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HELLO -あのころの僕たち-

2百樹:2013/07/16(火) 20:46:36 HOST:KD182250034064.au-net.ne.jp
では、始めたいと思います




HELLO -あのころの僕たち-




第一章 「HELLO -あのころの君-」



キィ……キィ……

人気のない公園でブランコの音が悲しく響いた

乗っていたのは、まだ幼い8歳程の少年

今は、18時ぐらいだろうか

まだ、8歳の少年が1人でいるのは何とも異様な光景だ

「あぁ、今…帰ったら怒られちゃうなぁ…殺されちゃうかもなぁ」

少年は、1人悲しそうに呟いた

今の、言葉の中でおかしなところが無かっただろうか
決して、8歳の少年から発せられているとは思えない言葉

『殺されちゃうかもなぁ』

何を冗談を、と思うかもしれない
だが、この少年はそんなつもりではない
本気で、真面目に言ったのだ

今は、3189年
1000年程前に、第4次世界大戦が起こってから地球は荒れに荒れた

各地で、核爆弾が落ち、被害者は人口の5分の1をしめた

第4次世界大戦から、500年後世界は落ち着きを取り戻し始めた

だが、そこで新たな問題が発生した

世界各地で、赤毛に翠の目を持つ子供が沢山産まれた

その子供達は、「god audience -ガッドオーディエンス-神の聴衆」と呼ばれていた

その理由は、神にも等しき力を持っていたとされていたからだ

1人は、雷を操る「雷使い-thunder」と呼ばれ

1人は、風を操る「風使い-wind」と呼ばれ

1人は、気体を操る「気体使い-gas」と呼ばれ

そして、1人は

自然を操る「自然操作-nature」

と呼ばれた

その子供達は、小さい頃から国の施設に入れられ生きる核兵器として使われてきた

だが、そんな時代もすぐに終わった


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