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界螺旋聖・遠方見聞録

37彗斗:2013/03/17(日) 21:28:11 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
十七乃呪印 吹き荒れる風の精と叢雲少女 〜幻惑に乗せた混沌〜
「桜、穹、響!! 後ろだ危ない!!」
 メテオがそう叫んだ瞬間メテオの横で飛んでも無い大きさの轟音が鳴り響いたと同時に二つの光弾が撃ち放たれた。そして桜達の傍を当たる寸前で横切り……
――見えない風の砲撃と正面から衝突し爆風と轟音を撒き散らした。
「魔衝門・魔撃双砲撃」
 と、隣から静かだが力強い爽の声がした。その群青色の双眸には強い覚悟の意思が灯っている。そして呟きの後、大きく声を出してこう叫んだ。
「……気を付けろ。恐らくこの神社の結界の外に居る者達は全員、奴の手中にあるんだ。コイツを放って来た奴も例外じゃない」
 と言った後、桜達の背後に広がる大空をキッと睨みつけた。爽が睨みつけた先には……
――『吹き荒れる風の精』の二つ名を持った風の妖精、風斬 彪華が立っていたのだ!
「さぁ…一体全体、これはどう言う事かしら? 簡単に説明して貰おうかしらね」
 ゆっくりと爽の睨む方向に振り返った桜は、不敵な笑みを浮かべながら言った。すると、返事の代わりに一陣の風が吹き、爽と彪華を包み込む巨大なドームが出来ていた。
「……彪華、これは俺と遊びたいって事か?」
 静かに札を構えながらボソッと呟いた。彪華はその言葉に呼応するかのように微かに微笑み、こう言った。
「……術式戦、開始……」


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