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猫かぶり系女子

1ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/06(土) 16:59:38 HOST:EM117-55-68-59.emobile.ad.jp









お久し振りです
ねここです_(:3 」∠)_




舞い戻ってきました
帰れとか言わないでね!w



相変わらず
文才の欠片もない脳みそですが
再び長編小説に挑戦してみます!





アドバイスやコメントを
いただけたらとても嬉しいです(`・ω・´)



中傷や荒らしに関しては
完全スルーの方向で
いきたいと思ってます(`・ω・´)






ちらっとでもいいので
ぜひ見ていってください(笑)





よろしくお願いします!

2ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/06(土) 17:09:51 HOST:EM117-55-68-59.emobile.ad.jp









可愛くて、


スタイルが良くて、


みんなから好かれてて、


何事も一生懸命で、


誰にでも優しくて、……








誰もが憧れる、理想の女の子。






“そんな女の子いるはずない。”






そう思うと同時に
あたしは理想の女の子になってやろうと
高校入学をキッカケに、猫をかぶり始めた。








みんなから好かれるために
いつでも笑顔を振り撒いて、みんなが面倒臭がることも率先してやった。


何事も一生懸命な子と思わせるために
行事は真剣にやる“ふり”をしたし、努力する“ふり”もたくさんした。


誰にでも優しい子と思わせるために
仲間はずれの子がいたら、そっと寄り添って仲間に入れてあげた。







元々あたし、
顔は可愛かったしスタイルも良かったから。






性格の良い“ふり”をして
ゆるふわ天然良い子ちゃんキャラを獲得して
あっという間に理想の女の子になった。








そんな、くだらない生活をして一年。









あたし、宮野ゆい(みやのゆい)は
高校二年生になりました。

3ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/06(土) 17:35:02 HOST:EM117-55-68-60.emobile.ad.jp








「ゆい、おはよ!」





ポンッ、と肩を叩かれて振り向くと
友達の咲乃(さくの)がいた。





「咲ちゃん、おはよ〜」





学校ではあくまで理想のキャラを崩さない。
もちろん、仲良しな咲ちゃんにだって
本性をバラすわけにはいかない。





あたしの本性を知ってるのは
あたしと家族くらいだしね。






「クラス発表の紙、見たー?!」





興奮気味の咲ちゃん。
苦笑いしながら答える。





「ううん、まだ見てないんだー」

「じゃあ、早く見に行こ!」




咲ちゃんに
多少強引に腕を引っ張られて。





そして、昇降口に張り出された
クラス発表の紙を見るために
人集りの中に突入した。







「うーん、見えない……ってあれ、ゆい?!」

「さ、さくちゃーん…」







あたしはあんまり
背が高いわけではない。





というより、低い。





小さい方が可愛いから
別に気にしてないんだけどね。






でも、人集りの中に入ると
あっさり埋まっちゃう。







「い、一回出よ!てかゆい出れる?!」

「うん、出れる出れるー」





人集りを脱出して
ホッと安堵の溜息。




「ごめんね咲ちゃん……」




落ち込んだふりをして
咲ちゃんに謝ると
咲ちゃんは笑いながら言った。





「いいのいいの!ゆいは小さいのが可愛いんだから!」

「小さいのなんて可愛くないよ……ゆい、身長ほしい」





あたしの言ってることなんて
全部嘘なんだよ、咲ちゃん。





小さいのとか、
めっちゃ可愛いと思ってるし。



身長ほしいとか、
心にも思ってませんから。



ていうかまず、
本当は一人称あたしだしね。








偽りのあたしは、




ふわふわで、
あまくて、




まるでわたあめみたいなのに。







本当のあたしって、
どんだけトゲトゲチクチクしてんのよ。









「咲ちゃん」

「んー?」

「……ごめんね」






優しい咲ちゃんには
性格最悪なあたしでももちろん罪悪感が生まれるわけでして。





騙して、ごめんなさい。





そんな気持ちをこめて
猫をかぶって、謝った。

4ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/06(土) 17:46:04 HOST:EM117-55-68-60.emobile.ad.jp






