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○○の小説スレ

3東条:2006/02/07(火) 00:20:15
2月6日、今日は月曜日。
後輩とバイトを代わったので出勤になった。
外は風も雪も無く、久しぶりに晴れ渡っていた。
「こんな日は夏だったらドライブ行けたのに・・・」
晴れた空を恨めしく思った。
もう冬が過ぎ、春が訪れれば私はもう社会人となっている。
決まって夏は毎年友人とドライブに出かけていたのだが、今年はそうはいかないだろう。
そう考えると晴れた空も美しいとも明るいとも思わなくなった。

私は出勤した。
店内には親しい社員と後輩がいる。
「おはよう」
「おはようございます」
あと何回彼らと挨拶を交わすだろう。
あと何回彼らと笑いあうだろう。
あと何回・・・
彼らともあとほんの数日でお別れになる。
みんなの晴れた顔を見るたびに私は寂しく思う。

店内にはあいかわらず笑い声、怒鳴り声、様々な音、声が聞こえてくる。
お客さんから「すいませーん」と、何回言われたことだろう。
そしてあと何回言われることだろう。
閉店が近づくにつれ、後輩の作業の遅さも手伝って、私にそのツケがまわってきた。
閉店準備をしなければならない、しかし私のやりたい仕事もある。
優先順位を考えて、今やるべきことに集中することにした。
後輩は相変わらずスローペースだ。
「こいつ・・俺がいなくなったらもっと悲惨な立場になるんだろうな・・・」
先を考えるとかわいそうだと思うが仕方ない。
これが彼のキャパシティなのだろう。
もう一年も同じことを繰り返し教えてきたのだが、ほとんど成長の証は見られない。
そしてこれから先も見られそうにない。

自分が辞めた後この店はどうなるかを考えてばかりいる。
正直、ほくそえむ自分がいる。
俺がいないとつらいだろう、俺がいないからできないんだろう・・・。
自分の存在を大きく見せたいと思う自分。
自信過剰で・・・いや、それだけ努力したからこその自信がある自分。
どちらも自分だ。
私はAB型。空は晴れのち曇り。

おわり


つまんねーし意味わかんねーww
誰か恥さらせよーw


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