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+不死鳥+

95日陰:2013/07/14(日) 22:21:11 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 吹き出して雅日だが、不意に何かに気付いたように「っあ」と声を上げ地面に視線を下ろした。
 
 その声に「ん?」と声を上げて、雅日が視線を送るところに目を向ける一夜。

 雅日の視線は地面に倒れてまだ伸び続けている綾本達に向けられていた。

 「そういや、結局コイツらどうすんだ? 警察かマスコミにでも売り出すか?」

 案外真面目そうな顔で、透がドン引きする言葉を吐く雅日。

 「っお! それ、イイねぇー!」と手を叩いて賛同する一夜の顔は無邪気な少年の笑顔だ。

 「よ、良くないよ! せめて、校長でしょ!」

 「っあ、校長には差し出すんだ」

 透の言葉にストレートな返答を送る一夜。

 「えぇー。せめて、PTAざたにはしようぜー」と眉をひそめて言う雅日に「小学生みたいな言い方やめてくれる?!」とツッコミを入れる透。

 「そうさ、雅日君。小学生みたいなこと言うのはやめたまえ」

 案外真面目な顔つきで言う一夜に少々ッホとする。

 っが――

 「せめて、許しを請う腐れ野豚っぽく言わないとー」

 「誰もやらないと思うよ。それ以前に、それどんな言い方?」

 こいつら馬鹿か? こいつら馬鹿だろ。こいつらアホだろ。

 どんどんイラつきと呆れが募っていく。

 第一、この二人ボケ狙ってんだろ。と思うことしか、もうできなかった。


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