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スタッカート!

1名無しのAA書きさん:2015/02/20(金) 21:02:26
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                スタッカート!
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テーマソング
【Silent Siren】「KAKUMEI」MUSIC VIDEO FULL ver. 【サイレント サイレン】
ttps://www.youtube.com/watch?v=crGzlCuaTGg

                                             金曜:21:00

992名無しのAA書きさん:2019/12/20(金) 18:14:33
まだ確定はしてないんですけど、このクリスマスを機に、やる夫の短編板に自分用の作品発表スレッドを立てようかと思ってます。
地下スレ的に、乗っ取るのもアリかなって気もするけど。

993名無しのAA書きさん:2019/12/20(金) 18:21:25

と、その前に、雑談なのかわからないけれど、何でも書き込んじゃうような、このスレッドが1000超えちゃいそうなんで。

次スレです。

【へたれ】ジャジャジャジャーンク【雑談】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/3246/1576832126/


基本的にこのスレッドとやることは変わんないと思うです。

そんで、クリスマス会の作品リンクとか、発表場所もそこにしようと思います。

わざわざ専用スレとか建てると大げさになっちゃうし、生まれたてでピカピカの新スレだから、イケルかなって思って。


いじょー、告知でしたー。
ではではー。

994名無しのAA書きさん:2019/12/22(日) 10:57:44
これがこのスレ最後の感想文になるかいな

995名無しのAA書きさん:2019/12/22(日) 11:02:00
ウィッシュルーム 天使の記憶

◇アメリカ場末のモーテル感

大きな何にもない荒野な高速道路にぽつんとあるホテル。
そこに集まった数人のお客のそれぞれのドラマと、もう一つ主人公の探している謎の物語。

舞台はなんだか寂れたところだから、観光名所のような目の見はるものも、大きな出来事も起きない。
ミステリタッチで元刑事の物語なのに、暴力的なシーンはほとんどなく、殺人なんてちょっとした例外を除いて起こらない。

ゲームプレイ中は、ホテルのお客さんと話したり、時に尋問チックに踏み込むときもあれば、
でも奥の奥に踏み込みきれない感じもある。

そういうジレッタイ空気、なんかそのパッとしない空気というのは、エンタメとしては異端だけど、
でも、体験してみると、そういう雰囲気って自分はなんとなく好きです。
とても好きというわけじゃないけど、他の好きとも違う、独特の匂いがなんか良いなって。

グラフィックも写真とCGを合わせたのかな、ホテルの存在感があるし、
キャラの線を中心とした絵もまた、今どきのアニメ路線とも違った、でも、なんだか洒落ていて、凄く好み。

妙に現実感があるグラフィックで、特にメリッサなんて生意気な感じで可愛いし、
電話番さんの私情を控えてビジネスに徹する感じもまた可愛い。

キャラというのは絵の上手さと会話とか、なんかわからんが、ムードみたいなのが出ていて、佇んでいる感じ。生きている感じがする。

そういう意味で、異国アメリカのちょっと過去の出来事のはずなのに、なんだか親しみを感じる近さな作品です。

996名無しのAA書きさん:2019/12/22(日) 11:04:30
◇かなり贔屓が入ってると思うけど。

繰り返すように、自分の好きなこの味はエンタメとしてありなのか判断しきれず。
人によってはもっと派手に動いてほしい、ドラマチックに物語が脈づいてほしい、この伏線をこうしてわかりやすく。
そういう文句を言いたい人には駄作になるのもわかるけれど。

自分には、この作品は名作かは分からないけれど、とても心に残る作品。
なんかホテルに行った―って言う感じと、良い意味で退屈な旅を楽しんだ感じと、
そんなに深い仲になってないけれど、だからこそか、ホテルを去り別れていく際のキャラとのなんとも言えない寂しさ。
もう、会えないんだろうな、この人とかさ。そういう感じの。


初期DSの作の為、無理やりタッチスクリーンを使い切ろうとしている感じがするし、
それが操作性をこなしきれず、悪くしていて。
ちょっと思ったように動かないところがある。
音楽もどことなくお洒落に徹せれないで、チープな感じは残る。派手ムービーでの、見せ場がないので視覚的には平坦。

でも、そういうのもサービスが良くなくても、なんとか一宿の安らぎを提供しようとしている、
見た目が古びたホテルダスクの雰囲気、ムードへの演出としたならば、
凄くイイ味にはなっているよな。


でも、時折ある謎解き要素やゲームオーバー要素はこなれてなくて、ゲームが止まったりいらいらするかもしれない。
ムズカシイというよりも、不親切な感じで詰まっちゃうのかな。
その時は無理せず、wikiでも攻略サイトをチラ見しながらでも良いんじゃないのー?

