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同居物語 春希と七海

1名城作家:2005/09/19(月) 22:57:45
少年「遺産?」
ここ東京の首都圏に程近い住宅街で、春希は言った。春希の父は5年前、母は1週間前に亡くなった。そして今は祖父母と暮らしている。春希は大急ぎで祖母のもとへ行った。
祖母「あんたの父ちゃんの名義の通帳だよ。」
春希は中を見てみる。
春希「一、十、百・・・一億、十億、百億、千億だ・・・。」
祖母「遺書まで」
そこには「このお金千億は全額、息子春希に相続する。」と書いてあった。
祖母「あんたのお金だ、好きにしなさい。」
春希「やったー!あのマンションに住める!!」

2名城作家:2005/09/25(日) 22:56:35
翌日、春希の通う都中学2年1組の教室
男子A「春希の奴遺産でマンション買ったらしいよ、うらやましい〜。」
男子B「あいつの家別に金持ちってわけじゃなかったのになぁ」
女子A「どう思う?七海?」
七海「あたしちょっと行ってくる!」
女子A「ちょっと待ってよ〜」
七海は無視して春希のもとへ行った。
七海「ちょっと春希!」
春希「え、あ、うん・・・何?」
この様子からして春希は七海に気があるようである。

3名城作家:2005/09/29(木) 22:54:36
七海「いや、なんでもないけど。」
春希「?」
呆然と立ち尽くす春希に男子Aは部活へ行こう、と誘った。

春希の所属するバスケ部は6時に活動を終えた・・・
春希「さーて、終わったぁ!!今日の練習も充実してたなぁ。」
さすがキャプテンといったところだろう。
顧問「春希、終わりの挨拶をしろ!」
春希率いるバスケ部員一同は頭を下げ
春希「ありがとうございました!さようなら!!」
一同「ありがとうございました!さようなら!!」

4名城作家:2005/10/08(土) 11:32:04
春希の住むマンション、702号室のLDK
春希「カレーだ、カレーだ。」
今日の夕食はカレーらしい。とそこで、ピンポーン!誰か来たようだ。
ガチャッ 何の抵抗もなく春希はドアを開けた。
そこには土砂降りの中を傘も差さずに来た七海の姿があった。
七海「ごめんね、こんな時間に。お母さんとケンカしちゃって」
春希「よかったら一緒に住まない?」
七海が、え、いいの?といい春希は、もちろんと言う。
七海「ありがとう。」
その瞬間、春希と七海の唇か重なる。
七海からのキスで、その証拠に春希は身を仰け反っていた。

5名城作家:2005/10/10(月) 12:48:21
つまり七海が身を乗り出し、春希が避けようとしたという感じである。
七海「じゃ、上がるよ」
ようやく春希がある実感を持った。
春希(俺、七海と一緒に住むんだな)
まさか七海は俺に気があるのか?そんなことも考えたが、結論は出た。

夕食の(カレーライスが並ぶ)テーブル・・・
七海「おいしい!春希料理うまいんだね!!」
春希「まぁ父さん死んでから母さんの手伝いしてたから・・・。」
七海のペースで会話が進む。春希はなかなか話を切り出せない。

6名無しさん:2005/10/16(日) 21:50:20
春希「ね、ねぇ七海・・・」
七海「何?」
春希「七海ってこんなに簡単にキスする人なの?」
七海が一瞬戸惑ってから言う。
七海「ううん、初めてよ。」
春希「ファーストキス!!?」
七海「うん、そうだよ」
ここでこの話は終わり話題は次へいく
この間春希はカレーをおかわりし、七海は持ってきたトランクから何かを取り出した。

7名城作家:2005/10/28(金) 15:30:21
↑を書いたのは俺(名城)です。では物語の続きをどうぞ!

七海がトランクから出したのはノートパソコンだった。
春希「いいなぁ、俺もデスクトップなら持ってるけどノートはないよ」
七海「ねぇ、なんかずっしいけどさぁ・・・あたしの部屋ってあるの?」
春希は忘れてた、という顔をして考える
結局空いていた玄関側の洋室を七海の部屋にする。
七海「ありがと」
春希「全然いいよ」
つまらないことで話は絶えず続き、夜になってしまった
まだほとんど(机と食器以外)生活に必要なものがそろっていないので次の週末、2人で買いに行くことにした。

8名城作家:2005/10/29(土) 12:21:55
7月上旬 
東京都の首都圏に程近いあるマンションの702号室
春希と七海の同居2日目
春希「あと1日で家具が揃ってこの何もない生活からおさらばできる〜」
朝食のテーブル、2人とも朝は洋食の方がいいらしく、トーストが並ぶ。
七海「ずっと気になってたんだけどさぁ」
今朝の話題も七海が出す
春希「何?」
七海「このマンションって智哉と円佳も住んでなかったっけ?」
春希「そ、そうだったぁ!!」
智哉と円佳は春希と七海の小学校からの親友である。

