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【中越地震】やっぱりここでも語ろうか【時事 総論各論】

9拉致問題実務者協議:2004/11/23(火) 19:06 ID:.LEX8ZNI
 いつも通り、ピョンヤンで行われた会談に日本の期待が集中した。ピョンヤンに行った日本側は、大変な苦労をしたと思う。斎木審議官などは、「ご苦労さん、やせたなー」というと「5キロやせました」と言った。ほぼ全員がスリムになって帰ってきた。食事等の苦労もあっただろうが、それでやせたのではない。やはり、敵地で苦しい協議を余儀なくされたのだ。
 そこで、その「苦労」を生み出す協議の構造であるが、それは、日本側が5月22日の日朝首脳会談で金正日の約束した「再調査の結果」を聞きに行ったことであり、答える側の北朝鮮が答えることのできない者を出してきたことである。北朝鮮国内で、拉致問題に答えることができるのは金正日だけだ。ほかの者は、たとえ知っていても真実は述べることはできない。しかも、「再調査」とは何か、と考えれば、北朝鮮にとっては、2年前に首領様である金正日が、8名死亡と言ったその「死亡」の証拠をさらに「調べる」ということ以外にあり得ない。北朝鮮の政府組織にとっては、金正日の言ったことが絶対で、いかに「再調査」しても金発言の内容と異なる結果はだせないからだ。
 従って、日本の期待が集中した形で、ピョンヤンに入り砂をかむような交渉に臨んだ日本側交渉団は「苦労」したであろう。このような形つまり北のペースに嵌りながら、ピョンヤンに行かされる者の苦労は計り知れない。首相が、北朝鮮に絡み捕られているのに、実務者段階でで挽回することはできないのだ。しかし、不可能な挽回の期待が集中した。つまり、彼ら日本側は、武器弾薬を与えられることなく、敵地に送り込まれた実戦部隊のようだった。厚い防塞に阻まれ続けたのだろう。本当の戦闘なら生きて帰ってこれない。
 
 今回の不毛の結果の責任は、二回も首脳会談をした首相にある。このパフォーマンスに似た首脳会談における総理の敗北が現れたのがこの度の協議である。
 では、日本側のペースでの実務者協議とは何か。それは、この度の反対だ。今回は、金正日は、八名死亡といったが、信じられない、従って、死んだと信じられるようにしてくれ、つまり、死んだ証拠を見せてくれという訪問だった。この反対とは、「八名は生きていることは分かっている。従って、日本に連れて帰る。出せ。我々が連れて帰らなければ重大な結果になる、この責任はすべて日本人を拉致した北朝鮮側にあると金正日に伝えるべし。」という切り込み方だ。

 結局、今回の協議においても、死亡の証拠は未だでていない。火葬の習慣のない国で、火葬した遺骨ばかりがでてくる不自然さが目立ってきた。本人の写真やノートやメモなどは、むしろ生きている証拠だ。

 北朝鮮は、横田めぐみさんだけの「証拠」をたくさん出してきた。拉致された直後の中学生のころの写真が持ち帰られたが、これを見た両親の、こみ上げるような悲しみと無念さに声をかけることもできなかった。拉致されたあとの、娘の瞳、これを見て母の目から涙があふれだした。これは、2年前の「死亡」と言われたときよりもつらくきつい仕打ちである。

 なんと残酷な奴らだと思う。 もはや、経済制裁しかない。
 
 自民党内では、はじめは緩い程度から制裁を開始して次第に強度を増していくという制裁案が検討されている。
 私は、まず最強度の制裁を開始して、被害者を解放し始めたらそれに併せて制裁を緩和していく発想が本件には相応しいと判断している。12月1日には、またぬけぬけと新潟に万景峰号が入港する予定だ。拉致議連として既に官房長官に経済制裁実施と共に入港禁止の閣議決定を要請している。併せて、新潟の埠頭の管理者である新潟県知事に対しても、新潟埠頭接岸拒否の措置を決断されるよう要請している。
 なお、事態の推移を見てからであるが、場合によっては、会期末に「対北朝鮮経済制裁を促す衆参の本会議決議」をすることを検討している。

※西村眞悟の時事通信より北朝鮮問題を抜粋 http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi


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