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南支部の帝王

4たっくん:2013/06/29(土) 13:48:19 HOST:zaq31fa5b9c.zaq.ne.jp
前川
『ええんですわ。人相が悪いさかいよく間違えられるんですわ。』



『ところであの・・三千円というのは何のお金なんですか?』

前川
『月額(稽古代)ですわ。あんたの御主人、合気道と空手やってまっしゃろ?』


『ええ、やってますけど・・。』

前川
『銀行確かめに行ったら、合気道の月額振り込まれてまへんのや。どないなっとりまんにゃ?』

ガラの悪そうなチンピラのような表情で迫る前川


『申し訳ありません!私いつも主人に言ってるんです!
月額は25日には必ず振り込むのよ!って』

前川
『でも現に振り込まれてまへんさかいな三千円・・。
こうなったらしゃーない、あんたに払ってもらうしかありまへんな〜』


『何故私が!主人の問題でしょう?』

前川
『何ゆーてますにゃ。家族は一心同体、夫が困っとる時は奥さんが助けるのが常識でっせ
仲良くせなあきまへんで』


『でも!私はハンコを押してませんよ!
本人がサインしない限り成立しないはずですよ。』

前川
『知りまへんのか・・?あんた保証人になっとるんやで』


『私が!!私がいつハンコを!?』

前川
『覚えてまへんのか・・・。御主人か入門の手続きしに来た時ですわ
下っぱに聞いたんやけど、あんたあの時ハンコ押したそうやな。』


『確かに押しましたけど・・あれはただの入門手続き書のはずですけど・・?』

前川
『実はあれ、入門書じゃなくて保証人契約書あったんですわ。
入門者が何らかのアクシンデントに巻き込まれた時に
第3者が手助けするっちゅー証明書です。

本人が払われへん場合いはハンコを押した人間
つまりたんたにはろてもらわないかんっちゅー事になりまんにゃ



『そんな!卑怯です!だって入門書って書いてあったじゃないですか!』

前川
『入門書と偽って保証人契約書にサインさせて提出される
それがワシらの仕事ですわ。』


『でも私・・給料日前で3000円しか持っていないんです。』

前川
『ちょうど3千円あるやないですか。それでええんちゃいますの』


『駄目なんです!お願いします!この3千円を持っていかれたら・・私・・私・・うっ・・うっ・・。(泣)』

女は突然涙を流した・・・・

前川
『どうしましたんや?何か・・訳ありでっか?』


『ええ・・実は今晩の夕食・・焼肉なんです。
今三千円持ってかれたら・・お肉が買えなくなるんです。
だからお願いします!』

前川
『あんた、ええ根性してまんな〜。分かった・・ほな3日待ったるわ
3日後にまた取り立てにきますさかい。そん時はよろしゅう頼んますで』


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