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It's beginning to and back again

278M=M ◆eskwQ12oL2:2011/01/09(日) 03:41:37 ID:fdJzhULc
「近畿御巡幸記」保田輿重郎

近畿御巡幸は、終戦後の各地御巡幸の最後の地域にて、ここを以って北海道を除く全国の御巡幸を終え給うたのである。(中略)
ここに生まれた国民的感激こそわが国史を通じての盛事の厳然たる最大事実であろう。
真の日本はここを大地としてしかと両脚を据え、わが民族の歴史は、この事実の生む感銘と確信の上に、将来の基礎をおくのである。
またこの事実こそ、表現を絶して、天皇の御本質を国民各自の国民感情の上に於いて、明徴し奉つたのである。
余が本御巡幸記を謹撰せんとした理由は、真の日本国民は古にありしままに、今もあることを、内外に示し、又海外遠隔の地の同胞に示さんとの念願からである。

奉迎の民は、令せずして動き、強いられることなくして、自ら振舞ったのである。
しかもわが国民が陛下に捧げる敬虔な親慕に思いは、わが天皇陛下が、ヒューマニズムにいう「人格」に於いてすぐれさせられけるからではない。
国民が陛下に熱狂して至誠を献げ奉るのは、国民としての各自に内在する精神のあるものによってである。
即ち天皇は単に一つの「人格」にては御座さぬのである。
国民は道義にねざす民族の願望と信仰と信念と希望の、永遠の象徴として拝するのである。
それは実に国史そのものである。
それは時空を超越した永遠の事実の象徴とも拝される。
実にここに国そのもの、民心そのものがあった。


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