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練習日

208ともじん:2015/01/09(金) 14:57:10
新年 明けましておめでとうございます。

「インとフル格闘技」

喉にイガイガ感を覚え、鏡で喉の奥を覗いてみた。何と喉の表面を刺々しい武器で攻撃しているばい菌を確認した。
この程度のばい菌なら平安の型に出てくる技でやっつけれるだろうと考え、まずは初段から始め2段3段と続いて実践してみたが、全く効果なし・・・5段までやったらこっちの息が上がってきた。
それなら古流でやっつけてやろうと実践してみたが効果なし。それどころか私のエネルギーを吸ってパワーアップしている様子が鏡から伺えた。
術を出し尽くした私は、いつしか眠りに陥ってしまった・・・
ふと部屋中に目覚ましの音が鳴り響き、目が覚めたと同時に頭がガンガンする。今度はばい菌が俺の頭に鉄槌と棒術をけしかけているのが理解できた。しかし私はすでに気力も戦力も失っていたのだ。
歩く気力だけを振り絞って以前助けてもらった事がある耳鼻咽喉科を訪問した。医者は軽い問診の後、直径3㎜ 長さ30㎝もあろうかという長い
武器を手にしたと同時で一種運の出来事だった。周囲に潜んでいた医者の弟子達が私の両手両足を羽交い絞めにし、その瞬間、医者は手にした武器を私の右側の鼻奥に突き刺してくる。
「うぅ〜ッ!!オウェ〜!ゴホゴホッ!」「この人たちはばい菌の味方なのか〜?!拷問だぁ〜!!!!!」
医者は、容赦なく更に奥まで挿し込んでくるッ!
「オウェ〜ッ!」
ゴミが鼻に入ってきた時によくする行為だが、無意識に肺内に溜まっている空気を力いっぱい吹き出して抵抗するしかなかった。
時間的には一瞬の出来事でわずか数秒と記憶している。
それから8分後、医者から「あなたはすでにインフルエンザに掛かっている」と診断された。
対外的に攻撃する術は学んでいるが、体内を攻撃してくるばい菌と戦う術を学んでいなかった事に気づく・・・
そして娘をも守ってあげることができなかった事に対し、自分の修行不足を痛感する。

・・・ということでお休みします。




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