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緑の大魔王

1吹雪:2006/06/19(月) 00:57:34
この話は、大乱闘DXを知らないとよく分からないかもしれません。
知らない人にはお詫び申し上げます。
すこし説明をしておきますと、これは「緑の大魔王」クッパが
ギガクッパに堕ちるまでのショートストーリーです。
わかる人は楽しんでくれたら嬉しいです。
それでは本編がスタートです。

2吹雪:2006/06/19(月) 01:09:18
……痛イ…苦シイ…。
ソシテ…何ヨリモ悔シイ――。マリオ――。
そこで目が覚めた。
クッパは久しぶりに夢を見ていた。
それは、何度挑んでも、何度戦っても、何度倒そうとしても勝てなかった宿敵の夢。
もう姫などどうでもよくなっていた。全てはマリオを倒すため――。
それこそが生きがいになり、恨みと化し、心の中に満ちた。
その心の隙間につけいられ、堕ちるとも知らずに。

3吹雪:2006/06/20(火) 17:15:41
「何故勝てん……。そもそも、初対面で溶岩の海に落とすとは何だ。まあワシ
 も火噴いてたりしたが。南の島を汚して逮捕させようとしても何故か嗅ぎ付
 けられて倒されたし。『スターの杖』で無敵になったときもやられた。怪物
 かあいつは。」
自分の事を思いっきり棚に上げてひどい言いぐさである。
「何かいい方法はないものか……。」
そうつぶやいた直後。
――教えようか?
それは不意に、頭の中に響いた。
「誰だ!」
クッパは反射的に声を張り上げた。しかし答える声は無く、辺りは静まりかえっている。
「幻聴か……」
そう言うと、クッパはまた眠りについた。

4吹雪:2006/07/04(火) 17:05:36
翌日。
「『マリオ討伐 その157』、作戦開始。」
「よく続きますね……。」
横でカメックババがあきれているが、この際無視だ。
「いつもこっちの方が数も兵装も仕掛けも勝っているのに、
 なんで単身で乗り込んでくる奴に負けるんでしょうね?」
「奴はほとんどの敵を倒せるからだ。この前なんか幽霊まで倒していた。」
『敵』は倒せる。つまり、味方さえも『敵』と認識させればいい。
「カメックババ。」
「何です?」
「至急、催眠薬を作れ。」

5koyo:2006/07/06(木) 14:28:41
jln.kn


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