したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

邪気眼少女と桜の欠片

145ピーチ:2013/06/23(日) 10:04:39 HOST:em114-51-18-22.pool.e-mobile.ne.jp
非日常的な出来事






「すみません」
 校長室に戻って、まず最初に天音がそう言った。
「は………? あ、あの、どういう意味で…?」
 当然、校長先生は意味が分からなくて混乱するわけで。
 事情を説明したら、さすがに彼が慌てたように聞いてきた。
「せ、生徒に影響は出ませんか!? 怨霊とかは……」
「ご安心ください。その心配はありませんので」
 天音が落ち着かせるように言って、飛湘が笑って頷く。
 それを確認して、校長先生が安心したように息を吐いた。
「では、私たちはこれで」
 仕事は終わったわけだから、もうここに留まる必要はない。
「あ、ありがとうございました」
「いえ。また何かあったら、どうぞ呼んでください」
 天音が小さく笑みを浮かべて軽い会釈を返し、俺たちはそのまま学校を出た。
「日永くんたちには、悪いことしちゃったかもね」
「仕方ないでしょう? 彼らは運が悪かっただけよ」
 ……運が悪いだけで済む問題とも思えないけどなぁ…。
「ま、何(いず)れ遭うこともあるでしょうね。…また何か、あればだけど」
 天音の言葉に、俺たちが小さく笑った。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板