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雑談スレ2

301名無しさん@速読練習中:2007/09/02(日) 05:56:43 ID:aGabeEN2
10億円を捨てた男の仕事術
    
松本大 講談社(1刷2003.5.27,3刷2006.9.1)
  



変わった題名の由来は、著者が共同経営者として運営していた
ゴールドマン・サックスの株式公開を目前としながら退社したことからきている。

もし、ゴールドマン・サックスに残っていれば公開により数十億は手に入れることができていたという。
生来のおっちょこちょいが作用したと述懐する。その理由は著作の中で詳しく語られている。

ところで、ゴールドマンを独立して立ち上げた会社がマネックス証券である。

松本大の経歴は、はたから見ると華々しい。
大学3年で初めて海外旅行をして英語力のなさに落胆。
それならばと外資系の金融機関に就職。
就職先は、ウオール街の帝王と称されるソロモン・ブラザーズ。
そこで3年勤め上げゴールドマン・サックスに転職。
新卒で外資系金融に就職するのも珍しいし、さらに転職となると前例はない。
しかも、ゴールドマンでは30歳にして共同経営者にまで昇りつめる。

本人はこれまで脇目もふらず仕事をしてきただけという。
その松本大が著した仕事術の本である。
7つの章で成り立っている。
各章の見出しを見るだけで興味がわいてくる。

第1章「コミュニケーション」とは結果を出すこと
第2章「時間感覚」を強く持とう
第3章 情報収集のカンどころ
第4章 自分を高める「ビジネス現場での心構え」
第5章 悩んだ時の心の処し方
第6章 もしも起業したならば
第7章 まずはアクションを起こそう

コミュニケーションは、単なる会話ではない。
コミュニケーションは、自分の意思や考えを伝え、
同時に、相手の言いたいことや、考えていることを理解することだ。
つまり、目的を持って結果を出すことだ。
 
何かトラブルがあったとき、とにかく会ってみて話してみるよといった程度の気持ちで相手方に出向いたとしても、
相手とのコミュニケーションは成立しないと考えた方がよい。相手に会うときは、絶対にわかってもらうという強い意志を持って伺うべきだ。

日本人が英語下手なのは、発音ばかり気にして、意思疎通の目的を忘れているからだ。

松本氏はどんなに言いづらい話でも世間話から入らず、最初に会いに来た目的を話すようしている。

プレゼンでは、自分より大きく見せようとか、謙遜して小さく見せようとか考えないほうがいい。
ありのまま見せる。チャンス到来とばかりに力が入りすぎると余計にプレッシャーがかかり、上がってしまうものだ。

舞台で上がらないようにするためにはは、ありのままの自分を伝えるように専念することだ。

自分を売り込む目的ではないと心から思うことだ。

筆者が共同経営者として勤めていたゴールドマン・サックスに辞表を出したとき、
周囲は「インセイン!(正気じゃない)」と驚いた。

半年後の株式上場で得られる数十億円のプレミアム報酬を棒に振ることになるからだ。


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