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なんか童貞卒業できそうや

919歳:2005/09/24(土) 21:24:53
体調をくずしてしまって報告がおくれてしまった。

その日、俺は約束の時間に、その子の家に行った。
おばあちゃんと奥さんが暖かく迎えてくれたが、肝心のその子は、どうやらいない様子だった。
正直テンション下がったけど、おばあちゃんに申し訳ないから楽しい感じに振る舞っていた。
また、例のやたら甘い和菓子が出てきて、無理して「おいしいです」とほおばった。
おばあちゃんの、いまいちよく分からない昔話を「そうなんですかぁ」と聞いていた。
…俺は、その子が帰ってくるのを待っていたのだが、帰ってこない。もう7時だ。
諦めて帰ることにしよう。おばあちゃんは「また来なさい」とまた言っていた。
そして玄関を出て、家の門まで結構な距離がある庭を歩いていると、暗がりの中、
こっちに向かって歩いてくる人影が見えた。その時点で、それが例のあの子だということは分かっった。
「ドラマみたいや!」そう思った。
その子は俺に気付いて、微笑んで会釈をしてきた。俺も「どうも」とか言って会釈した。
「アドレスを聞かないと…」そう思っていても、いきなりすぎてタイミングがつかめない。
その子は「それじゃあ」って言って、家のほうに歩いていってしまう。
「あの!」俺は叫んだ。その子が振り向く。…沈黙…
呼び止めておいて、何も言葉が出ない。とにかくなんか言わないと…。
「俺は童貞です!」何を言ってるんや俺は!自分で言っておきながら、そんなことを思う。
普段から童貞のことを気にして、こういうサイト見てるから、そんなことが口から出てしまったのかもしれない。
暗くて、彼女の表情は確認できなかったけど、きっと軽蔑の眼をしているだろう。
また沈黙…。「あの…だから、メールアドレスを教えてください」だからって、どういうことやねん!
俺は自分自身が分からなくなった。意味不明男だ。
彼女は「あぁ、はい…」って言って、かばんから携帯を出しながら近づいてきた。
なぜか彼女は俺にアドレスを教えてくれた。あまりに意味不明すぎて、恐怖心からの行動かもしれない。
「スイマセン…」俺はボソッとつぶやいた。本当に申し訳なく感じていた。
すると彼女はクスッと笑って、早足で家のほうに歩いていった…。

その日、家に帰ると熱が出た。
メールアドレスは教えてもらったものの、なんて送ればいいのか…言葉がみつからず、
けっきょくメールはしていない。
あぁ…まだ熱が下がらない。しんどい…
やっぱり、まだしばらく童貞や。


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