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It's beginning to and back again

259M=M ◆eskwQ12oL2:2010/11/23(火) 03:19:41 ID:i4OQmZ3.
「テクストの快楽」 R・バルト

私が物語で味わうものは、決して内容ではないし、構造でさえない。むしろ私がその美しい外被につける擦り傷だ。

快楽のテクスト。それは満足させ、充実させ、快感を与えるもの。文化から生まれ、それと縁を切らず、読書という快適な実践に結びついているもの。
読者の、歴史的、文化的、心理的土台、趣味、価値、追憶の凝着を揺るがすもの。読者と言語活動との関係を危機に陥れるもの。

快楽のテクストの中では、対立する力はもはや抑圧の状態にはない。真に敵対するものは何もなく、すべては複数的である。

「テクスト」は「織物」という意味だ。しかし、これまで、この織物は常に生産物として、背後に意味(真実)が隠れて存在するヴェールとして考えられてきたけれど、
われわれは、今、織物の中に、不断の編み合わせを通してテクストが作られ、加工されるという、生成的な観念を強調しよう。
この織物の中に迷い込んで、主体は解体する。自分の巣を作る分泌物のなかで、自分自身溶けていく蜘蛛のように。

快楽が宙吊りにする力については、どんなに強調してもしすぎることはない。
(快楽が宙吊りにするのは意味された価値である)

衝動的な偶発事・・


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