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名言・格言 、その他備忘録 スレ
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『ユーザーイリュージョン』という、
デンマークでベストセラーになった本があるのですが、
これまた面白いです。
この本は、
エントロピー、情報理論、心理学、生理学、脳科学、複雑系などなど、
様々な科学の成果を駆使して、
『意識というものは、ただの錯覚に過ぎなかった』ということを主張しています。
斉藤さんは、
>自分の意思で決定しているように見えるが、
>実際は既に無意識レベルで処理が簡潔していて、ただ実行するだけです。
と書かれている通り、
この本によりますと、
五感が受け取っている情報は1100万ビットもの莫大なものだけど、
その莫大な情報は、意識に上がってくるまでにほとんど処理されており、
実際に意識にあがるのは、たったの8ビットから40ビットという、しずく程度のものになってしまうそうです。
だからこそ、
言語なんという、しずく程度のちっぽけなもので、理解したように思うのは、
ただの錯覚のようです。
そういうわけで、
禅では、言葉というもの重要視しないのかも。
そして、意識によってもたらされる『私』という感覚。
これまた、錯覚とのこと。
般若心経に、『転倒夢想』ということが書かれていますが、
これは、世の中の人々が思い違いをしている(転倒した考え)4つのことに触れています。
その中のひとつが、『私』という考えです。
『私』というものは存在しないということなのですが、
それが、科学の世界でも証明されつつあるというのは、すごく面白いな〜とぼくは思ったりするのであります。
『ユーザーイリュージョン』は、
こんなことを警告しております。
世の中の人々は、
『私』という自我意識がすべてをコントロールしているかのように錯覚しているが、
そのことにより、
本来の『自分』から乖離してしまい、不安感、恐怖感に悩まされ、
それを解消すべく、破壊的、攻撃的言動に至ってしまうと。
そうならないためには、
本来の『自分』の存在を認め(斉藤さんのいう『無』)、信頼することが大切なのだそうです。
☆ 犬さん
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