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トップ・オブ・お嬢様

6しおな:2013/01/24(木) 21:34:48 HOST:ZV000045.ppp.dion.ne.jp
パソコン室に入り、情報処理について学ぶ。

・・・てか、やっぱ具合悪いかも。そうゆうときにパソコンって、すごく毒だ。

「・・・ぉぇ・・・」
「ちょっと、変な声出さないでよ!」
「・・・す、すまん。」
「あんたやっぱ顔色悪いわよ、大丈夫?」

加恋に顔をのぞきこまれながら、とにかくパソコンをかちかちかち・・・。。
べ、別に大丈夫だし・・・。
だって倒れたら西山さんにバカにされるよ、たぶん。

「ごまかしてるの・・・?あほなの?ばかなの?保健室行けよ!!」
「お、おっと加恋さん言葉づかいが悪いですよ・・・」

で、でも、ほんとに、もうこれは、倒れそうです・・・

「・・・ちょ、ちょっと、刹?」
「ご、ごめ、加恋、あたしもう、だめだ・・・」
「刹!」

がたん・・・

「黄桜様!」
「刹様!」




「ん・・・」
「刹、大丈夫?」
「・・・あらら、あたし倒れちゃったの?」
「ばっかじゃないの、だから早く保健室行けって言ったのに。」

きっと、昨日のお父さんの話が、体にも響いているんだ。
心は受け止めたつもりだったのに、体が上手についていかない。

いやだな、こんなことくらいで。わかってるのに、自分が、逃げられない運命を背負う

お嬢様なんだって。

あたしは体を起こした。まだ頭が痛い。

がちゃっと扉が開き、養護の先生が入ってきた。

「あら、目がさめた?」
「あ、えぇ、すみません・・・。」
「おうちの方には連絡したので、お迎えがいらしたら帰りましょうね。」
「はい、ありがとうございます。」

十数分後、西山さんが迎えに来てくれて、あたしは校舎をでた。

「ははっ、倒れちゃったねー・・・」
「ほら、言わんこっちゃないですね。」

西山さんは困った顔で言った。

「でも、ちょっと寝たからだいじょうぶだよ。」
「うそつくのはやめてください、足がふらついてますよ。」

そういいながら、西山さんはあたしをもちあげた。

「ちょちょちょちょ!だ、大丈夫だって!歩けるよっ・・・!おろして、重いでしょ!」

こ、これは・・・

お姫様抱っこ!!!

「だめです、おろしません。具合悪い時くらい、
 素直に人に甘えたらどうですか。」
「・・・。」
「俺は、あなたがほっとけないんだ・・・」

・・・あれ?
今、西山さんが「俺」って・・・。

あたしはびっくりして西山さんを見つめてしまった。
すると西山さんがはっとして、少し慌てながら

「す、すいません、今のは忘れてください・・・」

うわ・・・、焦ってる西山さんなんて、初めて見たよ・・・。


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