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( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです
1
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 16:14:25 ID:fakEb56I0
超能力とかメッチャ出ます
12
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 16:36:21 ID:fakEb56I0
【+ 】ゞ゚)「モララー。あなたは誤解している」
(#・∀・)「お前が母者を殺したんだろうが!! 今更……ッ!」
(# ∀ )「今更謝罪が通ると思うなよォォォ!!!」
モララーは地面につけた両手両足の指を地面にめり込ませ、尚も地面の亀裂を深くしていく。
(#・∀・)「ビーグル! スペック2だ!!」
(#・∀・)「おおおおお!!!」
▲ ▲
( ・∀・) ニョキッ!
( ´_ゝ`)「?」
あれ犬の耳じゃね?
(#・∀・)「死ねぇぇぇぇぇ!!!」
おk、気のせいだ。
ジェット機が眼前を通過した様な衝撃の後、モララーはまたしても俺の視界から消える。
【+ 】ゞ゚)「む、上か! 受けろソフィ!!」
オサムの言う通り、俺が上空に目を向けると本当に空にモララーが居た。
高速で落ちてくるモララーは瞬く間も無くオサムの元へ落ち、モララーを見上げるオサムの額一寸の所を『何か』に阻まれ静止した。
(#・∀・)「肉弾戦は俺の支配下だ!! 耐えきれるかぁぁぁ!!!」
13
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 16:38:03 ID:fakEb56I0
モララーは逆立ちの状態で『何か』に向かって拳を連打した。
鋼で鋼を打つような音が絶え間無く俺の耳を劈く。
その間、オサムは無表情でモララーを見上げていた。
【‐ 】ゞ゚)「モララー、それは本当に……」
,';,';,', 】ゞ゚)「私なのでしょうか……」
(;・∀・)「!」
オサムの異変に気付き、モララーは大きく後ろへ飛んだ。
オサムは体を黒い霧包まれたかと思うと、黒い霧が四散すると同時にその場から消え去った。霧はモララーを追い、彼の周囲を取り囲むように漂い始める。
(#・∀・)「それで俺を捕まえたつもりか! 甘いんだよォ!!」
(#・∀・)「ビーグル! 辺り全部オサムごと燃や」
( ∀ )「せっ……」
【+ 】ゞ)「いい加減、少しは成長を見せたらどうだ。モララー」
モララーを科囲む黒い霧から伸びる手刀でモララーは首を一撃され、膝から地面に崩れ落ちた。
黒い霧はやがて渦を巻き、その中からぬっとオサムが現れる。
14
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 16:39:47 ID:fakEb56I0
【+ 】ゞ゚)「よっこらせ」
オサムは気絶したモララーを肩に担ぎ、俺の居る教会へと戻ってきた。
無駄に大きい教会の扉を閉め、オサムはモララーを席に寝かせた。
( ´_ゝ`)「……家の人間を攻撃したんだ。事情は話してもらいますよ」
( ´_ゝ`)「あなたが『母者を殺した』と言われた理由も」
【+ 】ゞ゚)「……この場所は時間とは無縁です」
「まずはお茶でも飲みましょう」
――――――――――
「ンッンー! この家だな、『流石家』とやらは」
「流石兄者は……っと。なんだ、妹だけか」
「まぁいい。流石の力は一滴だろうと欲しいからな」
爪゚ー゚)「流石妹者。確かに頂いて行くぞ!!」
――――――――――
( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです。
第一話「家族の為に動き出すようです」 おわり
15
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 16:49:03 ID:fakEb56I0
こんな感じです。超展開って扱い辛いですね。
「ジョジョ+ハンター×2+シャーマンキング+王道」
……という無茶で無謀な組み合わせの展開を予定しています。
拙い文章で書ける内容かは分かりませんが、完結まで無理矢理にでも持っていきます。
基本sageで投下します。トップとか人目怖すぎて死にたくなる……。
16
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 17:27:12 ID:I.axO382O
無駄な卑屈はいらない反感を買うぞ、もっと自信持て
17
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 17:45:14 ID:fakEb56I0
>>16
把握した。忠告ありがとう。
18
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 18:51:42 ID:GMQTGvtkO
乙
頑張ってくれ
19
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 19:08:11 ID:e7W4AQ2.0
乙乙。
ジョジョもハンタもマンキンも好きだから期待しとる。
20
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 19:54:26 ID:yxQM8xdgO
これは期待
21
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 20:31:59 ID:CycHMAioO
ンッンー!乙!
続き待ってる
22
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 21:17:48 ID:mWHWYqW.O
なぜラオウな母者からあんなに愛らしい妹者が生まれるのか。
どこで何を間違えたのか気にn
23
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/20(金) 21:29:26 ID:fSR9wvQU0
続き期待!
24
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/20(金) 22:17:48 ID:fakEb56I0
壁|A`)< 二話目大体書けました。
壁|A`)< 多分明日投下出来るので読んで下さい。
壁|ミ
壁|<支援レスありがとう。胸熱です。
25
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/21(土) 00:02:46 ID:PET.74wg0
ジョジョネタ好きだなw一話に二回もポルナレフ出るとはおもわなんだ
続きが気になる。乙!
26
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:48:29 ID:6mbNNSHk0
教会には初めて来たが、ここまで教会っぽい教会も中々無いだろう。
横長の木製の椅子が聖母を模したステンドグラスに向かっていくつも並んでいる。俺はその最前列に座り、オサ
ムが現れるのを待った。
ええい、茶菓子の用意に時間をかけすぎだ。
( ゚д゚)「あのさ」
ミサワが後ろの席から俺の肩をつつき、話しかけてきた。
( ゚д゚)「頬っぺたギューってやってくれない?」
( ´_ゝ`)「ほらよ」
ミサワはまだ現実を把握出来ていないらしい。俺はミサワの頬を思い切り引っ張ってやった。
(;゚д゚)「痛い……夢じゃない……」
(;゚д゚)「コンビニの駐車場はほぼ全壊。店のガラスだって粉々だ」
( ゚д゚)「みんな俺のせいになるのか……」
( ゚д゚)ポカーン
【+ 】ゞ゚)「お待たせしました。久々の客人で、どうにも勝手が分からず……」
オサムは盆に湯呑みと煎餅を乗っけて現れた。教会なんだしもうちょっと洒落た物でも良かっただろうに。
27
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:49:08 ID:6mbNNSHk0
( ゚д゚)「……あの」
【+ 】ゞ゚)「はい、なんでしょう」
( ゚д゚)「良いバイト先を知らないでしょうか」
【+ 】ゞ゚)「え?」
(;´_ゝ`)「え? じゃないだろ。アンタらのせいでコンビニが滅茶苦茶だろうが……」
(;´_ゝ`)「さっきの事で、こいつは一番の被害者なんだ」
【+ 】ゞ゚)「ああ……」
( ;д;)「憐れむなよチクショー!」
【+ 】ゞ゚)「……少々危ないですが、良い仕事を知っています」
【+ 】ゞ^)「これを持って、この住所へ」
( ゚д゚)ポカーン
(゚д゚)
(゚д゚ )
(゚∀゚*)「仕事だー!」
ミサワはそう言って教会をスキップしながら出て行った。なんか、あいつにはまた会う気がする……。
【+ 】ゞ゚)「……さて、露払いも終わりましたし、本題へ」
( ´_ゝ`)「ああ。まずは母者の行方だ」
28
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:49:50 ID:6mbNNSHk0
【+ 】ゞ゚)「先ほども言ったように、母者さんは『生きようとしている』」
( ´_ゝ`)「どこかの病院にいるのか?」
【+ 】ゞ゚)「いえ、私たちの仲間に医者が居まして。そこで治療を続けています」
( ´_ゝ`)「……お前は何だ」
【+ 】ゞ゚)「国家反逆者です」
(;´_ゝ`)「そ、そうか……」
(;´_ゝ`)「……なら次だ。お前が母者を殺した……様には思えない」
(;´_ゝ`)「俺の元へ何をしに来た」
【+ 】ゞ゚)「……母者さん同様、話が早くて助かります」
【+ 】ゞ゚)「今の貴方に私達の身分を説明しても納得出来ないでしょうから」
オサムは一拍置いて言う。
【+ 】ゞ゚)「流石兄者、並びに流石妹者の確保が私の仕事です」
( ´_ゝ`)「……お前は何と戦っているんだ」
【+ 】ゞ゚)「タイムリミット」
(;´_ゝ`)「タイムリミット……?」
「ンッンー! オサム! 悪いが針は頂いたぞ!」
29
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:51:07 ID:6mbNNSHk0
どこからか聞こえる声に注意する間も無く、教会内を激震が襲う。
シャンデリアは次々と落下し、揺れで態勢を崩した俺は椅子から転げ落ちる。
一方オサムは激震に動じる事無く、ただ一点を見据えていた。
【− 】ゞ゚)「……人の家の屋根を吹き飛ばさないで下さいよ、G」
屋根? 俺はすっと頭を上げて天井を見上げた。
だが、見上げた先に天井は無く、絵具を滅茶苦茶に混ぜた様な空が広がっていた。
だが、そんなものを遥かに超えるプレッシャーを与える生物が空中に浮いていた。
その生物は片手に教会の屋根を持ち、片手で妹者を肩に担いでいる。
次いで俺の心拍数が爆発的に上昇する。今まで隠してきた驚きが、今になって俺の足を震わせた。