「もう、気にしなくていいってばー!」






あたしの謝罪を
咲ちゃんはクラス発表のことだと思ったのか
へらりと笑いながら言った。





「うん、ありがとう……」





それでもあたしは
話を合わせながら俯く。





「ん、じゃあさ……わたしが代わりにゆいの分も見てくるよ、クラス発表!」





笑顔の咲ちゃん。
優しいなあって、つくづく思う。






きっとこの笑顔は
偽りなんかない心の底からのもので。






咲ちゃんになら
本性をバラしても受け入れてくれるかも。




そんな考えが過ぎったけど
純粋な笑顔を見て
ダメだ、って思った。






この純粋な笑顔を
あたしの真っ黒な感情で
汚しちゃいけない。






「本当?ありがとう!」







あたしは、
可愛らしくて誰もが見惚れちゃう笑顔をつくって
咲ちゃんを見つめた。






「うんっ、じゃあ行ってくるねー!」






再び人集りへ突き進む咲ちゃん。





じっと咲ちゃんの背中を見つめていると
突然男子に絡まれた。







「あ、あの、宮野さん、だよね?」

「?……そうですけど」





知らない男子。
赤面してて、あたふたしてる。







「よかったら、メアド交換してください!」






なんだ、そんなことか。





ふう、と呆れたような
溜息を心の中で漏らす。






「うん、全然良いよ〜!」





猫をかぶって
にこにこ笑いながら
あたしは携帯を出した。






目の前で
馬鹿みたいに喜ぶ男子。









ほんっと、馬鹿みたい。







心の中で
冷たくつぶやいて、
あたしは咲ちゃんの帰りを待った。

5ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/08(月) 21:14:47 HOST:EM117-55-68-35.emobile.ad.jp









