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逆襲の 野比のび太

1永遠の2番手ルイージ男爵:2006/03/08(水) 20:42:51
19XX年これはある一人の少年の物語である
青年は神と契約し復讐の限りを尽くしていた

2ピンクエンジェル8号:2006/03/08(水) 21:50:26
のびた「ついに手に入れた!これさえあれば・・・」
そこはある廃ビルの地下室だ。

33ピース:2006/03/10(金) 21:46:33
のびた「こ、こ、これでオレはみぞに落ちなくてすむ。」

4永遠の2番手ルイージ男爵:2006/03/11(土) 10:56:26
のびた「さっそく試してみるかくっくっくっくっ」

バン!!するとビルのドアから誰かが入って来た
ドラ「ごらーーーーーーー!!!、おまえはなに馬鹿げたことやってんだ
ボケーーーーーー!!!!!」
入って来たのはドラだった

53ピース:2006/03/11(土) 20:51:20
ドラ「だいたいおめいは、オレ様に頼りすぎなんだよ」ドラはのびたから、世界破壊機を取り返し、今度はドラがさけんだ。

6ピンクエンジェル8号:2006/03/11(土) 22:33:40
ドラ「とったどーーーーーーー!!!」
の「かえせごらーーー!!!!!!!」
ビシバシ・・・
の「まったく、油断もすきもねーぜ!」
ドラ「のびた、それを使うと大変なことに・・・ウグっ・・・バタっ」
ドラえもんは気絶した。
の「ドラえもんをもこえた!私を止められるものはいない!この世は私のものだ!
  わははははははははははは・・・」
地下室にのびたの冷たい笑い声が響いた。

7永遠の2番手ルイージ男爵:2006/03/12(日) 12:11:41
バキベキ!!
のびた「ぐは!!・・・だ・だれだ」
するとそこにはドラえもんが立っていた
ドラ「フフフ、甘いぞのびた敵に背を向けるそれは死を意味する・・・」
の「何・・お前は気絶したはず・・・」
ふふふ・・・ドラえもんの声が地下に響く
ドラ「ハハハハハ馬鹿めお前が倒したのはダミーだ」

8MP5K:2006/03/12(日) 19:23:00
ド「喰らえ『地球破壊爆弾』!」
の「やってること一緒だっ!?」
ド「じゃあこっちでもいいぞ。『熱戦銃』!」
の「・・・もーどーでもいーやー♪」
――直撃。ドラえもんの前からのび太は消えていた。
ド「・・・え?僕は何を・・・。」
今更我に返るドラえもん。もう遅い。
ド「誰か殺したような気がするんだけど・・・。気のせいだな。部屋に帰ろ。」

9MP5K:2006/03/13(月) 18:47:51
の「ここは・・・?」
綺麗な花畑。少し向こうには一本の川が流れている。そんな爽やかな場所に
のび太は寝転がっていた。
の「ドラえもん・・・?どこ?地下室は?」
???「ここは天獄。あなたは死んで、ここに来たんだよ。」
の「天国?そうか、熱戦銃で撃たれて・・・。地獄じゃなくてよかった・・・。」
???「・・・何か勘違いしてない?あなたは生前、良い事も悪いことも
    たくさんした。だから天国と地獄、どっちに行くか判定できなかった。
    ここはそういう魂が行くところ――『天獄』だ。」

10MP5K:2006/03/18(土) 20:59:33
???「私は天使・・・といっても新米だけど。もうじき新米悪魔も来る。
    それで、今日からあなたをテストさせてもらうよ。49日間の間下
    界に降り、どっちにいくかを見きわめるためにね。」
の「へえ・・・。下界って・・・、僕が元いた世界に戻れるの!?」
天「『元いた世界』って・・・?」
の「それは・・・。え・・・?僕が、生きていたところ・・・。
  僕の知っている人たちがいたところ・・・。」
天「それは、『誰』?」
の「『誰』って・・・。」

――分からない。思い出せない。僕の周りには、誰がいた?僕はどこにいたんだ?
  僕はどうして死んだ?そして――僕は、誰だ?
記憶の片隅に残るもの・・・。青、猫、そしてロボット。
この記憶は・・・何だ?

113ピース:2006/03/19(日) 19:57:56
天「まっとにかく行きましょう。」
の「そんな-」
天「つべこべ言わずさっさと行くぞ」
ターイムマジック
の「はっそうだった、オレは、あいつに、あいつに。」

12MP5K:2006/03/19(日) 22:34:54
天「・・・とまあ、こんな幻覚を見せることも出来ます。」
の「あ・・・今のは幻覚だったのか・・・。」
天「話は戻るけど、思い出せないでしょ?生前のこと。」
の「うん・・・。」
天「じゃあ、準備は完了しましたね。あなたは、ここに来たときから徐々に
  昔の記憶を消されていってるんです。そうしないと、下界での生活に邪
  魔でしょう?」
ジャマ・・・。
僕の記憶が?これから行く下界で?何で?
考えても分からない。それくらい知っていた。ここではそういう『掟』なのだろう。
そこまで考えたとき、不意に声がした。
???「おい、そこの白いの!俺の『試験』はこいつか?」
『試験』・・・?何のことだ?
天「あなたは・・・。新米の悪魔ですね。」
悪「ああ。・・・おい、人間!俺は、お前を『地獄に連れて行く側』だ。よろしく。」

