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+不死鳥+

83日陰:2012/11/24(土) 21:51:19 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
  +第5話+  +其の08+

 顔を向けると、そこには白衣姿の伊鈴がこちらに歩いてきているのが見えた。
 「…貴様……!!?」
 「なぜ、貴方がこんな処に居るんですか。五十嵐元総帥代行…」
 竜泉が声を上げる。するとその前に即座に数多が飛び出し、険しい顔をする。
 「悪いんですが、今はそれにお答えする時間は御座いません。ちょっとどいてください……」
 伊鈴は数多に敬語の言葉をぶつけながら、肩に手をおいて横にどけ、前へと進む。
 「一体何故貴様がここにいる。何より前総帥代行の貴様が何故こんな処に出向いている…」
 「何度も言わせないで、その問に答える時間はない。それに今回は情報をあげに来たのよ」
 伊鈴のその言葉に皆は「情報?」と聞き返す。
 「えぇ。今は不死者、一見一夜だけを敵意識しているみたいだけど、敵はそれだけじゃなくなったわ…」
 その言葉に「どういうことだ!?」と叫びながら高野は立ち上がる。
 「……知ってるでしょ?軍の軍士を育てる施設を守る『軍事用施設保護番犬』。そいつらがここ(守り屋)と殺し屋を破壊しようとしてんのよ」
 3人は目を丸めて伊鈴を見る。元々、「軍事用施設保護番犬」と言うものは「軍人教育施設」というところから離れてはならぬものなのだ。何故ならば、その教育施設を守ることが、「軍事用施設保護番犬」の生きる意味だからだ。そんな奴らがなぜ守り屋と殺し屋の両方を狙っているのか…。
 「なぜ、そのような奴らが我々を狙っているのだ…!!?」
 「あっちで軍の噛まされ犬すんのが嫌になったんでしょ?…っで、話はもどるけど、2週間くらい前に、外国人を乗せた貿易船が沈没した事件あったでしょ?それ、その『軍事用施設保護番犬』がやった確率が高いのよ……」
 青い顔をする高野に伊鈴は答える。
 2週間前の貿易船沈没事件。それはかの、ノルマント号沈没事件よりも世間を一時的に震えあがらせた。最初は事故とみられていたその事件だったのだが、沈没した船から、貿易物が消えた空箱と大量の刺殺体が見つかったことかっら事故とは思えなくなった。
 「だが、日本に来て我々を潰したところで奴らに一体何の利益があるというのだ!」
 「解りませんよってのよ!私だってそこにまで耳も目を行き届きませんよぉ〜?……っで、今日本に居る軍犬は8人。そのうちの一人、アリミノ・ディラ・ミキフという青年は、不死者一見一夜の護衛についている。その青年は多分大丈夫よ……」
 また心のこもっていない敬語をする伊鈴。


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