[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
An side GENERATION 〜DARKNESS〜
7
:
彗斗
:2013/04/01(月) 01:56:03 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
第四乃鍵 GODS of LOST EDEN 〜失われし神々の楽園〜
「実はですね……。私が入手した情報を解読すると……この周辺にある遺跡に神々の楽園(ロスト・エデン)に通じる遺産が在るとの情報をキャッチしたんですよ! この情報、凄くないですか!?」
「……俺にはその遺産の凄さが一切分からないがな……詳しく説明してくれないか?」
「しょうがないですね……では一から説明しますよ?」
夏希が説明する事を要約するとこう言う事になる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その昔、神々と対等に戦える力を持つとされる幻の超古代文明、「LOST・EDEN(夏希が所属している超古代学会がこの分明につけた名前)」があった。その分明が創り出す物は、全てに置いて遥かに今の世界に存在する物を軽く凌駕していたと言う……。
――だが、その強大な力を持っていた筈の文明は、滅び去ってしまった……。
だが彼等は滅び去る前に、各地の遺跡(かつて神殿や祭壇だった場所)に超古代文明の粋を集めた『遺産』を複数体だけだが安置した……。
そしてそれが一億年経った今でも遺跡の中で生き続けていると言うのだと言う……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ハハッ……妄想話も良い所だぜ? 流石の俺もそんな発見を望んじゃいないさ」
「それぐらいのロマンがなくてはこの世界はやっていけません!! 現に私だって……」
「――超高度な文明があったと信じたい……と?」
そこで夏希の言葉が無くなり、暫くの無言が続く……。だが、その無言を打ち砕くように雷輝は言った。
「お前のその信念、確かめに行くか? 俺の考えが正しいか、お前の理想が正しいかを!」
「!! 付いて来る気なんですか!? 私の調査に……!?」
信じられないと言う反応を、一瞬だけ見せた夏希。ラベンダー色の髪が風に揺れ、ただ煌めきを放っていた……。
その時、夏希は口を開いた。
「……遺跡の中には、遺産を守るためと考えられている『護壁兵』が配置されています。それによって私の助手も、研究グループの人間も……」
「――殺された……と?」
重苦しい雰囲気の中、雷輝は心にもない言葉をかけてしまう。だが、夏希はたいして気にはしていないようだ。だが……悲しい雰囲気を醸し出している。
「はい…私の祖父も父も……。私には今、一人も仲間がいないのです」
――俺と一緒だ。
それこそ雷輝が素直に思った感情だった。一人になった経緯は違えど、頼る者がいない事には変わりない。
そう考えた雷輝は、座っていた岩から腰を上げ、夏希の前に歩み寄った。
「ソイツがどうした。俺はお前の理想か、俺の考えが正しいか確かめたいだけだ。だから――」
――俺と来ないか?
その時、彼女の顔に透き通った雫が二つ、流れた様な気がした……。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板