13MP5K:2006/03/21(火) 18:50:34
の「・・・?」
天「あ、説明してなかったね。これは、私達の『試験』でもあるんだ。あなた
  を天国に連れて行ったら私の勝ち、地獄に連れて行ったら彼の勝ち。そし
  て、負けたほうは消され、」
悪「勝ったほうは地獄、もしくは天国で正式に任命される。」
の「・・・わかった。ところで、上から何か降りてくるけど?」
天「あれは、死神様だ。ここでは、私達新米にとって一番偉いのは、神でも閻
  魔でもなく死神なんだ。あの方があなたの進路を決める。」
死「準備は出来たようだな。それでは、今から下界に降ろす。人間よ、私の名
  は零。ここを仕切る死神だ。49日後また来る。」

トン、と軽く背中を押されたような気がした。
あれ?体が軽い。見渡すと、周りには何も無く、前からはどんどんと雲がぶつ
かってくる。そこでやっと気づいた。
――僕は今、落ちている。

14永遠の2番手ルイージ男爵:2006/03/24(金) 13:19:23
の「ギャ−−−−−!!!ターースーーケーーテーーー!!!!」
いまはだいたい1000メートルといったとこだろうか
もう地面が見えている
の「あのやろーー、これからどうすれば・・」
の「!!そういえばスペアポケットがあったなこれを使えば・・・」
それは一昨日の晩ドラえもんからもしもと思って奪っていたのだ

15MP5K:2006/03/24(金) 17:37:21
「おい・・・何をしている?」
悪魔の声がする。ポケットの中を探ろうとしたときだった。
悪「・・・これを見て思い出したか・・・。しょうがない。
  『忘れろ』。」
悪魔の手から何か出ている。黒い・・・矢?それが、僕に突き刺さった。
瞬間、頭に激痛が走った。そしてスペアポケットが消えていく・・・。
悪「悪いな。お前の記憶は邪魔なんだ。さっきの激痛で、思い出しかけていた
  記憶も抹消したぞ。今何をしていたかすらも忘れただろ?」
うなずくしかなかった。簡単に記憶を消せるのか・・・。厄介だな。
天「悪魔・・・。人間相手に普通に黒魔術使わないでください。」
悪「はいはい。・・・人間、そろそろ下界に着くぞ。」
言葉が終わると同時に、僕の体は白い光に包まれた。

163ピース:2006/03/25(土) 10:55:27
・・・記憶がない俺とはいったい誰なんだ。

はっ、誰か来る!なぜか手に汗が・・
ギャーーーーー

17MP5K:2006/03/25(土) 12:14:27
そこで目が覚めた。天井が見える。どうやらどこかに寝ているらしい。机、本
棚、押入れ、ふすま・・・。どこか懐かしい感じがする部屋だ。机の引き出し
から紙がはみ出している・・・。
『算数テスト 名前 野比のび太 点数 25点 ・・・』
押入れを開けてみた。上の段には布団が敷いてある。誰の布団だろうか。
次に、窓から外を見てみた。青空。昼頃だろう。柔らかな日差しが差し込んできた。
の「本当に下界に降りたらしい・・・。」
それにしても、全く人の気配がしない。出かけているのだろうか。
の「今日から49日間・・・か。」
のび太は一人そうつぶやいた。

18grfvcdsx:2006/04/01(土) 01:38:55
u

19MP5K:2006/04/08(土) 23:42:15
『天獄の掟 Ⅰ』
天使と悪魔は49日間、交代でその人間の行動を日記にする。
49日間が終われば死神が善事と悪事を計算し、連れて行くところを決める。
もし対象の人間が記憶を取り戻したならば、その人間は死ななかったことと
して試験は終了し、天使と悪魔には次の試験を受けさせる。

20MP5K:2006/04/09(日) 18:24:33
〜一日目 PM3:30〜
「ただいまー!」
ドアの開く音とともに、一階から声がした。
の「誰か帰ってきたみたいだな・・・。くそっ・・・どこかに隠れないと・・・。
  しょうがない、押入れの中に・・・。」
隠れ終わるや否や、部屋のふすまが開けられた。
ド「のび太君、どこ行ったんだろう?昨日から全然見ないし・・・。
  友達の家にも裏山にも学校にもいなかった・・・。」
の(・・・のび太という人が昨日から失踪したらしい・・・。
  そういえばさっき『野比のび太』と書かれたテストがあった。
  この家の人なのか?)
ガタッ・・・。
ド「・・・押入れに誰かいるの!?」
の(うわ、やばい・・・。気づかれた・・・!)
・・・ガラッ!
ド「の・・・のび太君!今までどこにいたんだ!ずっと探してたのに・・・。」
の(え!?僕が・・・『のび太』?そんな・・・。)
『悪いな。お前の記憶は邪魔なんだ。』
『あなたは、ここに来たときから徐々に昔の記憶を消されていってるんです。』
の(ここが、僕の元いた場所・・・。)


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