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放課後デイズ
12
:
かもめJP@
:2013/06/02(日) 00:50:38 HOST:p4092-ipbfp3303osakakita.osaka.ocn.ne.jp
2
教室に戻り、教師から諸連絡を受けた生徒たちはそれぞれ帰り支度を始めていた。
早々に帰る準備を済ませた玲花は一八〇度角度を変えて、和乃の方へと向く。
「和乃ー。帰りついでにどっかっでお昼食べない? 部活のこととか考えながらさー」
「いいね! それ乗った!」
高校生活最初の友達からの誘いを受け、和乃は玲花と一緒に教室を出た。下駄箱で目つきが怖い鹿野忠次とすれ違ったが、目を合わせることも出来ずにそのまま通り過ぎていった。
色々な店が立ち並ぶ一角に辿り着き、二人はチェーン店であるファーストフード店でお昼を食べることにした。
それぞれ好みの品を選び、席に向かい合うように座ると玲花が大袈裟なテンションで口を開いた。
「じゃあ! 第一次部活選考会を始めたいと思います!」
「玲花、声大きいよ……」
玲花が予想以上に大きな声で話し始めたため、店内にいる客のほとんどが和乃と玲花の方向を向いた。一気に注目を浴び、少し恥ずかしくなった和乃は人差し指を口元に当て、玲花に声のトーンを落とすように促す。
玲花はやれやれ、といった調子で溜息をつくと頬杖をつきながら和乃に声をかけた。
「で、和乃はどんな部活に入りたいの?」
「うーん、まだ具体的には……そうだ! 登校中に会った先輩にこんなのもらったよ」
すると、和乃は鞄の中から一枚の紙を取り出した。それをテーブルの上に広げる。
彼女が取り出したのはポニーテールの先輩からもらった部活一覧表だ。運動部と文化部に分けられていてかなり見やすいものになっている。
それを見た玲花がほう、と小さく声を漏らしてから、
「なんでもっと早く出さなかったの?」
「うぅ、忘れてたの」
「まあいいわ。ってか、これ見ても分かるけどやっぱ多いわね。新入生代表の星河さん、だっけ? あの人が言ったとおり本当に三十以上あるね」
玲花は溜息混じりに紙を見つめて思わずそう呟いてしまった。
和乃もこの紙を見た時は驚いた。しかも字体がどう見ても手書きの文字である。紙自体はコピーしたもののようだがこの数を全部手書きにしたというのならば相当な労力だったに違いない。
じっと運動部の項目を見つめていた玲花が驚いたように『わっ』と声を上げた。
和乃が首を傾げて玲花を見つめていると、視線に気付いた玲花が運動部の二つの項目を指差しながら言う。
「アメフト部とラグビー部だって。ちょっとした違いがあるんだろうけど……」
「ややっ? 同じような部活でもルールがちょっと違うと独立するんだねぇ」
「こりゃ部活数の多さも頷けるわ」
運動が苦手で、文化系の部活に入部することを決めていた和乃は文化部の項目に目を通しながら、
「でもよく分からない部活もあるよ。占い部とか」
「活動目的が分かるようで分かんないわね。あと、なにこれ? ぬいぐるみ同好会……? 部活じゃないし」
見てみたら正式に部活になっていないものも存在するようだ。現在存在する部活および同好会は星河結の発言より多い、四十七。その中で正式な部として認められていないのが十二。名前は同好会や愛好会といった形にされている。
生徒手帳を見たら、新しく部活を作るには五人以上の部員が必要らしい。同好会や愛好会のところは、五人以上に満ちていないのだろう。
「そうだ、和乃。入りたいのがないなら、あたしたちで部活作らない?」
「……わたしたちで?」
きょとんとした表情で聞き返す和乃。玲花は力強く頷いて、
「そう! 他に三人誘って、あたしたちのやりたいことだけを出来る部活! それなら楽しそうじゃない?」
にこっと笑いながら玲花は言う。
和乃はうーん、と小さく唸ってしばらく考え込むと、結論が出たのか小さく頷いてみせた。
「決まらなかった時の極論ね! 決まったらなしだよ?」
答えを聞いた玲花は嬉しそうに表情を綻ばせると、
「わーお、和乃から『極論』って難しい言葉が出てきたよー。すごーい」
「ちょっと玲花、それってどういう意味かな!?」
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