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It's beginning to and back again

243M=M ◆eskwQ12oL2:2010/11/07(日) 01:27:59 ID:i4OQmZ3.
「管理社会」 G・ドゥルーズ

マイノリティとマジョリティは数を基準にして区別されるのではありません。マジョリティを規定するのは適合を強いてくるモデルです。
これに対してマイノリティにはモデルがない。マイノリティは生成変化であり、プロセスであるわけですからね。
何らかの面でマイノリティへの生成変化に組み込まれ、その生成変化の道を歩む決意ができていれば、誰もが未知の旅路に分け入っていくことができるのです。

将来的には主体化のプロセスが新たな権力を産み落としたり新たな知に回収されことになったとしても、主体化がおこなわれる時点を見る限り主体化のプロセスには確かに反抗の自発性があるのです。
義務と権力と知をそなえた審級が回帰することはありえないのです。主体化のプロセスを、<事件>と言うこともできるでしょう。
<事件>を引き起こす状況や、そのなかに<事件>回収されるような状況に訴えたところで説明のつかない複数の<事件>。<事件>の出現は一瞬の出来事です。
重要なのはその瞬間であり、とらえなければならないのはその機会なのです。

世界の存在を信じることが、じつは私たちに一番欠けていることなのです。
世界の存在を信じるとは、小さなものでもいいからとにかく管理の手を逃れる<事件>を引き起こしたり、あるいは面積や体積が小さくてもかまわないからとにかく新しい時空間を発生させたりすることでもある。


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