爪゚ー゚)「ンー? そこに居るのは流石兄者ではないか」
爪゚ー゚)「ハッ、良い眼をしている」
爪#゚ー゚)「持って帰りたい程だなァ!」
【+ 】#ゞ゚)「「させるかァァァ!!!」」(・∀・#)
30
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:52:18 ID:6mbNNSHk0
(;´_ゝ`)「なんだ!? なんでアイツが妹者を……」
俺がそう呟いている間に、復帰したモララーとオサムは空中の生物と戦いを始めていた。
モララーは教会の屋根をブチ破ってその生物の頭部に飛び蹴りを決め、オサムは短剣で背中から生物の腹部を貫
いた。
爪゚ー゚)「ナンセンスな攻撃だぜ、二人とも」
爪゚ー゚)「な、そう思うだろ? 流石の長男よ」
急に背筋が固まった。あの生物と目が会ってしまったのだ。
俺がその場から動けずに居ると、ぽん、と背中を何かに押された。
振り向こうとするも、ビル解体用の鉄球で体をブッ飛ばされた様な衝撃で、体中の感覚が一瞬にして無くなった
。
視界が捩じ切れていく間に俺が見たのは……
爪 ー )「フハハハハ! 弱い、弱い弱い、実に弱いぞォ!」
爪#゚ー゚)「流石の長男! お前がまだ生きているのなら、いずれ俺は狩りに来る。それまでに……」
爪#゚ー゚)「せいぜい、お前のお漏らしシーツを洗濯しておくんだなァァァ!!!」
屈辱的で圧倒的な、敗北の景色だった。
31
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:53:28 ID:6mbNNSHk0
――――――――――
かくして三途の川の到着した。
(´<_` )「……兄者よ、三途の川なんて無いと言ってたじゃないか」
( ´_ゝ`)「おいおい弟者、お前はまだ生きてるはずだろ?」
( ´_ゝ`)「三途の川を渡るのは俺だけで十分だ」
(´<_` )「兄者」
( ´_ゝ`)「なんだ弟者。俺は三途の川オリンピックに向けて練習をせねばいかんのだ」
(´<_` )「兄者」
( ´_ゝ`)「……何だ」
(´<_` )「家族の為に戦うぞ」
( ´_ゝ`)「流石だな弟者。今俺も同じ事を考えていた所だ」
(´<_` )「俺は生きている。だから信じろ」
……把握した。
――――――――――
32
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:54:38 ID:6mbNNSHk0
( _ゝ )
【+ 】ゞ )
(#メ∀・)「……クソが……!」
爪゚ー゚)「ンッンー? オサムはもう死んだか」
爪゚ー゚)「で、残ったのはお前か、モララーよ」
オサムの頭をぐりぐりと床に押しつけながら、その生物は喜々として言った。
その生物はモララーを一瞥すると、邪悪な笑みを消し、虫を殺すかのようにモララーに止めを刺した。
モララーの腹は、その生物の足で貫かれた。
爪゚‐゚)「……大人しく死んでおけ」
( ∀ )「がっ……!」
教会は既に跡形も無くなっていた。壁に屋根が突き刺さり、その壁さえ四面のほとんどが破壊されている。
転がる屍は三つ。モララー、オサム、そして流石兄者。
爪゚−゚)「ンー。つまらなかった。実につまらなかった」
爪゚‐゚)「俺の敵対勢力のエース二人がこのザマか」
その生物はそう言ってモララーの死体をオサムの上に蹴り飛ばした。
33
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:55:50 ID:6mbNNSHk0
爪゚ー゚)「フフッ。しかし、流石母者の力は素晴らしい」
爪゚ー゚)「この力を持ってすれば針は全て『破壊』できる」
その生物は妹者を持ち、再び空中を飛んだ。
爪゚ー゚)「流石兄者、生きているのだろう?」
爪゚ー゚)「俺の名はG。世界最強の『人工生物』だ」
爪゚ー゚)「俺を倒す気概があるなら、いつでも相手になろう!」
そう言ってGは教会跡から飛び去った。
……少しして、俺達はそっと顔を上げた。
(´<_`;)「……あいつ、気づいてたな」
(;´_ゝ`)「ああ。なんかDIOっぽいから心臓止めてれば気を抜くと思ったんだが」
【+ 】ゞ)「ゴファ! ガハッ! あ゛ー」
【+ 】ゞ゚)「……まだ血反吐が出ますよ。ぺっ」
【+ 】ゞ゚)「モララー、早くどきなさい」
(;メ∀ )「……え? 死んだ振りしてたの俺だけじゃないの?」
34
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 13:58:01 ID:6mbNNSHk0
(´<_` )「あ、生きてる」
(#メ∀・)「それより! 今すぐ妹者ちゃんを助けに行くぞ!」
【+ 】ゞ)「黙れ雑魚。あなたが一番の怪我人でしょう」
【+ 】ゞ゚)「……一旦アジトへ戻りましょう」
【+ 】ゞ゚)「兄者さんにも、弟者さんの事を説明しないといけませんしね」
(;メ∀・)「え? いや俺組織抜けた身なんですけど」
( ´_ゝ`)「旅は道連れ」
(´<_` )「世は情けだ」
(;・∀・)「アジトは嫌だぁぁぁ!」
俺と弟者はモララーの両腕をがっちりとホールドしてオサムの後について行った。
(´<_` )「兄者よ、こんな時になんだが」
( ´_ゝ`)「ん? なんだ。感動の再会でもやるのか?」
( <_ )「いいや、もっと簡単な事だ……」
(゚<_゚#)「テメェ俺のPCから画像全部消しやがったなァァァ!!!」
(;メ∀・)「……ごめん、それやったの俺……」
ドカッ、バキッ。モララーは死んだ。
にしても、腹に穴の開いたモララーに、片腕が吹き飛んでいるオサム。
言っちゃあ悪いが、こいつら人間じゃねぇ……。
35
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 14:00:22 ID:6mbNNSHk0
――――――――――
暗い一室を照らすのはPCの画面だけだった。足元はケーブルでごちゃごちゃになっており、足の踏み場さえ無い。
誰かがキーボードを叩く音がする。カチャカチャカチャ、ッターン!
(-_-)「また針が持って行かれたか……」
猫背の男はキーボードを叩き続けながら呟いた。
(-_-)「……だが、まだ手札は残っている」
男はピタリと手を止める。
(-_-)「流石、『兄者』……」
――――――――――
( ´_ゝ`)兄者が誰かの為に戦うようです。
第二話「家族の為に戦うようです」 おわり
――――――――――
36
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 14:08:07 ID:6mbNNSHk0
若干短めの8kbでした。一日一回の投下となると、この量なのかな……。
書き溜めやってる余裕が無い程に俺の作業効率は悪いので、投下ペースは不規則極まりないと思います。
作中で比喩を多用しているのですが、どうでしょうか。くどい?
戦闘の描写を一人称でやるのは慣れていないので比喩で簡単にしているのですが、「もっと地の文増やせ!」っていう方が居たら三人称に切り替えてみようと思います。
今のうちに矯正したいので感想宜しくお願いします。
37
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/21(土) 15:18:36 ID:juepd/nEO
乙。更新早いな
比喩は気にならないから、地の文の空白行を詰めて状況描写を増やすんだ!
38
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 15:22:44 ID:6mbNNSHk0
>>37
,イ ━┓¨
/ | ━┛
,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ ━┓¨
゙l ゙、_ ━┛
.j´ ヽ('A`)ノ<頑張る(. ━┓¨
{ ( ) / ━┛
) /ω\ ,l~
39
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 16:57:51 ID:6mbNNSHk0
●
(゚∀゚)) 三話目書けた!
(ヽ )へ
く ●
●
((゚∀゚) 三話目書けた!
へ( /)
● >
● ●
((゚∀゚)ノ デローン!!
( )
く ω >
__|警|
( ) ('A`)<調子に乗りました。
( )V( )
ノ | ノ |
また時間出来たら投下します。
40
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/21(土) 17:09:41 ID:xOiZWpqEO
乙
wktkが止まらん
地の文が増える分にはうぇるかむ
41
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/21(土) 17:43:26 ID:6mbNNSHk0
三話の投下は今日の夜か明日中です。
バトル物は地の文で場面が固まると聞いたので少なくしていましたが、今後は地の文を少し増やすように気をつけましょうか。
私は語彙が壊滅的なので言い回しがパターン化するかも知れません。「見飽きた表現だなァ!」っていう箇所があればいつか教えて下さい。
くっ……超展開症候群なので気を抜かないと五話で終わってしまいそうだ……。
42
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/22(日) 01:47:42 ID:GKicoAbw0
壁|A`)< 作者が連レスするスレってどうなんだよ……。
壁|A`)< 執筆経過報告も逐一やってるけど、「ブログでやれ」って言われそう……。
壁|A`)< ってな訳で四話目完成。現在五話目を執筆中です。
壁|A`)< そしてゴメンよ。今日は投下出来なくなっちまったぜ……へへ。
壁|A`)< 現在投下時刻は未定です。投下前には上げて予告します。それでは……
壁|ミ
43
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:21:00 ID:x6jalv8s0
もうちょっとしたら三話投下します。
44
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:25:30 ID:x6jalv8s0
【+ 】ゞ゚)「携帯電話を貸してもらえますか?」
(;´_ゝ`)「ああ……って、画面割れてる」
【+ 】ゞ゚)「大丈夫です。今からやるのはテレパシーみたいな事なので」
【+ 】ゞ゚)「……む、ヒッキー私だ。Gに遭遇して痛手を負った」
【+ 】ゞ゚)「アジトに転送してくれ。私達三人だ」
( ´_ゝ`)「おい、四人だ」
俺はすかさず訂正して言った。
(´<_` )「兄者、オサムさんは間違っていない」
(´<_` )「それに、その数え方をしたら五人と一匹だしな」
( ´_ゝ`)「分らん。後で三行な」
(´<_` )「把握した」
( メ∀・)「ボクモララー! イイコニスルカラユルシテネ!」
