【どうぞ】長編物(?)小説【見ていって下さい】 - 1378548318

3：雨苑紫暮 ◆vNn1e6JOAE：2013/09/08(日) 11:53:20 HOST:softbank126005114002.bbtec.net: 　第一作品目〝裏表のあるマチ〟
プロローグ
　やぁ、やぁやぁ、ワタクシ、わ、皆様御存知、道化師(ピエロ)だよぉ、今回の第一作品目は、〝裏表のあるマチ〟かぁ、なにやら意味深、そう、だね、‥えぇ!?お前はこの物語を知ってるのかってぇ?‥ケタケタケタケタケタ、知るわけないじゃ～ん、ワタクシ、は、道化師、です、よぉ～?知ってるのわ、未来予知師(モノローグサンクシャン)だけですよぅ～♪でもでも、でもでもでもでも、ワタクシって、未来予知師が、だ～いっきらい、なんで、すよぉ～‥‥あぁ、プロローグからなんかどんどん離れていっちゃい、ましたねぇ～?え?お前の、せいだろ、ってぇ?早く話せ、ってぇ?もう、せっかちさん、だなぁ、そんなに、行きたければ、一人で、行って、くると、いいよ、帰ってくる時の合言葉ぁ?教えるわ、けないじゃ～ん、ケタケタケタケタ。

ここは、裏表のあるマチ、表のマチは綺麗な大地に建てられた綺麗な屋敷が立ち並んでおり、カフェや森、花が綺麗に咲き誇っている。だが反対にあるのは表と違う裏のマチ。裏のマチは、草木も花も枯れ、建物も何もかもバラバラに崩れ落ちており、そこら中に固まって山積みになっている。表のマチに住む者は幸福、希望を持つ者等。裏のマチに住む者は不幸、絶望を持つ者等。だがそんなマチも異変が起こっており、その世界が崩壊するまでー
ー異変が起こるまで後1,150時間前裏表のマチ〝表のマチ〟ー
「マーマァ‥‥マーマ!あれ欲しい!あのスポーツカーほーしーいー」
「んもう、しょうがないわねぇ。いいわよ♡買って上げるわ。ついでにそれ以外に欲しい物も言いなさい」
「わーい、ママだーい好き」
「はいはい、さ。早く持ってきなさい」
ある店の前では男の子が赤いスポーツカーを欲しがっており、母親は少々笑い気味でその子と共に店へと入っていった
「ねぇ、ねぇ、ボーカロイドKAITOのさ、新曲聴いた～??」
「聴いた聴いた!!いいよね～新曲の「千年の独奏歌」めっちゃ感動する～!」
「でもさ!でもさ!IAのさ、「六兆年と一夜物語」もいいよねー!!」
「「「わ～か～るぅ～♪」」」
またある場所では高校生の少女達が自分の持っているスマートフォンの音楽ファイルを見せ合っていた
「あの、本当に有難うございました!娘を、娘を助けて頂き!若先生、本当に有難うございました!!」
「いえいえ、どういたしまして。では、」
ある家では若先生と呼ばれた医者が一人の女の子を助けた後、そっと裏の出口から出ると〝偽りの面〟を剥ぐ。その下には未来予知師(モノローグサンクシャン)の顔があった。そして、未来予知師の手には不思議な小さな鍵が握られてあった。
「ふぅ、あの若々先生‥‥‥だっけ?そいつには申し訳ないが、あの子を助けた後貰えるのがこの鍵だったからな。」
その小さな鍵を金色の輪っかにきちんと閉じると自分の腕にかけた
「思えば‥‥‥‥あの道化師に僕の持っていた一つの鍵を預けたのが原因だったな‥‥‥」
鍵がついた輪っかを見ながら彼は自分が未来予知師になる前の事を思い出していた