あと、脂身の少なそうなアメリカンステーキ、美味しそうだった。

997名無しのAA書きさん:2019/12/22(日) 11:11:38

振り返ると。

紹介したものはマイナーなものが多いなー.
自分が好みだったり、良くも悪くも印象に残るものを紹介しているのだけど。
そこらへんが偏ってるんだろうな。

あと、なんとなく消えてしまいそうなものは、掘り出し物か分からんけれど、見て見て―っていうようなそういう贔屓アピールは入ってるのは確か。

だからこれはオススメ集としてはあんまり良くないと思うんだー。
でも、んー、これは自分の思い出記録帳のような日記として書いてる感じだから、それでいっかー。

そんじゃー、また、次スレで会いましょー。

ばばばーい。

998名無しのAA書きさん:2019/12/25(水) 00:23:47

はるか

◇北村薫的な本屋レクイエム

水に眠る、が発刊されたのが1997年。

今では英造が営むような個人による書店ってもうどんどん減っていってて、
(昔は古本屋とか、おばあちゃんが営むような本当に小さな店とかあったんだよね。昔の中古ゲームショップみたいに)
それどころか彼らを駆逐したチェーンの書店さえも、電子書籍やネット通販によって、危ういのが今なのだろう。

恐らくこの先、彼ら英造たちの本屋は潰れてしまい、
英造がリアルに居たら、かなり悲しい晩年を過ごしたのが、今からだと見えてしまう。

古本を愛し、神保町を愛し、アンソロジーを編んでいる、北村薫の本ラブがいかんなく発揮されたエピソードだが、
やはり消えてしまうことへのちょっとした、もの悲しいニュアンスがある。

コンピュータによってデータ管理する、そんなコミカルな笑いのタネは、
実はその先のネット通販やamazonを予見した上での笑いだよね。


そしてクリスマスで流れる、「星に願いを」「きよしこの夜」の切なさよ。

  何だか、その音で、店の中は余計静かになるようだった。

  だが、太刀打ち出来なくとも、わたしはわたしでやっているという、そのわびしさは、決して悪いものではなかった。

正に消えてしまう本屋のさびしさ、静かさ、わびしさ。
祈りの声すらも、わびしく聞こえていく、そのレクイエムのような。

でも北村薫は、それを「わたしはわたしでやっている」「悪いものではない」と肯定してくれる。

その終わりが見えていながらも、そこへ向こうものへの暖かい目線。


それは、はるか、が、人によってはイラっと来るだろうトラブルや凡ミスに店長は「おいおい」と肩をすくめながら、
その成長を歩みを温かく見守り、また逆に何か、若さなのか、ときめきなのか、何かをもらっているよと言える。

その主人公の店長の目線。その文体全体の北村薫の目線。

それは取りも直さず、本屋への深い愛情と、創出したはるかというキャラへの深い愛情(セルフ萌え)にあると思う。

999名無しのAA書きさん:2019/12/25(水) 00:25:51
もちろん、本作は本屋に限定するという見方は正しくないだろう。

それは滅びゆく愛おしき何かへの想いの告白、エールともいえるレクイエムとして、大きな普遍性を持っている。

実際に自分がアスキーアートでパクるとなると、
どうしても終わりが見えてしまうモナギコAAへのなにかしらの想いが、どうしても書いている内に溢れてきた。
それがAAに色を添えていれば、ここでパクる意味があったと思うが、そこは自分では分からない。

んー、脱線してしまいすいません。

そういう意味であらゆる終わるものへの愛着の一つの姿勢として、
まさに「きよしこの夜」のような祈りの作と位置付けるのが適切だと思うけれど、
ほんとうに、しゃれにならなく終わりそうな、町の本屋へのレクイエムとして本作を紹介したかった。


でも多くの読者はクリスマスに、そんなしんみりとしたムードを味わいつつ。
最後の最後に「あら?」と笑いというよりも「あっけらかんと、半ば呆然とした余韻」を最後の一節で味わうと思う。
御子と巫女を「ミコ」でかけている。オヤジギャグw


ただ、それは最後にドタバタ本屋ストーリーとして明るく終えたいという以上に、
はるかの視点を「本屋」に狭めないで、彼女には無限の未来がある、
それこそ巫女さんみたいなとんでもないバイトや人生を経験するだろうし、
はちゃめちゃな日本の未来の先を霊感ヨロシク、先取りしていき、乗り切っていくのかもしれない。
空の星のように何か変わらない輝きを放ち続ける人になるのかもしれない。

英造の本屋は滅びる、というのは自分にはやはり分かってしまうが(思い込みだとしても)、
はるかの未来は、読めないし、どうなるかという広がりのような、それに呆然と振り回される店長モードも含めて、
その余韻には、やはり祈りがあると思う。しんみりとしたものじゃないけれど。

はるかは、厳しい冬の中のクリスマスの夜に、春の香を告げる春香というよりも、遥か未来を歩もうとしている。
だから原題のはるかの漢字名は明かされていないが、「遥」であってほしいなと思いつつ、妄想を閉じたい。

1000名無しのAA書きさん:2019/12/25(水) 00:26:53
ってーこって、

1000GETズサー!

と、このスレも役目を終えたのです。

ありがとね。




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