【+ 】ゞ゚)「……はい。では、みなさん眼を閉じて下さい。アジトまで一気に飛びます」
俺達は黙って眼を閉じた。
……落ち着け。まだ慌ててはいけない。足の震えを抑えるんだ。汗を止めろ……。
俺は未だに、あの生物のプレッシャーに押しつぶされていた。
( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです。
45
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:29:02 ID:x6jalv8s0
【+ 】ゞ゚)「着きました。もう目を開けていいですよ」
(´<_` )「兄者大丈夫か。股間が少し濡れているぞ」
( ´_ゝ`)「ああ、これは武者震いだ」
(´<_` )「チ〇コが震えるのか。知らなかった」
(;メ∀・)「やだなぁ……。アジトやだなぁ……」
転送された先は洞窟の中のようで、俺達の目の前には重厚な扉があった。オサムは扉の横に設置してあるパネルを操作し扉を開けた。
【+ 】ゞ゚)「さ、早く怪我の治療しましょう」
ξ゚⊿゚)ξ「……その言葉に二言は無いわね?」
扉の先には女神と拮抗する美しさを持つ女性が腕を組んで仁王立ちしていた。
ξ ⊿ )ξ「リミッター解除!」
『ヒステリック・ドクター!!』
ツンと呼ばれた女性はズンズンと闊歩しオサムの前に立ちはだかると、そのままオサムの首を握り上げ、洞窟の壁に叩きつけた。
すぐさまツンは岩にめり込んだオサムの体に跳びかかり、オサムの鳩尾に拳を三発打ち込む。
格ゲー的な動きをしながらツンはオサムをサンドバッグにし、78連打目(確認できただけでは)で攻撃をやめた。
ξ゚⊿゚)ξ「……ま、こんなもんね」
46
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:31:59 ID:x6jalv8s0
ツンは岩にめり込んだオサムを引っ張っり出し、空中に投げ捨てる。
そしてツンは腕にぐぐぐ、と力を込め、最後の一撃に出た。
ξ# ⊿゚)ξ「ブロォォォォォ!!!!」
助走をつけたツンはオサムの顔面を勢いよく殴りつけ、オサムを錐揉み回転させてアジトの中まで吹っ飛ばした。オサムはアジト内のテーブルと椅子を巻き込み、砂埃を立てて地に伏せた。
( ´_ゝ`)「俺帰る」
(´<_` )「同意だ」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、アナタ達は母者の息子でしょ?」
ξ゚⊿゚)ξ「その程度じゃ絶対死なないから入っていいわよ」
( ´_ゝ`)(これでも骨折れてるんだけどなぁ)
自分が母者の息子である事を感謝した。
ξ゚ー゚)ξ「それより……モララーを……助けてあげないとねぇ……?」
( メ∀・)「ボクモララー! ミンナトモダチダヨ!」
刹那に俺と弟者の間を飛びぬけ、ツンはモララーに飛びかかった。背後から断末魔が幾度となく聞こえたが、俺達に振り返って見る勇気は無かった。
(;´_ゝ`)「アジトに入ろう。オサムが心配だ」
(´<_` )「もう死んでるだろ」
47
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:35:16 ID:x6jalv8s0
アジトの中は酒場の様な雰囲気だったが、誰も居らず静まり返っていた。天井は高く、三階までは確認できた。
( ´_ゝ`)「オサムさん。死んでますよね」
【+ 】ゞ゚)「死人に確認を取るんですか貴方は」
オサムは何事も無かったかのように机と椅子の中から這い出て立ち上がり、黒いコートを二三度掃った。
(;´_ゝ`)「あの、大丈夫なんですか?」
【+ 】ゞ゚)「あれは彼女の能力です。怪我を回復に、回復を怪我に変換する能力」
(´<_` )「クレイジー……」
( ´_ゝ`)「弟者、そこまでだ」
【+ 】ゞ゚)「この通り、千切れた腕も元通りです」
オサムは治った腕をグルグル回して見せた。
ξ゚⊿゚)ξ「さってと。アナタ達、こっぴどくやられたんだって?」
事を終えたツンは、モララーをズルズルと引きずって会話に参加した。
俺はモララーの様子に一応同情したが、内心では大笑いしてやった。
【+ 】ゞ゚)「アジトを案内してあげて下さい。私よりツンさんの方が上手いでしょう」
ξ゚⊿゚)ξ「んー……。まぁいいわ」
ξ゚⊿゚)ξ「ついてきな」
ツンはモララーを捨て、綺麗な金髪ツインドリルを翻して歩き始めた。
【+ 】ゞ゚)「私はこれから会議に出なくてはいけないので」
( ´_ゝ`)「また後で会えますよね?」
【+ 】ゞ゚)「ええ。またここで」
俺達はオサムと別れ、ツンの後を追って走り始めた。
48
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:37:48 ID:x6jalv8s0
しばらくツンの後ろに付いて歩き、俺は久々に弟者との会話を楽しんだ。
(´<_` )「ん……?」
( ´_ゝ`)「どうした弟者。縞パンでも見たか」
(´<_` )「いや、それもあるが……」
よく見ると弟者の体は透け――いや、消え始めていた。既に弟者の腰まで消えかかっている。
(;´_ゝ`)「おい! 大丈夫なのか!?」
(´<_` )「うーん。痛くは無いから大丈夫だ」
それに。弟者は続けて言う。
(´<_` )「俺、スタンドみたいな物だから」
弟者がそう言いきると、間髪入れずに弟者の体は完全に消え去った。
(;´_ゝ`)「おい! おい! 弟者は生き返ったんじゃないのか!?」
ξ゚⊿゚)ξ「……アンタ、オサムから何にも聞いてないの?」
(;´_ゝ`)「当たり前だ! 突然目の前で戦いが始まって、突然……」
(; _ゝ )「……突然……」
あの生物に妹者を連れ去られ、俺は負けた。
ξ゚⊿゚)ξ「……傷を抉れば治りは遅れる」
ξ゚⊿゚)ξ「アナタの疑問は直に解決される。だから今は無理矢理落ち着いてなさい」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫よ、アンタの弟は生きている」
49
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:39:48 ID:x6jalv8s0
立ち止った俺のケツを叩く様にしてツンは言った。だが、フラッシュバックする今までの光景はことごとく俺の常識を越えていく。今でさえ巻き込まれている最中で、俺は訳の分からない奴らのアジトに居る。Gと呼ばれた生物が何なのか。……弟者は、母者は! 妹者は!!
逃避し続けていた現実を改めて認識して俺は狼狽し、暴れまわる恐怖感をぐっと心中に押さえつけた。
ξ゚⊿゚)ξ「……まるでパセリね」
ポンとツンは俺の頭を軽く叩いた。すると次第に心中の恐怖は和らぎ、暴れる事は無くなった。
ξ゚⊿゚)ξ「私の能力はこういう使い方もあるの」
ξ゚⊿゚)ξ「さ、行きましょう」
涙で濡れた地面を飛び越え、俺はツンの後を追った。
50
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:41:28 ID:x6jalv8s0
ξ゚⊿゚)ξ「さて、まずはトレーニングルームからね」
扉には、ひらがなで「とわーにんぐるーむ」と書かれている。この可愛い誤字は、きっと可愛い女性がいる居る事を示唆しているに違いない。
ξ゚⊿゚)ξ「行きましょ」
この部屋の扉は自動らしい。扉は滑らかな動きで開き、俺はツンに続いて中へと入った。
中の様子は存外普通だった。実際には行った事が無いので分からないが、テレビで見るスポーツジムと何ら変わり無かった。
ξ゚⊿゚)ξ「あそこでダンベル持ってるのがモナー。私より弱いわ」
( ´∀`)「余計なお世話モナ……」
その男は椅子に座り、片手に40キロのダンベルを持ってジャンプを読んでいた。白のタンクトップに赤の半ズボンを着た、よく居る筋骨隆々の体育系教師のようだった。
柔らかな目元だけが彼の優しさを象徴している。
( ´_ゝ`)「どうも、流石兄者です」
( ´∀`)「流石? 母者の所の奴モナ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ええ、見た目はパセリだけどね」
さっきも言ってたが、パセリって最弱じゃねぇか。
( ´∀`)「ふーん……」
モナーはダンベルとジャンプを置き、俺の目の前に立った。2メートルを超えているであろうモナーの体格から繰り出される眼光は、俺にとって耐えきれるものではなかった。俺は目を逸らし、モナーの無言の圧力に惨敗した。
51
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:42:45 ID:x6jalv8s0
( ´∀`)「……確かにパセリだ。だが、母者の息子だな」
( ´∀`)「面白い力を持っている。将来性抜群だ」
(;´_ゝ`)「何の話でしょうか?」
ξ゚⊿゚)ξ「アナタ、モナーに『視られた』のよ」
( ´∀`)「俺の名はモナー。能力は人間の性質を見極める『ドット・ハッカー』だ」
( ´∀`)「怪しい奴なら殺していたが、お前は良い奴だ」
( ´∀`)「ようこそ。『タイマーズ』のアジトへ」
モナーはそう言うとベンチに座り、ダンベルを持って再びジャンプを読み始めた。
ξ゚⊿゚)ξ「こいつは必要な事しか喋らないわ。行きましょう」
ツンに従い、俺はトレーニングルームを出た。
( ´∀`)「あ、そうモナ。兄者、ジャンプ作品で今一番好きな作品は?」
扉が閉まる直前、俺は決め顔で言った。
( ´_ゝ`)「めだかボックスだ」
次の部屋は食堂だった。扉にはまたしてもひらがなで「らんちろーむ」と誤字ありで可愛く書かれている。
中はまたしても普通。学校の食堂と何ら変わり無かった。っていうか学ランの子供が一杯いた。
ξ゚⊿゚)ξ「ああ、言ってなかったけど、アジトの部屋のほとんどは普通の場所に繋がってるから」
52
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:43:58 ID:x6jalv8s0
ξ゚⊿゚)ξ「ヒッキーって奴の能力でね、あの扉で色んな空間をつないでるの」
( ´_ゝ`)「ハウルの動く城みたいな?」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな感じ。あそこに居るのも仲間よ。まだ子供だけどね」
ツンが指さす方にはリア充が居た。大勢の男女に囲まれ、爽やかなスマイルを振りまいている。
ツンが手を振るとリア充がこっちに寄ってきやがった。
ξ゚⊿゚)ξ「彼はブーム君。ちなみに私と同じ位強いわ」
|^o^|「これはこれは、ツンさんではありませんか」
|^o^|「おや? そっちの野郎は誰だ? アァン?」
( ´_ゝ`)「流石兄者です」
|^o^|「流石……。そうですか」
|^o^|「これはこまりました」
ξ゚⊿゚)ξ「こいつは母者に無理矢理仲間にさせられたのよ」
ξ゚⊿゚)ξ「拳で語り合って……ね」
(;´_ゝ`)「そりゃあ……まぁ……」
恐ろしい生物だ。こいつはツンと同じ位強くて、ブームは母者と渡り合える程に強いんだろ?
