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岩崎ダイ病院
430
:
ダイ優作
:2020/12/02(水) 05:25:56
それではさっそく、頭蓋骨マッサージをしてみましょう。
(1)耳の上のマッサージ
両手の指の第2関節を曲げ、薬指と小指の第2関節を耳の上にぐっと押しあてます。そして耳の上を、3段階に分けてマッサージします。1段階につき、10数えるくらいの長さを目安にしましよう。
(2)こめかみのマッサージ
両手を軽く広げ、小指球(手のひらの小指の付け根の、盛り上がっている箇所)をこめかみの下あたりにぐっと押しあて、グルグルと後ろまわしで10回マッサージします。その後、両手をこめかみの、くぼみのあたりにあて、やはり10回マッサージします。
(3)後頭部のマッサージ
両手でこぶしをつくり、小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端あたりにぐっと押しあてます。そして、頭蓋骨の下のラインに沿って手を中心部へ移動させながら、4段階に分けてマッサージします。1段階につき、10数えるくらいの長さを目安にしましよう。
4段階目では、片方の手の小指の第3関節を、後頭部の左右ど真ん中、髪の生え際の少し上のくぼみのあるあたりにぐっと押し当てます。
このとき、両方の手でマッサージするのが難しい場合は、片方の手ずつやっても構いません。
4段階目の場所を小指で押すのが難しい場合は、親指でもんでも構いません。
(4)側頭部を温めてリラックス
目を閉じて両方の手のひらを側頭部の耳の上あたりにあてます。そのまま、じわっと手の温もりを感じながら、ゆっくり30数え、最後に大きく深呼吸して、手を離します。「手が冷たい」「なかなか温まらない」と感じた方は、手を10〜20回すばやくこすり合わせ、手を温めてから行いましょう。
■肩こり解消「頭蓋骨マッサージ」の4つのポイント
このマッサージは、以下の4点に注意しながら試してみてください。
(1)マッサージの時間は、1回あたり 3分程度を目安にしましょう。
(2)少し強めの力でマッサージすると、より効果的です。頭皮をただもむのではなく、頭蓋骨をもむつもりで、手をしっかり押しあててから、マッサージを始めてください。
(3)側頭部を温める際、「手が冷たい」「なかなか温まらない」と感じた方は、手を10〜20回すばやくこすり合わせ、手を温めてから行いましよう。
(4)無理のないペースで深呼吸(腹式呼吸)をしながらマッサージすると、リラックスできるうえ、血液やリンパの流れもよくなります。
疲れている自覚がある人にはこの頭蓋骨マッサージが、初めは「痛い」と感じるかもしれませんが、一通り最後までやってみてください。もちろん効果には個人差がありますが、少し強めにマッサージするくらいがちょうどよく、頭のコリがほぐれて体も気分もリフレッシュします。肩や腕を力ませないように、肩を落とし、背筋を伸ばして行ないましょう。
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