9名城作家:2005/10/30(日) 22:08:51
朝食後・・・
表札に『村松春希 早川七海』と書いてある702号室を2人は出て
505号室に向かった。
ピンポーン、と春希はチャイムを鳴らす
少年「はい」
出てきたのは間切れもなく2年3組でバスケ部の西崎智哉、本人である。
智哉「春希と・・・七海?何でこんな時間に2人で俺のうちにいるの?」
春希「引越してきたんだよ、それで七海と同居中」
智哉「は?え?」
七海「それであいさつしに来たんだよ。」
智哉「ふ〜ん」
やはり七海に口答えはできない。そして2人は智哉を置き去りにして円佳の部屋に向かう。

10名城作家:2005/11/05(土) 21:24:30
204号室
春希「ここ、だったよね・・・?」
七海「そうよ」
ピンポ〜ン、今度は七海が押してガチャッ、とドアが開く。
七海「おはようッ」
円佳「おはよう」
七海が強い調子で言い、円佳は穏やかな調子で言う。挨拶ひとつにも性格がでるものである。
円佳「どうしたの?2人で来るなんて珍しいよねぇ」
七海「このマンションの702号室で同居してるだよ」
円佳「へぇ〜、知らなかった」
ここで七海と円佳の性格を簡単に説明しよう

11名城作家:2005/11/05(土) 21:45:18
七海は容姿はなかなかのものだが、性格はけっこうキツく、頭は上の中、運動神経は飛びぬけてよく、明るくて活発でしっかりものの典型的A型の女子である。
円佳は容姿端麗、性格は温厚で男子からも女子からも好かれるが、頭は中の中、運動はソフトボールだけが得意、明るいが目立つのが苦手でおおらかな典型的O型の女子である。
つまり、七海と円佳は正反対の性格なのである。
春希は2人が一緒に居る度に思う、なんでこの2人の仲がいいのだろう?
この疑問はすぐ解決することになる。

12名城作家:2005/11/12(土) 13:08:09
土曜の部活 2人とも部活があったので買い物は明日になった。
ソフト部では
七海「来週から大会だね」
少女「うん、そうね」彼女の名前は東陵桜子、2年でサードを守っている。
桜子「でも、今日辺りレギュラーの発表じゃない?」
七海「そうだよね〜」
少女「あ〜疲れた。ちょっと休憩しよ。」彼女は若林蓮実、2年でピッチャー志望である。
部長「集合〜!!」
七海「戸浦先輩、ちょっと早いんじゃないんですか?」
戸浦「ちょっといろいろあるのよ。」
七海、桜子、蓮実はすぐに分かった。

13名城作家:2005/11/14(月) 23:24:19
戸浦「監督、一言お願いします」
監督「今まで皆がんばってきたから名前が呼ばれなかったら辛いかもしれないけど、
   私は情けをかけるつもりはないからね!」
一同「はい!!」
監督の名前は池崎、中学、高校、大学とソフトを続け全国でも
名が通ったほどの名二塁手であったのである。
戸浦「今から都中ソフト部夏の総合体育大会レギュラー発表をする」
一応今まで出てきた人だけ書きます。
戸浦「・・・2番セカンド 望月・・・3番ショート 早川・・・」
七海も円佳も早くも呼ばれる。

14名城作家:2005/11/17(木) 22:05:20
戸浦「以上!」
2年で呼ばれたのは七海と円佳だけだった。えっ、それだけ?2年ソフト部全員がそう思った。

バスケ部、ソフト部両方とも練習が終わり2人の住むマンションでは・・・
七海「それで2人だけだったんだよ、レギュラー」
七海が昼食のチャーハンを作りながら言う。
春希「でもすごいよ!あっそういえば円佳におめでとういってない」
なぜ料理を作っている七海と机に座っている春希が喋れるかと言うと、
一言で言えば『カウンター式テーブル』だからである。
春希が携帯でメールを打ち始めたところで、七海が切り出す。
七海「明日家具を買いに行こうよ」
春希「いいよ」
と言い春希はカレンダーの日曜の何も書いていないところに「家具買出し」と書いた。

15名城作家:2005/11/20(日) 13:26:11
昼食も終わり夕食までだいぶ時間がある。
春希「七海のチャーハンおいしいよ」
七海「ほんと?ありがとう。まだ夕食の買い物まで時間があるよ」
春希「ちょっと話があるんだけど」
春希には話があるらしい。一体どんなものなのだろう?
七海「いいけど・・・何?」
春希「俺らってさぁ、未成年だし付き合ってるわけでもないよね?」
七海「そうだけどそれがどうかした?」
春希「2人のルール作ろうと思ってるんだけど」
七海「いいよ、具体的にどんなものなの?」

16名城作家:2005/11/23(水) 22:44:02
春希「とりあえず1つ、『互いにメールの相手やどこかへ一緒に行く人を聞かない』
どこかへ行くときは行き先だけ言うみたいな感じで」
七海「それならあたしからも、『2人とも部屋に入ったら無断で入らない』
とか・・・どう思う?」
春希「いいね、決まり〜!」
ここで2人とも買い物に出かける。そして夕食後・・・
春希「そういえば何で七海家出してきたの?」
七海「え?ええっとぉ・・・・・」

