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界螺旋聖・遠方見聞録

41彗斗:2013/03/21(木) 22:33:55 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
十九乃呪印 烈風と暴風
――逆転に次ぐ逆転
 この言葉が今の勝負にぴったりだ。今までまともな呪印を放つ事が出来なかった爽は、この勝負を経て呪印を扱えるようになった。
 だが、相手は人間とは違い、魔術や妖術等を扱う事に長けている妖精である。一筋縄ではいかない事も爽の想定している範囲内だ。勿論の事だが―――呪印を使ってくる事も。
「『斬風呪印! 嵐風斬奏!!』」
 彪華も負けじと、切り札である呪印で迎え撃つつもりなのだろうか、呪印を宣言した途端、縹色の双眸を閉じてしまったのだ。だが双眸を閉じたと同時に、彼女の両手に気流が集束を始めた。しかも集まった気流の量は半端な量ではなく、彼女の呪印の威力の絶大さを物語っている……
 爽の放った風の大砲は遠く離れている筈の彪華の元にまで威力を弱めずに突っ込んできている。その状況の中で彪華は閉じていた双眸をカッと見開き両手を思いっ切り叩いた。
――放たれたのはとんでもない程のカマイタチである。
 放たれた切れ味の鋭い風の刃は、四方八方に弾け飛び、無差別に周囲にあるものを切り刻む。
「なっ!? ……へへっ、流石は妖精といったところだな」
 爽はほんの少しだけ微笑を浮かべた後、大砲を放っている手に力を込める。
「勝負だ彪華! お前と俺の……どちらが勝つか!!」
 その言葉を言い終わった後、二つの大技が激突した!!


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