<ブームくーん♪ 早くおいでよー♪
黄色い声がブームを呼び戻そうとしていた。俺は思わず壁を殴ろうとしたが、壁と拳の間を何者かに阻まれた。
|^o^|「では僕は戻りますね」
ブームは席に戻った。そして俺は、俺の壁殴を阻止した人間にじっと見つめられていた。
(*´・ω・`)「……アナタ、壁殴り代行やってみる気は無い?」
53
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:46:11 ID:x6jalv8s0
(;´_ゝ`)「え……?」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ショボン居たのね」
(*´・ω・`)「ウフフ、可愛い顔ね……」
(;´_ゝ`)「あの、俺、そっち系じゃないんですけど……」
しょぼくれ眉毛の男は俺を舐めまわすかの様な口調で話している。
オカマだろうか。俺のケツはもう駄目なのか。
( ´・ω・`)「冗談だよ。マジレス乙」
( ´_ゝ`)「なんだ冗談か」
ξ゚⊿゚)ξ「こいつはショボン。戦闘タイプじゃないけど、私の上司よ」
( ´・ω・`)「僕はショボン。能力は補助系の『マスター・スウェルマン』」
ξ゚⊿゚)ξ「昔は母者と組んでたのよ。二人揃って『断頭台』って呼ばれてたわ」
(;´_ゝ`)(みんな化物……もうやだ……)
( ´・ω・`)「今はもう牙を抜かれた獣さ。それに、僕は元々裏方が性に合ってる」
( ´・ω・`)「そうだ。アイツには会って来たのかい?」
ξ゚⊿゚)ξ「いえ、まだよ」
( ´・ω・`)「なら早めに行った方がいい。今日は機嫌が良いみたいだからね」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。じゃ、行きましょ」
( ´_ゝ`)「……あの、好きなジャンプの漫画ってありますかね?」
( ´・ω・`)「めだかボックスだ」
俺達は食堂を出た。
54
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:46:59 ID:x6jalv8s0
次の部屋の扉は三重になっていた。まるで牢屋だ。
ツンはそれを開けていき、三つ目の扉の所で立ち止まった。
ξ゚⊿゚)ξ「中に入ったら息をしない事。死ぬわよ」
( ´_ゝ`)(把握した)
俺は息を止め、ツンの開けた扉の中に入った。
( ´_ゝ`)(なんだここ?)
またしても普通だった。いや、さっきまでの牢屋のイメージとは真逆である分には異常だと言えるか。
そこは幼稚園の遊戯室みたいな所で、色々な玩具が散らかっていた。窓は無く、壁には広々とした高原の絵が描かれていた。
ξ゚⊿゚)ξ「ワタちゃん。新しい友達よ」
从'ー'从「なぁに?」
床にぺたりと座り、お絵かき帳にクレヨンで絵を描いている少女がこちらを向いた。可愛らしい。
ξ゚⊿゚)ξ「流石兄者よ。仲良くしてね」
从'ー'从「あーっ! 流石って、母者の?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ」
从'ー'从「殺していーい?」
ξ゚⊿゚)ξ「駄目よ」
从'ー'从「うーん……。ワタちゃん残念」
(;´_ゝ`)(こういう事か……)
俺は大体の事を把握した。
55
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/23(月) 22:47:29 ID:rx0EIAYk0
これは現行のスタンド使いとか壁殴り代行のパロも含んでるのかな
56
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:47:56 ID:x6jalv8s0
从'ー'从「兄者君……えいっ!」
(*´_ゝ`)「あっ! 縞パンじゃねーかヒャッホー!」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ! 息するな馬鹿!」
渡辺が突然ワンピースをめくり上げ縞パンを俺に見せつけた。滅茶苦茶嬉しい。しかし縞パンの代償は大きいらしく、俺は首元に当てられた冷たい感触に背筋を
凍らせた。つぅ、とその感触は俺の首をなぞる。
从'ー'从「……うーん。やっぱり素直な人は切れないなぁ」
渡辺はいつの間にか乗った俺の背中からぴょんと降りた。手には草刈鎌を持っている。
俺はそっと首に手を当て、なぞられた所を再三なぞる。
(;´_ゝ`)(血ィ出とるがな……)
渡辺は俺を見て、にっこりと笑みを浮かべて草刈鎌に付いた血を舐め取った。
从'ー'从「お兄ちゃん、喋っていいよ。許可する」
(;´_ゝ`)「あ、ありがとう……」
从^ー^从「これからも素直で居てね!」
从 − 从「でないと殺すからな」
(;´_ゝ`)「任せておけ。縞パン少女との約束は絶対に守る男だ」
ξ゚⊿゚)ξ「……兄者、行くわよ」
从'ー'从「ばいばい」
( ´_ゝ`)「ああ、またな」
57
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:49:10 ID:x6jalv8s0
俺達は部屋を出た。次の部屋へ行く途中、ツンは振り返り、俺を見て呆れた声で言った。
ξ;゚⊿゚)ξ「アンタねぇ……」
ξ゚⊿゚)ξ「……まぁいいわ。ちなみに彼女」
「母者さんの師匠だから」
ξ゚⊿゚)ξ「殺されなくて良かったわね」
(;´_ゝ`)「……まったくだ」
しばらく歩いていくと、特別大きな扉の前に来た。ツンは俺の目を見て何かを伝えようとしている。
恐らく、ここが一番危険な部屋なのだろう。
ツンは団長室と書かれた扉をノックし、少し開けて中の様子を窺った。
58
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:50:35 ID:x6jalv8s0
――――――――――
l从・∀・ノ!リ「お城なのじゃー!」
おかしい……。
l从・∀・ノ!リ「海なのじゃー!」
爪゚ー゚)「流石妹者、それは湖だ」
l从・∀・ノ!リ「でも水たまりなのじゃー!」
この俺、世界最強の人口生物「G」が……。
l从・∀・ノ!リ「早く歩くのじゃ!」
爪;゚−゚)「くっ……!」
何故、小娘のお馬さんごっこに付き合っているのだァ!
爪゚ー゚)「ええい! 降りろ!」
l从・∀・ノ!リ「じゃあ御礼に昼飯を作るのじゃー!」
昼飯だと? フン、この俺を唸らせる一品が貴様に作れると言うのか?
59
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:51:31 ID:x6jalv8s0
l从・∀・ノ!リ「オムライスなのじゃー!」
爪 ー )「……ッ!」
この料理……美味いッ!
(;^ω^)「Gの威厳なんてあったもんじゃねぇお……」
l从・∀・ノ!リ「あ! お腹ボヨンの人なのじゃ!」
l从−∀−ノ!リ「気持ち良いのじゃ〜」
(*^ω^)「おっ! もうちょっと下を頬ずりしてほしいお!」
l从・∀・ノ!リ「ハッ! その手には乗らないのじゃ!」
( 'A`)「賑やかになったもんだなぁ……」
爪゚ー゚)「流石妹者、貴様を料理長に任命する」
l从・∀・ノ!リ「やったのじゃー! でも料理長って何なのじゃー!」
(*^ω^)(超可愛い……)('A`*)
――――――――――
( ´_ゝ`)兄者が誰かの為に戦うようです。
第三話「明日の為に知るようです」 おわり
60
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 22:58:53 ID:x6jalv8s0
最後の二レスはどうしようか迷った。敵を敵らしく書くべきか非常に迷った。
それでも後の伏線になるならまぁいいか。と、三話にしてGの威厳を壊してみた。
次の投下も未定です。次回で色々な説明をするので、ちゃんと戦えるのは少し先になります。
読んでくれた方、ありがとうございました。批評お願いします。
61
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/23(月) 23:01:08 ID:KH.numkE0
乙
なんかまだちょっとわからない所が多いが期待してる
で、気になったのは「人口生物」じゃなくて^「人工生物」だと思うんだ
62
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/23(月) 23:10:17 ID:x6jalv8s0
>>55
今回は小ネタとして使わせていただきました。
ただ今作は「スタンドっぽい物」が出るので、スタンド使いさんとは一線を画すように心がけています。
>>61
次回、作中での世界観説明が長くなるかもしれませんが、三行にまとめるので御安心を!
訂正通り『人工生物』です。ありがとうございました。
63
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/23(月) 23:18:03 ID:DYhPGrosO
乙
ブーンとドクオが敵側か、珍しい
64
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 00:30:19 ID:eVJ39Jf20
あ……ありのままに今起こった事を話すぜ!
『俺はパソコンの前でキャラの能力を考えて保存していたと思ったら全滅していた』
何を言ってるのか分からねーと思うが、俺も何が起きたのか分からなかった……。
頭がどうにかなりそうだった……。
切り取り→上書き保存だとか、そんなチャチなもんだった。
最も恐ろしいものを味わったぜ……。
……誰か能力のアイデアくれるとマジ助かるんだけどなー(チラッ
65
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/24(火) 00:34:44 ID:khxHhr5A0
___,,,,,..... -一ァ
/ ̄;;;´;;、;;;ヾ;;;, -──--、,!
. /'´|;;;;,、;;;;;;;;;;/ ,!
. /:.:.:.レ´:.ヾ;;;;;;i 断 だ ,!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ;i る が ,!
. /:.;.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..ヽ ,!
. /レ' ;|:.:.:.:.:.:.:,:ィ:.:.:.:〉 __,.,!
/-、ヽ,:|:.:.:,/ /:.:.://.:,:ィ:.:.:.,!
/'ヽ、ヾi ゙´.: /__;:;:-'"´ ,;|:.:.:.,!
. /ゝ-`';:/ .:〈ニ=-=ニ二 ̄ヽレ',!
/::::;;;;;/ ' ,, ニ`ー-,、__\〉ィ,!
. /;:::::/ ::. ::.,,\_ゞ;'> 〈;,!
/i!:::::iヾ-'、::.. '';~ ,;:'/,!
. /;;;i!fi´l_、,.` .: ,;:' ,!
/;;;;;i' ('ー、ヽ ..: ,;:'' ,!
ヽ、jゝ、`ヾ:、゙、 ,..:'.:'" .: ,!
``ヽ.、_ ¨` ,:' (_r:,!
``ヽ.、.. ノr;ソ~,!
``ヾ、 / 7,!
``ヽ,!
66
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 01:08:21 ID:eVJ39Jf20
>>65
このアイデアは30分前までの能力
今、吸い取ったのは、その元ネタ作品のAA……。
そしてわざわざここまで俺のアイデアを昇華させたのは
>>65
……お前自身だ……。
大型AAというのは、我がスレに転がる犬のクソのようにジャマなもんだと思ったが……。
最後の最後はこの
>>1
に利用されるのが
>>65
の宿命だったようだ……フハハハハハ!!
壁|A`)< フハハハハ! ありがとう!
67
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 15:57:59 ID:eVJ39Jf20
( 'A`)「……これってさぁ……」
( 'A`)「俺のオナニー小説なんじゃね?」
(*'A`)「……だがそれがいい!」
四話投下しマスカラ。やっぱり短いけれど……。
68
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:02:01 ID:eVJ39Jf20
ξ゚−゚)ξ「だんちょー……。居ますかー……」
ξ゚⊿゚)ξ「……うん、大丈夫ね」
( ´_ゝ`)(何がだ?)
