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『王様ゲーム』〜裏切り者だ〜れ?〜

15真月 ◆5yiRd12Hi6:2013/06/29(土) 19:08:38 HOST:softbank126005122221.bbtec.net
第五章「青年と神楽舞」

青年はふわりとその扇子ー雪斎を振れば裏腹とは違う優しい歌を歌い始める

「あなたが望むのならばー昼も従順にー君に従うー僕の左ー桜舞う季節ーあぁ
春夏過ぎて秋冬過ぎて君はー何ーをおーもーうー」

ふわりふわりと扇子が舞うごとに光が舞おこった。私達はそれをただ呆然と見ているしかなかった
そして13時間が経った頃ー

「はぁっーはぁっー!!もう.....終わりだよ。これが僕の神楽舞これは完全に影憑を封印する舞だ。」

仮面の下からは汗が流れていた。よほど力を消耗してしまったのだろう

「あーありがとう紀宝はん....なんで私等の為に?」

「お前らのためじゃない」 『少なくとも人々の為だーだろ?人に情を流されたかい』

「うるさい、貴船の龍神。裏切りの輪廻」

「えっえっ裏切りってなんや!?」

私はわけが分からなかった輪廻の裏切りー?それが貴船の龍神ー?でもそれはただ勘太郎はんに
とりついてるだけで

「おやおや、裏切りとはひどいねぇ。裏切るなんてことしないよ」

「では何故あの時逃げた。」

「逃げてはいないさ」

二人の間に火花がちる。私の体が何かを感じた。階段がギシギシと音を立てる
ふいにそちらを見れば綺麗な長い髪をした女性がいた。大きな尻尾がふわりふわりと浮いている

『やめなさいー二人共行儀の悪い、今は喧嘩をしている場合ではないでしょう』

ただその女性の人からは甘い香りがした。と思えば龍神と勘太郎の体が引き離される

「いって!」 「ぐっーー」

二人は尻餅をつき彼女を見た。貴船の神は彼女を見て口を開いたその目には驚きと安度の笑があった

「おられたのですね。輪廻の一人桜神様」

「失礼ですね。人を勝手に死なせないで頂戴。それとこんにちは輪廻の二人、そちらが舞香さんよね?こちらでは
あなたのことは輪廻の一人神論神そして勘太郎さんは輪廻の一人天宮神と呼ばれているわ」

二人は沈黙し続けた。意味が分からなかったのだ自分達が輪廻という事は分かってはいたがまさか神と呼ばれているなんて
確かになんか力はあるが大したものではないと思っている。思い込んでいたから

「まぁこの事は深く気にしないで?神論神、そして天宮神外へ行きこの時計塔の守り主我等が主の黒木様を迎えに行きましょう」

聞きたい事は山ほどあったのだがそれは黒木を助けたあとで聞こうと思った。そして扉を
開けたーーーそう簡単に空いたのは主である黒木がいないからだった
そして外はーーーーーー


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