武田世界-異常者の悪戯-

7：チェリー：2012/12/26(水) 10:58:45 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp: でも、疑い出すと限りが無い。キリがねぇって奴さ。無限だけに。
まぁ、いいや。そんなことは。
「仲河、教室行くぞ。」
「ああ」

「みんな、席に憑くんだ。」
武田先生は云う。
「今日は、転校生が来たらしいぜ。」「坂田御凪っていう。」
嘘だろ。坂田、御凪・・・って、あの坂田かよ。
そう思っている僕に応えてか。
「そうよ。」
と云い、美女が入ってきた。
彼女は、雰囲気も無く、声には感情が無く、表情も、無。
虚無。やはり、あいつだ。『美しき預言の魔女』か。
「仲河君、久しぶりね。あたしに似てる人。サイコパスなのよね、あなた。」
「違うよ。僕は。きみは、サイコパスだけどね。」
良心が無い彼女は、うまれながらの悪。ゆえに、世間から虐げられてきた。
そうじゃないにせよ、彼女は悪。凶悪なる存在。虚無の魔女である。
8：チェリー：2012/12/26(水) 11:04:10 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp: 「武田先生よ、彼女は悪だぜ。なんで連れてきた。」
僕は云う。武田の思惑を確かめたい。
「この学校が、聖義だからだ。ゆえに、悪にも宿る聖義を学ばせようかと。」
気違いじみた理由だった。僕ら聖義ゆえに、悪を学校に連れてきたのだ。
悪を学ばせるために。なんて、聖義なんだ。異常な聖義だよ、武田の聖義は。
「先生・・・あのな・・・」
「なんだよ、仲河誠一。」

「あんた、サイコー超越えているぜ。乗ろう、その計らい。」

僕らははじまった。悪と聖義の宣戦布告的なことが。
9：光の超越神チェリー・ルーチェ：2012/12/26(水) 22:49:44 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp: 「はいはい。二人ともそこまでだぜ。読者のことも気にしなさい。作者も困るでしょ。」
武田先生・・・ここでまさかのメタ発言・・・なんなんだろ、本当、こいつ。
10：光の超越神チェリー・ルーチェ：2012/12/26(水) 22:51:09 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp: 「さて、仲河。もう僕が語りをするから、誠一さんが主人公やってね。」
「はい」
というわけで、ここからは、また、あたしこと武田先生が語りです。
11：チェリー：2012/12/27(木) 11:23:37 HOST:ntfkok217066.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp: ～※唐突ですが、外伝をお楽しみ下さいな。～

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