ξ゚⊿゚)ξ「さ、入りなさい。私はもう戻るから」
(;´_ゝ`)「そんな不安そうな顔して言われると、俺まで不安になっちまうよ……」
ξ゚⊿゚)ξ「大丈夫よ死にはしないわ。じゃ、宴会場に行ってるから」
ツンはそう言い残し、来た道をスタコラ戻って行った。
宴会場っていうのは最初の所だろう。オサムと待ち合わせもしているし丁度いいか。
俺はやたら大きい扉を押し開け、中に入った。
( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです。
69
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:04:12 ID:eVJ39Jf20
中は植物園だった。もう驚かんぞ。
俺を囲う様にして生える草木はほとんどの光を遮り、一定間隔で灯るランプを頼りに俺は前に進んでいった。
しばらく歩くと光が入る様になり、地面が土から白のタイルに変わった。更にその先には噴水があり、俺はその噴水まで歩き、一旦噴水の縁に腰を下ろした。
俺は上を見上げた。全面ガラス張りの天井からは星が見えた。アレガ、デネブ、ベガ、アルタイル。真夏の大三角。
そして見える、青い地球――地球?
ざわ……ざわ……。草木を風が揺らす。
( ´_ゝ`)「ここの奴等は宇宙進出までしてんのかよ」
( ∵)「そう、ここは月面さ」
俺の横には木霊が座っていた。もののけ姫に出てくるあれだ。
( ´_ゝ`)「アンタがリーダー……団長か」
( ∵)「まぁそうだね」
( ∵)「僕は世界の化身。木霊とか呼ばれるけど、ここではビコーズ、あるいは団長と呼ばれている」
( ∵)「よろしく」
ビコーズは30センチ程しかない体で立ち上がり、俺に手を差し出した。その手を取ると、案外ツルッとしている。
70
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:05:55 ID:eVJ39Jf20
( ∵)「まず、質問があれば答えようか」
ビコーズは縁から飛び降り、少し走ったかと思うとスゥと消えた。消えたかと思うと、今度は俺の膝の上で寝転んでいる。
( ´_ゝ`)「お前らがどういう目的で集い、どういう目的で俺と妹者を保護しにやってきたのか」
( ∵)「若いね」
ビコーズは薄緑に灯る体をくるりと一回転させ、ちょこまかと踊り始める。
( ∵)「モナーから聞いたね。僕達はの組織名は『タイマーズ』」
( ∵)「僕達はある物を探す為に居る」
( ´_ゝ`)「それが、Gの言う『針』なんだな」
ビコーズは両手足を広げてピョンと飛び跳ねる。表情に変化が無いため、楽しいのかどうか俺には分からない。
( ∵)「そうだ。その『針』には特別な力がある」
( ∵)「針の本数は時計の時刻を表す『秒針』『短針』『長針』の分あり、合計すると針は132本ある。
その針は……まぁ昔の大戦で悪用されてね、世界各地に飛んで行ったんだ」
( ∵)「で、その針を体に受けた者は『死ぬ』」
( ∵)「君の弟、弟者。そして流石妹者の二人は『針』を体に受けている。
『針』が体に溶け切るまでには時間差があるけど、流石妹者もいずれ死ぬだろう」
( ´_ゝ`)「……さっきまで弟者が生きていた。あれはどういう事だ」
( ∵)「『幻体』と、僕らは呼んでいる。肉体無き本体……とでも説明しようか」
( ∵)「君は既に素質を開花させつつある。オサムとモララーの戦いで、幻体を垣間見た筈だ」
▲ ▲
( ・∀・)ニョキッ
これか。
71
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:07:28 ID:eVJ39Jf20
( ∵)「……君はまだ何も知らない。何と戦えばいいのか、何故戦う必要があるのかも分かっていない」
( ∵)「流石兄者。君は僕と契約して、『タイマーズ』の一員になるかい?」
( ´_ゝ`)「願いは叶わんだろうが、俺の家族を助けられるのなら仲間になろう」
( ∵)「……みんなこう言うと『QB死ね!』って僕を攻撃するんだけどね。特にワタちゃん」
( ∵)「まぁいいさ。歓迎するよ、流石兄者」
( ´_ゝ`)「うむ」
( ∵)「さて話を続けようか」
( ∵)「針を体に受けた者は一度死に、幻体となる。幻体は宙を彷徨い、あるきっかけを待つ」
( ∵)「幻体となった弟者が君の目の前に姿を現したのにはきっかけがあるだろう。思い出してごらん」
( ´_ゝ`)「……ああ、確かにあった。俺は三途の川で弟者に会った」
( ∵)「幻体は死後、自分を必要とし、また自分にも必要な相手と同化する。
つまり、友情、愛情、家族愛。互いに通じ合っている人間に限り同化するのさ」
( ∵)「幻体には多種多様な能力が備わっている。それがオサムの『愚者の哲学』、モララーの『キング・オブ・アンガー』」
( ∵)「兄者、君自身の能力についてはモララーに聞くといい。彼は優秀なコーチだからね」
( ∵)「……で、今君が一番気にしているのは『G』と『針』の関係だね」
( ´_ゝ`)「ああ。奴は『針を頂く』と言っていた。そして妹者は連れて行かれた」
( ∵)「……G。奴の目的は長針十二本を全て破壊し、人類を抹殺する事だ」
( ∵)「既に長針の内、7本が奴に破壊された。今までは母者が居て、戦力は拮抗していたんだけどね……」
( ´_ゝ`)「三行」
( ∵)「・超能力も身内の死も全部針のせい
・Gヤバい。長針全部壊されるとマジヤバい。みんなで止めよう
・残りの5本の内、君らを合わせて三本は確保してある」
72
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:08:40 ID:eVJ39Jf20
( ´_ゝ`)「……妹者が幻体になるまでの残り時間は……」
( ∵)「およそ三カ月だ」
ざわ……ざわ……。草木の揺れは、動き始めた俺の運命を物語るかのようだった。
( ∵)「……おっと。そろそろ朝飯の時間じゃないか」
( ´_ゝ`)「あ、そういえばまだ朝じゃん」
(;´_ゝ`)(つーか、コンビニにジャンプ忘れてしまった……)
後でモナーに借りよう。俺はビコーズに続き、月面の植物園を出た。
( ∵)「さあ! 今日は君の歓迎会だ! 思う存分食べるがいいさ!」
宴会場は三階まで人で埋まり、まるで爆発音のような騒がしさだった。
俺がその光景に唖然としていると、突然その中へ引っ張り込まれ、気がついた時には全身真っ裸だった。
何を言ってるのかわからねーとは思うが、酒の恐ろしさと、大学でやる子供の飲み会のショボさが良く分かった朝だったぜ……。
(*´_ゝ`)「渡辺ぇ……そこは駄目だよぅ……」
从'ー'从「えー、じゃあ右腕ならいいかなー」
ξ゚⊿゚)ξ「治すの面倒だからチ〇コにしておきなさい」
だが、宴会はまだ始まったばかりのようである。
73
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:09:34 ID:eVJ39Jf20
――――――――――
湖の見える城のテラス。Gはそこに立ち、水面に浮かぶ満月を見つめていた。
爪゚ー゚)「……どうした。眠れぬのか」
まくらを抱え、目を擦りながら妹者はテラスに出てきた。Gはしゃがみ、妹者の頭を撫でる。
l从−∀−ノ!リ「Gはまだ寝ないのか?」
爪゚ー゚)「ああ。お前はもう寝ろ」
Gはそう言い、妹者を肩に担いでベッドに投げ捨てる。
l从−∀−ノ!リ「G……。ゴキブリの略なのじゃー……。むにゃむにゃ」
Gは再びテラスへ出て、もう一度水面の月を眺め始めた。
爪゚−゚)「俺は……」
( ^ω^)「G、大丈夫かお」
( 'A`)「今後の事を話し合うって言ったのに、こんな所で……」
74
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:10:39 ID:eVJ39Jf20
Gは月を見下しながら、落ち着いた口調で話し始める。
爪゚−゚)「……俺は人間によって造られた肉体を持つ幻体だ」
爪゚−゚)「俺は人間に造られた……だが人間ではない」
爪#゚−゚)「造られた幻体の俺は、幻体ですらない!!」
爪# − )「……ならば、俺は一体何なのだッ!」
( ^ω^)「お前はお前だお。そしてオイラ達は仲間だお」
ブーンはGの肩をぽんと叩く。
爪゚ー゚)「……少し取り乱したな。すまない」
Gは宙にある本物の月に手を伸ばし、ぎゅっと握りつぶした。
爪゚ー゚)「俺は、俺を生んだ全てを恨む……」
爪 − )「だからこれは、攻撃でも、宣戦布告でもなく……!」
「俺を生み出した人類への、復讐だ……」
75
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:12:00 ID:eVJ39Jf20
( 'A`)「……俺が行こう」
(;^ω^)「ドクオ、オイラ達は確かに強いお。……でも、一人でタイマーズのアジトに行くのは危険だお」
( 'A`)「いいんだ。俺は、お前達の恨む人間と同族だ。せめてお前らの為に働かせてくれ」
爪゚−゚)「……人を恨むべきは人だ。お前こそが、本当に正しいのかもしれないな。ドクオ」
ドクオは片手をポケットに突っ込み、片手をヒラヒラとさせながらテラスを後にした。
( ^ω^)「……オイラも人の事は言えないから、ドクオは止められないお」
( ^ω^)「G、でもな。お前を止めるのはオイラとドクオだお。それを忘れるなお」
続いてブーンもテラスから姿を消した。
爪゚ー゚)「……フン。今日は良い月が出ている……」
Gはもう一度水面の月をみつめ、そっとほほ笑んだ。
――――――――――
( ´_ゝ`)兄者が誰かの為に戦うようです。
第四話「己の為に戦う彼等のようです」 おわり
76
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 16:19:20 ID:eVJ39Jf20
8レス分だけど気にしない。
逆に五話目が伸びてしまって困っているのだから。
Gのセリフが分かる人は友達になろう。
今の所ジョジョネタ使いまくってるけど、もうちょい進んだら……。
それはそうと、ちょいと更新ペースを落とすので次回は先になります。
指摘、批評お願いします。あと、
>>65
みたいなのでも中二能力化するのでお願いしますね。
( 'A`)「中二……能力……」
('A`)「生徒指導さんと被っている……だと……?」
(;'A`)(ヤバい……。不思議な力で死ぬ事になるのか俺……!)
