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His way of speaking
3
:
雫
:2013/08/25(日) 16:01:46 HOST:ntiwte061027.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
色白で背が低い、典型的なぽっちゃり。
それが、日下部君のイメージだった。
日下部全(クサカベ ゼン)くん。
名前を聞いた瞬間、あのマシュマロみたいな
ぽよぽよとした体がすぐに頭の中に浮かんだ。
小学校の頃、常にいじめのターゲットにされていた日下部くん。
あのぽっちゃり体型は、小学生のガキンチョだった私たちにとって、
とてもからかいがいがあった。
日下部くんはというと、
みんなの心ない言葉にもグッと耐えて、
薄っぺらい笑顔を浮かべ、ヘラっと笑うだけだった。
文句を言わない日下部くんに、
みんなの行為はだんだんエスカレートしていった。
そして、あの事件が起こった。
――――って、今はそんな昔話どうでもよくて。
今は高校の入学式で、そんな遠い昔の
小学生時代の話なんて思い出してる暇じゃない。
猛勉強して受かった、憧れの宮高校。
その真新しい制服を着て、私は今日から念願の宮高生だ。
「新入生代表、日下部全」
でも、この名前は。
やっぱり頭に浮かぶ、ぽっちゃりマシュマロ体型。
「はい」
まさか本当にあの日下部くん?
今でもマシュマロなのだろうか、
なんてぼやぼや考えているうちに、日下部全くんが舞台へあがった。
……いや、これは。
いくらなんでも。
「ちょっと、かっこよくない?」
そんな声がちらほら聞こえる。
……細すぎる。
私が知っている日下部全くんにしては、細すぎる。
あの日下部くんなら、きっとあのブレザーなんて
はち切れるくらいの脂肪はあるはずだ。
なのに、舞台にあがっている “日下部全” くんは、
細身で身長高くて、全然マシュマロなんかじゃなくって。
私は目を固くつむってもう一度 “日下部全” くんを見る。
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