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邪気眼少女と桜の欠片
121
:
ピーチ
:2013/06/02(日) 17:11:14 HOST:em114-51-132-215.pool.e-mobile.ne.jp
非日常的な出来事
三人の意見が一致した直後、突風が起こった。
「………は?」
突風が起こった地点を見れば、あの女の人が。
「……………」
いやいやちょっと待て。
いっくら何でも、美羽の言った通り魔女なんかじゃ―――。
思った直後、何かが俺の目の前をすり抜けた。
「……え?」
なに今の動物っぽかったけど。
そう思った瞬間、天神さんが血相を変えた。
「あぶな……っ」
「遅い」
天神さんを遮った人が、美羽の目の前に動く。
「あのさぁ…お前、いい加減諦めろよ。何のために俺らが此処に居ると思ってんの?」
いつの間にかどこからか取り出してた銀色に輝く剣を大きく振りかぶって。
「それができなきゃ―――…死ぬんだな」
………切り裂いた。
「はぁ……大丈夫か?」
そう言った彼が、後ろに居る美羽の方に首を巡らせる。
…何でだろう、何か今ものすごくイラッと来た。
「だ、大丈夫に決まってるだろう!」
「ならいいけどさ」
鼬の『気』に当てられたんじゃないかと思った、とか言ってる彼の傍で、天神さんが苦笑気味に笑う。
「えーと…君、名前なんて言うの?」
天神さんの言葉に、美羽が何度か目を瞬(しばた)かせて。
「ふ、ふんっ! そんなに知りたいなら教えてやってもいい、ぼくはミウ=ロ……」
「あー、結野美羽です」
電波が入った美羽が暴走する前に俺が笑いながら答える。
それを見た天神さんが、漆黒の瞳に僅かな困惑の色を映した。
「……じゃあ、美羽ちゃん、でいいのかな」
「知るかよ、俺に聞くなよ」
天神さんと隣に居る人がコソコソと話し出した直後、二人を遮るような妙に優しい声が聞こえた。
「結野さん、って言うのね?」
「……あの、天音さーん?」
天音と言うらしい人が美羽に話しかけたのを見て、二人の顔が引き攣った。
でも、そんなのに構うことなく天音さんはにっこりと笑って。
「ここに居ると危ないの。だから今だけ、みんなと同じ場所に居て?」
天音さんの言葉に美羽が言い返す。
「冗談じゃない! 誇り高い吸血姫(ヴァンパイア)が、魔女の言いなりになんかなるものか!」
美羽の発言に、一同が顔を見合わせた。
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