77
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/24(火) 16:34:17 ID:hPiFoFFw0
乙!展開が楽しみだ
78
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/24(火) 18:00:23 ID:xcI8dsZw0
ポケモンでGみたいな奴がいt(ry
ナンデモナイヨ!ミンナトモダチダヨ!
79
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/24(火) 18:22:35 ID:5SJRZMIcO
乙!
80
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 20:52:27 ID:eVJ39Jf20
('A`)「五話目が何と46kbでした」
('A`)「流石に長いだろ常考って事で短くしていったら……」
('A`)「最終的に9kbになってしまった」
('A`)「今更だけど、前後編にすれば良かったと『後悔』しました」
( 'A`)「端折りすぎて意味不明。場面変更が若干無理やり」
( 'A`)「読者さん。あなたの理解力を私に貸して下さいね」
ってな訳で五話目を投下します。また短いけど気にしない。
81
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 20:55:33 ID:eVJ39Jf20
ξ*゚⊿゚)ξ「久しぶりに酒飲んだわ〜」
|^o^|「げろげろげー」
(*´・ω・`)「新メンバーも久しぶりだったしね」
(*´∀`)「俺はまだまだいけるモナ!」
(;´_ゝ`)「あのですね、そろそろ宴会止めませんかね」
俺たち五人は一つのテーブルを囲んで酒を飲み続けていた。俺は酒が飲めないので、ブームと一緒になってカシスオレンジをずっと飲んでいた。
|^o^|「兄者、お前とは良いカシスオレンジが飲めそうだ」
( ´_ゝ`)「だな。お互い、苦労人のようだし」
宴会が完全に終わり、皆が酔い潰れたのは今日の夕方だった。
( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです。
82
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 20:57:24 ID:eVJ39Jf20
( ´∀`)「さてと」
宴会の翌日、俺はモナーに呼び出されトレーニングルームへ行った。
俺の能力を開花させる為の修行をするそうだ。トレーニングルームの更に奥、俺は真っ白な部屋に案内された。
( ´∀`)「ここには何も無いモナ」
( ´_ゝ`)「まぁそうだな」
( ´∀`)「そして、ここでやる修行は『幻体』の発動モナ」
( ´∀`)「お前の能力を開花させるには、お前が弟者を最低一時間は発動させなくてはいけないモナ」
( ´_ゝ`)「残月のオッサンに会う感じか」
( ´∀`)「そうモナ。ま、弟者と昔話でもしてるといいモナ」
それじゃあ。モナーはそれだけ言って部屋を出て行った。
( ´_ゝ`)「うーむ……。とりあえず座禅でも組んでみるか」
(´<_` )「なんでそうなる」
( ´_ゝ`)「……計算通りだ」
弟者が出てくるのに、そう時間はかからなかった。
( ´_ゝ`)「ま、一時間はお前と喋れるんだ。ゆっくりしようや」
(´<_` )「もう消えかけてるけどな」
パッ、と弟者は姿を消した。
83
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 20:59:22 ID:eVJ39Jf20
(;´_ゝ`)「む、幻体の維持ってのは難しいみたいだな……」
( ´_ゝ`)「サンバの衣装だけ買っても、踊らなくては意味がないという訳か」
(´<_` )「分かりにくい例えを出すな」
それから俺は考えうる全てのボケを捻り出したが、弟者は突っ込むだけですぐに消えてしまった。
( ´_ゝ`)「お前は自動突っ込み装置か」
弟者は反応しなかった。
真っ白な部屋の中で、ボケと突っ込みだけが虚しく応酬していた。
――――――――――
彼の目の前には重厚な扉があった。彼はコンコンと扉を叩くが、向こう側からの返事は無い。
( 'A`)「あー、爆弾でも持ってくれば良かったかな」
ドクオはゴソゴソとポケットを探り、赤い筒状の物とライターを取り出した。
筒から伸びる糸に火を点け、ドクオはそれを扉に投げつけた。
( 'A`)「ま、持ってるんだけどね」
重厚な扉は爆発によって粉砕し、煙を上げて崩れ落ちた。
( 'A`)「タイマーズ攻略戦か……」
( 'A`)「後悔が多そうだぜ」
ドクオは黒煙へ向かって歩き、アジトの中へ入って行った。
84
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:01:11 ID:eVJ39Jf20
( ・∀・) ξ゚⊿゚)ξ |^o^|
【+ 】ゞ゚) ( ´・ω・`)
アジトの中では五人がその黒煙を見つめ、警戒していた。
( ´・ω・`)「いいかい、敵だったらすぐに殺す事」
誰も答えはしなかったが、全員がそれを心の中で頷いた。
( ・∀・)「来たぜ」
ブワッ、と黒煙は風に揉み消され、それに隠れていたドクオは姿を現にした。
( 'A`)「……あっちゃー。多勢に無勢かよ」
( 'A`)「他の通路探せば良かった」
ドクオがそう呟く間にも、彼の眼前には五つの死が迫っていた。
ξ ⊿ )ξ「リミッター完全解除!」
【+ 】ゞ)『憑依発現』
(#・∀・)「リリース!!」
( ´ ω `)「システム起動」
| o |「幽閉解禁……」
( 'A`)(ワオ。恐ろしいねぇ……)
( 'A`)(じゃ、頼んだぜ。クー)
( A )(……発動……)
「後悔の公開【ルック・バック・ディメンション】……」
ドクオに迫る五つの死は、間も無くドクオの五体をズタズタにした。
85
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:03:23 ID:eVJ39Jf20
――――――――――
彼の目の前には重厚な扉があった。彼はコンコンと扉を叩こうとするが、ビクッと体を震わせ思いとどまった。
( 'A`)「……なるほどね……」
( 'A`)「そりゃ、他の道を探した方が賢明だろう」
( 'A`)「サンキュー、未来の俺」
ドクオは扉から入る事を止め、どんどんそこから離れて行った。
しばらく歩いた所でドクオは洞窟の壁に耳を当て、コンコンと叩いた。
( 'A`)「……ここだな」
ドクオはゴソゴソとポケットを探り、赤い筒状の物とライターを取り出した。
筒から伸びる糸に火を点け、ドクオはそれを壁に投げつけた。
数秒してそれは爆発し、壁を粉々に粉砕した。
( 'A`)「ビンゴだ」
崩れ落ちた壁の向こうには通路があった。ドクオはその通路へ入り、すぐに天井のダクトへ身を隠した。
気配を消し、ドクオはダクトを進んでいく。時折聞こえる慌ただしい足音はきっと自分が原因なのだろう。ドクオはほくそ笑んだ。
( 'A`)「アイツが言う歌でも歌いたい気分っていうのは、こういう感じなんだろうな」
( 'A`)「だが、童貞戦士ドクオはそんなヘマはしない。堅実に前に進むだけよ」
86
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:05:08 ID:eVJ39Jf20
ダクト内を当ても無く進み続け、足音が消えた所でドクオはダクトから顔を出した。
( 'A`)(トレーニングルームか?)
ドクオは誰も居ない事を確認するとダクトから降り、部屋の入り口を少し開け通路の様子を窺った。
( ´∀`)「どうかしたモナ?」
( 'A`)(……あちゃー。ばれたか)
背後から話しかけられ、ドクオは内心諦めた。
( ´∀`)「新しいメンバーかモナ? ようこそ、ナンバーズへ」
( 'A`)(ばれていない? いや、警戒しておこう)
ドクオは扉をパタンと閉め、モナーの目を見た。
( 'A`)(試してみるか……)
( 'A`)「あの、今みんなで鬼ごっこやってて、誰にも気づかれずに団長室に行きたいんですけど……」
(*´∀`)「モナッ!? 鬼ごっこなら任せるモナ! こっちだモナ!」
( 'A`)(ミッション・クリア……かな)
――――――――――
彼は重厚な扉の前に居た。が、何もせずにクルリと振り返り帰って行った。
( 'A`)(団長室はあそこか……)
( 'A`)「グッバイ。マヌケなタイマーズ諸君」
ドクオは扉に背を向け、片手をポケットに入れ片手をヒラヒラさせて数歩あるくと、ドクオはゴソゴソとポケットを探り、赤い筒状の物とライターを取り出した。
筒から伸びる糸に火を点け、ドクオはそれを口にくわえた。
87
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:06:05 ID:eVJ39Jf20
――――――――――
(;^ω^)「ドクオ、オイラ達は確かに強いお。……でも、一人でタイマーズのアジトに行くのは危険だお」
( 'A`)「だが断る。残念だがもう行ってきた」
湖の見える城のテラス。そこにはドクオと、それを心配するブーンと、月を見上げるGが居た。
(;^ω^)「クソ……。お前の能力じゃあ止めようがないお!」
( 'A`)「団長室の場所と、アジト内部の設計図を手に入れた」
爪゚ー゚)「よくやった、ドクオ」
( ^ω^)「……後悔の無い人生って、どういう気分だお」
ドクオはニヤリと笑い、ブーンと顔を見合わせて言った。
('∀`)「最高に『ハイ!』って奴だね」
爪゚ー゚)「まぁいい。ドクオが入手したアジトの設計図を元に最後の作戦を練ろう」
( ^ω^)「……それはそうと、ドクオ。お前の能力のデメリットは、大丈夫なのかお?」
( 'A`)「俺が影響を与えた人間にも記憶、経験が残るってやつだな。それは大丈夫だ」
( 'A`)「運良く馬鹿な奴が居てな。そいつに道案内してもらったのさ」
爪゚ー゚)「好都合な話だ。その馬鹿な奴ってのが、強化系能力者である事を願うばかりだ」
Gはもう一度水面の月をみつめ、そっとほほ笑んだ。
( 'A`)「俺に案がある。タイマーズのアジト襲撃は……」
88
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:07:02 ID:eVJ39Jf20
――――――――――
( ´∀`)「さてと」
宴会の翌日、モナーは兄者をトレーニングルームへ呼んだ。
兄者の能力を開花させる為の修行をするつもりらしく、モナーは兄者をトレーニングルームの更に奥にある真っ白な部屋に案内した。
( ´∀`)「ここには何も無いモナ」
( ´_ゝ`)「まぁそうだな」
( ´∀`)「そして、ここでやる修行は『幻体』の発動……って」
モナーは言葉と止め、兄者の目をじっと見つめた。
( ´∀`)「……いつの間に発動の練習をしたモナ?」
( ´_ゝ`)「えっ? 俺、そんな事やった覚えないけどな……」
( ´∀`)「……もう少し深く視させてもらうモナ……」
モナーは兄者の目を更に見つめる。
( ´∀`)「……なるほど。どうやらアジトは攻撃を受けたらしいモナ」
( ´_ゝ`)「ん? どういう事だ」
( ´∀`)「俺は一回部屋を出る、お前は弟者と一緒に必殺技でも考えてろ」
じゃあなと言い残し、モナーは乱暴に扉を閉め出て行った。
(´<_` )「……兄者」
( ´_ゝ`)「なんだ。必殺技でも思いついたか」
(´<_` )「ああ。聞いて驚けよ……」
89
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:07:46 ID:eVJ39Jf20
部屋を出たモナーは団長室の噴水へ向かい、ビコーズに事の詳細を伝えていた。
( ´∀`)「Gの仲間に厄介な奴が居る。恐らくアジトの場所も、この月面の位置も把握されただろう」
( ∵)「なるほど。して、そう思った理由は?」
( ´∀`)「……俺の能力は相手の性質を見極める『ドット・ハッカー』
一度視た奴のデータは頭に必ず入っている」
( ´∀`)「そしてさっき、俺に見覚えの無い奴のデータを思い出した。
そいつの能力の詳細は分からないが……」
( ´∀`)「そいつは、明らかな敵意を持っていた」
( ∵)「……なるほど。その類の能力は知っています」
( ∵)「主要メンバーを会議室へ! 僕も人形ではなく、本体で向かう!」
,';,∵)サラサラサラ…
ビコーズは光になって宙に消えると、モナーは団長室を後にした。
モナーは通路に出ると歩きながら携帯電話を使い、メンバーの招集を急いだ。
( ´∀`)(急がないと……俺の記憶が確かなら、襲撃は……)
――――――――――
( 'A`)「一週間後だ」
――――――――――
( ´_ゝ`)兄者は誰かの為に戦うようです。
第五話。おわり
90
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/24(火) 21:13:48 ID:eVJ39Jf20
貧弱貧弱ゥ! と言われそうなレベルで短かい。
次は! 次こそはッ! 容赦無くいくッ!
