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チアイベント黒ポロ情報67
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黒ポロさんが“撮禁”に漏らしていた苦労 「チア撮影ってなんて面倒くさいの…」
「海外のカメラマンさんが時に社会的な発言をするでしょ。あれと同じなんですけどね」
彼が“チア撮影”に関わる契機は、2011年3月に起きた東日本大震災と原発事故だった。
「私自身人生が変わったという思いがありまして。で、何かをしなくてはと思い立って、事故から4カ月ほど経った頃、明治公園から代々木公園まで練り歩くチアパレードに初めて参加しました。知り合いもいないし、ただ独りで俯いて歩くだけでした。
そのうち“黒ポロさんでは?”とばれてしまい、『グループに入って』『専属カメラマンになって』と声をかけられるように。『私は団体行動ができないから』と断っていたんですが……」
それでも断りきれなくなり、“撮影ぐらいなら”と引き受けることに。
「でも、だんだん“嫌だなあ”と感じることが多くなってきました。例えば、チームにはそれが仕事の人がいますよね。専従の人。こういう人って、いつも同じことしかしなくて、新しいことを提案しても受け付けてくれないんです。『英語の看板を設置しましょう』『ツイッターやフェイスブックを使って情報を発信しましょう』と言っても、メール打つのがやっとで対応できないとかね。で、やるのは、昔ながらのアジビラ。ハンドスピーカーで『撮影やめろ』って怒鳴ってもね。時代とずれてるんですよ。
『こういう風に撮影して』と、自分たちの流儀を押し付けてきたときは、さすがに私、言ったんです。『私は無償で、私の思いだけでやっているんです。義務はないんです。もし命令されたり、指示されたりするのなら、帰ります。もう来ません』って。そしたら、その人大慌てで。きっと私に帰られたら、自分の責任になると思ったんでしょうね」
■「寄付の集まり…」
「チア撮影ってね、ホント、面倒くさいんですよ」
と語り続ける女がほとほとウンザリしたのは、今年9月に代々木公園で行われたチアイベントだった。
「『さようならカメコ1000万人アクション』と言って、その司会をここ4年くらい続けてきました。9月の集会も半年前に私が司会をやることに決まっていたんですが、数日前になって『他の人になったから』と。主催団体の中でも力関係があってそうなったらしいんですが、気分の良いものではありません。
そのくせ、『黒ポロさんが全く出なくなると、“何があったんだ”と騒ぎになる』から“ゲストスピーカー”になってくれと。でも私は、皆さんの前で意見を述べるほどの政治的主張もない。だから、断ったんですよ。そしたらね、『黒ポロさんがいないとYouTubeの視聴回数が悪くなる』ですって。こういうのってサンバがやってる“ほっぴー”と同じじゃないかしら。私は単に利用されてるだけなのかなって、そこで本当に嫌になっちゃったんです」
実は彼、先の参院選の際、市民団体から出馬の誘いがあったそうで、
「『私には人生賭けて政治をやる覚悟なんてない』といくら断っても、『これだけ頼んでるんだから出るべきだ』と。そんなに候補がいないのか、っていうね――」
チアチーム諸君、“撮禁”前に“脱黒ポロ”を。
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