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『王様ゲーム』〜裏切り者だ〜れ?〜

26真月 ◆5yiRd12Hi6:2013/07/02(火) 21:15:18 HOST:softbank126005122221.bbtec.net
ではでは!新しい小説、陰陽屋へようこそ!を書く予定でしたがなかなか思いつかないので違う小説。土地神御影とその神士巴衛を書きます。

第一話「土地神の座譲られます」

小さなビルやマンションに金色の陽射しがふりそそぐ、秋の黄昏どき。狐と桜と都電の町である東京都北区王子は、埼玉との県境にはほど近いのんびりとした住宅地だ。駅の北側をはしる大通りぞいには銀行やスーパーなどが並んでいるが、その通りをすぎた森にポツリと神社が立っている。
その神社には人は来るもの週に三四回しか来ない。それでも待望と言えるだろう。社には土地神であろう御影とその神士である巴衛が住んでいる。それと巴衛。これは御影が土地神になる前のお話だー

「またかーお父さん、また金貸しに窓ガラス割られてんだけどちゃんと返済してんの?馬鹿親父」

「大丈夫だ!心配すんな御影!父ちゃんのこの万馬券で借金なんかドカンと一発完済予定よ!」

「また競馬に・・・・!?あぁ!!ここに入れてた今月の食費がぁぁ」

「100倍にして返すぜ御影」 「こんの駄目親父ーー!!」
初めまして、僕は緋依御影と申します。現在ボロアパートに父親と二人暮らし
ギャンブル好きの父を支えてなんとか生活している次第です

「(あぁ....またしばらく昼食削らなきゃ....(グスン)」

「よー緋依ー何だよ?この弁当....おい皆見ろよコレ!!緋依の弁当日の丸だー!!
スゲーヤベェ!!スゲェ生活苦!!お前のあだ名は今日から生活苦だ!!」
たとえ辛く苦しい日々が続こうともいつかは....いつかは笑って過ごせる日が来るんだ
そう思っていたけれどー

「ただいまーお父さんガラス買ってきてくれたー?お父さん...」

「緋依さん、開けてください。立ち退き強制執行命令が出ています」
お父さんはーどこ?なに?一体これは何なんだーー!!

「‥‥‥‥た、大変なことになってしまった‥‥‥‥‥‥‥あのクソ親父めーー!!普通いい大人が借金と身寄りのない
息子一人残して家出するか!?家も没収されて私今日からどこで暮らせばいいのよ!!?・・・お腹すいた、これからどうしよ.....」

「ひいいいいーー!!誰かーその犬をどけてくださ〜いっ!!」

「しっしっ、大丈夫ですか?」

「すいません...犬が苦手なもので....久しぶりにこの町に帰ってきたのですが途端に犬に絡まれるなんて....ふふ
やはり私は土地の者に歓迎されていないようですね」
引く。さすがに引くぞ

「君もこの土地の子ですか?」

「え....僕?えぇ....でも...もう 住む家なくなっちゃいましたけど」
僕は今までに会ったことを話してみた

「そうですか....お父さんが家出をさぞ家出した父を恨んでいるでしょうねッ」

「いや〜昔から困った父だったんで」

「恥ずかしながら私も....家を捨てた身なのです。あれから十数年....家の皆はどうしてるだろう...
巴衛なんかは私の顔を見た途端襲ってくるに違いない」

「(ともえー?奥さんかな)それでも...いいじゃないですか帰る家があるって幸せなことですよ、僕の家もう
なくなっちゃいましたからねッ」

「では君に私の家を譲りましょう。ずっと空けている訳にもいかないしあなたが住んでくれれば私の肩の荷も降りる。
なによりー君の方が土地神に、私よりよっぽどあの神社の主にふさわしいこのメモの場所に言ってみて、兆輪に言われてきた
と言えばきっと皆君を迎えてくれます。新しい主として」
俺と似ている女の人は俺のでこにキスをすれば、去っていった。それよりあの人は土地神だったんだ。本当にいたんだと思いながらぼくは
メモを見て神社に行くことにした。何より神社に行くこと事態初めてだった、初めてだったのだが

「騙された.....ついた先が廃神社とは.....死者に鞭打つこの仕打ちもう 大人なんか信用するもんか」
すると奥の方から声がしてくる

「兆輪ーーーお帰りーそして久しぶりだな....兆輪今まで何処に行ってたんだー?二十年間も俺に留守番をさせやがって...!!」

狐の妖怪だった。それもすごく怒っている。一体ここの土地神様は何故でていったんだーーー!!
俺は必死で逃げた。もう後ろなんて振り返る暇などないからー


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