100レス消化しようが、次回は俺のやりたいようにやるッ!
つまり、次回は戦いがあるって事なんだよォォォ!!
( 'A`)←短くなった原因
それでは。今度は本当にしばらく投下無いからな(チラッ
91
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 01:42:57 ID:C7gu8XYIO
はじめて読んだけど面白いな
期待期待
92
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 02:36:41 ID:ycS3k1Yo0
駄目駄目!! 駄目だ我慢出来ないィィィ!! 溢れ出る創作意欲が俺の頭を支配して離さないッ!
必要なのはリアリティ!! だが俺には関係無いねッ! 俺は書く! 原稿用紙が真っ黒になるまでッ!!
ジーハ村に悪名轟くグレン団! 俺の魂が怒り狂ってる! エウレカァァァ! 渚ァァァ!! 奏ェェェ!! ガンダァァァム!!
ポケモンゲットだぜ! かく言う私も童貞でね。飛ばねー豚はただの豚だ。バオウ・ザケルガァァァ!!! 速さが足りない!!
壁|A`) < ……以上、制作経過でした。
壁|A`)< 今の所30kbです。俺の本気はまだまだよ……。
壁|A`) < 俺、まだまだ無名だから頑張るんだ……。
93
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 03:16:20 ID:6Rzd5v1UO
乙
ボケと突っ込みのシーン想像したらシュールでわろた
94
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:31:21 ID:ycS3k1Yo0
| \
| ('A`) ガチガチバトルって飽食気味
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄ /
|
| (゚д゚)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
六話が書き終わりました。前中後編に分けて投下します。
>>90
なんて無かった。後で投下しに来ます。
95
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 16:34:23 ID:oVnygZK20
お、投下あんの?期待
96
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:39:18 ID:ycS3k1Yo0
( ゚д゚)「いらっしゃいませー」
( ´_ゝ`)「あ、ミサワじゃん。久しぶり」
( ゚д゚)「……何名様でしょうか」
( ´_ゝ`)「十人。まだ増えるらしい」
ξ゚⊿゚)ξ( ・∀・)( ´∀`)( ^^ω)¥・∀・¥
【+ 】ゞ゚)( ´・ω・`)|^o^|〈::゚−゚〉
俺達はこれから、このマックで会議を始めるらしい。
(゚д゚;)「店長ォォォ!!」
新しいバイト先はマックか。ミサワよ。
/ ,' 3「おおー。今日は新顔が居るのう」
(;゚д゚)「そうじゃないッスよ! 入りきらないですって!」
/ ,' 3「客全員追い出せ。こいつらはVIP待遇だ」
( ゚д゚)ポカーン
97
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:40:06 ID:ycS3k1Yo0
苦労人はどこへ行っても苦労するものだ。諦めろミサワ。
俺達は半ば強引に奪い取ったマックの席に座った。
(;゚д゚)「あの……、ご注文は……」
ξ゚⊿゚)ξ( ・∀・)( ´∀`)( ^^ω)¥・∀・¥
「「「「「マック・シェイクを頼むッ!!」」」」」
【+ 】ゞ゚)( ´・ω・`)|^o^|〈::゚−゚〉( ´_ゝ`)
( ゚д゚)「……はい」
ゴキュゴキュゴキュ!!
レロレロレロレロレロレロ
ズズズズズ!! ズビズバー!!
ξ゚⊿゚)ξ( ・∀・)( ´∀`)( ^^ω)¥・∀・¥
「「「「「次のマック・シェイクを頼むッ!!」」」」」
【+ 】ゞ゚)( ´・ω・`)|^o^|〈::゚−゚〉( ´_ゝ`)
( ;д;)「もうやだァァァァ!!!!」
( ´_ゝ`)兄者が誰かの為に戦うようです。
98
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:41:31 ID:ycS3k1Yo0
〈::゚−゚〉「君ね。新しい子っていうのは」
( ´_ゝ`)「ええ。宜しくお願いします」
〈::゚−゚〉「もう、止めてよ。タメでいいわ」
この人はぃし。表情は固いのだが、それ以外はとても柔らかそうだ。なによりホットパンツがイイ。
¥;・∀・¥「なぁなぁ、これって経費で落ちるよな? 割り勘とかじゃないよな?」
不安そうに服の裾を握り問いかけてくるのはマニー。渡辺を上回るローリングっぷりだ。ちなみにローリングにロリ的な意味合いは無い。
だが、この場に体操服で来るのはどうかと思うぞ。ブルマかどうかは読者諸君の想像に任せよう。
( ´_ゝ`)「大丈夫だろ。たかがマック・シェイクだし、俺が奢ってもいいくらいだ」
\*・∀・\「本当!? やった! 兄者大好き!」
だが男だ。
冗談である。間違いなく女性である。
( ^^ω)「僕は長谷川だホム。よろしくホム」
( ´_ゝ`)「あ、どうも」
最後は野郎か。俺は適当に受け流して挨拶を終えた。
(*^^ω)「兄者は『魔法少女まどか☆マギカ』って知ってるホム? 僕はそれに出てくるほむほむが好きなんだホム!」
こいつの語尾はそれが原因か。
俺はズビズバー! とマック・シェイクを啜り、会議が始まるのを黙々と待った。
( ゚д゚)「…イラッシャイマセ。タダイマカシキリトナッテオリマフ」
99
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 16:42:00 ID:oVnygZK20
おぉ、もうか。支援
100
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:42:48 ID:ycS3k1Yo0
<_フー フ 「いや、僕は彼らの仲間だよ」
( ゚д゚)「…ドウゾオクヘ」
<_プー゚)フ 「ありがとう」
<_プー゚)フ 「……やぁ。早速会議を始めよう」
また新しい奴か? 俺はシェイクの蓋の裏に付いたシェイクをレロレロと舐め取りながら、後から入ってきた奴を見た。
<_プー゚)フ 「ヒッキー。頼んだよ」
(−_−)「ああ。……『転送』」
ξ゚⊿゚)ξ( ・∀・)( ´∀`)( ^^ω)¥・∀・¥
「「「「「マック・シェイクをありがとう!!」」」」」
【+ 】ゞ゚)( ´・ω・`)|^o^|〈::゚−゚〉( ´_ゝ`)
( ゚д゚)「…マタオコシクダサイ」
――――――――――
<_プー゚)フ 「はい。きりーつ、れー、ちゃくせーき」
マックの次は体育館かよ。だが、体育館の中は一杯で、聞く話によるとこれは全員タイマーズのメンバーだそうだ。
これだけの人数になると流石に心細くなった。俺は弟者を呼び出し、体育館の端によくある梯子っぽい奴に上った。
さっきの奴はエクストと言うらしい。ビコーズの本体だが、限りなく幻体に近い体になっている。薄緑に光り浮遊するその姿は幽霊そのものだった。
その横に立っている伏し目がちな少年はヒッキー。なんと副団長だという。壇上のヒッキーはマイクを持って一歩前に出ると、明らかに緊張した様子で話し始めた。
101
:
俺は早漏なのさ
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:44:12 ID:ycS3k1Yo0
(;-_-)「あのですね、……みなさん。えっと……」
<_プー゚)フ 「……Gとの戦いがあります」
(;-_-)「そう! 一週間後にGとの最終決戦があります!!」
ナ、ナンダッテー!! 体育館にその一言が響き渡る。
(;-_-)「しょれにそなえて、G一味と戦う意思のある者を募りましゅ!!」
(;-_-)「やりたい人、手を挙げて!!!!」
やった事がある奴は分かる。誰も手を挙げない学級委員。渋々やって頑張っても、クラスから返ってくる反応は冷徹の極み。
それが今、俺の目の前で起きていた。
(-_-)「……はい。休み時間にするので、誰がやるか皆で決めて下さいね……」
ヒッキーは壇上を降り、体育館の片隅でいじけ始めた。
<_プー゚)フ 「今日中ですからねー! でないと、先生が勝手に決めちゃいますからねー!」
――――――――――
(´<_` )「何故すぐに手を挙げなかった」
( ´_ゝ`)「……怖かったんだ。すまん」
(´<_` )「……まぁ無理にとは言わない。じっくり考えよう」
102
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 16:44:29 ID:oVnygZK20
シリアスシリアス
103
:
俺は早漏なのさ
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:46:48 ID:ycS3k1Yo0
俺達は梯子っぽい奴の上にずっと居た。体育館から出ていく者や、各所で固まりUNOを始める者。それらを見つめながら、俺達はGについて話し合った。
やはり怖い。あの時の恐怖、プレッシャーは、思い出すだけでも気持ちが悪くなってくる。
オサムとモララーもあの時は生きていた(俺にはやせ我慢に見えた)が、どう考えてもその実力差が一週間で埋まる訳が無い。
Gが本気を出せば、すぐにでもタイマーズは壊滅してしまうだろう。
(;^ω^)「おーん。もう会議は終わってしまったのかお?」
俺達と同じように梯子っぽい奴に上る物好きが居た。太った体でよくぞここまで登ってきたものだ! 俺は心の中で大魔王になっていた。
( ´_ゝ`)「今は休み時間です」
