それでもきっと。 - 1352006454

1：ルイ：2012/11/04(日) 14:20:54 HOST:228.net112138110.t-com.ne.jp: 初めまして。ルイと申します。

稚拙な文章ばかりで面白みに欠けていると思いますが
読んでくださったら嬉しいです。
感想なんかもらえたら、もう感激です(笑)

よろしくお願いします。
2：ルイ：2012/11/04(日) 15:20:46 HOST:228.net112138110.t-com.ne.jp: 私が初めて彼と出会ったのは、命を絶とうとしていたその瞬間だった。

事故で両親を亡くし叔父に引き取られたのは小5の事。
転校先では両親がいない事が原因でイジメを受け、唯一味方でいてくれた叔父は病魔に侵され、眠るように息を引き取った。
中学に上がるとイジメはますますエスカレートし、私は傷だらけで3年間を過ごした。

何度も死のうと、した。
でも出来なかった。私の意志が弱かったから。
それでも何とか今日まで生きてきたけれど、もう疲れてしまった。

私が住んでいるマンションの屋上。
叔父が亡くなってからは、独りで部屋の窓から夜景を眺めるのが日課になっていて、私のただひとつの楽しみだった。
フェンスに手をかければ、目の前に広がる夜の街。
もう見る事が出来ないんだと思ったら、ちょっとだけ胸が痛んだ。

覚悟を決めなきゃ。
そう思いフェンスから身を乗り出したとき、その手を誰かが掴んだ。

「……!?」

驚いて振り返ると、そこには背が高く金に近い茶髪をした整った顔立ちの男が立っていた。
じっと見つめてくる瞳に、言葉が出てこない。
しばらくすると男が口を開いた。

「…何してるの？」
「……」
「まさか、夜景を見てた訳でもなさそうだし」
「……」
「自殺でもする気かな？」

軽い言い方に、腹が立った。

「貴方には関係ない。」

はっきりとそう告げると、男は「ふーん」と呟いた。

「…どこか行ってください」
「どうして？俺の事は気にせずにどうぞ？」
「……は…？」
「死にたいんでしょう？」

何なのこの人。
言い返そうと思っても、餌を求める金魚みたいに口をぱくぱくする事しか出来なかった。

「怖いの、もしかして？」
「なっ…怖くなんかない！」
「そう。俺は夜景を見に来ただけだからさ」
「……」
「怖いなら、手伝ってあげようか？」
「え？」
「ほら、おいで」

掴んだままだったその手を引かれ、フェンスを飛び越える。
広がる夜景の中で、冷たい目をした彼。

「ほら、どうぞ」
「う…そ、」
「タイミングが掴めないのなら、俺が教えてあげる」

そう言って、背中を押された。

「いやぁああっ！」

恐怖に泣き叫んだ。
落ちていくと思った身体は瞬間引き寄せられ、強く抱き寄せられる。
そして頬を両手で強く挟まれた。

「何を思った？」
「ぅ、うぇ……っ…」
「ねえ？」
「こ、こわ…ぃ…っ…、」
「まだ死ぬつもり？次は本当に落とす？」
「嫌、ぃや…！」

必死に頭を振れば、再び彼の腕の中。

「また死のうとしたら、許さないからね」

耳元でそう言われて、年甲斐もなく泣いた。

彼は、私が死んだら悲しんでくれるひと？
彼は、私が生きたら喜んでくれるひと？

温かい腕の中、そんな事を思った。
3：上総 ◆Dg4hSzxcdc：2012/11/04(日) 22:40:57 HOST:zaqb4dc9d7e.zaq.ne.jp: >>ルイさん

初めまして！
私も少なからずここで小説を書かせて頂いています、上総と言う者です＾＾*
小説を読みました！彼女の今までの人生や彼との出会い、その後の続きが気になります。
辛い人生を生きて来た主人公の少女と謎の彼。こういうストーリーは大好きです。続きを楽しみに待っています+。
4：ルイ：2012/11/04(日) 22:44:58 HOST:228.net112138110.t-com.ne.jp: 上総さん>>

初めまして！ありがとうございます(^^)
読みにくい文章だとは思いますが
また続きも頑張って書いて行こうと思うので
よろしくお願いします。
5：上総 ◆Dg4hSzxcdc：2012/11/04(日) 22:50:50 HOST:zaqb4dc9d7e.zaq.ne.jp: >>ルイさん

そんなこと無いと思います！
続きも頑張って下さい。これからも更新ごとに少しかも知れませんが感想を投稿させて頂きます+。
迷惑でなければですが；

こちらこそ、よろしくお願いしますね。
6：ラビ：2012/11/10(土) 09:34:39 HOST:softbank126059176085.bbtec.net: はじめましてラビと申します。
ルイさんの小説、とても感動しました。
続きが気になります！！
あと、私も、感想を投稿させてください。
それに、迷惑でしたら、いつでも言ってくださいね
よろしくお願いします！！