したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

It's beginning to and back again

228M=M ◆eskwQ12oL2:2010/09/21(火) 01:16:44 ID:R1.eUGzo
「男が女になる病気」 植島啓司

私は、男が女のカテゴリーへ自らをうつし入れるということ(又はそうした欲望)は、両性具有及び一つの全体性の体現というばkりではなく、
一つのトランスフォーメーションの現実化として意味を持つのではないかと考えている。
すなわち、肝腎な点は、二つのカテゴリー間を自由に往き来することができるという事ではなかったかと想像するのである。
もっとも広く見られる信念の一つに、動物と人間との転生・輪廻、化身、霊魂と肉体との分離などの特徴が見出される。
世界は常に変化することをやめない。人々は否応もなくこの現実の世界とは異なる世界へと連れていかれるのだ。
こうした信念のもとでは、異なる世界との間を幾度も自由に往復できる人間こそが神聖とされたのではなかろうか。カーニヴァルに登場する仮面・仮装はおそらくその名残である。

ある人間が超自然的存在と関わるには、彼が普通の人々とは異なっているという表徴が必要なのである。
それが広い意味での<病気>であり、ヒステリー性の精神疾患のこともあるし、具体的な肉体的疾患こともあるのだ。
人々は率先して、神職に従事する者の片眼を潰したり、足を切断したりしたのである。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板