昨年はスピードスターLost in the Fogの登場に沸いたスプリント.
そのLost in the Fogは壮絶な死を遂げたが,後を継ぐ輝きが現れる.
輝く主役はHenny Hughes.昨年のBCはジュヴェナイルで2着.
その実績から今年のランフォアローゼスの主役の一頭と目されるも,
ドバイでの越冬中に故障し,クラシックシーズンを棒に振ることに.
しかし,夏に復帰すると3歳戦のキングズビショップを5馬身差の圧勝.
返す刀でヴォスバーグでは古馬を一蹴した.余裕残しのレース振り,
また6Fを経験しているのも大きく,不動の本命と言っていいだろう.
対抗としてあげられるのはBordonaro.元々後肢の弱い馬で,
5歳ながらキャリアは僅か12戦.それでも今年に入ってようやく順調に
使えるようになり,前走エンシェントタイトルBCHで待望のGI制覇.
ここでマークしたベイヤー119は,メンバー中でも抜けた数字だ.
この2頭に絡めそうなのはPomeroy,War Front,Too Much Bling.
Pomeroyは東の重鎮.若干淡白な所が気になる.湿った馬場が得意.
War Frontは上がり馬.勝ち味に遅いが,最後に一華咲かせるか.
そして,Too Much Bling.春までは3歳No.1スプリンターと言えば
この馬だった.休養明けだが素質は抜きん出ており,逆転もある.
>>806
''Deep Impact was best in 2006, says Post handicapper''という記事(写真は06有馬ゴール後)。
Racing Post Ratingsは有馬の勝利で芝ダート全体のトップを確実にしたと考えているようだ(RPR133)。
確かにポップロック(125)に3馬身差で勝ったことも触れられている。
ドリームパスポートはRPR126で有馬出走馬中2位。ダイワメジャー・メイショウサムソンが124、デルタブルースが122。
RPR(RPのハンディキャッパーのつけたレート)からすると、メルボルンCはそこまで評価されていない(イーツが121)と思うけど。
ドリームパスポートで分かるように「好走した」ウイジャボードを倒したことが評価されてるんじゃないかな、英国紙だし。
InvasorはBCクラシックでようやくRPR127を獲得(ディープは春天の時点で既に128を獲得)。Discreet CatはシガーマイルでRPR131を獲得。
George Washingtonはクイーンエリザベス2世SでRPR131を獲得。
この後、調整が入るためあくまで暫定的なトップだということだ。
ポジティヴに考える要素はディープインパクトが一番最後にレートを付けられていること(他のレースを見た上でのレート)。
ネガティヴに考える要素はDiscreet CatのBCクラシック後の好走でBCクラシックの再評価がありそうなことだろうか。
昨年のBarbaro、Bernardiniに負けない、相当な逸材が出てきましたね。
Curlinがそうですが、レース振りを見るととても器用で賢い馬です。
アーカンソンダービーで10馬身以上の差をつけて圧勝、これでデビュー以来の2着馬につけた差が30馬身近くになりました。
Street Senseがだんだん弱くなってる??のでケンタッキーダービーの最有力ともいえるでしょうね。
父親のTurbo Speedは障害の名種牡馬Be My Nativeの産駒の3流競走馬。
Racing Postによると種牡馬としてはTurbo Linnを除けば1頭も勝ちあがっておらず、
Turbo Linnの血統を見てもいかにも障害向けに生産されたというような構成になってます。
まさに突然変異というのがピッタリな馬です。