しばらく待っていると
咲ちゃんは人混みから脱出して
あたしの元へやってきた。




そして、
至極嬉しそうな笑顔で言った。






「わたしとゆい、同じクラスだよ!」







――よかった。
そう思うのと同時に
また咲ちゃんを騙し続けるんだ、という
罪悪感が膨らむ。






なんかあたしって
自業自得なのは分かるけど
罪悪感感じすぎだよね。






なんだかんだいって
あたしって優しいのかな。




なんて、
馬鹿なこと思いながら
ふふっと笑った。







「やった!咲ちゃん、今年もよろしくね〜」

「うん!あ、ちなみに二年二組ね!」

「わかった、ありがとー!」






二人で仲良く昇降口へ向かう。






この瞬間までも、
胸が痛かった。










   ×








長い長い式も終わり
HRの時間になった。





HRでは、
自己紹介を主にやるらしい。







ずっとぼーっとしてたから
自己紹介なんて聞いてなかったけど
今は咲ちゃんの発表だし
ちゃんと聞くことにしよう。







「えーと、佐藤咲乃です!知ってる人は知ってると思うけど、結構毒舌です!」






あは、と笑いながら
咲ちゃんが言った。





咲ちゃんと仲が良いらしい
クラスメートの数名が
咲ちゃんをからかったりしている。








……咲ちゃんって、
毒舌なんだ。








あたし、知らなかった。






まあ、知ってたところで
何も得なんてしないけど。





一瞬、咲ちゃんが
あたしに遠慮して
本性を出せないでいたんじゃないかって
不安になったりした。





きっと、そんなことないよね。










――あっというまに
自己紹介はあたしの番。







「宮野ゆいですっ!けっこう人見知りなんですけど、話しかけてくれたら反応しますっ」






恥ずかしそうに
そう言うと、
咲ちゃんが笑いながら
「かわいい〜」と言った。






「よ、よろしくおねがいします!」





ぺこり。





迫真の演技で
可愛い子を演じるけど
それが演技だってことに
誰も気づかない。







みんな、馬鹿みたい。







あたしに優しくしないでよ。




みんなを騙す最低なヤツだって
早く、怒っちゃえばいいのに。







なんであたしは
そんなことを思ってまで
演技をしているのか。







それの理由は、
あたしの過去にあった。

6ねここ ◆WuiwlRRul.:2013/04/08(月) 21:29:17 HOST:EM117-55-68-35.emobile.ad.jp








中学一年生のころ
あたしはまだ
猫なんてかぶってないし
サバサバした女の子のままだった。



そのときに親友だったのが
佐々倉悠乃(ささくらゆの)。





悠乃は、




可愛くて
みんなから好かれてて
何事も一生懸命で
誰にでも優しかった。





まるで、
今のあたしみたいに。








そんな悠乃が
ある日、









自殺した。








理由は
女子数人からのいじめ。






いじめている人と
悠乃以外
誰もわからないくらい
コソコソとしたいじめだった。






ただ、規模は小さくても
その内容が酷くて。






トイレに閉じ込めたり
汚い水をかけたり
汚いモップで顔を拭いたり





ときには、
いじめをしていた子の
お兄ちゃんの友達を使って
レイプをしたり。






さすがにレイプは
未遂で終わったものの
悠乃は精神的に病んできてしまった。







たびたびリストカットも
していたらしいけど
そんな悠乃の変化に
あたしは気づいてあげられなかった。









誰がこんな酷い
いじめをしたのか。






それは、
わからないままだった。







あたしも、
クラスメートも、
先生たちも。






悠乃が誰にも言わなかったんだ。
いじめていた人たちも
誰も「わたしがやった」なんて言わなかった。







悠乃が残したノートには
毎日どんな風にいじめられたかが具体的に書いてあった。






悠乃はどうして
いじめをした人を
みんなに教えなかったのか。





それは今のあたしも
よくわかっていない。











とにかく、
そういうことがあって
あたしは決めたんだ。









みんなに愛されていた
大好きだった悠乃がいないのなら
あたしが悠乃になろうって。







中学生のうちは
知り合いもたくさんいるし
できなかったけど。








高校生になってやっと
あたしは猫をかぶって
完璧な悠乃を演じた。

7ピーチ:2013/04/11(木) 06:08:50 HOST:EM49-252-215-55.pool.e-mobile.ne.jp
ねここ>>

久しぶりー! 読んだよー!

ゆいちゃん、普通にしててもかわいーよね絶対!←

8ねここ:2013/04/12(金) 16:25:50 HOST:s20-07.opera-mini.net[s1701113.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp]
5年前。
私はまだ小学生だった。


その頃はまだ猫はかぶってはいなかった。


それでも皆には優しくとてもいい性格だと思われていた。


でもある日。私のお母さんが再婚をした。これで6回目だ

その再婚の一回目から私の猫かぶりが始まった。




最初に再婚してできたお父さん。その人はとても暴力的な人だった。


その人からは何度も何度お母さんが殴られていた。
それを助けるために猫をかぶって
「私が頑張るから」

と言ってその場をおさめていた。

何度も再婚を繰り返し、今はとてもいいお父さんがいる。

そして最高の友達もいる。
それがいれば私は生きていける。

そう私の人生は始まったばかりだ。

end

9ねここ:2013/05/26(日) 12:39:45 HOST:s13-04.opera-mini.net[s520116.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp]
猫かぶり系女子〜after story〜

そして私の運命が大きく変わる忘れられない出来事が今日起こるのであった。

〜after story〜
第一章 猫をかぶる私とあなた〜共有する秘密〜

第一話 「今日も、猫かぶり」

青く澄みきった空を私は一人で昼休みに屋上で見上げていた。私はこの時間が好きだ。鳥のさえずり。虫の鳴き声。風が吹きすさぶ音。などいろんな音が混ざりあって出来るハーモニーが私の心を癒してくれる。

10名無しさん:2013/09/29(日) 22:01:39 HOST:wb78proxy12.ezweb.ne.jp
↑↑↑↑

11名無しさん:2013/10/13(日) 23:28:33 HOST:em117-55-68-178.emobile.ad.jp
***

12ピーチ:2013/12/06(金) 11:34:25 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
フリーザの一撃で、コヨミ&アンリ&ねここは消滅した。
それが彼女らの運命である。

ベッドの上にデスボールを落としたら、
コヨミさんの部屋もろとも大地を貫いてしまった・・ずどーん!!!


         【洗っていないチンポの話】

話変わりますが、昨夜風呂入ってないので、チンポの臭いが凄まじいです。
たまにはカラダ洗わなきゃな〜と思う今日この頃

13ピーチ 35歳:2013/12/06(金) 11:38:46 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
そういえば、亡くなった祖父もチンチンにカビはえてましたしね
チンチンはおろか、その他の場所も全て腐っていました。
以前、私が通っていた高等学校のサイトでもお話した内容を、
ここに記載しておきます。

カビというか・・・正確にはカワなんですけどね。
祖父が風呂に入った後、よくそうに廃棄物が浮いていたんです。
小さい頃、私はそれをカビと呼んでおりました。

貴方達に一言・・人間にとって何が大切か・・よく考えてみて下さい。

14ピーチ 35歳:2013/12/06(金) 11:39:43 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
また来ますね(*_*)(*_*)(*_*)
あたしピーチだよ〜♪

15ピーチ 35歳:2013/12/07(土) 01:05:36 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
エル♪エル♪チンポの色はエルエル♪エルエル♪
コヨミのアソコはエール♪

このチンポコにピーチのアソコのせーてー
チンコは貴方を見つめてる


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