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界螺旋聖・遠方見聞録
58
:
彗斗
:2013/07/07(日) 12:38:33 HOST:opt-115-30-141-24.client.pikara.ne.jp
第二十八乃呪印 魔法の盲点
「だから遅いって……音を消した音だって速さが変わらないんじゃ意味が無いだろ?」
ヒョイヒョイと容易にかつ、身軽に避けきって見せるメテオ。だが彼女達は、顔色一つ変えない。その様子を訝しんだメテオは、その瞬間ある事に気が付いた。
――音の無くなった音は『音』ではなく、『魔法の塊』と化している事に……。
「フフッ。ようやく気が付いたの? 魔力を集中させれば速度は、音の特徴が無くなった『音』だから、無限に加速していく……どう? 勝てる気がすると言うの?」
その声を聞いた時、メテオは自分の周囲に、無数の魔力の塊がある事に気が付いた。そしてそれは、全て爆ぜ、衝撃波と共に大気を押し退け、メテオを包み込み爆発した。
「全く……手がかかる神様っているモノなのね。」
「面目丸潰れ。そうとしか言いようがないな。なぁ、メテオ?」
最早万事休すと思われ矢先、予想もしていない者達が乱入した。――巫女と魔女だ。彼女達はそれぞれ炎の壁、魔法壁を瞬時に発生させ魔法の塊からメテオを護り切った。そして爽と桜は、メテオにある提案をした。
「アイツ等の力が合体して発現するなら……」
「私達の技を合体させればいいのよ!」
「……!! 成程……! その手があったか……!」
その提案を受け入れたメテオは、また周囲に魔力の塊を察知。瞬時に二人を抱き寄せ、垂直に光速魔法で飛び上がった。そして二人を抱き寄せていた腕を放し、自身の必殺技の構成を編み、発射できる状態にした。もちろん他の二人も、同じ状態になっていた。
「『閃星砲 スターダスト・ミーティア』!」
「『魔衝壁 ・魔撃双砲撃』!」
「『皆紅 塵雪双牙』!」
三方向から放たれた各々の技が、衝突し、膨大な魔力を秘めた物体が浮き上がった。そしてメテオを中心に、左右から爽と桜が寄って来た。そしてお互いの顔を見て頷き合い、最後に溜めていた魔力を注ぎ込み、一気に三姉妹に向かって放った。
「「「閃紅衝壁 ダブル・ウエポン・スターダスト!!」」」
その直後、抵抗した三姉妹の魔法とメテオ達の魔法が衝突し、即座にその辺りが消し飛ぶ大惨事になった事は言うまでもないだろう……。
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