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Unrealistic 才呼の夢

3その:2013/06/17(月) 22:46:11 HOST:p249.net059084154.tokai.or.jp
Unrealistic3
(才呼!・・・才呼!・・・起きなさい!)
意識の朦朧とする中で母の声だと言うことは確認できた。
(俺は助かったのか・・・確か電車にひかれて・・・)
「才呼、速く起きなさい!もう朝よ!」
どういうことだ?確か電車にひかれたはずじゃなかったのか。
助かったならば病院のはずだ。
だがここは、俺の家で俺の部屋だ。
「母さん、俺は助かったのか?」
「何寝ぼけてるの?起きなさい。」
「俺は電車にひかれてないんだな。」
「当たり前じゃない。早く朝ごはん食べなさい。」
俺は電車にひかれたことは夢だったのだと自分の中で区切りをつけた。
だがその前後から夢だったとすると随分長い夢だった。
そんなこと思いながら、俺は食卓に向かった。
そこで俺が見た光景はまるで夢のようだった。
電車にひかれた事がまるで現実であったと思うほどに。
「母さん、指から火が出てるよ・・・」
俺は驚きを隠せなかった。
「何を今さら言ってるのいつもこれでお料理してるでしょ。」
母さんはまるで当然のように指から火が出ることを認めた。
そして母さんは指から出る火で焼いたソーセージを宙に浮かせ皿にのせた。
俺は整理がつかないまま、ソーセージを食べた。
「そういえば、お父さんがあなたに書き置きをしていったわよ。」
俺は母さんから書き置きを受け取った。
その書き置きの内容を見たとき俺は、より今の状況が理解できなかった。
[ここが現実だ。]とだけ書いてあったのだ。


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