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正義上原はスゴイのです\(^〇^)/

122『非本番系のお店で本番をするためには』:2006/09/22(金) 11:13:53 ID:fu37l8rM
ポン引きについて行くと、果たしてどんな怖いことが待っているのか。

「ひどいじゃないかOくん。なにがボクも同行します。だよ」
「いや〜すいません。一人は残ったほうが安全かなと思ったんもんですから。で、どうでしたか」
 オレは中であった事の一部始終を話して聞かせ、テレコに録音した証拠のテープも再生した。
「でもさ、ほら7000円は帰ってきたよ」と、千円札7枚をOに渡す。
「おお!! すごいじゃないですか。さすが。タダでは帰ってきませんね」
「ところでOくん。今度はいくらなんでもキミが行ってくれるよね」
「えっ…」躊躇するO。
「まさかイヤとは言わないよね」
「わ、わかりました。次はボクがボッタくられましょう」おっ、さすがOくん。声は震えてるけどそれでこそ男だぜ。
 そうと決まれば話は早い。二人はまたしても歌舞伎町の危険地帯へと足を運んだ。ウロウロすること五分。またしても怪しげなオヤジが近づいてくる。
「あ、どうも…今日は遊びの方ですか」
「え、まあ…」今度はさきほどのオヤジよりも年配に見えるが、物腰は柔らかい感じである。
「どうですかね、韓国系でよろしければ二万円で本番なんですが」韓国系と聞いて『ヤバイ』と感じたのだろうか、Oは。
「いやニ万も持ってないんですよ」と、ヒビっている様子。
「ご予算はどれくらいでしょう。じゃここは思いきって壱万五千円ポッキリ。これで本番アリならどうですか」なんといきなり五千円のダンピングとはさすがだ。もしかしたらこのオヤジ、さっきの阿部四郎より数段上かもしれないぞ。
「ねぇ、ここがいいんじゃないの」と無責任な発言のオレ。もう他人のこととなればどんなに危険だろうとかまいはしない。
「えっいや、壱万五千円も持ってませんよ」と、O。「だったらね、壱万円ポッキリ。これだと本番は無いんだけど、それ以外のサービスは全部あるから。ねっこれでどう? 」
「いや…しかし」
「ね、Oくん。いい加減諦めて、ここにしなさいって」いやいや、今までの復讐心から自然と笑いが込み上げてくる。
「そ、そうすか…」しぶしぶOはオヤジの後を付いて行く。オヤジが連れて来たのは区役所通り沿いにある築30年は経っているであろうボロビル。これはもう見るからに怪しい。外観を見ただけでとても無事帰って来れるとは思えない。オレは頃合いを見計らって「友達から電話が入ったから」と言って、その場を立ち去る。ご愁傷さまケケケ…。
 あとはOが戻ってくるまで漫画喫茶で時間でもつぶすか…。と余裕をこいてたらOがなかなか戻ってこない。すでに一時間は経過している。こうなるとさすがのオレも心配になってきた。もしかしたら拉致監禁されてるんじゃないか…いやまさか。
 しかしその心配は完全に取り越し苦労に終った。戻ってきたOは満面の笑顔を浮かべ、
「いやぁ〜。よかったっすよ」
「なにがよ? 」
「あの韓国人ヘルス、ボッタくりじゃないんすよ」
「ええっ」
「ホントに、2回も抜かれちゃいましたよ」Oのにやけ顔がさらににやけている。マッマジで……? 。じゅああのポン引きのオヤジは…いったい。
「いやぁ良心的なポン引きもいたもんですね〜」
「……」
 そう言われて見ればあのポン引きオヤジ、前の安部四郎とはどことなく雰囲気が違っていた。しかしだ。ついてないのはオレの方だよ。チクショー。

 なんて、幸運な。というわけで次回はもっと恐ろしい出来事が…。


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