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コピペ作成所

157おいコラァ名前見せろ!早くしろよ :2011/02/12(土) 09:23:20
:淫夢鉄道の夜:2011/02/11(金) 00:50:18 ID:IZ8eGYEZ0
「タドコロルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう
僕はもうあの野球選手のようにほんとうにみんなの幸のためならば僕のおしりなんか百ぺん掘られてもかまわない」
「うん。僕だってそうだ」タドコロルラの眼にはきれいな涙がうかんでいました。
「けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう」トオォンニが云いました。「僕わからない」タドコロルラがぼんやり云いました。
「僕たちしっかりやろうねえ。」トオォンニが胸いっぱい新らしい力が湧くようにふうと息をしながら云いました。
「あ、あすこ下北沢だよ。やくざの事務所だよ。」タドコロルラが少しそっちを避けるようにしながら天の川のひととこを指さしました。
トオォンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまいました。事務所に拳銃を構えた全裸のDBがどんと立っているのです。
そのDBの亀頭がどれほど小さいか、その股に何があるかいくら眼をこすってのぞいてもなんにも見えず、ただ眼がしんしんと痛むのでした。
トオォンニが云いました。
「僕もうあんなDBだってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう。」
「ああきっと行くよ。ああ、あすこの屋上はなんてきれいだろう。みんな集ってるねえ。あすこがほんとうの天上なんだ。
あっあすこにいるのぼくのお母さんだよ。」
タドコロルラは俄かに窓の遠くに見えるきれいな建物を指して叫びました。
トオォンニもそっちを見ましたけれどもそこはぼんやり白くけむっているばかりどうしてもタドコロルラが云ったように思われませんでした。
何とも云えずさびしい気がしてぼんやりそっちを見ていましたら、
向うの河岸に二本のアイスティーが丁度サッー!されたように連なって置いてありました。

「タドコロルラ、僕たち一緒に行こうねえ。」
トオォンニが斯う云いながらふりかえって見ましたら
そのいままでタドコロルラの座っていた席にもうタドコロルラの形は見えず
ただ黒いびろうどばかりひかっていました。トオォンニはまるで鉄砲丸のように立ちあがりました。
そして誰にも聞えないように窓の外へからだを乗り出して力いっぱいはげしく胸をうって叫びそれからもう咽喉いっぱい泣きだしました。
もうそこらが一ぺんにまっくらになったように思いました。


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