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+不死鳥+
156
:
日陰
:2012/12/06(木) 19:43:44 HOST:i121-113-228-192.s41.a018.ap.plala.or.jp
+第10話+ +其の09+
「―――…イインデスカイ?」
「…あん?」
屋敷の屋根の上。今にも崩れそうな屋根の上で、架月は秘黒に聞いた。目の前には、砂煙が立って視界が悪いが、これから勝負が始まることぐらい容易に予測できる。
「ダカラ。アノ子タチノ頭領ガ、屋根ノ上デタダ見テルッテノハマズクナイ?」
架月はしゃがむように座りながら、立つ秘黒に笑いかける。
「不味いも何もあるか…。あいつらも、勝てない喧嘩を売るほど馬鹿じゃねぇ……それに」
秘黒は架月に向けていた顔を下で立つ砂煙に目を向ける。
「…あの小娘は俺が出て行くほど強かねぇだろ?」
不意に吹いた風が不敵に笑う二人の髪を横になびかせた。
+――――――――――+
(―――……………!来るッ……)
功刀は前を見ながらそう思うと、煙が立って遮られていた視界が一瞬ではじける。それと同時に功刀の目の前からリズが現れ、右手に握った大剣を功刀に向かって振り落とす。
功刀はそれを上に軽く飛びながら避ける。険しい顔で功刀は無邪気に笑う少女を見る。
「―――…てめぇ……やっぱ、只の餓鬼じゃねぇんだな…」
「只の餓鬼が大剣持って殺し屋に殴り込む?」
「ソラそうだぁ…」功刀は不気味に笑いながら足をリズの後頭部に叩き落とす。
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