通期業績予想の達成を最低限の目標とし、業績上振れを目指して事業を推進すると説明しており、好感されたもよう。株式分割など投資の利便性に関わる施策について言及したのも思惑を誘ったもよう。

119パナシア@仲田奈々愛好会:2022/11/28(月) 08:41:29
『小型株8連騰。商いは急減』

日経平均は4営業日ぶり、TOPIXは6営業日ぶりで反落となった。それも極めて小幅なマイナスであり、ほんの小休止、といった印象だ。

主力株の一服に対し、小型株指数は続伸。11月15日以来の8日続伸となった。プライム市場全体で見ても値上がり銘柄数が1018と5割を超しており、個別株レベルではプラスの銘柄の方が多い。小型株の連騰記録には3月14日から25日にかけて9連騰という記録があり、週明けはそこへの挑戦が焦点になる。

「このところの指数上昇に寄与した外国人買いが米国の感謝祭休暇で止まったからマイナスになった」(ブライトンリサーチ・堀川さん)が多数派の見方。確かに、プライム市場の売買代金は前日比3割近く減少しており、エネルギー面では米国休場による参加者不足という影響がはっきり出ているようである。とはいえ、個別銘柄レベルで値下がり銘柄が少ないのは、外国人以外、というか国内勢もそれなりに参戦し始めていることを意味していないか。特に、小型株の強さを見ると、個人投資家の意欲が高まりつつあるようにも思われる。11月第2週の主体別売買動向ではまだつかめないが、来週木曜日に発表されるデータがちょっと楽しみだ。<11月25日記>


ダウ平均は152.97ドル高の34,347.03ドル、ナスダックは58.96ポイント安の11,226.36で取引を終了した。感謝祭祭日後のブラックフライデーでの年末商戦入りへの期待感から買いが先行。株式や債券市場は短縮取引となり調整も見られたが、季節的な要因などから年末に向けた買いも目立ち相場を押し上げた。一方で、ハイテク株は携帯端末アップル(AAPL)の下落が重石となったほか、根強い金利先高観から売りが優勢となり、ナスダック総合指数は下落で終了した。

25日のニューヨーク外為市場でドル・円は139円58銭まで上昇後、139円02銭まで下落し、139円09銭で引けた。米国株式市場や債券市場が短縮取引で動意薄い中、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となったのち、株式相場の回復に連れ安全通貨としてのドル買いが後退。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の28340円。
ナイトセッションは強含み。値幅90円の小幅なレンジで推移。プラス圏にいる時間が長かったので、「弱くはない」という印象です。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板