次回七海の家出の真実が明らかに!!でもこれから1週間くらいお休みです。
では、12月に会いましょう♪

17名城作家:2005/12/01(木) 22:35:05
七海「実はあたし、お母さんと喧嘩したんだよぉ」
春希「原因は?」
七海「あたしさぁ、港東に入りたいの」
春希「え?港東って『都立港区東高校』のこと?」
ここは東京都の港区だったのである。
七海「うん、あたしのうちって母子家庭だからさぁ」
春希「確か離婚したって」
七海「そうなんだよぉ、だけど高校へは行きたいからつい無理言っちゃった」
春希「じゃあ行こうよ、一緒に港東へさぁ!どうせ俺の志望校でもあるわけだし」
七海「春希にはお世話になってばっかりだなぁ」
春希「いいんだよ」
愛の力とはすごいものである。こうして夜は更けていった・・・。

18名城作家:2005/12/21(水) 23:04:40
買い物へ行く道・・・春希と七海はそれぞれ欲しい物を考える。
そして決まった。液晶TV、テレビボード、DVDプレイヤー、ヒーター、
扇風機、冷蔵庫、食器洗い機、洗濯機、掃除機、じゅうたん、春希用携帯電話、
ソファ、食器棚、本棚、春希用ベッド、春希用勉強机、春希用クローゼット、
七海用ベッド、七海用勉強机、七海用クローゼット、七海用ドレッサー
である。
丸1日使って上に書いたものを全部買った。
次回いよいよ〜編スタート!!

19名城作家:2006/01/11(水) 22:35:13
〜夏の総合体育大会編〜
七海「行ってきます」
今日は関東大会決勝戦であった。
春希達バスケ部はとっくに大会が終わっていた。
春希「行ってらっしゃい、早く帰ってきてよ」
七海「もちろん」ぱん、2人はハイタッチをして意気込んだ。

それから少しして円佳からメールが来た。
Madoka's mail『ねぇ、前に私に聞きたいことがあるって言ってたよねぇ、
        七海とは遠い席に座ったから球場に着くまでメールできるんだけど』
Haruki's mail『うん、円佳と七海がどうして仲良くなったのかなと思って』
それからしばらく春希と円佳のメールのやり取りをすることになる。

20名城作家:2006/02/07(火) 23:25:40
〜七海と円佳の出会い〜第1章
それは今から8年前4人の住むマンションができたばかりの頃
ぴかぴかの1年生となった春希と七海、それからマンションの1番最初の住人
智哉は入学式に転校(と言っていいのか)してきた円佳と出会うが特に気にすること
もなく2組に七海と円佳、3組に春希と智哉とクラスが別れてしまう。
それからは同じクラスの七海さえ円佳のことなど忘れてできたばかりの
友達と楽しく遊んでいた。ある事件が起こるまでは・・・

21名城作家:2006/03/08(水) 22:49:32
〜七海と円佳の出会い〜第2章
その日、円佳はクラス一番の悪、緑川に呼び出されいじめられていた。
円佳「や、やめて・・・」
しかし誰も助けようとはしない。緑川には叶わないと分かっていたのだ、
1人の少女以外は・・・。
七海「円佳から離れな!!」
緑川「あたしとやろうってのかい?」
この言い合い、小1とは思えない。高校生のようだった。
そして2人の取っ組み合いが始まった。
その瞬間、蓮実が走って職員室へ向かった。いくら七海でも緑川には勝てないことを
彼女は十分知っていた。
蓮実のおかげで先生が事件を解決、七海も軽傷ですんだ。
この事件以来2人は親友になったのだった。

22名城作家:2006/03/27(月) 22:47:33
春希は時間を忘れて円佳のメールを読んだ。
とそこへ・・・がちゃっ
七海「ただいま〜疲れたぁ」泥まみれの七海が帰ってきた。
春希「えっ?もう?」
七海「夕食は?」
春希「ない・・・」七海がため息をつくと春希はこう言った。
春希「外食行こう」
七海「うん、分かった。何にする?」
春希「七海の好きなものでいいよ」
七海「じゃあ」
この日はとある有名ラーメンチェーン店でラーメンを食べた。

23名城作家:2006/03/28(火) 23:02:59
〜文化祭編〜
その日の夜、2人は11時過ぎに自分の部屋に入った。
それから数十分経ったころ春希があることを思いつく。しかし2人の決まりで
勝手に相手の部屋に入ってはいけない。そこで春希はメールすることにした。
H's mail『話したいことがあるんだけど、どうやって話す?』
N's mail『じゃあリビングで話そうよ!!』
こうして2人はリビングに出る。
七海「どうしたの?」
春希「七海が行きたかったらでいいんだけど旅行行かない?」
七海「いいねぇ!!」
春希の計画はこうだ。まずバスに乗り千代田区の東京駅に行き、そこから
東海道・山陽新幹線に乗って横浜、名古屋、京都、大阪、姫路、広島、博多と
日本の代表的な都市をまわって帰ってくる。暇なら円佳や智哉も誘うつもりだ。

24grfvcdsx:2006/04/01(土) 01:38:31
wertyuio


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