(;^ω^)「え? そうなのかお?」
( ^ω^)「……まぁいいお」
( ^ω^)「君、流石兄者君だおね。話には聞いているお」
( ´_ゝ`)「おお。俺はそんなに有名なのか」
( ^ω^)「まぁね。オイラの友達とライバル関係だった母者の息子ってだけでも凄いお」
( ´_ゝ`)「アンタの名前は?」
( ^ω^)「内藤ホライゾン。ブーンと呼べお」
( ^ω^)「『おそれることはないんだよ 兄者くん ともだちになろう』」
( ´_ゝ`)「お、ジョジョだな。俺は花京院か……」
104
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:48:19 ID:ycS3k1Yo0
( ^ω^)「ネタが分かるのかお! お前気に入ったお! オイラの能力を使ってあげるお!」
(;´_ゝ`)「おいおい、会って早々バトルは嫌だぜ?」
( ^ω^)「兄者! お前をもっと強くしてやるお!」
そう……。ブーンは溜めて言った。
( ω゚)「……Gを超える所まで……!」
(´<_`;)「……いかん! 兄者避けろ!」
( ´_ゝ`)「え?」
俺はブーンに頭をガッチリと握られると、全身から一気に力が抜けた。
俺が梯子っぽい奴から落ちていく途中、ブーンは確かにこう言った。
( ω゚)「お前に眠る流石の血を目覚めさせた……」
( ω゚)「お前の潜在能力が、お前の体で耐えきれるかな……?」
俺は意識を失った。
――――――――――
(´<_` )「……兄者」
( ´_ゝ`)「なんだ。必殺技でも思いついたか」
(´<_` )「ああ。聞いて驚けよ……」
(´<_` )「名付けて、『田代砲』だ」
105
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:49:46 ID:ycS3k1Yo0
( ´_ゝ`)「パクリもいいとこだな」
(´<_` )「まぁそう言うな。俺も何で出来るのか分からないが、ちょっと見ててくれ」
弟者はそう言うと全身を光に包まれた。
(´<_` )「兄者、右腕を」
( ´_ゝ`)「おう」
俺は弟者の出した右手をギュっと掴んだ。
すると弟者は光となって細分化され、俺の右腕に取り付いた。
次第に形を整えていく光は、空気砲の様な、サイコガンの様な形になっていく。
( ´_ゝ`)「俺、サイコガンがいい」
「把握した」
弟者の声が頭の中に響く。右腕の銃は最終的にサイコガンになった。
サイコガンは心で撃つもんだぜ。コブラはそう言っていた。
俺は右腕に左手を添え、サイコガンに集まるエネルギーを体で感じ取った。
強い! これなら誰にも負けそうにない!
俺はサイコガンをぶっ放した。
真っ白な部屋をどこまでもかけていくサイコガンの光線は、遥か遠くで爆発を起こした。
( ´_ゝ`)「俺の名は兄者。右腕に銃を持つ不死身の男さ」
「……決まったな」
( ´_ゝ`)「「 流石だな 」」(´<_` )
106
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:50:51 ID:ycS3k1Yo0
――――――――――
( ^ω^)「ばいぶー」
(´<_`;)「クソッ! 待ちやがれ! 兄者に何をした!」
体育館の床に伏せる兄者は微動だにしなかった。
騒ぎを聞きつけた野次馬達が兄者に群がる。
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ! なによこれ! どうしったって言うの!?」
(´<_`;)「分らん! ツン、早くヒステリック・ドクターを……」
( <_ ;)「兄者……に……ッ!!」
弟者の体は光となり、兄者の右腕に取り付いた。
ξ;゚⊿゚)ξ「よく分かんないけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「リミッター解除!」
「ヒステリック・ドク……」
ξ ⊿ )ξ「タァ……」
ツンは能力を発動する寸前に腹、胸、左腿を光線によって打ち抜かれた。ツンはそのまま崩れ落ち、口から血を吐き出した。
流石兄者はふらりと立ち上がった。右腕にはサイコガンが付いており、煙を上げている。
107
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:52:25 ID:ycS3k1Yo0
( _ゝ゚)「……」
周囲の野次馬達は瞬く間に兄者の光線を体に受けた。乱射されるサイコガンは、タイマーズメンバーの四肢を容赦無く打ち抜き続けた。
死体だけが流石兄者の足元を転がる。頭部を無くした者、下半身を無くして這いずる者。
辺り一帯が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれ、流石兄者はそこへサイコガンを打ち続ける。
能力を使い対抗する者も居たが、難なく兄者に殺されていく。
( ´・ω・`)「ステータスが変だ」
流石兄者のサイコガンをヒラリヒラリと避けながら、ショボンは状況を分析していた。
( ´・ω・`)「流石兄者の潜在能力が無理やり解放されている」
( ´・ω・`)「……90レベルで覚える技を14レベルで使っている様なもんだね」
( ´・ω・`)「止めてくるといい。僕も力を貸そう」
【+ 】ゞ゚)「頼んだ」(・∀・ )
( ・∀・)「……おい、あれは俺が世話してるんだぞ」
【+ 】ゞ゚)「こっちだって、母者さんから頼まれているのでね」
( −∀−)「そーかい。……じゃ、行こうぜ」
【+ 】ゞ)『憑依発現』
(#・∀・)「リリース!」
『愚者の哲学』 「キング・オブ・アンガー!!」
跳びかかる二人に、流石兄者は三手遅れた。
――――――――――
108
:
以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします
:2011/05/25(水) 16:53:57 ID:oVnygZK20
【+ 】ゞ゚)「頼んだ」(・∀・ )
って二人とも他力本願かよって一瞬思った
109
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:53:58 ID:ycS3k1Yo0
( ^ω^)「おっおー♪ 歌でも歌いたい気分だお」
ブーン「達」は体育館の外、森に生える一段大きな木の上から体育館の様子を見ていた。
( 'A`)「やる事が大胆。そして卑劣だね……」
爪゚ー゚)「まぁいい。これで奴らの戦力はガタ落ちだろう」
l从・∀・ノ!リ「用事は終わったのかの?」
l从・∀・ノ!リ「ならば早くピクニックなのじゃー!!」
爪゚ー゚)「ドウドウ。アルプスは逃げないから黙るのだ」
l从・∀・ノ!リ「れっつら・ごーなのじゃ!」
(*^ω^)(俺の妹になってくれ……!)('A`*)
Gとドクオは瞬間移動で消え、ブーンも体育館を一瞥してから消えた。
(^ω^ )「……流石兄者。お前はオイラのヒーローになれるのかお?」
誰に言うでもなく、ブーンはそう呟いた。
110
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:55:36 ID:ycS3k1Yo0
――――――――――
(−_−)「負傷者を全員連れてこい!! 僕のラボに連れて行って治療する!!」
(;´∀`)「これで全員モナ! 頼んだぞ!」
(−_−)「任せておけ!」
転送! ヒッキーはそう叫ぶと、山積みの肉塊となったナンバーズのメンバーを連れてどこかへ消えた。
体育館の片隅で、生き残ったメンバーはエクストの造り出したバリアの中に居た。
そこから見えるのは、豹変した兄者と交戦する二人の姿だった。
<_プー゚)フ 「みんな、下手に手を出すと死ぬからね」
<_プー゚)フ 「あそこに居るのは、流石母者より強い生命体だ」
誰もが唾を飲み、負傷した者は兄者の姿に怯えながら、その戦いを見つめていた。
|^o^|「俺が行っていいなら、話は早いんだが?」
( ´・ω・`)「駄目だ。お前の能力じゃ、兄者が死ぬ」
|^o^|「殺した方が良いんじゃないのか?」
( ´・ω・`)「……お前よりも、アレは強いぞ」
|^o^|「……行ってくる」
――――――――――
【+ 】;ゞ゚)(ありえない! 愚者の哲学の効かない人間など居ないのに!!)
【+ 】;ゞ゚)(流石兄者! 一体どうしたと言うのですか!)
(#・∀・)「オサム! ぼさっとすんな!!!」
兄者に突撃しているモララーの怒号によってオサムはハッとし、再び体を動かし始めた。
距離を取らなければサイコガンとて無意味。モララーはただひたすら兄者に詰め寄り、渾身の一撃が決まる一瞬を狙っていた。
111
:
◆yeyP4e7tEQ
:2011/05/25(水) 16:56:33 ID:ycS3k1Yo0
( _ゝ゚)「……」
(;・∀・)(気持ち悪い!! こいつ! 本当に兄者なのか!?)
モララーの思考が雑念で一瞬停止した瞬間を兄者は見逃さなかった。
サイコガンをぐっとモララーの顎に押し当て、発射した。
モララーは寸で後ろへ飛び退き、サイコガンを避けた。
(;・∀・)(しまった!)
そこは、まさに格好の餌食。サイコガンに取って最高の間合いだった。
着地の瞬間、兄者はサイコガンを発射した。
| o |「幽閉解禁……」
「終わりの殻【マトリョーシカ】!」
サイコガンの光線に立ちふさがったのは、小さな小さなマトリョーシカ。
|^o^|「硬度20! 300枚!!」
スカカカカカ!! と、その小さなマトリョーシカよりも少しだけ大きなマトリョーシカが何重にも包む。
モララーの身の丈を超える大きさになったマトリョーシカはサイコガンの光線を防ぎ、役目を終えると同時に砕け散った。
|;^o^|「……こんだけやっても越えてくるか。流石兄者……!」
モララーと、参戦したブームに目を奪われている隙に、流石兄者は背後を取られた。
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